Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

【全26則】資料作成代行会社が使う、パワーポイントの基本ルール

 【全26則】資料作成代行会社が使う、パワーポイントの基本ルール

資料作成代行サービス「c-slide」が実際に使っている、「パワーポイントの基本ルール」を一部編集し、公開しました。
見やすく、わかりやすい資料を作るために、作成時にパワーポイントと一緒に開いて役立ててもらえると嬉しいです。

詳しく解説している記事はこちら

また、①スライドマスターのテンプレートに加え、②デザインパターンや、③営業資料などの資料テンプレートを含んだ「デザインパターンデータ(pptx)316 P」も販売しています。

→ PPTテンプレート購入はこちら:
https://formwrk.jp/workflows/createProject/?id=U2FsdGVkX19Y0oVcOUXL%2Bb0dSjC5Fi2MlB9whoscExA%3D&btnText=%E5%AE%8C%E4%BA%86&embed=false&redirect

よかったらシェアしてね。

資料作成代行サービス「c-slide」:https://cone-c-slide.com/
資料作成メディア「シースラ」:https://cone-c-slide.com/see-sla/

More Decks by 株式会社Cone(コーン)

Transcript

  1. 【全26則】基本ルール⼀覧 © Cone Inc. フォント ‧カラー 活⽤場⾯に応じてフォントを選択する オブジェクト テキストボックスはオブジェクトを使う カラーバリエーションを出したい場合は濃淡で増やす

    余⽩の調整はスペースで⾏わない フォーマット フォーマットはスライドマスターで作成する オブジェクトの枠線は基本的に1.5~2ptで作成する 静⽌画背景ページはスライドマスターから挿⼊する 吹き出しは四⾓オブジェクトと三⾓オブジェクトを接合する タイトルに中項⽬が存在する場合は「|」を使う ⽮印は太さは1.5~2pt、線の先端は丸で作成する リード⽂は2⾏で記⼊し、サイズ‧カラーは変更しない オブジェクトを配置する場合は上下左右の余⽩を揃える 注釈は7pt‧Medium以下で右下ページ番号横に記載する アイコン 静⽌画 外部サイトを使⽤する場合はトンマナを揃える テキスト テキストはカラーパレット黒列上から3つめのグレーを使う 画像を挿⼊する場合は枠線を設定する ⽂字間‧⾏間はスペースや改⾏で確保しない グラフ‧表 グラフはタイトル‧メモリ‧罫線を削除する 読み⼿にストレスを与えない位置で改⾏を⾏う 表のタイトルはメインカラー‧項⽬は薄いグレーで統⼀する 4⾏以上のテキストは左揃えにする その他 時系列は左から右に配置する 数字は⼤きく、単位は⼩さくデザインする 画像は必ず左に配置する テキストがはみ出る場合は光彩をつける 過度なナンバリング‧箇条書きは避ける
  2. © Cone Inc. 01 フォント‧カラー 02 フォーマット 03 テキスト 04

    オブジェクト 05 アイコン‧静⽌画 06 グラフ‧表 デザイン基本ルール Rule of c-slide design Index
  3. © Cone Inc. 01 フォント‧カラー 02 フォーマット 03 テキスト 04

    オブジェクト 05 アイコン‧静⽌画 06 グラフ‧表 デザイン基本ルール Rule of c-slide design Index
  4. フォント 最も汎⽤性が⾼いフォントは游ゴシックです。基本的には游ゴシックを⽤いての作成で問題ないですが、 視認性の確保が必要な場合や、Googleスライド変換前提で作成する際は他のフォントを活⽤しましょう。 © Cone Inc. 游ゴシック メイリオ Meiryo UI

    コーポレートロゴ ver3 基本フォント ウェビナー等に使⽤ ※コーポレート‧ロゴのみダウンロードフォント Futura Century Gothic Mplus 1p Noto Sans JP 英数字のみ変えたい場合 Googleスライド変換が必要な場合 IR資料や投資家向けピッチ資料など、数字訴求が多い場合やデザイン性が求められる場合に使⽤します。
  5. カラーバリエーションを増やしたい場合 カラー 配⾊は「メインカラー」「サブカラー」「アクセントカラー」の3⾊で構成します。 カラーバリエーションを増やしたい場合は、各カラーの透明度の調整で増やしてください。 © Cone Inc. 透 明 度

    グレーはカラーパレット左側2列を使いましょう メインカラー サブカラー アクセント カラー サービス or コーポレートカラー をロゴからスポイトで抽出 LPやHP等で使われている アクセントカラーを抽出 テキストカラー‧背景⾊等で 基本的にはグレーを使⽤
  6. © Cone Inc. 01 フォント‧カラー 02 フォーマット 03 テキスト 04

    オブジェクト 05 アイコン‧静⽌画 06 グラフ‧表 デザイン基本ルール Rule of c-slide design Index
  7. フォーマット | リード⽂ リード⽂はFMT指定がある場合を除き、基本的には左揃えで記⼊をします。 ワンメッセージを伝える重要なテキストになるので、必ず2⾏で記⼊を⾏ってください。 © Cone Inc. リード⽂は2⾏で記⼊する リード⽂は「このページで何を⾔いたいのか?」を伝える重要な部分です。

    ワンメッセージが伝わる⽂章を、必ず2⾏で記⼊してください。 テキストカラー‧サイズはいじらない プレースホルダーでのテキストカラー‧サイズの変更はNGです。 重要な情報は重複してもOKなので、図解部分に挿⼊しましょう。 !
  8. © Cone Inc. 01 フォント‧カラー 02 フォーマット 03 テキスト 04

    オブジェクト 05 アイコン‧静⽌画 06 グラフ‧表 デザイン基本ルール Rule of c-slide design Index
  9. テキスト | ⽂字間 テキストサイズが⼤きい、テキスト量が多い場合は⽂字間を空けると読みやすくなります。 逆に、テキストサイズが⼩さい場合は⽂字間を空けない⽅が読みやすくなります。 © Cone Inc. テキストサイズが⼤きい場合は テ

    キ ス ト サ イ ズ に 関 わ ら ず 、 ⽂ 字 間 隔 の 広 さ は 変 わ ら な い た め テキストサイズが⼩さい場合は間隔は空けないようにすると⾒やすくなります。 ⽂字間を空けましょう。 テキストサイズが⼤きい場合 テキストサイズが⼩さい場合 ⽂字間の変更⽅法 「ホーム」タブの「AV」から⽂字間の調整が可能です。 広げたい場合は「広く」「より広く」を使⽤します。
  10. テキスト | ⾏間 © Cone Inc. テキストが3⾏以上の場合もしくはテキストサイズが⼤きい場合は⾏間の調整しましょう。 改⾏でスペースを空けて⾏間の調整を⾏うのだけは、絶対に!避けるようにしてください! テキストが3⾏以上の場合 テキストサイズが⼤きい場合

    テ キス ト が 3 ⾏ 以 上 に な る 場 合 は 窮 屈 な 印 象 に な って し ま う た め 、 ⾏ 間 を 空 け た ほ う が き れ い に ⾒ え ま す。 テ キス ト が 3 ⾏ 以 上 に な る 場 合 は 窮 屈 な 印 象 に な って し ま う た め 、 ⾏ 間 を 空 け た ほ う が き れ い に ⾒ え ま す。 テキストサイズが⼤きい場合は 2⾏でも⾏間を空けましょう テキストサイズが⼤きい場合は 2⾏でも⾏間を空けましょう ⾏間を設定している状態で、⾏間を「0」にしたい場合は、「Shift + Enter」で改⾏を⾏ってください。 !
  11. テキスト | ⾏間の調整⽅法 © Cone Inc. ⾏間を調整する際は「1.5」などは使わずに「⾏間のオプション」から、 「段落前」の間隔で調整してください。最低3pt、基本は6pt以上で調整をお願いします。 段落前で調整する理由 !

    段落前の間隔を6ptで調整すると こんな感じです。 中⼼線 間隔を「1.5」で調整すると こんな感じです。 中⼼線 「段落後」も適⽤されてしまうことで、 微妙に上の余⽩の⽅が広くなってしまいます。 「段落前」だけを調整することで、 上下の余⽩を均等に揃えることができます。 段落前の間隔を6pt以上で設定します。※最低3pt
  12. テキスト | 改⾏ 読み⼿にストレスを与えないように、テキストの改⾏位置には気を配りましょう。 オブジェクトサイズを変えても改⾏位置が変わらないようにしましょう。 © Cone Inc. 単語の途中で改⾏を⾏ってしまうと、読み⼿にスト レスを与えてしまいます。

    単語の途中で改⾏を⾏ってしまうと、 読み⼿にストレスを与えてしまいます。 ⼀⾒きれいに改⾏できているように⾒えますが、 オブジェクトサイズで位置が変わってしまいます ⼀⾒きれいに改⾏できているように⾒えますが、オブ ジェクトサイズで位置が変わってしまいます 単語の途中で改⾏を⾏わない きれいに⾒えていても、改⾏設定は必ず⾏う
  13. ⼈の視線は左から右に流れるため、 左揃えにすると始点が揃い、 読み⼿はストレスを感じずに テキストを読むことができます。 ほら!こんな感じで読みやすいでしょ! テキスト | 左揃え ⼈の視線は左から右に流れるため、4⾏以上のテキストは左揃えの⽅が⾒やすくなります。 背景静⽌画などのビジョン‧ミッションページ等はデザイン重視で中央揃えでもOKです。

    © Cone Inc. ⼈の視線は左から右に流れるため、 中央揃えにしてしまうと 始点がばらばらになってしまい、 読み⼿にストレスを与えます。 4⾏以上は左揃え! 背景静⽌画ページのようなインパクト重視で詳細まで読ませる必要のない場合は例外として中央揃えでも問題なし !
  14. テキスト | 単位 料⾦やパーセンテージなど、数値を挿⼊する際は数字の視認性を訴求⼒を⾼めるために 「数字を⼤きく」「単位を⼩さく」して記⼊しましょう。 © Cone Inc. 1Q 2Q

    3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q FY2021 FY2022 35社 89社 133社 174社 232社 268社 302社 350社 ライト 3,000円 スタンダード 5,000円 ハイエンド 10,000円 料⾦プランなど グラフなど ※ラベルに単位を⼊れる場合 ライト 3,000円 スタンダード 5,000円 ハイエンド 10,000円
  15. テキスト | 光彩 テキストがオブジェクトからはみ出てしまう場合は、背景⾊とテキストカラーが同⾊だと 視認性を下がるため、テキストに光彩を付けて視認性をあげましょう。 © Cone Inc. 潜在層 コールドリード

    準顕在層 ウォームリード 顕在層 ホットリード テキストがはみ出る場合は、光彩を付ける 光彩の適⽤⽅法 オブジェクトを選択し 「⽂字のオプション」をクリック ⾊‧サイズ‧透明度を選択 ※標準スタイルから選択も可能です
  16. © Cone Inc. 01 フォント‧カラー 02 フォーマット 03 テキスト 04

    オブジェクト 05 アイコン‧静⽌画 06 グラフ‧表 デザイン基本ルール Rule of c-slide design Index
  17. オブジェクト | 余⽩の調整 © Cone Inc. テキストボックス内の余⽩を調整したい場合は、スペースや改⾏などで調整を⾏わず、 「図形のオプション」内の「サイズとプロパティ」から調整を⾏ってください。 「図形内でテキスト折り返す」の チェックボックスを外すと

    テキストがオブジェクトからはみ出します。 図形内でテキストを折り返す Googleスライドにこの機能は搭載されていないため、 スライド納品の場合は使わないようにしましょう。 ! オブジェクトは「⾃動調整なし」 を選択してください。 こちらの数値を調整することで 上下左右の余⽩を調整可能です。
  18. オブジェクト | 枠線 © Cone Inc. 吹き出しなどでオブジェクトに枠線をつける際は1.5~2ptで作成してください。 テキストサイズが⼩さい場合は1.5pt、⼤きい場合は2ptにするときれいに⾒えます。 テキストサイズが⼩さい場合は1.5ptにするときれいです。 テキストサイズが⼩さい場合

    テキストサイズが⼤きい場合は 2ptにするときれいです。 テキストサイズが⼤きい場合 枠線の⾊もテキストと同様のグレーで 統⼀しましょう。 キャプチャ内の強調で枠線を⽤いる場合は 3~4ptにすることで視認性があがります。
  19. テキストを⼊れている場合は 接合前にオブジェクトを複製 オブジェクト | 吹き出し 吹き出しはオブジェクト内の吹き出しを使わず、 四⾓オブジェクトと三⾓オブジェクトを組み合わせ、接合して作成してください。 © Cone Inc.

    四⾓オブジェクトと三⾓オブジェクトを接合する 2つのオブジェクトを選択し、接合 テキストは接合前に複製 テキストを⼊れている場合は 接合前にオブジェクトを複製 テキストボックスを複製 接合後に テキストボックスを載せる
  20. © Cone Inc. 01 フォント‧カラー 02 フォーマット 03 テキスト 04

    オブジェクト 05 アイコン‧静⽌画 06 グラフ‧表 デザイン基本ルール Rule of c-slide design Index
  21. © Cone Inc. 01 フォント‧カラー 02 フォーマット 03 テキスト 04

    オブジェクト 05 アイコン‧静⽌画 06 グラフ‧表 デザイン基本ルール Rule of c-slide design Index
  22. Before After 0 100 200 300 400 1Q 2Q 3Q

    4Q 1Q 2Q 3Q 4Q FY2021 FY2022 グラフ タイトル 35 89 133 174 232 268 302 350 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q FY2021 FY2022 コンテンツ | グラフ © Cone Inc. グラフを挿⼊する際は、タイトル‧罫線は削除して挿⼊するようにしましょう。 データラベルを挿⼊する場合は、左のメモリも削除するようにしてください。 フォントを揃える 要素の間隔を調整 強調部分はカラーを変更 データラベルを表⽰ タイトル‧罫線‧メモリを削除
  23. コンテンツ | 表 表の罫線は⼀番薄いグレーを使⽤し、罫線の太さは「1.5~2pt」を選択してください。 塗りつぶしのあるセル部分のみ⽩の罫線を⽤いてください。 © Cone Inc. タイトル① タイトル②

    項⽬① 詳細説明 詳細説明 項⽬② 詳細説明 詳細説明 項⽬③ 詳細説明 詳細説明 項⽬④ 詳細説明 詳細説明 タイトル部分は メインカラー 外枠罫線は 必ず適⽤させる ※背景グレーの場合は⽩ 項⽬部分は⼀番 薄いグレーを適⽤ 罫線の太さは 1.5~2pt 左上部分は ブランクでOK 罫線は ⼀番薄いグレー ※背景グレーの場合は⽩
  24. ナンバリングは極⼒避ける クライアントからの要望やマニュアル資料など ナンバリングをしたほうがわかりやすい場合以外は ナンバリングを使わずにデザインしましょう。 箇条書きは極⼒避ける 箇条書きをせずとも、⾏間の設定やオブジェクトの並列 で並列情報は伝えることができます。 プロの資料にするために箇条書きは避けましょう。 その他基本ルール ©

    Cone Inc. ⼀番伝えたい情報を瞬時に、わかりやすく伝えるために、その他にもルールがあります。 以下の3つにも注意を払って制作を⾏うようにしてください。 時系列は左から右に配置 テキスト多い場合、項⽬数が多い場合など、 左から右に配置できないデザインの場合は 上から下に配置を⾏うようにしましょう。 画像は必ず左に配置する ⼈間はビジュアル情報を右脳で認識します。 ストレスなく瞬時に情報を伝えるために、 画像は左に配置し、右脳で認識させましょう。
  25. 作業効率化Tips③ | 書式のコピー&ペースト © Cone Inc. オブジェクトを選択し、「Command+Shift+C」でテキストサイズやカラー、 オブジェクトの塗りつぶしなどの書式をコピーすることができます。吹き出し作成等に⾮常に便利です。 貼り付け先の オブジェクトを選択し

    「⌘ + Shift + V」 コピーしたい書式の オブジェクトを選択し 「⌘ + Shift + C」 塗りつぶし、線 フォント、カラーなど 書式が反映されます 書式のコピー&ペースト⽅法 Windows版の場合は「⌘」部分が「Ctrl」になります。 !
  26. まとめ | 基本ルール⼀覧 © Cone Inc. フォント ‧カラー 活⽤場⾯に応じてフォントを選択する オブジェクト

    テキストボックスはオブジェクトを使う カラーバリエーションを出したい場合は濃淡で増やす 余⽩の調整はスペースで⾏わない フォーマット フォーマットはスライドマスターで作成する オブジェクトの枠線は基本的に1.5~2ptで作成する 静⽌画背景ページはスライドマスターから挿⼊する 吹き出しは四⾓オブジェクトと三⾓オブジェクトを接合する タイトルに中項⽬が存在する場合は「|」を使う ⽮印は太さは1.5~2pt、線の先端は丸で作成する リード⽂は2⾏で記⼊し、サイズ‧カラーは変更しない オブジェクトを配置する場合は上下左右の余⽩を揃える 注釈は7pt‧Medium以下で右下ページ番号横に記載する アイコン 静⽌画 外部サイトを使⽤する場合はトンマナを揃える テキスト テキストはカラーパレット黒列上から3つめのグレーを使う 画像を挿⼊する場合は枠線を設定する ⽂字間‧⾏間はスペースや改⾏で確保しない グラフ‧表 グラフはタイトル‧メモリ‧罫線を削除する 読み⼿にストレスを与えない位置で改⾏を⾏う 表のタイトルはメインカラー‧項⽬は薄いグレーで統⼀する 4⾏以上のテキストは左揃えにする その他 時系列は左から右に配置する 数字は⼤きく、単位は⼩さくデザインする 画像は必ず左に配置する テキストがはみ出る場合は光彩をつける 過度なナンバリング‧箇条書きは避ける