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August 01, 2026

1人 × AI、1か月でここまで作れる ー 数年前の外注換算3.8〜7.4億円・241〜379人月分の作業を、AI費用 約10万円・31日で

AIを1カ月フル活用したら、1人でどこまで作れるのか。

2026年7月、私がAIエージェント群と実際に開発・公開した成果を集計すると、AI普及前の外注換算で3.8〜7.4億円、241〜379人月相当。AIサービスに支払った費用は約10万円でした。

EffeTuneのモバイル対応、100万曲対応の音楽ライブラリ、全DSPのWebAssembly化とSIMD最適化、物理シミュレーションベースの新エフェクト、Python/JavaScript対応のEffeTune DSP Library、VST3版EffeTune Mixwright、フルに遊べるゲームとAndroid版、自分専用の制作支援ツールまで。デモや一発ネタではなく、実際に使える完成品を公開するところまで含めた1カ月の全記録です。

EffeTuneだけでも、7月中にGitHubへ到達した追加コードは約49.5万行。Claude CodeとCodexの利用量はAPI換算で約7.8万ドル、日本円で約1,200万円分でした。

「AIを使っている人」と「AIを使い倒している人」の間で、いま何が起きているのか。AI活用の手触りを、具体的な成果と数字でご紹介します。

※3.8〜7.4億円は売上・利益・成果物の市場価値ではありません。AI開発が常態化する前の外注水準で、同じ成果を再調達する場合の追加発注相当額です。本人の発案・要件提示・意思決定・受入作業は含めず、2026年7月の増分のみを集計しています。

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August 01, 2026

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Transcript

  1. 1人 × AI、 1か月でここまで作れる FRIEVE-A / ACTIVITY REPORT 2026年7月、個人がAIエージェント群に任せた開発の全記録。 外注換算

    3.8〜7.4億円・241〜379人月分の成果を、 AI費用 約10万円・31日で。 Frieve-A 2026.07.01 – 07.31 (JST) Frieve-A — AI Activity Report 2026.07 2026.08.01 作成 01 / 18
  2. PROFILE 自己紹介 Frieve-A (小林 由幸) デジタルクリエイター / Frieve代表 @frievea アプリケーション、サービス、ゲーム、音楽、動画作品、書籍などを

    手掛ける。 AI関連では過去、Deep Learningの統合開発環境 Neural Network Consoleの開発と、そのYouTubeチャンネルでの Deep Learning解説などを担当。 元ソニーグループ Corporate Distinguished Engineer(AI領域)。 その他の主な個人製作: 思考支援ツールFrieve Editor、DAWソフトウェア Music Studioシリーズ、高音質音楽ファイルプレイヤーFrieve Audio、 音楽の加工再生アプリEffeTune、オーディオレビューサイトFrieve Audio Review など。 Frieve-A 2026.07 — はじめに 02 / 18
  3. WHY THIS REPORT 「見えている世界」が違いつつある ガチ勢には珍しくない $200プランを複数契約して ブン回す、年収の数割を 全部AIに課金——そんな 話はもう普通に聞く。 それと比べれば、

    今回紹介する程度の活用は 手ぬるい。 Frieve-A 2026.07 — はじめに それでも、差は開く AIの進歩があまりにも 速い。使いこなしている 人とそうでない人とでは、 見えている世界が 違う可能性がそれなりに ある。 この資料の目的 「今は、これが当たり前に なりつつある」——その 事実を、具体的な数字と 成果物ベースでご紹介。 一つの具体事例として 参考にしていただければ。 03 / 18
  4. J U LY 2 0 2 6 — S U

    M M A RY 7月の成果(数字) 外注換算額(現実的なコンソリ発注) 3.8 〜 7.4 億円 個別発注の積上げでは 4.9〜8.7億円 AI相当工数(ソフトウェア開発) 241〜379人月 $200プラン1契約・1か月あたり 121〜190人月相当 約10万円 開発期間 約27〜42倍の速度 支払ったAI費用 専門チーム並行投入でも27〜43か月分・ 単一チーム順次なら87〜135か月分 費用レバレッジ 3,830〜7,390倍。中心は$200プラン 2契約(ClaudeとCodex)+周辺AI費用 31日 集計対象は2026年7月1日〜31日にAIエージェントが行った増分のみ。本人の発案・判断・受入・出演・編集は含まない。 Frieve-A 2026.07 — 成果サマリー 05 / 18
  5. PORTFOLIO 何を作ったか 加工再生プレイヤーEffeTuneの4大型リリース、 3.9〜6.9億円 EffeTune・オーディオ VST3版Mixwright、物理シミュレータ群、 個別積上げ換算 DSPライブラリ、教育用Vinyl Explained 1993年MSX2作のフルリメイクSLIME

    WORLD、 QUIZ5secカスタムパック、Android 5,000万〜8,800万円 ゲーム 10本一括公開基盤、開発中のゲーム1本 動画自動カットCLI Jetcut、本人音声のローカル 3,500万〜6,700万円 内部ツール・基盤 TTS基盤、オーディオ3サイト統合基盤 AudioHub Google Play 10本の申請・公開、動画9本・ リリース運用・制作 note4本などの制作支援、リリースノート、素材制作 1,050万〜2,550万円 合計(個別積上げ) Frieve-A 2026.07 — 成果サマリー 同一会社へまとめるコンソリ発注なら 3.8〜7.4億円 4.9〜8.7億円 06 / 18
  6. EFFETUNE 1か月で大型リリース4回 7/4 — v1.67 7/10 — v2.0.0 7/17 —

    v2.1.0 68エフェクト全画面を モバイル/PWA化。 オフライン起動まで。 実作業 約2日|6〜9人月 音楽管理アプリ一式に 相当するライブラリ機能を 統合。 実作業 約3日|10〜15人月 67エフェクトを Room EQ・IR Reverb・ C++/WASMへ移植し爆速化。 Vinyl Simulator。 100万曲級DB対応。 単体製品級を3つ同時投入。 実作業 約1週間|28〜42人月 実作業 約8日|25〜38人月 スマホ対応 4リリース 7月の公開リリース effetune.frieve.com Frieve-A 2026.07 — 成果物 Music Library +49.5万行 7月のコード追加(累積) 全DSPをWASM化 69〜104人月 AI相当工数 7/25 — v2.2.0 Room EQ + Vinyl 1.4〜2.3億円 外注換算 github.com/Frieve-A/effetune — v1.66→v2.2 差分 07 / 18
  7. R&D GRADE 既に「研究開発」も任せられる Vinyl/AM/FM/SW Radio Simulatorは、この大半の工程をAIが実施(人は要件提示と指示監督)。 物理モデルの検討 → 観測事実との突合せ Vinyl

    Simulator v2.2で公開 教育用物理シミュレータVinyl Explainedで構築した 3.84MHz相当・Hertz/Winkler接触理論の 物理参照モデルを土台に、S/N・THD・ トレーシングロスを理論値・実測値と校正しつつ、 96kHzリアルタイム・CPU 30%以内の 製品実装へ再設計した。 → CPU予算内の近似設計 → SIMDゴリゴリ最適化 FM Radio Simulator 8/1公開 初代Rev Aは CPU 16.35%・ステレオ分離16dBで 失敗。三層split-rate構成のRev Bへ全面再設計し、CPU 7〜10%・分離45dB以上を達成。失敗と再設計を 含む、本物のR&D。 開発成果や工夫は、少なくともひと昔前なら論文や特許として十分成立するレベル。単純な開発案件ではなく、 研究開発レベルの業務が既に委託可能になっている。(Physical Radio Simulator群も8/1にEffeTune Web版で公開済み) Frieve-A 2026.07 — 成果物 08 / 18
  8. E F F E T U N E D S

    P L I B R A RY 7月の成果物で唯一、世の役に立ちそうなやつ EffeTune内部の70超の音声処理アルゴリズムを、Pythonと JavaScriptから使えるOSSライブラリとして整備し、8月1日に PyPI/npmで無料公開。AIが読めるJSON Schema、CLI、 言語間ゴールデンテストまで完備。 AI・エージェント向けの音声DSPライブラリとして、 世界最高の1つにできたと思っている。 音声系AIの 学習データ処理 pypi.org/project/effetune Frieve-A 2026.07 — 成果物 音声を扱う アプリ開発 AI Agentの 動画・音声編集 npmjs.com/package/@effetune/dsp AI相当工数 22〜34人月 外注換算 0.4〜0.8億円 無駄なことにサーバリソースを 溶かしたわけではない。 ここだけでも元は取れる。 09 / 18
  9. EFFETUNE MIXWRIGHT DAWで使えるVST3版 — 5日で3リリース EffeTuneのDSPエンジンを、音楽制作ソフト(DAW)から使えるVST3プラグインとして無料公開。 画面の貼り付けではなく、ライフサイクル管理・マルチバス・レイテンシ補償を備えた本格的な プラグイン基盤を新規構築し、Windows/macOS両対応。 7/22 —

    v0.1.0 7/23 — v0.1.1 7/26 — v0.2.0 1〜8chバス構成、 state/latency/oversampling対応。 14〜22人月分。 レイテンシずれと macOS起動不可の release blockerを即日解決。 EffeTune本体の 部屋測定データを プラグイン側で読み込み・ 保存。 VST3基盤を新規構築 翌日に互換性修正 github.com/Frieve-A/effetune-mixwright Frieve-A 2026.07 — 成果物 Room EQデータ連携 3リリース合計 17〜28人月 / 0.3〜0.6億円 相当 10 / 18
  10. F R I E V E GA M E S

    一発ネタではなく、フルに遊べるゲーム SLIME WORLD 公開済み 1993年のMSX2用ゲームを 解析し、現代のブラウザ/ スマホで遊べる形へ丸ごと リメイク。8言語対応。 7月分だけで10〜15人月分。 QUIZ5sec 公開済み 問題セットを自作できる カスタムパック機能を追加し、 オーディオクイズ2種を制作。 マルチプレイ同期の 堅牢化込み。 Android 10本 公開済み 前月までにWeb版を公開済みの 自作ゲーム10本を、 Android版として Google Playへ一括公開 (必要な実装と公開作業)。 よくある「AIで一発生成してみた」「1シーンだけ高品質」ではなく、最後まで遊べる完成品。 (30年前の作品の移植・リメイク故の根本的な古さはあるが、それはAIのせいではない。) — 7月の話ではないが以前手元でAIは、ソースコードが失われた過去のゲームをバイナリの逆アセンブルから3日で それなりに再現する、ということもやってのけている。 Frieve-A 2026.07 — 成果物 11 / 18
  11. TO O L S & W O R K I

    N P R O G R E S S 内部ツールと、開発中のもの Jetcut 内部ツール Frieve-A TTS 内部基盤 AudioHub 内部基盤 開発中のゲーム1本 開発中の機能A・B 未公開・開発中の合計 129〜206人月 撮影動画の無駄を自動カットして 編集ソフトへ渡すCLIを新調。 2カメラ音声同期、最新 ASR対応で精度向上。 バックエンドの全面移行と、 課金・セーブ・認証基盤の 新規構築。12〜19人月分。 Frieve-A 2026.07 — 成果物 本人の声を学習し、ローカル GPUだけで日英ナレーションを 合成する音声合成基盤。 プロジェクト全体を1日で構築。 物理モデルの試作を 23〜36ラウンド反復している R&D段階の新機能群。 32〜53人月分。 公開中のオーディオ3サイトを 統合管理する基盤。製品 2,386件・6,300超ページを 横断移行。 2.6〜4.7億円 相当(7月末時点) 12 / 18
  12. COST 支払い10万円、使ったのはAPI1,200万円分 支払ったAI費用 約10万円/月 API換算の利用量 ×120 $78,178/月 ≒ 約1,200万円 Claude

    Code $7,691 + Codex $70,487(2026年7月、API料金 換算)。総トークン約1,306億。ピークの7/19は1日で $15,641。 Frieve-A 2026.07 — コスト Codexのレートリミットリセットが重なった 結果とはいえ、中央値や平均からすればずい ぶん多いはず。インターネット黎明期に 業務回線を占有する勢いで使い倒した ヘビーユーザに近い状況。 サブスクに含まれるとはいえ、実サーバ費用は 個人で負担しきれる額を超えている。もはや AI企業と世界の投資家に、AIの応用発掘・ 普及促進のためVirtualに雇われていると 言っていいレベル。 13 / 18
  13. METHODOLOGY 見積は、盛っていない 実測ベース 公的単価に準拠 二重計上の排除 むしろ控えめ コード量はgit diffの実測。行数からの機械換算は せず、これまでの社会人経験に基づき要件・WBS・ リスクから「この仕事をいくら・何か月で

    外注できるか」を算定。 重複除外台帳で全案件を照合し、コピー・流用・ 生成物を二重に数えない。まとめ発注前提で共通 PM・QA・CI費も8〜22%控除済み。 Frieve-A 2026.07 — 見積の方法 単価はJUAS調査・NEDO労務費単価を参照。 一般案件160〜190万円/人月、高度DSP/C++は200〜 240万円、物理R&Dは230〜270万円/人月。 楽観にも悲観にも倒していない。今のAIは IQ160級と言われ、もはや測定できないレベルに なりつつある。本当に同等の人間を雇えたら、この 金額では到底収まらない可能性が高い。 14 / 18
  14. AND STILL… AIにかかりっきりだったわけでもない 週3回 ゲームのライブ配信 Age of Empires II /

    IV 17本 公開した動画・記事 動画10本・Short 2本・記事5本 8時間 1日平均の睡眠 年初の9時間からは1時間減… AIのコントロールに張り付いていたわけではなく、他のことを十分楽しめる余裕と余暇が あった上での結果。無理にガチ勢の真似をして睡眠不足に陥り体を壊したら元も子も ないので、リラックスして楽しむことが大事。 Frieve-A 2026.07 — 働き方 15 / 18
  15. CONCLUSION AI活用に保守的になる合理的な理由は、もうほぼない AIをフル活用できるかどうかが3桁・4桁の開発力の差を産む。これは既に普通のこと。 1 徹底利用と、それができる環境づくりは必須。 「開発力を毎年2倍」では到底不足。毎年10倍級の効率化を真剣に実現していかないと、 2 存在価値すら危うくなる。 昔ながらの人手ワークフロー前提の仕組みやルールがボトルネックなら、真っ先に 3

    破壊する必要がある。 もっとも、この領域でのシンギュラリティは既に達成されているとも言えるので、存在価値を見出そうとする意味自体も 薄れつつある。そのあたりはYouTube動画で相当話しているので、合わせてどうぞ。https://youtube.com/@frievealecture Frieve-A 2026.07 — 結論 16 / 18
  16. OUTLOOK AIの価値は、まだ過小評価されている 現状でも、年間コスト数十億円規模の会社の仕事を1人でこなせるようになりつつある。 そしてAIがもう少し発展すれば—— 数十億円 今ここ → 数百億円 1企業レベル 10兆円

    → → 1兆〜 大企業レベル 100兆円 業界レベルを1人で 目先の便利さにとらわれすぎることなく、小手先、人並みの利用で活用した気にならず、 皆さんがその本質的未来を見越した上でAIを活用し、活躍されることを期待しています。 Frieve-A 2026.07 — 結論 17 / 18
  17. T RY T H E M ほとんどの成果物は、実際にお試しいただけます EffeTune / オーディオ

    ゲーム 動画・記事・書籍 effetune.frieve.com frievegames.com EffeTune v2.1 紹介動画 v1.66→v2.2 差分 slime-world Vinyl Simulator 動画 effetune-mixwright quiz5sec Mixwright 紹介動画 sound_toolbox sky.frievegames.com note.com/frievea DSP Library (PyPI/npm) コードの差分リンクから、この1か月でAIが書いたコードにそのまま触れられます。さらに先の未来の話についての書籍 「神のブートローダー」(noteや自前電子書籍サイトで全文無料、紙書籍版もあります)もあわせてどうぞ。 Frieve-A 2026.07 — リンク 18 / 18