Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

令和6年度診療報酬改定における医療DX解説

CLINICS
August 02, 2024
450

 令和6年度診療報酬改定における医療DX解説

CLINICS

August 02, 2024
Tweet

More Decks by CLINICS

Transcript

  1. 01 はじめに 02 令和6年度診療報酬改定における医療DXについて • 令和6年度診療報酬改定における医療DXのポイント • 令和6年度診療報酬改定における医療DXの全体像 • ①医療情報・システム基盤整備体制充実加算の見直し

    • ②医療DX推進体制整備加算の新設 • ③在宅医療DX情報活用加算の新設 P02 P05 CONTENTS 03 CLINICSオンライン診療について • CLINICSオンライン診療でできること • CLINICSオンライン診療はマイナ保険証のオンライン資格確認に対応 • フォローアッププログラム実施中 • CLINICSオンライン診療が選ばれる理由・特徴 P12 ©MEDLEY, INC. 2
  2. ©MEDLEY, INC. 令和6年度診療報酬改定における医療DXの全体像 令和6年度診療報酬改定にまつわる医療DXの全体像は以下になります。次ページ以降で①〜③の新設・見直し事項について説明いたします。 オンライン資格確認等システム 患者 受付 マイナンバーカード 医療機関等 オンライン資格確認端末

    患者 マイナンバーカード 居宅同意取得型 Webサービス 医療機関等 訪問した医療関係者の モバイル端末で読み込み オンライン資格確認端末 訪問診療等の場合 対面診療の場合 ①医療情報・システム基盤整備体制充実加算の見直し ③在宅医療DX情報活用加算の新設 ②医療DX推進体制整備加算の新設  電子処方箋システム 電子カルテ情報共有    サービス 体制整備加算では R7年3月まで経過措置 体制整備加算では R7年9月まで経過措置 医師等 医師 看護師       資格情報 特定健診等情報/薬剤情報/患者同意情報 情報の連携 情報の連携 患者の同意情報等を連携する 7
  3. ①医療情報・システム基盤整備体制充実加算の見直し 保険医療機関・薬局におけるオンライン資格確認等システムの導入が原則義務化され、オンライン資格確認に係る体制が整備されていることを 踏まえ、医療情報・システム基盤整備体制充実加算の評価の在り方を見直す。 項目 点数 ▼初診時 医療情報・システム基盤整備体制充実加算1 4点 医療情報・システム基盤整備体制充実加算2 2点

    改訂前 項目 点数 ▼初診時 医療情報取得加算1 3点 医療情報取得加算2 1点 ▼再診時(3月に1回限り算定) 医療情報取得加算3 2点 医療情報取得加算4 1点 改訂後 [施設基準] 1. 電子情報処理組織を使用した診療報酬請求を行っていること。 2. オンライン資格確認を行う体制を有していること。 3. 次に掲げる事項について、当該保険医療機関の見やすい場所  及びホームページ等に掲示していること。   ア オンライン資格確認を行う体制を有していること。   イ 当該保険医療機関を受診した患者に対し、受診歴、薬剤   情報、特定健診情報その他必要な診療情報を取得・活用し   て診療を行うこと。 ©MEDLEY, INC. [施設基準] 1. 電子情報処理組織を使用した診療報酬請求を行っていること。 2. オンライン資格確認を行う体制を有していること。 3. 次に掲げる事項について、当該保険医療機関の見やすい場所   及びウェブサイト等に掲示していること。   ア オンライン資格確認を行う体制を有していること。   イ 当該保険医療機関を受診した患者に対し、受診歴、薬剤情報、    特定健診情報その他必要な診療情報を取得・活用して診療を    行うこと。 8
  4. ②医療DX推進体制整備加算の新設 オンライン資格確認により取得した診療情報・薬剤情報を実際に診療に活用可能な体制を整備し、また、電子処方箋及び電子カルテ情報共有サー ビスを導入し、質の高い医療を提供するため医療DXに対応する体制を確保している場合の評価を新設する。 項目 点数 医療DX推進体制整備加算 8点 医療DX推進体制整備加算(歯科点数表初診料) 6点 医療DX推進体制整備加算(調剤基本料)

    4点 [施設基準(医科医療機関)] (1)オンライン請求を行っていること。 (2)オンライン資格確認を行う体制を有していること。 (3)医師が、電子資格確認を利用して取得した診療情報を、診療を行う診察室、手術室又は処置室等において、閲覧又は活用できる体制を有していること。 (4)電子処方箋を発行する体制を有していること。(経過措置 令和7年3月31日まで) (5)電子カルテ情報共有サービスを活用できる体制を有していること。(経過措置 令和7年9月30日まで) (6)マイナンバーカードの健康保険証利用の使用について、実績を一定程度有していること。(令和6年10月1日から適用) (7)医療DX推進の体制に関する事項及び質の高い診療を実施するための十分な情報を取得し、及び活用して診療を行うことについて、    当該保険医療機関の見やすい場所及びウェブサイト等に掲示していること。 ©MEDLEY, INC. [算定要件(医科医療機関)] 医療DX推進に係る体制として別に厚生労働大臣が定める施設基準を満たす保険医療機関を受診した患者に対して初診を行った場合は、 医療DX推進体制整備加算として、月1回に限り8点を所定点数に加算する。 9
  5. ③在宅医療DX情報活用加算の新設 居宅同意取得型のオンライン資格確認等システム、電子処方箋、電子カルテ情報共有サービスによるオンライン資格確認により、 在宅医療における診療計画の作成において取得された患者の診療情報や薬剤情報を活用することで質の高い在宅医療を提供した場合について、 新たな評価を行う。 項目 点数 在宅医療DX情報活用加算 10点 在宅医療DX情報活用加算(歯科訪問診療料) 8点

    訪問看護医療DX情報活用加算 5点 [算定要件(医科医療機関)] 別に厚生労働大臣が定める施設基準を満たす保険医療機関において健康保険法第3条第13 項に規定する電子資格確認等により得られる 情報を踏まえて計画的な医学管理の下に、訪問して診療を行った場合は、在宅医療DX情報活用加算として、月1回に限り所定点数に8点を加算 する。ただし、区分番号A000に掲げる初診料の注15、区分番号A001に掲げる再診料の注19若しくは区分番号A002に掲げる外来診療料の 注10にそれぞれ規定する医療情報取得加算、区分番号A000に掲げる初診料の注16に規定する医療DX推進体制整備加算、区分番号C003に掲 げる在宅がん医療総合診療料の注8に規定する在宅医療DX情報活用加算又は区分番号C005に掲げる在宅患者訪問看護・指導料の注17(区分番 号C005-1-2の注6の規定により準用する場合を含む。)若しくは区分番号I012に掲げる精神科訪問看護・指導料の注17にそれぞれ規定 する訪問看護医療DX情報活用加算を算定した月は、在宅医療DX情報活用加算は算定できない。 ©MEDLEY, INC. 10
  6. ③在宅医療DX情報活用加算の新設 ©MEDLEY, INC. [施設基準(医科医療機関)] (1)オンライン請求を行っていること。 (2)オンライン資格確認を行う体制を有していること。 (3)居宅同意取得型のオンライン資格確認等システムの活用により、医師等が患者の診療情報等を取得及び活用できる体制を有していること。 (4)電子処方箋を発行する体制を有していること。(経過措置 令和7年3月31日まで) (5)電子カルテ情報共有サービスを活用できる体制を有していること。(経過措置

    令和7年9月30日まで) (6)(2)の体制に関する事項及び質の高い診療を実施するための十分な情報を取得し、及び活用して診療を行うことについて、 当該保険医療機関の見やすい場所に掲示していること。 (7)(6)の掲示事項について、原則としてウェブサイトに掲示していること。 [対象患者(医科医療機関)] 在宅患者訪問診療料(Ⅰ)の1、在宅患者訪問診療料(Ⅰ)の2、在宅患者訪問診療料(Ⅱ)及び在宅がん医療総合診療料を算定する患者 ※「在宅患者訪問診療料」に関しましては下記参照。 参照元:令和6年度診療報酬改定の概要【在宅(在宅医療、訪問看護)】|厚生労働省 11
  7. フォローアッププログラム実施中 ©MEDLEY, INC. 当プログラムでは、予約向上を目指す医療機関様向けに、“CLINICSオンライン診療”ご導入後の無料の活用面談を実施しております。 CLINICSオンライン診療を通じて、貴院の診療効率を高め、患者様により良いサービスを提供できるようサポートいたします。 どの患者さんに 案内すれば良いのか? 適切な患者層を特定し、 効果的なアプローチを検討します。 患者さんにどのように

    案内すれば伝わるのか? 患者様に分かりやすく伝わる案内 方法やコミュニケーション方法を アドバイスします。 どのような診療メニュー を作るのが良いのか? 患者様のニーズに応じた 診療メニューの構築をサポートし 満足度の向上を図ります。 こんなお悩みをお持ちの医療機関様へ 15
  8. 17