テキストデータや画像・音声データなどの種類を問わずに適用できる 汎用的なデータ圧縮ライブラリ というと、deflate アルゴリズム の実装である zlib が古くからデファクトスタンダードとして存在しており、実際に広く使われています。ご多分に漏れず、zlib は Java にも組み込まれており、標準クラスライブラリを通じて利用できるようになっています。
一方で 2010 年代に入ってから、snappy, lz4, brotli, zstandard といった、zlib より優れた性能を提供する様々なデータ圧縮ライブラリが新たに開発・公開されており、利用が徐々に広まりつつあります。
このセッションでは、最近開発されたデータ圧縮ライブラリについて、Java で利用できるライブラリの紹介やそれぞれのライブラリの特性、どのライブラリを使うべきかの選定基準、また Java でそれらのライブラリを使う際のポイントについてお話いたします。
http://www.java-users.jp/ccc2018spring/#/session/a46bfcee-3f2f-47c5-a3e8-57c901f00140