ユーザーにアプリを快適に使ってもらうためには、機能が動くだけでなくアプリのパフォーマンスも重要です。
端末が熱くて持てない、動作がカクカクするなど快適に動かないアプリは、ユーザー体験を著しくそこなってしまい、ユーザの離脱にもつながっていきます。
このような事態にならないためにも、アプリのパフォーマンスの計測を継続的におこない、
問題がある箇所を見つけて適切に対処すること重要です。
iOSアプリ開発ではInstrumentsなどを用いてパフォーマンスを計測することができますが、手動で計測しつづけるのは困難です。
今回は自分たちでCPU使用率と端末温度の計測を継続的に実施する仕組みをInstrumentsを用いて作成しました。
これらの仕組みを用意するために、CI/CDサービスをどうするか、どのように操作をし続けるかなど、様々な課題がありました。
また、運用していく中では、Instrumentsのデータの見づらさや想定外のクラッシュなどいくつもの問題が発生しました。
本トークでは、実際にiOSアプリケーションのCPU使用率と端末温度を継続的に計測する仕組みを作成し、運用している環境をどう実現したかに加えて「乗り越えた課題」、そして「残る課題と今後」についてより詳しく話をします。