Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
2019-13 実践 Go 言語/2019-13 golang
Search
Sponsored
·
Your Podcast. Everywhere. Effortlessly.
Share. Educate. Inspire. Entertain. You do you. We'll handle the rest.
→
Cybozu
PRO
July 04, 2019
Programming
170k
6
Share
Embed
Copy iframe code
Copy JS code
Copy link
Start on current slide
2019-13 実践 Go 言語/2019-13 golang
Cybozu
PRO
July 04, 2019
More Decks by Cybozu
See All by Cybozu
新卒1年目QAが リリース基準の"なぜ"をたどってみた
cybozuinsideout
PRO
1
690
サイボウズ 開発本部採用ピッチ / Cybozu Engineer Recruit
cybozuinsideout
PRO
12
84k
kintone リサーチ副部/UXリサーチャー 業務紹介
cybozuinsideout
PRO
0
130
私たちが『JaSST協賛』から『外部コネクト』チームになった理由
cybozuinsideout
PRO
0
530
LLMでもいつものテスト技術〜意外と半分はこれまでのテストでした〜
cybozuinsideout
PRO
1
1k
kintone開発のプラットフォームエンジニアの紹介
cybozuinsideout
PRO
0
1.5k
LLMアプリの品質保証
cybozuinsideout
PRO
1
740
技術広報チームに丸投げしない!「一緒につくる」スポンサー活動
cybozuinsideout
PRO
0
270
テクニカルライター (グループウェア) について
cybozuinsideout
PRO
0
260
Other Decks in Programming
See All in Programming
ドリフトを絶対に許さない(?)CDK運用 / CDK Ops with Zero Tolerance for Drifts (?)
akihisaikeda
1
180
AWS CDK を「作」ってみた 〜フルスクラッチで見えた CDK の裏側〜 / aws-cdk-from-scratch
gotok365
3
2.8k
関東Kaggler会_NVIDIA_Nemotron_コンペ_振り返り
rick_ds
0
480
php-fpmのプロセスが枯渇した日-調査・対処・そして本当にやるべきだったこと-
shibuchaaaan
0
240
Lean は証明の正しさを確認するためだけのツールって思ってませんか?
inoueasei
1
150
継続モナドとリアクティブプログラミング
yukikurage
3
690
使いながら育てる Claude Code — 開発フローの1コマンド化 × 繰り返し指摘の自動仕組み化
shiki_kakaku
0
1.7k
ルールを書いて終わらせないハーネスエンジニアリング
yug1224
4
1.9k
生成AI導入の「期待外れ」を乗り越える ー 開発フロー改革が目指す、真の組織変革
starfish719
0
4k
仕様駆動開発の消費期限
watany
16
7.3k
komatsuna「分散システムにおけるバグ分析手法」
komatsunaqa
0
240
React本体のコードリーディング
high_g_engineer
1
140
Featured
See All Featured
Have SEOs Ruined the Internet? - User Awareness of SEO in 2025
akashhashmi
0
410
HTML-Aware ERB: The Path to Reactive Rendering @ RubyCon 2026, Rimini, Italy
marcoroth
3
420
brightonSEO & MeasureFest 2025 - Christian Goodrich - Winning strategies for Black Friday CRO & PPC
cargoodrich
3
760
DBのスキルで生き残る技術 - AI時代におけるテーブル設計の勘所
soudai
PRO
68
56k
The Success of Rails: Ensuring Growth for the Next 100 Years
eileencodes
47
8.3k
Six Lessons from altMBA
skipperchong
29
4.4k
Ethics towards AI in product and experience design
skipperchong
2
340
Understanding Cognitive Biases in Performance Measurement
bluesmoon
32
3k
The Cost Of JavaScript in 2023
addyosmani
55
10k
How People are Using Generative and Agentic AI to Supercharge Their Products, Projects, Services and Value Streams Today
helenjbeal
1
260
Keith and Marios Guide to Fast Websites
keithpitt
413
23k
Helping Users Find Their Own Way: Creating Modern Search Experiences
danielanewman
31
3.3k
Transcript
実践GO言語 2019/07/04 開発本部 深谷敏邦
対象者 ▪ A Tour of Go を読んだ ▪ プロダクションコードは書いたことがない ▪
Go で HTTP client/server を書きたい
アジェンダ ▪ はじめに ▪ 準備 ▪ HTTP Server ▪ HTTP
Client ▪ テスト ▪ json 処理 ▪ エラー処理 ▪ context ▪ go modules ▪ Go 関連のツール
はじめに ▪ はじめに ▪ 準備 ▪ HTTP Server ▪ HTTP
Client ▪ テスト ▪ json 処理 ▪ エラー処理 ▪ context ▪ go modules ▪ Go 関連のツール
はじめに ▪ この講義では簡単なHTTPサーバを例にGoを書く際のエッセンスを学びます ▪ サードパーティライブラリは扱いません ▪ Goは言語機能が少なく、ライブラリよりもイディオムを駆使する言語です – もっと良い書き方、機能がないかと思っても本当にないです –
イディオムを覚えて筋力でプログラムしましょう
準備 ▪ はじめに ▪ 準備 ▪ HTTP Server ▪ HTTP
Client ▪ テスト ▪ json 処理 ▪ エラー処理 ▪ context ▪ go modules ▪ Go 関連のツール
準備 ▪ 講義で使用するコンパイラをダウンロードしてください – go (1.12 くらい)
HTTP Server ▪ はじめに ▪ 準備 ▪ HTTP Server ▪
HTTP Client ▪ テスト ▪ json 処理 ▪ エラー処理 ▪ context ▪ go modules ▪ Go 関連のツール
HTTP Server ▪ Go は HTTP Server に関する機能は標準ライブラリに含んでいる – net/http
▪ 重要な型 – Handler – ResponseWriter – Request – Server
Handler型 ▪ net.httpがユーザーリクエストに反応するためのコールバックインターフェース ▪ ユーザーリクエストはReqeust型に入っている ▪ ReponseWriter型を通してレスポンスする type Handler interface
{ ServeHTTP(ResponseWriter, *Request) }
Request型 ▪ https://golang.org/pkg/net/http/#Request – Method – URL – Header –
Body ▪ この型はClientで使うものと共通 ▪ Bodyがio.ReadCloserインターフェースを満たしているので、ioutil.ReadAllなどで中身 を取り出す ▪ 中身を取り出すのはコードを書く人の責任 ▪ 読んでいる最中にエラーが起きたら、それを処理するのも書く人の責任
ResponseWriter型 ▪ https://golang.org/pkg/net/http/#ResponseWriter – Header().Add()/Header().Set()でヘッダを設定する – WriteHeader でステータスコードを設定する – Writeでレスポンスを返す
▪ この型はio.Write型をみたすのでfmt.Fprintとかが使える ▪ Writeを呼ぶと自動的にWriteHeader(http.StatusOK)がよばれる – エラーステータス返すなら必ずWriteHeaderを先に呼ぶ ▪ エラーを返すならhttp.Errorが便利
ルーティング ▪ リクエストルーティングは簡単なパスベースならhttp.ServeMuxがつかえる – これ自体もHandler ▪ メソッドとか正規表現とか使いたいんですが ▪ 適当なライブラリを探して使う –
決定版はない印象 ▪ 筋力で自前でルーティング – 細かいバリデーションが必要なエンドユーザー相手でなければあり – ルータライブラリが必要になるようなサーバをGoで書きたいですか?
Server型 ▪ https://golang.org/pkg/net/http/#Server ▪ 実際にコネクションを受け付けてHandlerを起動してくれる型 ▪ フィールドはおおよそオプションだが、Timeoutは設定すべき – 後述する Context
を使うとさらに細かいTimeoutが設定可能 ▪ ListenAndServerを呼べばサーバが起動する
HTTP Client ▪ はじめに ▪ 準備 ▪ HTTP Server ▪
HTTP Client ▪ テスト ▪ json 処理 ▪ エラー処理 ▪ context ▪ go modules ▪ Go 関連のツール
HTTP Client ▪ Go は HTTP Client に関する機能は標準ライブラリに含んでいる – net/http
▪ 重要な型 – Client – Request – Response
Client型 ▪ https://golang.org/pkg/net/http/#Client ▪ HTTPリクエストを行うための型 ▪ フィールドはオプションでおおよそ何も指定しなくても良い ▪ http.DefaultClientは使わない方が良い –
設定がグローバル – テストで差し替えれない ▪ 基本的にはDoメソッドだけを使えばよい – Getなどの専用メソッドがあるが、後述するContextが使えない
Request型 ▪ https://golang.org/pkg/net/http/#Request ▪ 見間違いではなくサーバで見たものと同じ ▪ フィールドが多くてびっくりするが、http.NewRequestで生成する
Response型 ▪ https://golang.org/pkg/net/http/#Response ▪ StatusCode にステータスコードが入っている ▪ Body は io.ReadCloser
で ioutil.ReadAll などを使って自分でコンテンツを読む必 要がある ▪ HTTP keep-aliveを利用するにはプログラマが自前でCloseする必要がある – 忘れがちなので注意
テスト ▪ はじめに ▪ 準備 ▪ HTTP Server ▪ HTTP
Client ▪ テスト ▪ json 処理 ▪ エラー処理 ▪ context ▪ go modules ▪ Go 関連のツール
テスト ▪ HTTP関連のテストならhttptest.Serverを使うのがらく – 使い終わったらCloseすること ▪ table driven testが便利
json 処理 ▪ はじめに ▪ 準備 ▪ HTTP Server ▪
HTTP Client ▪ テスト ▪ json 処理 ▪ エラー処理 ▪ context ▪ go modules ▪ Go 関連のツール
JSON処理 ▪ Go は JSONに関する機能は標準ライブラリに含んでいる – encoding/json ▪ 基本型や一部の標準ライブラリに含まれる型を相互変換することができる ▪
自分で定義した型も変換できるがここでは扱わない
Marshal ▪ Goの型からJSONバイト列に変換すること ▪ json.Marshalかjson.Encoderを使う – json.Encoderはio.Writerを使えるのでhttp.ResponseWriterと相性が良い – と思わせておいて、エラーが起きるとWriteHeaderとの順番で難しいことに なるのでjson.Marshalを使うのが良い気がする
Unmarshal ▪ バイト列をGoの型に変換すること ▪ json.Unmarshalかjson.Decoderを使う – json.Decoderがio.Readerを使えるのでhttp.Responseと相性が良い
JSONと型のマッピング ▪ Goのstructはフィールドにタグがかける – どう使うかは言語側は規定していないので好きに使える ▪ jsonパッケージはこの機能を活用する
タグ付け ▪ タグでフィールドにマッピングされるJSONのキーを指定する ▪ マッピングするフィールドは公開する必要がある ▪ 実はタグがなくても公開メンバが自動的にマップされるがわかりにくいのでつ けた方が良い ▪ JSONにキーが現れない場合はそのフィールドは空になる
– キーの存在を判定するならポインタを使うと良い type Foo struct { ID int `json:"id"` Data string `json:"data"` }
エラー処理 ▪ はじめに ▪ 準備 ▪ HTTP Server ▪ HTTP
Client ▪ テスト ▪ json 処理 ▪ エラー処理 ▪ context ▪ go modules ▪ Go 関連のツール
エラー処理 ▪ Goはいわゆる例外を持たない ▪ "エラー"の扱いはコンベンションによる
エラーを返す ▪ エラーを返す関数は戻り値の最後にerror型を書く ▪ 戻り値は次の性質を満たすようにする – もしエラーが起きていないならerror型はnilにする – もしエラーが起きているならerror型はnon-nilである –
もしエラーが起きているならtypeN達は何らかの無効な値である ▪ 大抵ゼロ値が使われる func foo() (int, string, error) { if some error is happened { return 0, "", errors.New("error"); } return 1, "ok", nil }
エラーを判定する ▪ 関数がコンベンションを満たしているなら次のように書ける ▪ エラーを返す関数ではerror型を最初にifでチェック ▪ nilでないなら上位に返す ▪ nilなら処理を継続する func
bar() error { n, s, err := foo() if err != nil { return err } // use n and str return nil }
error型 ▪ 組み込みのインターフェース – error ▪ errors.Newやfmt.Errorfを使って生成する ▪ 特定のエラーであることを伝えたり、付加情報をつけるために自前で定義する 場合もある
プラクティス ▪ Goのerrorはいわゆる例外とは異なりスタックトレースを持たない ▪ そのため雑にerrorを上位に伝播するだけだと何が起こったかわかりにくい – 深いロジックで起こったioエラーがmain関数でログされても意味がない ▪ エラーが起きた時は次のことを行うのが良い –
エラーが起きた箇所でのロギング – エラーをfmt.Errorfなどで付加情報をつけて投げ直す ▪ xerrorsを使うとスタックトレースも手に入る
context ▪ はじめに ▪ 準備 ▪ HTTP Server ▪ HTTP
Client ▪ テスト ▪ json 処理 ▪ エラー処理 ▪ context ▪ go modules ▪ Go 関連のツール
context ▪ 処理を止めるための仕組み – リクエスト単位のkvsとしても使えるがここでは扱わない ▪ 例えば – HTTPリクエストをタイムアウトさせたい –
外部コマンド呼び出しをタイムアウトさせたい – goroutineの実行を途中で止めたい
contextパッケージ ▪ contextは標準のcontextパッケージとコンベンションで実現する ▪ contextを扱う関数は第一引数にcontext型を受け取る – 引数名はctx ▪ context.Doneはchannelで、closeされるとそのcontextが終了したことを示す ▪
context生成関数がCancelFuncを返すなら必ずその関数を呼び出す
HTTPサーバでのContext ▪ HTTPハンドラーのrequest構造体が持つContext()からcontextを取得できる ▪ このcontextはユーザーのコネクションがクローズされると終了する – すなわちcontext.Doneがcloseされる ▪ クライアントのコネクションが閉じた時、ハンドラーの処理を停止できる
HTTPクライアントのContext ▪ http.Clientはcontextのコンベンションを守っていない – contextが後で追加されたため ▪ 引数で直接contextを渡す代わりに、http.Requestに対してcontextを乗せる – WithContext ▪
context.WithTimeoutなどと組み合わせて使う
go modules ▪ はじめに ▪ 準備 ▪ HTTP Server ▪
HTTP Client ▪ テスト ▪ json 処理 ▪ エラー処理 ▪ context ▪ go modules ▪ Go 関連のツール
Go modules ▪ 最近標準で用意されるようになった依存管理方法 – npm, maven, gradle的な ▪ Go
modulesを使うとGOPATHは不要 – GOPATHを使っているとmodulesが誤作動するので注意 ▪ 依存パッケージのバージョンが指定できるのでvendoringが不要になる
使い方 ▪ 初期化 – go.mod が生成される ▪ 依存の追加・削除 – import文から依存がgo.modに追加される
– ベリファイファイルのgo.sumも生成される ▪ ビルド – 自動的に依存がダウンロードされる $ go mod init github.com/foo/bar $ go get github.com/hoge/fuga $ go mod tidy $ go build
Go 関連のツール ▪ はじめに ▪ 準備 ▪ HTTP Server ▪
HTTP Client ▪ テスト ▪ json 処理 ▪ エラー処理 ▪ context ▪ go modules ▪ Go 関連のツール
Go 関連のツール ▪ formatter – go fmt – goimports ▪
不要なimportを消してくれるのでgoimportsを使うのがオススメ ▪ checker/linter – go vet ▪ コーディングミスっぽいものを探してくれる – golint ▪ コードスタイルをチェックしてくれる