Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
禁忌解放~TableauとLookerを連携して究極のBI環境を召喚する
Search
tama-chang
June 19, 2020
Technology
0
3.6k
禁忌解放~TableauとLookerを連携して究極のBI環境を召喚する
tama-chang
June 19, 2020
Tweet
Share
More Decks by tama-chang
See All by tama-chang
データ分析の世界で今後必要とされる役割 「Purple People」とは
cmtamai
3
2.9k
Transform〜メトリクスレイヤーとは何か? データ分析に必要な「指標」を管理する
cmtamai
0
2.4k
アナリティクスエンジニアとは(What is Analytics Engineer)
cmtamai
1
9.1k
DWH御三家の各特徴と選び方〜SnowflakeとBigQueryとRedshiftと〜
cmtamai
0
10k
Lookerはじめの一歩
cmtamai
0
2.4k
Snowflakeはじめの一歩
cmtamai
2
2.7k
スティーブン・セガール出演作品の邦題に「沈黙」がつくかどうか判別する機械学習モデルを作ろうとしてみた
cmtamai
0
1k
osaka_tamai.pdf
cmtamai
0
1.9k
スティーブン・セガール出演作品の邦題に「沈黙」がつくかどうか判別する機械学習モデルを作ろうとしてみた
cmtamai
0
1.5k
Other Decks in Technology
See All in Technology
ソフトウェアQAがハードウェアの人になったの
mineo_matsuya
3
220
今だから言えるセキュリティLT_Wordpress5.7.2未満を一斉アップデートせよ
cuebic9bic
2
170
P2P通信の標準化 WebRTCを知ろう
faithandbrave
3
1.2k
サービスを止めるな! DDoS攻撃へのスマートな備えと最前線の事例
coconala_engineer
1
190
cdk initで生成されるあのファイル達は何なのか/cdk-init-generated-files
tomoki10
1
690
ゼロから始めるSREの事業貢献 - 生成AI時代のSRE成長戦略と実践 / Starting SRE from Day One
shinyorke
PRO
0
150
〜『世界中の家族のこころのインフラ』を目指して”次の10年”へ〜 SREが導いたグローバルサービスの信頼性向上戦略とその舞台裏 / Towards the Next Decade: Enhancing Global Service Reliability
kohbis
3
1.5k
QAを早期に巻き込む”って どうやるの? モヤモヤから抜け出す実践知
moritamasami
2
110
マルチプロダクト環境におけるSREの役割 / SRE NEXT 2025 lunch session
sugamasao
1
760
セキュアな社内Dify運用と外部連携の両立 ~AIによるAPIリスク評価~
zozotech
PRO
0
130
Delegating the chores of authenticating users to Keycloak
ahus1
0
190
本当にわかりやすいAIエージェント入門
segavvy
5
3.1k
Featured
See All Featured
Speed Design
sergeychernyshev
32
1k
Writing Fast Ruby
sferik
628
62k
The Language of Interfaces
destraynor
158
25k
Practical Tips for Bootstrapping Information Extraction Pipelines
honnibal
PRO
21
1.3k
Easily Structure & Communicate Ideas using Wireframe
afnizarnur
194
16k
Building Adaptive Systems
keathley
43
2.7k
Producing Creativity
orderedlist
PRO
346
40k
The Straight Up "How To Draw Better" Workshop
denniskardys
235
140k
Keith and Marios Guide to Fast Websites
keithpitt
411
22k
Templates, Plugins, & Blocks: Oh My! Creating the theme that thinks of everything
marktimemedia
31
2.4k
Designing for Performance
lara
610
69k
Visualization
eitanlees
146
16k
Transcript
TableauとLookerを連携して 究極のBI環境を召喚する ~禁忌解放~ 2020/6/19 玉井励
2 自己紹介 玉井 励(タマイ レイ) • 普段は大阪オフィス勤務 • 奈良県葛城市在住 •
今日も奈良から放送 • Lookerの認定資格もってます • Tableauの認定資格もってました (失効)
3 本日お話すること(アジェンダ)
4 本日お話すること • TableauとLookerを同時に使用する理由 • なぜ禁忌を破るのか • 両ツールの「本質」を再確認することから始める • TableauとLookerを同時に使用する方法の紹介
• 禁忌解放デモ
5 本日お話しないこと
6 本日お話しないこと • 各ツールの基本的な紹介 • TableauやLookerなどについて
7 なぜTableauとLookerを連携するのか?
8 両者のカンケイ ビジネスインテリジェンス および分析ソフトウェア ビジネスインテリジェンス(BI) &データ分析プラットフォーム
9 ガートナーのマジック・クアドラント「アナリティクス&BIプラットフォーム」2020年版 https://ja.looker.com/learn/gartner-magic- quadrant?utm_campaign=7012R000001NH1z&utm_term=bi%20%E3%83%AC%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88&_bt=420216306189&_bm=b&utm_ppccampaign=ja_gartnermq&gclid=Cj0KCQjwuJz3 BRDTARIsAMg-HxUBtOpkB_aA1ypDE8JqiktVob9ZcwbclG5G5TXI7BbvdNQFJStCBQsaApMtEALw_wcB
10 ガートナーのマジック・クアドラント「アナリティクス&BIプラットフォーム」2020年版 https://ja.looker.com/learn/gartner-magic- quadrant?utm_campaign=7012R000001NH1z&utm_term=bi%20%E3%83%AC%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88&_bt=420216306189&_bm=b&utm_ppccampaign=ja_gartnermq&gclid=Cj0KCQjwuJz3 BRDTARIsAMg-HxUBtOpkB_aA1ypDE8JqiktVob9ZcwbclG5G5TXI7BbvdNQFJStCBQsaApMtEALw_wcB
11 ガートナーのマジック・クアドラント「アナリティクス&BIプラットフォーム」2020年版 https://ja.looker.com/learn/gartner-magic- quadrant?utm_campaign=7012R000001NH1z&utm_term=bi%20%E3%83%AC%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88&_bt=420216306189&_bm=b&utm_ppccampaign=ja_gartnermq&gclid=Cj0KCQjwuJz3 BRDTARIsAMg-HxUBtOpkB_aA1ypDE8JqiktVob9ZcwbclG5G5TXI7BbvdNQFJStCBQsaApMtEALw_wcB
12 ゴリゴリの競合だった
13 もう少し両者の「本質」を掘り下げてみる
14 強みと弱みを再確認 SQLを知らなくても簡単 にデータの可視化ができ る ビジュアライゼーション 表現の自由度が高い 対応データソースが豊富
15 強みと弱みを再確認 データモデルがワーク ブック毎に依存する 上記による「オレオレ ワークブック化」 可視化しているデータに 対する信頼性が低下する
16 強みと弱みを再確認 論理的なデータモデリン グをコードで記述・管理 ができる 100%ブラウザベース 外部システムとの連携が 強力
17 強みと弱みを再確認 ビジュアライゼーション の作成機能が柔軟性に欠 ける 凝ったビジュアライゼー ションは難しい LookMLを学習する必要 がある
18 強みだけ抜き出す • 簡単にデータの可視化ができる • ビジュアライゼーション表現の自由度が高い • 論理的なデータモデリングをコードで 記述・管理ができる
19 長年禁忌とされてきたこと 競合とはいえ お互いの強みは被っていない
20 俺のターン!「融合」発動! • 簡単にデータの可視化ができる • ビジュアライゼーション表現の自由度が高い • 論理的なデータモデリングをコードで 記述・管理ができる
21 TableauアイズLookerドラゴン召喚! 一緒に使えばええやん
22 TableauとLookerを同時に使用する仕組み
23 それぞれの強みを活かしたい • 簡単にデータの可視化ができる • ビジュアライゼーション表現の自由度が高い • 論理的なデータモデリングをコードで 記述・管理ができる
24 基本方針 可視化を担当 データモデリング 及びデータガバナンスを担当
25 基本方針 Tableauで可視化する Lookerでモデリングしたデータを…
26 全体像 Tableau Online 各種DWHなど LookMLで データを モデリング (論理) モデリングされた
データを パブリッシュ クエリを発行して データを取得 Tableau Desktop Tableau Desktopで データを可視化
27 全体像 Tableau Online 各種DWHなど LookMLで データを モデリング (論理) モデリングされた
データを パブリッシュ クエリを発行して データを取得 Tableau Desktop Tableau Desktopで データを可視化 ※Looker自体はデータを持たない事に注意
28 LookerはAPIが強力 https://docs.looker.com/ja/reference/api-and-integration/api-reference/v3.1
29 LookerはAPIが強力
30 LookerはAPIが強力 https://dev.classmethod.jp/articles/looker-api-get-data/
31 もちろんSDKも Ruby Python Javascript Typescript https://docs.looker.com/ja/reference/api-and- integration/api-sdk
32 禁忌実演 ここからデモ
33 下記を2パターンやります 1. Lookerでデータをモデリング 2. AlteryxでLooker APIを叩いてデータを取得 3. AlteryxでTableau Onlineへデータをパブリッ
シュ 4. Tableau Desktopからデータを確認
34 下記を2パターンやります 1. Lookerでデータをモデリング 2. AlteryxでLooker APIを叩いてデータを取得 3. AlteryxでTableau Onlineへデータをパブリッ
シュ 4. Tableau Desktopからデータを確認 JSとか書けない ←便利なので今回はAlteryxを使用します
35 画面を変えます
36 禁忌を破ることによる代償 • ライセンス費用が増加する • そもそも社内稟議が通しづらいかも… • Looker⇔Tableau間の処理を考えるのが面倒 • 実データとTableau側データの間にタイムラグがある
37 禁忌まとめ
38 禁忌まとめ • TableauとLookerは「実は」競合しない • ビジネスインテリジェンス界における禁忌 • お互いの強みを活かして併用することができる • これ即ち禁忌解放
• 禁忌解放には代償が伴う • 何ひとつリスクを背負わない者は何ひとつ成し遂げるこ とはできない
39 禁忌を破ることで本当に伝えたかったこと 競合製品だからといって争うのはやめよう
None