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Backstageでつくるセルフサービスな社内開発基盤

 Backstageでつくるセルフサービスな社内開発基盤

生成AIの普及により「誰でもコードを書ける」ようになりつつある一方で、実際の業務利用には開発環境の準備や保守性、ガバナンスといった課題が残ります。

本資料では、BackstageのSoftware Templatesを活用し、標準化された開発環境=Golden Pathを提供することで、セルフサービス開発を実現する取り組みを紹介します。GAS開発やMCPサーバー開発の事例を通じて、AI時代におけるBackstageの役割と、開発の標準化・自走化に向けたアプローチをまとめています。

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Sakazaki Kikunosuke

September 02, 2026

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Transcript

  1. 自己紹介 坂﨑 菊之介(Kikunosuke Sakazaki) 所属: ソフトバンク株式会社 法人事業統括 AI・クラウドプラットフォーム本部 経歴: 2025年

    ソフトバンク入社 「クラウドネイティブ・アプリケーション・プラットフォーム(CNAP)」の開発 出身: 熊本 趣味: フットサルとボウリング
  2. アジェンダ 話すこと 01 | AIで変わる開発と新たな課題 02 | 03 | 04

    | AI時代に私たちの組織が直面した課題 Backstageによるアプローチ Backstageを活用してどのように課題を解決しようとしたのか 取り組みと成果 Backstageによる取り組みと成果 まとめ AI時代のセルフサービス開発におけるBackstageの役割 本日のゴール Backstageの役割を理解いただき、自社での活用アイディアとしていただく
  3. Backstageについて Backstage 4つの基本機能 01 | Software Catalog 情報の一元管理 02 |

    Software Templates 開発作業の標準化 03 | TechDocs ドキュメント管理 04 | Plugins 外部ツールの統合 Backstageとは? 開発者の入口を1つにし、 既存ツールをまとめるポータル
  4. これまでのBackstage利用状況 活用内容 ・プロダクトのテクニカルドキュメント集約 ・カタログ登録 ・アカウントの登録の自動化 部署横断でBackstageを利用し業務改善に役立ててきた MSPチーム MSP事業:顧客のクラウド導入・移行から環境構築、その後の運用までを一気通貫で支援する (MSP :

    Managed Service Providerの略称) サービス企画 サービス開発 MSPチームの戦略 を考案 顧客や、組織を支援 するプロダクトの開発 デリバリー MSPサービス全般の 導入等案件対応 運用 顧客のクラウド環境の 運用・保守を代行
  5. 実現した仕組み 全チームが利用するBackstageから、ハーネスを組み込んだSWTを払い出す 自動化したい Gitrepo払い出し SWTの選択 開発用Gitrepo Backstage ユーザー カタログによる管理 SWT

    A SWT B SWT C カタログ登録 Skeleton コードのテンプレート 使用方法を記載したDocs 誰でも“一定のルールのもと”作れる仕組みを提供する SWT : Software Templates
  6. GAS開発のセルフサービス化 Gitrepo払い出し SWTの選択 開発用Gitrepo Backstage ユーザー カタログによる管理 SWT A SWT

    B SWT C カタログ登録 Skeleton コードのテンプレート 使用方法を記載したDocs リポジトリの構造と開発の流れについて説明 GAS : Google App Script
  7. GAS開発を行うリポジトリの構造 払い出されるリポジトリ(テンプレート)の中身 • docs/requirements/ : 実装したい内容を整理した要件ファイル • docs/plans/ : 要件をもとに作成した開発計画ファイル

    ①設計・計画 • src/ : TypeScript のソースコード • dist/ : ビルド後の出力先clasp が push する対象 • dist/appsscript.jsonApps : Script の設定ファイル ② 実装・ビルド ③ 開発支援設定 • .github/copilot-instructions.md : repository 共通ルール • .github/prompts/ (plan , implement , review ): Copilot prompt • .clasp-example.json : .clasp.json を作るためのサンプル
  8. リポジトリを活用したGAS開発フロー …手動作業 …AIが実装 要件を書く docs/requirementsを更新 開発計画作成 docs/plansを更新 計画に沿った実装 src/を更新 サービス情報ファイル生成・更新

    catalog-infoを生成・更新 実装内容レビュー docs/plansを基にレビュー 使い方ドキュメント生成 docs/usage/index.mdを生成 GASに反映 動作確認後GASに反映 commit/push Catalog・ドキュメントの登録・更新
  9. MCPサーバー開発を行うリポジトリの構造 払い出されるリポジトリ(テンプレート)の中身 ① ビルド・起動設定 • src/main.py : MCPサーバ本体の初期化・起動 • src

    /pyproject.toml : Python環境・依存関係の定義 • src /Dockerfile : コンテナ化・実行方法の定義 • deploy/app/ : CNAP上にMCPサーバを自動デプロイするためのテンプレート • deploy/clusters/ : クラウドベンダー毎の差分を管理 ② デプロイ定義 ③ AI開発支援設定 • skills-lock.json : アプリ本体・依存関係・コンテナ化 • agents/skills/fastmcp-client-cli : skill 本体の定義
  10. まとめ 01 | 「AIで標準的に開発できるGolden Path」を 組織へ配布する起点になる 単にAIにコードを書かせるだけではなく、決められた流れに沿ってAIを活用しながら 開発の実施が出来る 02 |

    「誰でもコードを書けるだけ」の状態から脱却 何も意識せずとも、一定のルールのもとでAIを駆使して開発を実施することができ る仕組みを確立 Backstageを起点に、真の「セルフサービス開発」を実現