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Qiita Organizationを導入したら、アウトプッターが爆増して会社がちょっと有名に...

Qiita Organizationを導入したら、アウトプッターが爆増して会社がちょっと有名になった件

Qiita Organization Community発表資料

みのるん

March 06, 2025
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Transcript

  1. 公開情報 1 KDDI Agile Development Center Corporation $ whoami 御⽥

    稔(みのるん) @minorun365 テックエバンジェリスト KDDIアジャイル開発センター株式会社(KAG) クラウドや⽣成AIで内製開発を⾏いながら 技術の楽しさを広める活動をしています AWS Community Hero AWS Samurai 2023-2024 2024 Japan AWS Top Engineer 2024 Japan AWS All Certs Engineer Qiita 2024 Top Contributor
  2. 公開情報 6 KDDI Agile Development Center Corporation Qiita Advent Calendar

    去年のアドカレも、気付けば2枚ともビッシリ︕(特定のメンバーへの偏りも少ない)
  3. 公開情報 10 KDDI Agile Development Center Corporation そもそも、KDDIとKAGの関係は︖ KDDI時代に「アジャイル開発センター」が1部署として誕⽣。 内製化を進めるなかで「社内でエンジニア間のコミュニケーションを図りたい」と考えた

    総合職の社員の多くは、外部の会社に開発を発注するマネジメント業務に従事。 そんなとき、KDDI総合研究所のメンバーと会話し、Qiitaという共通点が⾒えてきた KDDI KAG アジャイル開発 センター 2022年に 分社化
  4. 公開情報 11 KDDI Agile Development Center Corporation KDDI & KAGにおけるアウトプット⽂化醸成の歴史

    ⽴ち上げ期(2016年〜) 社内拡⼤期(2020年〜) 社外拡⼤期(2022年〜) KAG分社化
  5. 公開情報 12 KDDI Agile Development Center Corporation ⽴ち上げ期(2016年〜) 当時、KDDIのマネージャー岡澤を中⼼に、 KDDI総合研究所のメンバーと協⼒して

    Qiita Organizationを⽴ち上げ。 (岡澤は現在、KAG社のVPoEを務める) 社内で「アウトプットは良いこと」という認識が 少しずつ広がり始めたのがこの頃。まだまだ「読者」側のメンバーが多い。 ※エンジニア以外の社員は「Qiitaって何︖」という時代
  6. 公開情報 16 KDDI Agile Development Center Corporation ⽴ち上げ時の注意点 • 利⽤ガイドラインを整備する

    ◦ ⾃社オウンドメディア︓事例などの公式な発信(社内承認必須) ◦ Qiita Organization︓所属を明記した「業務外の個⼈活動」(個別承認は不要) ◦ 広報部⾨とも調整し、上記ルールを明⽂化して周知した • 他の⾃社メディアとの共存、融和を図る ◦ オウンドメディアの担当者と協⼒し、そちら側の仕事も⼀部巻き取った • サステナブルに運⽤しやすい形にする ◦ 承認必須ではないが、Slackに投稿記事はつど共有(コアメンバーが常に⾒ている)
  7. 公開情報 17 KDDI Agile Development Center Corporation 社内で理解を得るためのコツ • まずは「楽しくやる」ことが何よりも⼤事

    • 定量的な成果をことあるごとに社内の各部署でアピールする ◦ 投稿記事数、投稿者数、Orgランキング順位、etc. • イベントやキャンペーンを積極的に活⽤する(Festa、アドカレ、Meetup)
  8. 公開情報 23 KDDI Agile Development Center Corporation さいごに エンジニアのアウトプットを⼤切しにしている組織には、 同じ志を持った⼈がさらに仲間としてJoinしてくれます。

    最初にうまく背中を押せば、 放っておいてもどんどんアウトプットする会社になりました。 あとは雪だるま式です︕ 技術アウトプットは、種まきのような⻑期的な活動です。 ⽬に⾒えない形で、でも確実に様々な形で、会社や各個⼈に⼤きな良い影響が還ってきます。 (できる範囲で計測はしつつも「アウトプットは良いものだ」という⽂化醸成が⼤切)