Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
実践VPC
Search
Isobe Kazuhiko
March 23, 2012
Technology
0
11
実践VPC
Isobe Kazuhiko
March 23, 2012
Tweet
Share
More Decks by Isobe Kazuhiko
See All by Isobe Kazuhiko
今こそ遊ぼうパンデミック
muramasa64
0
15
My Keyboard Situation
muramasa64
0
13
Slack Enterprise Grid with multiple IdP
muramasa64
0
30
cloudpackを支える認証技術
muramasa64
0
22
AWS Account Numberを取得するN個の方法
muramasa64
0
13
AWS Identity and Access Management
muramasa64
0
12
Introduction to AWS SDK for Ruby
muramasa64
0
16
Amazon VPCでVPN
muramasa64
0
24
Other Decks in Technology
See All in Technology
[RSJ24] Object Retrieval in Large-Scale Indoor Environments Using Dense Text with a Multi-Modal Large Language Model
keio_smilab
PRO
0
230
マーケットプレイス版Oracle WebCenter Content For OCI
oracle4engineer
PRO
2
170
SAVEPOINT α版
savepoint
0
520
[RSJ24] Object Segmentation from Open-Vocabulary Manipulation Instructions Based on Optimal Transport Polygon Matching with Foundation Models
keio_smilab
PRO
0
130
株式会社M2X エンジニアチーム紹介資料
m2xsoftware
0
450
標準最高!標準はださくないぞ! at fukuoka.ts #1
yoiwamoto
0
160
日経電子版から始まった内製開発の現在地と向き合っている課題/inhouse
nishiuma
0
240
夏休みの(最後の)宿題 for JuliaTokyo #12
antimon2
0
130
Namespace, Now and Then
tagomoris
0
180
歴史と背景から改めて振り返るVPC
shotashiratori
2
220
突撃! 隣のAmazon Bedrockユーザー 〜YouはどうしてAWSで?〜
minorun365
PRO
2
200
React Aria で実現する次世代のアクセシビリティ
ryo_manba
4
970
Featured
See All Featured
Building Your Own Lightsaber
phodgson
101
6k
Music & Morning Musume
bryan
46
6k
Why You Should Never Use an ORM
jnunemaker
PRO
53
8.9k
個人開発の失敗を避けるイケてる考え方 / tips for indie hackers
panda_program
88
16k
Making the Leap to Tech Lead
cromwellryan
128
8.8k
Bootstrapping a Software Product
garrettdimon
PRO
304
110k
Building Flexible Design Systems
yeseniaperezcruz
324
37k
Code Reviewing Like a Champion
maltzj
518
39k
Debugging Ruby Performance
tmm1
72
12k
The Invisible Customer
myddelton
119
13k
Clear Off the Table
cherdarchuk
90
320k
Docker and Python
trallard
39
3k
Transcript
実践VPC 実践VPC ISOBE Kazuhiko (cloudpack) cloudpack night #2 2012-03-23
提供 この発表はcloudpackの提供で お送りいたします 01 26
自己紹介 Twitter: muramasa64 cloudpackでAWSで提案・設計・運用 最近VPCを使う案件が多いです 好きなAWSサービス: API 02 26
VPCはパラダイムシフト 従来のAWSのシステム設計とは方法論を変 えなければならない もちろんオンプレミスとも違う 03 26
VPCを使って分かったこと これまでVPCの設計をしてきて、ある程度 固まってきた使い方について紹介 04 26
サブネット サブネットをどう分割するか 05 26
サブネット単位でできること ネットワークACL ルーティング どこかのAZに所属 AZをまたげない 06 26
サブネットの分け方 ルーティング単位で分ける Internetと通信する VPNの接続拠点に直接アクセスする NATインスタンスを使ってる 07 26
サブネットの分け方 ELB専用サブネットを作る(推奨) RDSは専用でなくてもよさそう? 08 26
セキュリティグループ セキュリティグループはEC2稼働中に付け 替えられて便利 この機能を前提とすると、従来とは違った 使い方のほうがすっきるする 09 26
従来のやりかた defaultセキュリティグループはすべてに つける サーバ間の通信をすべて許可する設定 全てに共通な設定(管理サーバからのアクセスな ど)を設定 10 26
従来のやりかた サーバのカテゴリごとにつける Webサーバなら、web、DBサーバならDBという グループを作ってつける 同じカテゴリなら、同じルールの設定が必要にな るため 11 26
従来のやりかたの課題 同じIPアドレスからの許可を、複数のグ ループに設定が必要だったりして面倒 このIPアドレスって、どこのIPアドレス だっけ? 12 26
VPCでの考え方 下記のようなグループ分けをする 領域別グループ 機能別グループ 利用者別グループ 13 26
領域別グループ 通信を許可する領域別につくる internetからのアクセス、VPC内部のアク セス 14 26
機能別グループ サーバのもつ機能ごとに設定する Webサーバ、DBサーバ、NATインスタン ス 15 26
利用者別グループ cloudpack、お客さま、開発会社など グループ単位で追加・変更・削除すると管 理しやすい 16 26
ネットワークACL サブネット単位 複数AZはまたげない Denyルールが使える ステートレス 設定がやや面倒 サブネット内の通信は影響なし 17 26
ネットワークACLの使い所 通常のFW的使い方は、セキュリティグ ループでやる Denyルールを活用する サブネット間で通信させたくないとき 特定のIPアドレスから攻撃があった時にブロック する 18 26
VPCの設計での事例 とりあえずVPCを使うのは決まっていた VPCのCIDRは、192.168.0.0/24という顧 客の要望 /24だと、AZを複数作るとカツカツ 192.168.0.0/25, 192.168.0.128/25の2つ ここまでは良かった… 19 26
あっ、サブネットが足りない えっ、ELB使うの? ELBは、IPアドレスが123個以上無いと作れ ない もうサブネットは追加できないし… VPN接続の設定はしちゃったのでCIDRを 増やして作り直しもNG 20 26
とりあえずの解決策 /25ならELBをひとつ作ることはできる まず、/25のサブネットを作る そこにELBを入れる その後にEC2を立ち上げる 21 26
問題点 ELBを複数作ることができない 消して作りなおしもできない Amazonの推奨ではない ELBは専用のサブネットが望ましい でも、123個必要って、ちょっと制限がきついので は… 22 26
今後の対策 最初にしっかりとシステム構成を定義しま しょう ELBを後から追加したいとかは厳しい 最初に定義できない場合は、VPCは広く確 保しておく 23 26
ちなみに Virtual Private Gatewayは別のVPCにア タッチし直せる 別のVPCを作ってアタッチし直すという技 が使える 今回も検討したけど事情があり使えなかった システムのリプレースに便利かも 24
26
まとめ VPCは便利だけど使い方が難しい ちゃんと設計してから構築しましょう ご意見募集! 25 26
ご静聴ありがとうございました 26 26