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Exploring Engineering in Workflow Development

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October 28, 2025

Exploring Engineering in Workflow Development

『ワークフロー開発でエンジニアリングを模索する』

TypeScript with LLMs
2025-10-28 19:00〜
https://lymo.connpass.com/event/369456/

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October 28, 2025
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Transcript

  1. 前提 • MastraのWorkflowsを利用。 • 社内向けシステムとして提供。 • 書類から所望の情報を抽出して報告書を作成するみたいな。 ◦ 報告書には数種類のフォーマットを想定。 ◦

    抽出対象を動的に判断し、表記揺れをならしたり計算したりも。 • 書類はpdfで、標準的なフォーマットがあるものの標準に従っているとは限らない。かつ、自由記 述なので何を読み取るか予測できない。 4
  2. 設計の論点・工夫 Vertex AIのパラメータで決定論に寄せてみる • Temperature: 0 - 最も決定的な回答を生成 • Top-K:

    1 - 候補を1つに絞り込み • Candidate Count: 1 - 生成候補数を1つに固定 • etc. 17
  3. 設計の論点・工夫 フィードバックを得る • ユーザーによる採点 • 自身もユーザーとなる • (Langfuse etc.) •

    エラーをユーザーないしエンジニアに伝える • LLMの判断根拠を出力させる 39
  4. 設計の論点・工夫 LLMに苦手なことをさせない • 算数 → 算数させない。抽出に専念させる。 • 禁止事項を遵守すること → 伝え方を工夫する(ガードレール

    etc.)。 • (雑な?)マルチタスク → 構造化する。順序立てる。 • ルールの再構築 → Human in the Loop。フィードバック。 44
  5. ソフトスキルの重要性 構造化、言語化する → LLMとの対話は人とのそれに似てる • 伝え方を追求する ◦ 相手に伝わりやすい構造や順序を模索する ◦ 説明しづらいことには例を示す

    ◦ 日本語の持つ曖昧さを自覚する?英語的な発想に近づける? ◦ ローコンテクストを目指す • 解析対象の特徴、構造を捉えてプロンプトに落とし込む • 非決定性の制約を織り込みつつ最終的なアウトプットが満足の閾値を超えるようにやりくりする 68