[OutSystems] O11 ユーザーに贈る ODC 移行に備えておくと良さそうなコト

ODC 移行には O11 実装の変更は避けて通れません
移行ツールにかけたとしても「正しく変換できたかどうか」を何かしらの手段で担保する必要があります
そこで、移行前にどのようなことを備えておくと良さそうなのかをご紹介します

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1. O10/O11 ユーザーに贈る ODC 移行の前に備えておくと良さそうなコト 2024/07/25 OSUG Tokyo O10/O11 ユーザーに贈る ODC 移行の前に備えておくと良さそうなコト 2024/07/25 OSUG Tokyo 伊藤忠テクノソリューションズ 片野 潤一（@kata_junn）
2. 片野 潤一 かたのじゅんいち / かたじゅん 伊藤忠テクノソリューションズ（略称：CTC） 主業務 ローコードプラットフォーム： OutSystems の推進 - プリセールス、技術支援 - トレーニング講師、講師育成 @kata_junn kata_junn 社内活動 - 社内 OutSystems Developer 向け勉強会開催、登壇 - Webinar 企画、登壇 社外活動 - OutSystems User Group、Qiita、名城大学非常勤講師 OutSystems 経験 - 約 9 年、OutSystems 資格全て
3. 備えておく”べき”ことは色々公開されている マイグレーション用評価ツールで解析し、 アーキテクチャを O11 → ODC にマッピングし、 モジュールを App と Library にマッピングし、 O11 のアプリを ODC に変換可能な状態にする ※めっちゃ意訳してます
4. 備えておく”べき”ことは色々公開されている マイグレーション用評価ツールで解析し、 アーキテクチャを O11 → ODC にマッピングし、 モジュールを App と Library にマッピングし、 O11 のアプリを ODC に変換可能な状態にする ※めっちゃ意訳してます
5. 備えておく”べき”ことは色々公開されている https://medium.com/@marlies.quaadgras/6-steps-to-prepare-your-outsystems-o11- application-for-odc-migration-9090ef9550e4 https://blog.house-soft.info/archives/2205
6. 備えておく”べき”ことは色々公開されている
7. 備えておく”べき”ことは色々公開されている え...結構実装変わるじゃん
8. リグレッションテストが欲しくなる
9. リグレッションテストが欲しくなる 自動化されている O10、O11、ODC で動く
10. 何を使ってリグレッションテストを実装しよう？ O10/O11 eSpace App Library UI 〇 〇 ✕ Private Client Action 〇 〇 〇 Private Server Action 〇 〇 〇 Public Client Action 〇 ✕ 〇 Public Server Action 〇 ✕ 〇 Service Action 〇 〇 ✕ ODC
11. 何を使ってリグレッションテストを実装しよう？ O10/O11 eSpace App Library UI 〇 〇 ✕ Private Client Action 〇 〇 〇 Private Server Action 〇 〇 〇 Public Client Action 〇 ✕ 〇 Public Server Action 〇 ✕ 〇 Service Action 〇 〇 ✕ ODC
12. 何を使ってリグレッションテストを実装しよう？ O10/O11 eSpace App Library UI 〇 〇 ✕ Private Client Action 〇 〇 〇 Private Server Action 〇 〇 〇 Public Client Action 〇 ✕ 〇 Public Server Action 〇 ✕ 〇 Service Action 〇 〇 ✕ ODC BDD Framework の守備範囲
13. 何を使ってリグレッションテストを実装しよう？ O10/O11 eSpace App Library UI 〇 〇 ✕ Private Client Action 〇 〇 〇 Private Server Action 〇 〇 〇 Public Client Action 〇 ✕ 〇 Public Server Action 〇 ✕ 〇 Service Action 〇 〇 ✕ ODC BDD Framework の守備範囲
14. E2E でリグレッションテストを 書いたらいいのでは？
15. E2E ってそもそも何？ • システムをエンドユーザーの視点を持って行うテスト • UI や DB、外部システムを含めた多くの構成要素を経由する • あらゆる種類のテストの中でもっとも多くのプロダクション コードが実行されるため、退行に対する保護に優れている • ブラウザぽちぽちするのと同じことができる
16. ODC 移行前に E2E を備えておくことのメリット O10/O11 で作ったテストは ODC にも転用できる ※Reactive 前提 システム全体の動作確認を自動化（≒高速化）できる Reactive アプリでは Name 属性さえつけておけば ID が付与され、IDが付与されれば E2E テ ストは簡単には崩れない（Traditional だと後方一致しなければいけなかった） この原理から O11 で作ったテストは ODC でも動作する ※mabl で簡易に検証済 昨今では CodeceptJS（OSS） や mabl（SaaS）、Autify（SaaS）のような、賢い Locator を 備えたものも出てきており、ツールの選択肢は広い 何かしらの不具合発見時に即座にテストをリプレイできる おそらく移行が1発で成功するのはよほど小規模なアプリか奇跡が起こったときのみであるため、 工数をかけずにテストを再度行えることは想像以上のメリットとなるはず
17. E2E の一般的なデメリットに対する見解 実装にスキルが必要でテスト実装にコストがかかる テストが壊れやすくメンテナンスにコストがかかる 以下のような選択肢が出てきており、Selenium を直接触るよりもコストが低くなっている CodeceptJS（本質的なコードだけ書けば良く可読性が良い） mabl、Autify（ノーコード/ローコードで実装・メンテ可能で学習コストが低い） ODC 移行という観点であれば運用している or 運用に近い状態のシステムを移行するユース ケースが多いと考えられるため、アプリの変更が少ない＝テストが壊れる可能性が少ない また、SaaS であればテストの自動修復機能が（大体）備わっており、メンテナンスコスト低減 に対する機能が備わっている