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OKFJ_20260801_OpenStreetMapと生成AI

 OKFJ_20260801_OpenStreetMapと生成AI

OpenKnowledgeFoundation Japanの2026年8月1日開催イベント、
「AIをめぐる変化の諸相:オープンなデータ、知識、シビックテック関連領域から」(OKFJ_夏のオープンデータまつり)で発表させていただいたい資料です。

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Satoshi IIDA

August 02, 2026

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Transcript

  1. Who am I? OSMF Japan: 副理事長 OSMF Advisory board member

    (地域支部) 株式会社Geolonia: 社員 2児の父
  2. 機械学習成果の利用 2018〜 Map With AI 衛星画像から道路を自動抽出( Meta) 2019〜 Rapid editor

    AI抽出を「候補」として提示。採否は人間が実施 2020〜 建物フットプリント Microsoft / Google が大規模データを公開 2023〜 fAIr(HOT) コミュニティ撮影のドローン画像からオブジェクト生成 +人道支援マッピング 大規模な編集行為は Import GuidelineやAutomated Edits code of conductなどで防御。 「どのデータが正しいか」「一貫性はあるか」など、最終判断は人間の編集者が判断。 →AIの役割は一貫して 下書き係
  3. 生成AI以後 - 利用の方向に偏り 編集(貢献)側 — ほぼ空白 消費・分析側 — 爆発的 ・OSM系

    MCPサーバの乱立 ・LLMが直接タグを書くツールは実運用にない ・ジオコーディング、分析、経路探索など ・実験は散発的で、定着したものは見当たらない ・自然言語 → Overpass QLのクエリ生成 AI が使う OSM OSM が使う AI
  4. Ground Truth と生成AIは、原理的に相性が悪い OSMが求めるもの 生成 AIが最適化するもの 「現地ではどうなっている?」 「もっともらしさ」 依拠できる情報源、あるいはGround Truthを正とする

    それらしい一貫性で提示。 ハルシネーション混在の可能性。 現地情報以外に利用されるデータ(衛星写真、航空写真、ストリートビュー等)からの影響 →これらは「現在のところ」、生成 AIによる影響が少ない
  5. インフラの限界 — 通常利用者を前提にした設計の危機 100,000+ IPに分散した匿名スクレイパによる負荷で osm.org が不安定化(2026-02-11) 20 - 40%

    osm.org 発を騙るトラフィックのうち IP分散した匿名スクレイパによる極端な負荷で、 osm.org が不安定化 欧州の平日ピークで容量上限に接近。 冗長性を保つには最大の 60〜70%で運用すべき ハードウェア価格の高騰で増設は困難。 Fastlyの支援が5年間「essential」 単独最大の負荷源は AIではなく、QGISによるタイルの一括ダウンロード スクレイパと見られる割合(#1343) 機械的な一括取得の時代に、通常利用者向けの設計が耐えられなくなっている。 AIはその最新の形態。
  6. データ利用者は今後もアクセルを踏むだろう 自然言語での地図検索 Google Maps 「Ask Maps」 エージェントが地図を叩く 地図のMCP化 分析・解析の高度化 Prithvi-EO

    2.0 (NASA × IBM) Gemini による会話型の地図検索。 Mapbox が MCP サーバを公開。 NASA/Sentinel のオープンデータ 2026年3月、米国・インドで開始。 Google も2025年12月、マネージド 420万サンプルで学習した地理空間 MCPを提供開始( Maps Grounding 基盤モデル。 12カ国42機関が共同 Lite)。 開発し、モデルを公開。 2026年には 軌道上での実行にも成功。 地図を読む主体が、人間側だけではなくなっている(現状で、精度がどこまで出ているかはさておき) Google 自身、 MCP の狙いを「ハルシネーションを減らすため、実世界データに接地( grounding)させること」と説明している。 Sources: Google Maps Platform / Mapbox MCP Server / NASA Earthdata・IBM Research(Prithvi-EO 2.0)
  7. 1800年代、人々は時間に手を焼いていました。 時間がどのくらいあるか、ではなく、いまが何時なのか、という意味で。 (snip) すべての町がそれぞれの "地元時間" を刻み、その時間は町の時計、あるいは教会の鐘へと 合わせられていました。 やがて "鉄道時間"、そして "グリニッジ標準時

    " が、そのすべてを置き換えます。 いまの時代を生きる人々のほとんどは、 "時間" を全世界で共通の概念であるとしか考えてい ないでしょう。 現代において、往時の時間に相当するものが地理情報です。 そしていま、誰もがその決定版の情報源になろうとしています。 Sources: Why the world needs OpenStreetMap(原文) / 世界がOpenStreetMapを必要とする理由( Qiita, nyampire) 当時より表現を一部改変
  8. THANKS! やってゆきましょう [email protected] Also I’m on… CREDITS: This presentation template

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