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[2025年10月版] AI/BI 最新機能アップデート / AIBI update on Oct

[2025年10月版] AI/BI 最新機能アップデート / AIBI update on Oct

AI/BI 機能の最新アップデートについてご紹介します。

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Databricks Japan

November 13, 2025
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  1. ダッシュボード & Genie アップデート一覧 • 外部ユーザー向けのダッシュボード埋め込み( Public Preview) • 外部アプリ・ポータルに安全に埋め込めるように。アクセス制御も強化。

    • 棒グラフの Top / Bottom N 表示 • カテゴリが多いグラフでも重要な部分だけに絞れる。 • Slack へのダッシュボードスナップショット送信 • PNG + PDF を定期投稿。チームでの共有が高速化。 • カスタム計算に 170+ の関数追加 • AGGREGATE OVER、ページネーション、条件式など BI 計算が大幅強化。 • ダッシュボードのタグ & 認証(Certified/Deprecated) • 資産の信頼性を明示し、発見性とガバナンスが向上。 • ナレッジ抽出機能( Knowledge Snippet 生成) • ユーザーとの対話から有用な Q&A を自動抽出し、ナレッジ化。 • Genie 会話 API の機能強化 • フィードバック API、フォローアップ質問、会話管理などプログラマビリティ 向上。 • Genie ベンチマーク改善 • ベンチマーク生成が簡単に。非同期実行・誤答理由説明など評価精度向 上。 • 強化された Genie ナレッジストア • テーブル関係(1:1、1:N)定義、メジャー /ディメンション登録、 SQL式管理な どで精度向上。 • Genie ユーザーエクスペリエンス改善 • 思考ステップ可視化、自然言語サマリ、パラメータ編集、レスポンス高速 化。 • Genie スペースにタグ & 認証追加 • ダッシュボードと同じく信頼性・ガバナンスを管理できるように。 AI / BI ダッシュボード Genie 2025 Oct
  2. 外部ユーザー向けダッシュボードの埋め込み 外部アプリケーションへのダッシュボード組み込み • 組み込み可能なダッシュボードを、社外(顧客・パート ナー・ベンダー)ユーザー向けに公開可能。 • アクセスはサービスプリンシパル+ OAuth トークンで 制御。

    • 外部ユーザーには Unity Catalog ベースでガバナンス されたデータのみを表示。 • 埋め込みも内部ビューと同じ従量課金モデル(ビュー 数・ユーザー数ではなく基盤コンピュート量で課金)で 追加コストが少ない。 組み込みによって「社内外のステークホルダーに ダッシュボード をシームレスに共有できる」
  3. • 棒グラフのカテゴリ軸で、「上位 N 件」 「下位 N 件」だけを表示する設定が可 能に。 • フィルタリングしなくても、自動で「例え

    ば売上トップ10顧客」「下位5製品」な どに絞れる。 • 利用方法として、棒グラフのカテゴリ 軸の「kebab メニュー(…)」から「デ フォルトカテゴリ数を設定」する操作あ り。 ダッシュボードの上位/下位 N の棒グラフカテゴリー 棒グラフで「Top N/Bottom N」表示が可能に データ可視化における雑多なカテゴリへの対応策として、出したい「意味ある数」にフォーカスできる
  4. ダッシュボード/ Genie スペースへの埋め込み認証 & 連携 • ダッシュボードから自動生成される Genie スペースに「埋め込みクレデンシャ ル」がサポートされ、ダッシュボード公開者の権限で

    Genie クエリを実行可能 に。 • 結果として、閲覧ユーザーが自身の Databricks アカウントを持っていなくても、 埋め込みアプリケーション内で Genie による会話探索が可能。 • 埋め込み無しの場合でも、ユーザー自身の権限で動作する従来のモデルは継 続される。 ダッシュボード+Genie 統合時の認証強化 「ユーザーがシームレスに分析体験を得る」、「ガバナンスを維持しつつ外部展開できる」
  5. • ダッシュボードのスケジュール更新後、定 期的に PNG プレビュー+PDF添付で Slack チャンネルに投稿可能。 • 投稿にはダッシュボードへの直接リンク 付き。

    • 従来のメール配信に加えて、チームが普 段使うチャットツール(Slack)上で “見逃 しなく” 情報を取得できる。 Slack チャンネルをダッシュボードスナップショットに登録 Slack 連携によるダッシュボード自動配信 「リアルタイム・通知型の情報共有を促進」「分析の “見て終わり ”を防ぐ仕組み」
  6. • カスタム計算式に、AGGREGATE OVER(移動集計)や FILTER (WHERE…)(条件 付きフィルタリング)などが追加。 • また、IN・BETWEEN・LIKE・ILIKE・RLIKE といった述語(predicate)も計算式内で 利用可能に。

    • より柔軟に “ビジネスロジックを可視化用計算式として埋め込める” 方向へ。 カスタム計算に 170 以上の新しい関数が追加 カスタム計算機能の強化 — 170+ 新関数 「アナリスト/ BI 担当者がより高度な指標設計をセルフサービスで可能に」 「SQL に頼らずダッシュボード側で豊富な計算表現を実現」
  7. • 新たに「ユーザーフィードバック(サムズアップ/ダウン)を記録」「フォローアップ 質問の取得」「会話・メッセージ一覧の取得」「メタデータ(例:ウェアハウスID)の 返却」などのエンドポイントが追加。 • また、Databricks Permission APIs を利用してプラットフォーム全体で権限管理 を統一。

    • これにより、プログラムから Genie を操作・モニタリング・統合する際の柔軟性が 向上。 Genie 会話 API の機能強化 Genie 会話 API 拡張 — 分析の自動化と統合 「アプリケーションやポータルに Genie を埋め込んだ対話型分析を展開できる」 「組織横断での分析民主化を支える API拡充」
  8. • ベンチマークセットの作成が簡易化:チャット応答か ら「Add as benchmark」できるように。 • 「Generate SQL」オプションで下書き回答を自動生 成。 •

    スコアリング関数が改善され、誤答に対して「なぜ 違うか」の説明も提供。 • ベンチマーク実行が非同期化され、作業中でもバッ クグラウンドで進捗可能に。 • ベンチマークすべきタイミング(例:Genie コンテキ ストに大きな変更があった場合)も提示される。 Genie ベンチマークの改善 Genie ベンチマーク機能の刷新 「Genie を運用する上で “品質と信頼性 ”を定量的に管理できる」 「セルフサービング時代における AIアシスタントの検証機能」
  9. • Genie のナレッジストアが刷新され、テーブル間 の関係性やメタデータ定義をより明示的に扱え るようになりました。 • テーブル間の結合関係(1対多、多対1、1対1)を定 義可能 • 各列の意味やロジックをSQL式で明示(メジャー

    ・ディメンション・フィルタ条件など) • ナレッジストアが Genie の推論精度を大幅に改 善(誤答率低下、クエリ生成精度向上) • 管理者はナレッジストアを通じて、AI回答の根拠 をトレーサブルに管理 強化された Genie ナレッジストア ナレッジ管理 「ガバナンスされたナレッジで AIを動かす」ことで、 Genie が組織知を安全かつ正確に活用
  10. • Genie は、ユーザーのチャット内容や分析結果の やり取りから、有用な Q&A・洞察・SQL ロジックな どを自動的に検出し、「Knowledge Snippet」とし て抽出できるようになりました。 •

    抽出されたスニペットは管理者が確認・承認するこ とでナレッジストアに追加され、組織全体で再利用 可能な知識として活用できます。 • これにより、ナレッジの収集・整備が属人化せず、 Genie の回答品質が時間とともに学習的に向上し ていきます。 Genie にナレッジ抽出機能が追加 ユーザー対話から自動で知識を収集・再利用 「対話=組織知」へ自動変換。ナレッジの蓄積が自然発生的に進む。
  11. • Genie の UI/UX が大幅に改善されました。 • 思考ステップパネルにより、Genie が利用したテー ブルや生成した SQL

    を可視化でき、回答の根拠を 確認できます。また、結果の自然言語サマリ、日付 や数値のインタラクティブな編集機能、レスポンス 速度向上などにより、ビジネスユーザーでも直感的 に使える体験へ進化しています。 • 透明性・分かりやすさ・編集のしやすさが強化され たことで、AI に対する信頼性と利便性が大きく向上 しています。 Genie ユーザーエクスペリエンスの改善 透明性・操作性・応答理解が大きく向上 “見える”、“触れる”、“理解できる ”AIアシスタントへ進化。
  12. • ダッシュボードと Genie スペースに、タグ付けと認 定ステータス(Certified / Deprecated)が設定で きるようになりました。 • 部門・プロジェクト・ドメインなどに基づくタグで整理

    でき、Unity Catalog のタグポリシーに従って統一 的に管理されます。 • また「認定済み」ラベルが付与された資産はユー ザーにとって信頼性が明確に判断でき、誤ったレ ポートや古いデータを参照するリスクを低減しま す。 ダッシュボードと Genie スペースのタグと認証 分析資産の信頼性と発見性を改善するガバナンス強化 信頼できるダッシュボードを一目で識別。ガバナンスと検索性が大きく向上。