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若手主体のチームで全員の力を合わせて新規事業を創っている話 / Develop a startup product in cooperation with all team members

若手主体のチームで全員の力を合わせて新規事業を創っている話 / Develop a startup product in cooperation with all team members

MIXI TECH CONFERENCE 2023 (2023/03/02)

若手主体のチームで全員の力を合わせて新規事業を創っている話
モンスト事業本部 新規事業開発部 miatto グループ
本間 光宣

Mitsunobu Homma

March 02, 2023
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Transcript

  1. ©MIXI 自己紹介 • 本間 光宣(@_mitsu9) • 株式会社 MIXI ◦ 2018年新卒入社

    ◦ 2018/4 ~ 2021/10 : Customer Reliability Engineer (CRE) ▪ CSが利用する各種ツール 開発・運用 ▪ 機械学習を用いたCS業務を効率化・自動化するシステム 開発 ◦ 2021/11 ~ now : モンスト事業本部 新規事業開発部 ▪ miatto という新規事業 サーバーサイドエンジニア兼PM • 渋谷・下北沢 ライブハウスに生息しています ◦ 2022年 110本 ライブ・フェスに行きました 2
  2. ©MIXI 今日 概要 • 今日話すこと ◦ miatto プロダクト開発 進め方 ◦

    miatto 開発で大切にしていること ◦ 現在 開発 進め方 メリット・課題 • 本題に入る前に... ◦ QA時間を長めに取る予定です。何でも質問お待ちしています! ◦ 他チーム 開発体制をあまり知らない で、感想・良いと思ったところ・改善 できそうなところ、何でもコメント頂けると嬉しいです! ぜひ気軽にコメントしてください! 4
  3. ©MIXI miatto チーム構成 エンジニア(4) ・サーバー & PM(私) ・サーバー ・クライアント(2) デザイナー(2)

    QA(2) • 10人 チーム ◦ 新卒が6人、20代が7人 若いメンバーで構成されたチーム ◦ 産休・育休明けが2人(時短勤務) フルリモート & 時短 1人 時短 6 ビジネス(2) ・PO(事業責任者) & マーケ ・PM & ディレクター
  4. ©MIXI miatto に新機能が実装されるまで 企画フェーズ 1. PO: 新機能 方針決め 2. デザインスプリントを実施

    全員で企画を検討 3. デザイナーがUX設計 開発フェーズ • スクラム開発 エンジニア デザイナー QA PO PM 7
  5. ©MIXI miatto 開発 進め方 • 1スプリント2週間 スクラム ◦ スプリントで開発を終え、QA 次

    スプリントで実施 • プロダクトバックログアイテム(PBI) 管理 ◦ バグ修正・技術的負債 対応・技術調査などやること全てを PBI にする ◦ 大きめ機能 小さな PBI に分割して複数スプリントにかけて開発 開発 PBI QA・リリース 開発 PBI 1 開発 PBI 2 QA・リリース 1スプリント 機能A 機能B 8
  6. ©MIXI miatto における定例ミーティング スクラムイベント • スプリント じめ 会 ◦ スプリントプランニング

    • 朝会 • スプリントおわり 会 ◦ スプリントレビュー & レトロスペクティブ • スプリント中間共有会 ◦ 独自 イベント スクラム以外 • デザインレビュー会 ◦ UX設計中 デザイナーがチー ムに相談する • バックログ整理 会 ◦ バックログへ 追加・優先度決 めなどを行う 9
  7. ©MIXI バックログ整理 会 • 目的 ◦ バックログを最新に更新する • アジェンダ ◦

    ユーザーから 声やエンジニアから 要望をバックログに追加する ◦ バックログに対してストーリーポイントを振る ◦ バックログ 優先度について話し合う • ポイント ◦ miatto で 技術的負債なども全てバックログで管理している で、 対応したいリファクタなど こ 時にバックログに追加する ◦ 機能 実装と技術的負債 対応 どちらを先にするか 優先度を こ 時にチーム全員で話して認識を揃える 10
  8. ©MIXI スプリント じめ 会 • 目的 ◦ スプリントで実装する機能について把握し、開発に着手するために 必要な準備を整える •

    アジェンダ ◦ 今回 スプリントで対応するバックログ一覧を確認する ◦ それぞれ バックログについて要件 確認・実装方針 検討・ タスク 洗い出しを行う ◦ タスクに対して時間見積もりを行いアサインする • ポイント ◦ できるだけ詳細まで話し、スプリント期間中 それぞれが作業を 進められるようにする 11
  9. ©MIXI スプリント中間共有会 • 目的 ◦ 問題を早期に発見し対応を検討する ▪ 朝会で状況 把握できている で、遅れている場合に対応を検討する場

    • アジェンダ ◦ 1週間時点で 進捗・状況共有 ◦ 進捗が悪い時にタスク 調整を行う • よくある事例 ◦ 新規実装前にリファクタが必要で追加 工数がかかることがわかった ◦ 新しい技術を使う時に思っていたより時間がかかって進捗が悪い ◦ QA対応など 差し込み対応に時間が取られた ◦ どうしても今週作って欲しい差し込み案件が出てきた 12
  10. ©MIXI miatto 開発で大切にしていること 「全て全員で話して全員でプロダクトを創る」 • 全員 知恵を集めて事業 成功確率を高める グランドルール •

    定例ミーティング 全員参加で開催する ◦ 参加できない人がいたらリスケする • ミーティング内で 疑問 ミーティング 中で解消する ◦ 参加者 一部 み関係する話でも持ち帰らずそ 場で話す • 大きな決定 チーム全員 合意を取る ◦ チームメンバー 疑問があれ いつでも質問・コメントする 14
  11. ©MIXI チーム全員で話していること • 企画 案出し ◦ 大きい新機能 全員でデザインスプリントを実施 ◦ 既存機能

    改善でも必要に応じて全員でブレストを実施 • バックログ管理 ◦ 優先度 全員で話し合って決める ◦ 大きい機能を小さなバックログに分割する時も全員で検討する • スプリント じめ 会 ◦ サーバー・クライアント 実装方針を全員がいる場で話す ◦ 全員で全て タスクを洗い出して見積もりをする 15
  12. ©MIXI 全員で話すことで得られた効果① 開発に集中できる環境になった • スプリント じめ 会で詳細まで話している で、 スプリント中 コミュニケーションが必要最低限になった

    • 全員 理解が揃っている でコミュニケーションが簡潔に終わる • 全員でタスクを洗い出す で抜け漏れによる差し込み・手戻り 量が 減った • タスクを細かく切ることで見積もり精度が高くなり、 無理 ない計画を立てられるようになった 16
  13. ©MIXI 全員で話すことで得られた効果② 職種を超えた相互理解が進んだ • 1年近く全員で話し続けた結果、デザイナー・サーバー・ クライアント お互い ことが少しづつ分かるようになった • コミュニケーションが円滑に進むようになった

    • 全体最適な設計や対応を考えられるようになった • お互いどこで無理をしている かが分かるようになった で、 感謝したり励ましたりできるチームになった 17
  14. ©MIXI 現在 開発体制 抱える課題 • 会議 時間が長く手を動かす時間が減る ◦ 現在 定例イベントが週8h(1営業日分)ある

    ◦ メリット 方が大きいと思っているが効率化できるところ したい • インプット量が多く、受け手が必要な情報を理解する必要がある ◦ 全て全員いる場で話す で直接 関係ない話もたくさんある ◦ 必要な情報とそうでない情報を受けてが分類して聞く必要がある ◦ 重要な情報が抜け落ちてしまう可能性がある • 新規メンバー オンボーディングに時間がかかる ◦ 今 チームメンバー 相互理解が進んでいてかなりハイコンテクストなコミュ ニケーションになっている 19
  15. ©MIXI まとめ • miattoで 「全て全員で話すこと」を大切にしながら プロダクト開発をしています • 全て全員で話すことで次 ような効果が得られました ◦

    開発に集中できる環境になった ◦ 職種を超えた相互理解が進んだ ◦ 問題発生時 対応・振り返りがしやすくなった 20