Lock in $30 Savings on PRO—Offer Ends Soon! ⏳
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
自己組織化が進みすぎて、俺いらなくなった説 /Tips for Advancing Sel...
Search
Masahiko Yoshida
September 13, 2024
2
990
自己組織化が進みすぎて、俺いらなくなった説 /Tips for Advancing Self-Organization
Masahiko Yoshida
September 13, 2024
Tweet
Share
More Decks by Masahiko Yoshida
See All by Masahiko Yoshida
商談動画を通じて顧客との対話を深める
hikoy
0
74
Featured
See All Featured
The Art of Delivering Value - GDevCon NA Keynote
reverentgeek
8
1.2k
Become a Pro
speakerdeck
PRO
25
5k
Making Projects Easy
brettharned
115
5.9k
GitHub's CSS Performance
jonrohan
1030
460k
Building a Modern Day E-commerce SEO Strategy
aleyda
38
7k
Statistics for Hackers
jakevdp
796
220k
Build your cross-platform service in a week with App Engine
jlugia
229
18k
Building an army of robots
kneath
302
43k
The Straight Up "How To Draw Better" Workshop
denniskardys
232
140k
A Tale of Four Properties
chriscoyier
156
23k
Measuring & Analyzing Core Web Vitals
bluesmoon
4
150
Faster Mobile Websites
deanohume
305
30k
Transcript
© 2024 Loglass Inc. 2024.09.12 Masahiko Yoshida 自己組織化が進みすぎて、 俺いらなくなった説 IVRy/ログラス/アソビュー/Findyが登壇!マネジメント負荷を軽減する自己組織化のノウハウとは?
© 2024 Loglass Inc. 自己紹介 芳田 昌彦 株式会社ログラス 開発本部 プロダクト開発部
エンジニアリングマネージャー 新卒で大手SIerに入社し、製造業向けの受発注管理SaaSの開発に従事。 その 後、開発ベンチャーにジョインし新規プロダクトの立ち上げから組織マネジメント まで幅広く携わり、2022年8月から株式会社ログラスに入社。 現在はエンジニアリングマネージャーとして、複数のチームのマネジメントにコミッ トしています。 X:@hikoy Masahiko Yoshida
© 2024 Loglass Inc. Loglassについて
© 2024 Loglass Inc. アジェンダ 1. 自分の昔語 2. ログラスで実施したTips a.
場を創る b. メンバー自身が考えられるように c. 観測する 3. 自己組織化が促進された結果 4. その先 5. まとめ アジェンダ
© 2024 Loglass Inc. 01 自分の昔語
© 2024 Loglass Inc. ログラスに入社するまでのマネジメントを振り返る • テクニカルマネジメントをする ◦ 開発言語変更の提案と推進 ◦
開発プロセスの整備(テストコードを必ず書く、PRレビュー必須にするなど) ◦ ジュニアメンバーへの教育(リーダブルコード、SOLID原則、クラウドインフラのノウハウ) ◦ 設計レビューをする • ピープルマネジメントもする ◦ メンバー全員(10人くらい)と1on1 をする ▪ 人間関係の調整も ◦ 評価もするし、キャリア開発ももちろんする 01|自分の昔語
© 2024 Loglass Inc. ログラスに入社するまでのマネジメントを振り返る • テクニカルマネジメントをする ◦ 開発言語変更の提案と推進 ◦
開発プロセスの整備(テストコードを必ず書く、PRレビュー必須にするなど) ◦ ジュニアメンバーへの教育 ◦ 設計レビューをする • ピープルマネジメントもする ◦ マネジメントメンバー全員と1on1 をする ◦ 評価もするし、キャリア開発ももちろんする 01|自分の昔語 体力が持つ限りはひたすらに全部意思決定をし、やる!! → 権威型のマネジメントスタイル
© 2024 Loglass Inc. 当時のマネジメントスタイルでの限界を感じていた • 組織がスケールしない ◦ 常にボトルネックが自分 ◦
チームの成長の壁が出来る ▪ 例 振り返りのTryに「芳田さんを頼る」 • 自分自身の成長も進まなくなる ◦ メンバーのことを必死に考える日々で自分のことは優先度低い ◦ 連続的な成長になり、非連続な成長を実感できない 01|自分の昔語
© 2024 Loglass Inc. 自身のキャリアも考えていた • このままマネージャーでいくか?それともエンジニアに戻るか? 01|自分の昔語
© 2024 Loglass Inc. 自身のキャリアも考えていた • このままマネージャーでいくか?それともエンジニアに戻るか? ◦ 転機としてログラスに入社する 01|自分の昔語
© 2024 Loglass Inc. • 組織がスケールしない ◦ 常にボトルネックが自分 ◦ チームの成長の壁が出来る
▪ レトロのTryに「芳田さんを頼る」 • 自分自身の成長も進まなくなる ◦ メンバーのことを必死に考える日々で自分のことは優先度低い ◦ 連続的な成長曲線になり、非連続な成長を実感できない 01|自分の昔語 メンバーの練度が高かったので より組織のアウトプットを最大化させるために 放任型のマネジメントスタイルに変えてみた
© 2024 Loglass Inc. 02 ログラスで実施したTips 〜場を創る〜
© 2024 Loglass Inc. 場を創る • メンバー・チームを知る場 ◦ ドラッカー風エクササイズ ◦
ワーキングアグリーメント ◦ モチベーショングラフ ▪ 選考フローで作成 • メンバーがチームを考える場 ◦ インセプションデッキ 02|ログラスで実施したTips〜場を創る〜 部活で 地区大会優勝 受験に失敗 第一志望の会 社に就職 成果が出せず 苦しむ 昇進して 部長へ
© 2024 Loglass Inc. 場を創る • メンバー・チームを知る場 ◦ ドラッカー風エクササイズ ◦
ワーキングアグリーメント ◦ モチベーショングラフ ▪ ログラスの採用で作る • メンバーが考える場 ◦ インセプションデッキ 02|ログラスで実施したTips〜場を創る〜 部活で 地区大会優勝 受験に失敗 第一志望の会 社に就職 成果が出せず 苦しむ 昇進して 部長へ メンバーのことをメンバー同士が知ることから始める 健全な対話が出来ないと何事も始まらない メンバー同士のすれ違いも少なくなる
© 2024 Loglass Inc. 02 ログラスで実施したTips 〜メンバー自身が考えられるように〜
© 2024 Loglass Inc. メンバー自身が考えられるように • 権限委譲(デリゲーションポーカー)の実施 ◦ チーム内でPdM・デザイナー・エンジニアでテーマを決めて委譲範囲を会話 •
1on1では傾聴と問いかけを重視 ◦ Will, Can, Mustから本人がしていくことを後押しする • メンバーに挑戦を促す ◦ チームでの開発プロセスの課題があり、新しい開発プロセス(FAST)を導入するタイミング だった。場の設定して、推進はメンバーに一任する 02|ログラスで実施したTips〜メンバー自身が考えられるように〜
© 2024 Loglass Inc. 02 ログラスで実施したTips 〜観測する〜
© 2024 Loglass Inc. メンバーを信じて、失敗も一緒に経験しながら観測する • 新しい開発プロセスの導入で ◦ 時にはプレイングに戻ってみて、メンバーと同じ目線での観測をする(🐛虫の目) ◦
逆に遠めの第三者目線で見てみて、意見を述べる(🐦鳥の目) ◦ 無邪気にすべてを忘れてみて、どうなっていくか感じたことで指摘する(🐟魚の目) 02|ログラスで実施したTips〜観測する〜
© 2024 Loglass Inc. メンバーを信じて、失敗も一緒に経験しながら観測する • 新しい開発プロセスの導入で ◦ 時にはプレイングに戻ってみて、メンバーと同じ目線での観測をする(🐛虫の目) ◦
逆に遠めの第三者目線で見てみて、意見を述べる(🐦鳥の目) ◦ 無邪気にすべてを忘れてみて、どうなっていくか感じたことで指摘する(🐟魚の目) 02|ログラスで実施したTips〜観測する〜 様々な目でFBをすることにより メンバーのコラボレーションや行動変容を促す
© 2024 Loglass Inc. 03 自己組織化が促進された結果
© 2024 Loglass Inc. 改めて昔の自分と比較すると • テクニカルマネジメントする ◦ (変化)メンバーにすべて任せられるようになる •
ピープルマネジメントする ◦ (変化)より密にメンバーと会話 ▪ 中長期のキャリアについて ▪ メンバーの成長について 03|自己組織化が促進された結果
© 2024 Loglass Inc. 04 その先
© 2024 Loglass Inc. メンバーの自己組織化が進んだことで新たなる課題 • 改めてEMは何をする人ですか?と突きつけられる ◦ メンバーが自律的に足元の課題解決を行う ◦
そのため、より組織の本質的な課題(ヒト・モノ・カネ)や中長期の組織戦略を考えることに EMが集中できる ▪ 中長期のための採用戦略 ▪ 中長期のために次のEMを育てること 04|その先
© 2024 Loglass Inc. メンバーの自己組織化が進んだことで新たなる課題 • 改めてEMは何をする人ですか?と突きつけられる ◦ メンバーが自律的に足元の課題解決を行う ◦
そのため、より組織の本質的な課題(ヒト・モノ・カネ)や中長期の組織戦略を考えることに EMが集中できる ▪ 中長期のための採用戦略 ▪ 中長期のために次のEMを育てること 04|その先 イベントのテーマに反するかもしれないが... 自己組織化されていっても新たなるマネジメント負荷と対峙する
© 2024 Loglass Inc. より詳細なログラスの現在地に興味ある人はこちらもぜひ 04|その先 https://loglass-tech.connpass.com/event/329011/ 「10/9 Loglass TECH
TALK vol.4〜ログラスが挑むFASTでのスケーリング戦略〜」
© 2024 Loglass Inc. 05 まとめ
© 2024 Loglass Inc. まとめ • 自己組織化のためにいくつかTipsを紹介 ◦ 場を創る ◦
チームで考えられるように支援 ◦ 観測する • これらを行いメンバーが自律的に動いていけるようになるが、EMとしての負荷は 減らない ◦ より本質的な課題への挑戦が始まる... 05|まとめ
© 2024 Loglass Inc.