Upgrade to PRO for Only $50/Year—Limited-Time Offer! 🔥
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
楽楽明細の開発を支える技術
Search
A1
April 24, 2017
Programming
0
650
楽楽明細の開発を支える技術
2017/4/21 合同ビアバッシュ発表資料
A1
April 24, 2017
Tweet
Share
More Decks by A1
See All by A1
プロダクトのことは何でもNotebookLMに聞こう / NotebookLM for on boarding
eichisanden
2
110
Kotlin2でdataクラスの copyメソッドを禁止する/Data class copy function to have the same visibility as constructor
eichisanden
1
890
短納期でローンチした新サービスをJavaで開発した話/launched new service using Java
eichisanden
6
4.1k
トラブルゼロで乗り切ったTypeScript移行/trouble-free TypeScript migration
eichisanden
3
3.5k
スクラム開発チームをLessでスケールさせた話/Scaling Scrum team with Less
eichisanden
0
5.9k
息の長いサービスのフロントエンドを少し改善する営み/frontend-improvement
eichisanden
3
2.9k
実はGitLabで使えるmermaid.js/gitlab-mermaid.js
eichisanden
1
760
既存 Web アプリケーションへの React.js 適用/react for web application
eichisanden
0
1.8k
楽楽明細でやってるChatOps/Development with ChatOps
eichisanden
0
1.2k
Other Decks in Programming
See All in Programming
React Native New Architecture 移行実践報告
taminif
1
160
モデル駆動設計をやってみようワークショップ開催報告(Modeling Forum2025) / model driven design workshop report
haru860
0
270
AIエンジニアリングのご紹介 / Introduction to AI Engineering
rkaga
8
2.8k
Cap'n Webについて
yusukebe
0
130
まだ間に合う!Claude Code元年をふりかえる
nogu66
5
840
Integrating WordPress and Symfony
alexandresalome
0
150
Rediscover the Console - SymfonyCon Amsterdam 2025
chalasr
2
170
Github Copilotのチャット履歴ビューワーを作りました~WPF、dotnet10もあるよ~ #clrh111
katsuyuzu
0
110
AWS CDKの推しポイントN選
akihisaikeda
1
240
DevFest Android in Korea 2025 - 개발자 커뮤니티를 통해 얻는 가치
wisemuji
0
150
Navigation 3: 적응형 UI를 위한 앱 탐색
fornewid
1
340
AIコードレビューがチームの"文脈"を 読めるようになるまで
marutaku
0
360
Featured
See All Featured
Six Lessons from altMBA
skipperchong
29
4.1k
Evolution of real-time – Irina Nazarova, EuRuKo, 2024
irinanazarova
9
1.1k
The MySQL Ecosystem @ GitHub 2015
samlambert
251
13k
Chrome DevTools: State of the Union 2024 - Debugging React & Beyond
addyosmani
9
1k
Fight the Zombie Pattern Library - RWD Summit 2016
marcelosomers
234
17k
The Cult of Friendly URLs
andyhume
79
6.7k
Designing for Performance
lara
610
69k
Fantastic passwords and where to find them - at NoRuKo
philnash
52
3.5k
Product Roadmaps are Hard
iamctodd
PRO
55
12k
Reflections from 52 weeks, 52 projects
jeffersonlam
355
21k
Designing for humans not robots
tammielis
254
26k
Templates, Plugins, & Blocks: Oh My! Creating the theme that thinks of everything
marktimemedia
31
2.6k
Transcript
楽楽明細の開発を⽀支える 技術 株式会社ラクス ファイナンシャルクラウド開発3課 Eiichi Mita 2017/4/21
⾃自⼰己紹介 • Eiichi Mita • Twitter/Qiita/Github/mstdn.jp: @eichisanden • 2014年6⽉月⼊入社(Ops=> SIer
=> ラクス) • ⼊入社以来、楽楽明細を担当 • ポケモンおじさん WANTED!!
None
楽楽明細 • 2013年にサービスイン • Java 8/Tomcat/Apache/PostgreSQL • 現在、開発者は3名 • ⼀一番多い時でメンバー8名
現在は、マンパワーはないが ⼩小回りが利くので、⼩小さな改善はし やすいタイミング YYY ͠Α͏ͥ :FBI
ただ、やることが多く開発や改善に時間を取れ ない ։ൃ ӡ༻ ׂΓࠐ ΈλεΫ όάର Ԡ վળ ಋೖࢧԉ
αϙʔτ
ӡ༻ ׂΓࠐΈ λεΫ αϙʔτ όάରԠ վળ ಋೖ ࢧԉ ։ൃ こうしたい
銀の弾丸はないので地道に改善して いっている
開発フロー
Subversion + Redmineでの コードレビューが⾟辛い(結構前の話 ですが) 課題 チケットに「xxxクラスの何⾏行⺫⽬目の…」と書いた り、該当箇所のコード貼りつけたり、とにかく⾟辛 かった(ましてオフショア相⼿手なら尚更…)
GitLab導⼊入 解決 マージリクエストベースでの開発 レビュアーもレビュイーも⼤大幅に負担軽減
Gitのブランチ運⽤用 解決 Gitフローを多少アレンジした感じでやって います。
NBTUFS WEFW GFBUVSF GFBUVSF GFBUVSF こんな感じ
Gitだとコミットの単位を調整しやすい 解決 git add -p や git rebase -i などを駆使してレビューし
やすい単位でコミットを分割。 リファクタリングと業務要件の実装は分けてコミット。
テスト
テストがない!!! 課題 ※実際は、ない訳ではなく、 過去に作成したJUnitのテストをメンテできずにビルドからも外され塩 漬けになったいた。 テストコードのメンテはそれなりに⼯工数が掛るので、致し⽅方ない⾯面 も。。
テストを復活させた 解決 殆どのテストコードはそのまま使えた ただし、少しの修正で蘇⽣生できないテスト は捨てた 㱺ݹ͍ͷݻࣥ͢ΔΑΓ早くテストがある 状態に戻すことが先決だった!!
Mockito導⼊入 解決 以前は依存するクラスを動かすために、テ ストごとにDIコンテナを起動していた 㱺͍͘͢͝͠ɺґଘ͢ΔΫϥεΛಈ͔ͨ͢Ίͷ setupも⼤大変。 本質的じゃないところで疲弊してテストがメンテで きなかたのかも(想像) Mockを活⽤用してテストしたいコードに集 中できるようになった
JUnitを3から4へバージョンアップ 解決 テストの階層化やパラメータ化が可能にな り、より分かりやすくテストが書けるよう になった 㱺ϊϋΛษڧձΛ։࠵ͯ͠νʔϜʹ ڞ༗した
コミット時のテスト⾃自動実⾏行とカバ レッジも⾒見えるようにした 解決
テストが失敗するとすぐ分かるように 解決 リアルなおっさんが怒って詰め寄ってき ます
E2Eテスト
リリース前のリグレッション テストが⾟辛い 課題 でも、デグレが怖いのでやらない訳にも いかない
Seleniumテストを導⼊入(準備中) 解決 SeleniumラッパーはSelenideを使⽤用しています。 去年のSeleniumアドベントカレンダーに記事を書きました。 http://qiita.com/EichiSanden/items/ea857b46cbf5435b0c3b
リリース時の疎通確認が⾟辛い 課題 サーバも増えてきたし、 もはや⼿手動でやるレベルじゃなくなってきた
Selenideでテストを作成 解決 次回のリリースから本格的に使⽤用予定
DBマイグレーション
元々、DDLは差分パッチSQLで管理していたが、ど の環境にどこまで当てたか分かりにくかった 課題 CFHJO BMUFSUBCMFIPHFBEE DPMVNODPMUFYU DPNNJU CFHJO JOTFSUJOUPIVHB JE
WBM WBMVFT BBB CCC DPNNJU CFHJO ESPQUBCMFHPNJ DPNNJU 20170419_1.sql 20170420_1.sql 20170420_2.sql
Flywayを導⼊入した • flyway info でどこまで当っているか確認できる • flyway migrate を実⾏行すれば、まだ適⽤用していない パッチだけを当ててくれる
• 本番環境はどこまで当っているか⾃自明なので、検証環 境でのみ利⽤用 • Flywayはバージョンダウンには対応していないが、 そこは割り切った(たまに欲しい時があるが、バー ジョンダウンのSQLを常に書くのは割に合わないた め) 解決
運⽤用
アプリからのエラー通知がメールで来るが ⼤大量すぎて⼤大事なものが埋もれてしまう 課題
無駄なアラートを減らす取り組み 解決⽅方法 ɾηογϣϯ͕Εͨޙͷૢ࡞ ɾbotからのアクセス ɾμϯϩʔυதʹΩϟϯηϧ͞Εͨ ɾϥΠϒϥϦ͕ग़ྗ͢ΔແବͳΤϥʔ など内部エラーを減らす取り組みを地道に⾏行っている あるサーバーからの通知数が 1年前 1127通
-> 今年 377通に激減 メールをチェックする時間短縮と重要なアラートを⾒見 逃すリスクが減った!
DevOps(的な)
開発担当とインフラ担当が分かれており、 すごく典型的なDevOpsの問題がある 課題
• 組織的な問題まで踏み込めないので、出来 ることをやるのみ 解決できていないが…
依頼した作業の背景をきちんと説明する 㱺తഎܠΛ理解してもらうことで同じゴールを⺫⽬目指せる 考え⽅方の違うことを理解する 㱺͓ޓ͍ओு͕͋ΔͷͰาΈدΔ͜ͱ͕⼤大事 運⽤用系のシェルなど、GitLab上で共同メンテ しようと準備中 㱺࠷ॳগ͠ରҙݟ͕͋ͬͨɺϝϦοτΛઆ໌ͯͬ͠ ͯΈΔ͜ͱʹɻOpsにもGitLabを使ってもらって相互レ ビューし合うのが理想 やっていること
Infrastructure as Code ɾखॱॻϕʔεͷڥߏஙਏ͍ͷͰɺAnsibleなど、オー ケストレーションツールを使っていきたい。 ɾサーバーが増えるたびに動作確認するのも⾟辛いので、そろ そろコード化しないとキツイ 㱺ͱΓ͋͑ͣϩʔΧϧ։ൃڥͷߏஙͰAnsibleや ServerSpecを使って広めようとしている。 (⼩小さく始めて実績を作ると広めやすいと思っている)
やりたい
今後やりたいことは沢⼭山... フレームワーク乗り換え マイクロサービス Docker AWS アジャイル/スクラム デザインガ イド React/AngularJS/Vue Sass/Less/Stylus
EsLint Gradleで依存関係解決 PostCSS ローカル開発環境の⾃自動構築 Elastic Search/Kibana/Embulk CI/CD Jenkins2/GitLab CI Swagger Go Babel Webpack
バイブル
ご清聴ありがとうございました