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プロダクトエンジニアは目指すものじゃない / product-engineer-2025-li...

プロダクトエンジニアは目指すものじゃない / product-engineer-2025-link-and-motivation

リンクアンドモチベーション登壇資料(2025/10/29)

プロダクトエンジニアは目指すものじゃない
ー価値創出にコミットし続けた結果、役割がついてきた話
#product_転ドラlt #リンモチ

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【イベント情報】
■イベントページ
 https://tenshoku-draft.connpass.com/event/372648/

【株式会社リンクアンドモチベーション】
■お問合せ先
 [email protected]
■テックブログ
 https://link-and-motivation.hatenablog.com/
■開発組織の公式X
 https://x.com/LinkandM_dev
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Transcript

  1. 2
 © Link and Motivation Group 自己紹介 小宮 慎ノ介 


    
 株式会社リンクアンドモチベーション 
 
 
 • 2019年新卒入社 
 • Motivation Cloud Seriesの開発を経て、 
 今は生成AIを活用した新規プロダクト開発に従事 

  2. 4
 © Link and Motivation Group • コードが読めなかった人でも、 AIにサポートしてもらいながら 構造を理解できるようになった

    • インフラの設定も、 AIに聞きながら触ってみたら 意外といけた • 市場分析もAIを使えばあっという間に情報が集まる 最近AIによって「出来ること」が一気に増えました
  3. 5
 © Link and Motivation Group • AIと対話しながらより 良い設計を追求できる •

    簡単な補完はAIに任せて、本質的な箇所を思考する 時間を増やせる • レビューにAIを活用して、新しい視点を得る “深める”方向でもAIは力を発揮しています
  4. 6
 © Link and Motivation Group AIが万能になればなるほど、こんな不安も ... • 誰でもできることが増えた

    ◦ 自分の価値って何だろう? • AIが広く・深くカバーする ◦ 人間がやるべき領域ってどこ? • 技術の境界が曖昧に ◦ 専門性をどう定義すればいい?
  5. 9
 © Link and Motivation Group 本日のテーマ 弊社でプロダクトエンジニアの役割を担うようになった 経緯 と、

    プロダクトエンジニアとしてやっている 具体的な取り組み について お話ししたいと思います。 「プロダクトエンジニアの定義」については、 各所で様々な議論がされており一概に定義するのは難しいため、割愛します
  6. 12
 © Link and Motivation Group モチベーションの公式 目標の魅力 達成可能性 危機感

    「やりたい」と思う 「やれそう」と思う 
 「やらなきゃ」と思う 

  7. 13
 © Link and Motivation Group 自分の場合 目標の魅力 達成可能性 危機感

    「やりたい」と思う 「やれそう」と思う 
 「やらなきゃ」と思う 
 「今これをやらないとチーム的にまずい」という課題に対して、 
 スキルが足りなくても、領域外でも、とにかく飛び込むようにしていました。 

  8. 14
 © Link and Motivation Group サービス紹介 経営と現場をつなぐ オールインワンのサービス 国内最大級の12,870社、532万人(※)のデータ

    ベースをもとに組織状態を可視化・分析可能 。エ ンゲージメントサーベイだけではなく、個人開発 (360度診断)機能やWeb社内報(社内ポータル)機 能もご利用可能。
 (※)2025年3月末時点 

  9. 15
 © Link and Motivation Group サービス紹介 経営と現場をつなぐ オールインワンのサービス 国内最大級の12,870社、532万人(※)のデータ

    ベースをもとに組織状態を可視化・分析可能 。エ ンゲージメントサーベイだけではなく、個人開発 (360度診断)機能やWeb社内報(社内ポータル)機 能もご利用可能。
 (※)2025年3月末時点 
 様々な組織課題にアプローチするべく、 少人数で沢山のプロダクトをリリースしていく必要がある
  10. 17
 © Link and Motivation Group 今の開発体制 ドメイン 理解 要件定義

    設計 UX デザイン 実装 QA リリース etc. 
 3人程度の少人数チーム 

  11. 18
 © Link and Motivation Group 今の開発体制 ドメイン 理解 要件定義

    設計 UX デザイン 実装 QA リリース etc. 
 積極的に領域を跨いでいかなくてはならない 

  12. 19
 © Link and Motivation Group プロダクトエンジニアと呼ばれるようになった経緯 役割を気にせず、今の能力を気にせず、 
 とにかく目の前の課題に対して取り組み続けた

    
 これまで 結果としての現在 自身の「危機感駆動で動く」特性と、 「少人数で複数プロダクトをリリースする」方針があって、今の自分がいる プロダクトエンジニア という呼称は知らず、 
 いつの間にかそういう役割を担っていた 

  13. 21
 © Link and Motivation Group プロダクトエンジニアが持つ 3つの領域 UX デザイン

    ドメイン テクノロジー 各領域をどのように越境しているのか、 
 具体的な取り組みについてお話します 

  14. 22
 © Link and Motivation Group チームで ディスカッション 従来の開発 要件定義書に

    まとめる • 従来の開発は要件の方針が定まってから、 皆が触れる状況になるまでに幾つかステップが必要だった • 実際に触れる状況になるまで 1週間以上かかる場合も。 UXデザイン UX デザイン ドメイン テクノロジー プロト実装 数日 数日 数日
  15. 23
 © Link and Motivation Group すぐにフィードバックが得られる状態を作る • プロダクトの仕様について議論した後に、 文字起こしをv0やClaude

    Codeに投げる • 議論したその日中に触れる環境が出来る UX デザイン ドメイン テクノロジー 数分 数時間 チームで ディスカッション 文字起こし データをDL v0や Claude Codeで プロト実装 動作確認 数十分
  16. 24
 © Link and Motivation Group ユーザーインタビューに赴く • パイロットテストに協力頂いた顧客に対して 自らユーザーインタビュー

    を実施 • ユーザーから直接機能に関する FBを頂くことで 要件定義の精度向上や、ユーザー理解に繋がる UX デザイン ドメイン テクノロジー
  17. 25
 © Link and Motivation Group 競合プロダクトを調査する • 競合の強み・弱みを理解することで 自社の差別化ポイントが分かる

    • 単なるベンチマークではなく、 自社プロダクトの要件定義や優先順位付けに反映させる UX デザイン ドメイン テクノロジー サービスサイト アウトプット 実際に使用する Deep Research
  18. 28
 © Link and Motivation Group ・v0を使って爆速プロト作成 ・Deep Researchを使って競合調査 etc.

    でも、今は AIがある 越境はAIが伴走してくれる でも今は 「できるかどうか」より 「一歩踏み出せるかどうか」が大事
  19. 29
 © Link and Motivation Group • 「やらなきゃ」という危機感で動き続けた結果、 いつの間にかプロダクトエンジニアの役割を担うようになった。 •

    今はAIが越境のハードルを下げてくれる。 今まで出来なかった領域でも、一歩踏み出すのが大事。 まとめ