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学びについて学び続けて(現時点で)学んだこと / scrum-fest-osaka-2021
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bonbon0605
June 26, 2021
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学びについて学び続けて(現時点で)学んだこと / scrum-fest-osaka-2021
bonbon0605
June 26, 2021
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Transcript
学びについて学び続けて(現時点で)学んだこと Jun 26, 2021 Ogasawara Shinya EC Incubation Development Department
Rakuten Group, Inc.
2 自己紹介 氏名:小笠原晋也 所属:楽天株式会社 役割:ヴァイスマネージャー 2016年に「教育心理学概論」という本の読書会に参加したことをきっかけに、 認知科学や学習科学などが関連する分野の内容について、 継続的に学習を行っています。
3 これまで扱ってきた内容(一部) 教育心理学関係 勉強会/読書会 https://educational-psychology.connpass.com/ (2021年6月16日現在) 三宅芳雄、三宅なほみ『教育心理学概論』(放送大学教育振興会、2014) https://books.rakuten.co.jp/rb/12682339/ (2021年6月16日現在) 山岸俊男『信頼の構造』(東京大学出版会、1998)
https://books.rakuten.co.jp/rb/973576/ (2021年6月16日現在) キース・E・スタノヴィッチ『現代世界における意思決定と合理性』(太田出版、2017) https://books.rakuten.co.jp/rb/15118085/ (2021年6月16日現在) 鹿毛雅治(編)『モティベーションをまなぶ12の理論』(金剛出版、2012) https://books.rakuten.co.jp/rb/11662190/ (2021年6月16日現在) ティモシー・ウィルソン『自分を知り、自分を変える 適応的無意識の心理学』(新曜社、2005) https://books.rakuten.co.jp/rb/3564013/ (2021年6月16日現在)
4 教育心理学、認知科学、学習科学などなど についての読書会を5年ぐらい続けてきました。 まだまだ知りたいことがたくさんあります。 画像:いらすとや
5 Q.なぜ続けているの? 画像:いらすとや
6 楽しいから ・内容が好み(趣味としての楽しさ) ・コミュニティの人から得る気付き ・ついでに色々な場面で役に立つ 画像:いらすとや
7 今回、言いたいこと 画像:いらすとや
8 楽しいことと、続けることの大切さ 画像:いらすとや
9 フロー理論 画像:いらすとや
10 “フローとは、自己の没入感覚をともなう楽しい経験を 指し、人はこのフローを通してより複雑な能力や技能 をもった存在へと成長していく。” (浅川希洋志(2012). 楽しさと最適発達の現象学|フロー理論 鹿毛雅治 モティベーションをまなぶ12の理論 金剛出版 pp.162)
画像:いらすとや
11 フローモデル(八分図) 不安 覚醒 フロー 統制 くつろぎ 退屈 無関心 心配
能力 挑戦 ミハイ・チクセントミハイ(2003). フロー理論のこれまで 今村浩明、浅川希洋志(編) フロー理論の展開 pp.19 図3を参考に作成
12 経験の質 ミハイ・チクセントミハイ(2003). フロー理論のこれまで 今村浩明、浅川希洋志(編) フロー理論の展開 pp.25 図4を参考に作成 -0.4 -0.3
-0.2 -0.1 0 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5 0.6 集中 目標の重要性 楽しさ 活動欲求 低挑戦 – 低能力 高挑戦 – 高能力 低挑戦 – 高能力 高挑戦 – 低能力 不安 フロー くつろぎ 無関心 ストレス つまらない
13 能力も挑戦も、客観的な値ではなくて、 自分がどう捉えているか 画像:いらすとや
14 画像:いらすとや 不安 覚醒 フロー 統制 くつろぎ 退屈 無関心 心配
能力 挑戦 ミハイ・チクセントミハイ(2003). フロー理論のこれまで 今村浩明、浅川希洋志(編) フロー理論の展開 pp.19 図3を参考に作成 フローモデル(八分図)(再掲) 他人から見たら ここ 自分から見たら ここ 自分がどう捉えているかが、 モティベーションに繋がり、 その経験から得られる 結果にも繋がる
15 (環境に依存する部分はあれど) 自分で工夫(調整)できる部分も多いのでは 画像:いらすとや
16 たとえば、 画像:いらすとや
17 専門書を読んでも内容が理解できなさそう。 自分には合ってないのでは。 画像:いらすとや 不安
18 コミュニティのみんなで読み進める。 力を合わせれば何かが分かるのでは。 画像:いらすとや 能力UP
19 お互いの理解を共有しあって、 1人では気付かないことがたくさん分かる。 読書会が楽しい。 画像:いらすとや フロー
20 読書会ばかりやっていると、 同じようなことの繰り返しで飽きてくるな 画像:いらすとや 退屈
21 これまで学んだことをまとめて、 どこかで発表してみよう。 誰かの役に立つかもしれない。 画像:いらすとや 経験UP
22 発表を通じて気付くことがたくさんあるし、 反応が返ってくると嬉しい。 読書会で学んでいって違う発表もしてみたい。 画像:いらすとや フロー
23 経験の質(再掲) ミハイ・チクセントミハイ(2003). フロー理論のこれまで 今村浩明、浅川希洋志(編) フロー理論の展開 pp.25 図4を参考に作成 -0.4 -0.3
-0.2 -0.1 0 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5 0.6 集中 目標の重要性 楽しさ 活動欲求 低挑戦 – 低能力 高挑戦 – 高能力 低挑戦 – 高能力 高挑戦 – 低能力 不安 フロー くつろぎ 無関心 楽しかったり 続けたいと思うことは、 学び、成長していくことへの 必要条件ではないか
24 楽しさは天から降ってくるものだけではなくて、 (ある程度)自分で創り出せるもの 画像:いらすとや
25 自分が動くことによって 経験の質をよくしていくことができる 画像:いらすとや
26 参加者としては、巻き込まれるのも良い方法では 画像:いらすとや
27 ・教育心理学Meetup ・技術書典への参加 ・隔週土曜日のミニ発表会 ・三宅芳雄先生を招いての座談会 画像:いらすとや
28 実践として 画像:いらすとや
29 まずは スクフェスを楽しみましょう 画像:いらすとや
30 あなたにとって、挑戦的で、出来そうな 行動はありますか? 画像:いらすとや
31 ・スクフェスに参加する ・Discordで「888888」する ・Discordに意見を書く ・Discordのvoiceチャットに入ってみる ・発表者に質問する ・懇親会で知り合いを増やす ・プロポーザルを出す ・自分で発表する ・コミュニティで参加して運営をやる
・別のスクフェスを開催する ・会社にスポンサーになってもらう 画像:いらすとや
32 コミュニティ活動を一緒に楽しんでいきましょう 学びと心理学への参加も大歓迎です 画像:いらすとや
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