Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
アプリのビルドを楽にするかわいいスクリプトを作ってみた
Search
ReimiM
March 13, 2025
Programming
0
130
アプリのビルドを楽にするかわいいスクリプトを作ってみた
2025/3/13 モバチキ#7
Rem / Reimim03
ReimiM
March 13, 2025
Tweet
Share
Other Decks in Programming
See All in Programming
インプロセスQAにおいて大事にしていること / In-process QA Meetup
medley
0
130
Beyond_the_Prompt__Evaluating__Testing__and_Securing_LLM_Applications.pdf
meteatamel
0
100
Fiber Scheduler vs. General-Purpose Parallel Client
hayaokimura
1
280
Lambda(Python)の リファクタリングが好きなんです
komakichi
4
230
UMAPをざっくりと理解 / Overview of UMAP
kaityo256
PRO
3
1.4k
AIコーディングの理想と現実
tomohisa
35
37k
Memory API : Patterns, Performance et Cas d'Utilisation
josepaumard
1
160
The Nature of Complexity in John Ousterhout’s Philosophy of Software Design
philipschwarz
PRO
0
160
iOSアプリで測る!名古屋駅までの 方向と距離
ryunakayama
0
140
REALITY コマンド作成チュートリアル
nishiuriraku
0
120
Deoptimization: How YJIT Speeds Up Ruby by Slowing Down / RubyKaigi 2025
k0kubun
1
1.9k
Amazon CloudWatchの地味だけど強力な機能紹介!
itotsum
0
230
Featured
See All Featured
Building Applications with DynamoDB
mza
94
6.4k
Refactoring Trust on Your Teams (GOTO; Chicago 2020)
rmw
34
2.9k
We Have a Design System, Now What?
morganepeng
52
7.5k
Stop Working from a Prison Cell
hatefulcrawdad
268
20k
Java REST API Framework Comparison - PWX 2021
mraible
31
8.5k
Documentation Writing (for coders)
carmenintech
69
4.7k
Code Review Best Practice
trishagee
67
18k
Rebuilding a faster, lazier Slack
samanthasiow
81
9k
Designing for humans not robots
tammielis
253
25k
Git: the NoSQL Database
bkeepers
PRO
430
65k
Practical Tips for Bootstrapping Information Extraction Pipelines
honnibal
PRO
19
1.2k
Scaling GitHub
holman
459
140k
Transcript
アプリのビルドを楽にする かわいいスクリプトを作ってみた モバチキ #7 2025/3/13 Reimim
HELLO! 松元 麗美 / Rem @Reimim03 マネーフォワードエックス株式会社 サービス開発本部 Fintechサービス開発グループ 2
HELLO! 3 福岡出身 いつか帰りたい😘 昨年東京からUターン🙌 筋トレ💪 自転車🚴 ジム ボクシング トランポリン! その他いろいろ FF14💎 鉄道🚃 日本縦断🗾 廃墟🌱
HELLO! 地方銀行のユーザー様向けバンキングアプリを Flutterで開発しています 現在6銀行分開発中! 4
OVERVIEW 概要 1 5
OVERVIEW 6 Developer CI / CD
OVERVIEW 7 Developer Script CI / CD
OVERVIEW 8 主にBitriseでのビルドの話なので iOSプロダクトでもAndroidプロダクトでも 使える方法です! Flutterプロダクトでやったことの話ですが
BEFORE 今までのビルド 2 9
QUESTION 10 テストアプリ どうやってビルドしていますか? さっそくですが
dev dev2 staging Staging2 production 11 A銀行 B銀行 C銀行 D銀行
E銀行 F銀行 MoneyForward A銀行 B銀行 C銀行 D銀行 E銀行 F銀行 接続先 サーバー 銀行 デベロッパー アカウント ✖ ✖
12 さらに
13 機能1 = true 機能2 = true 機能3 = false
機能4 = true 機能5 = false Release Toggle ✖ ✖ API version Ver2 Ver3 ver4 銀行・開発ステータス などによって変わる 機能ON / OFFのフラグ レスポンスの切り替え に使うHTTPヘッダー 用のパラメーター
14 ✖ Branch
BEFORE 15 これを今まで どうしていたかというと
BEFORE 16
BEFORE 17
わわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわ わわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわ わわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわ BEFORE 18
• 接続先✖銀行✖デベアカの組み合わせで全てのパター ンのworkflow を用意していた • 開発初期は導入行も少なく、シンプルでわかりやすい 作りだった • 導入行が増えてくるとパターンが膨大 になってしま
い、選択肢を選ぶのも一苦労になってしまった 19 BEFORE
20 BEFORE さらに
21 BEFORE Release Toggle $PROJECT_ROOT/lib/core/release_toggle.dart に記載 API version $PROJECT_ROOT/lib/core/bank_constants.dart に記載
22 BEFORE Release Toggle $PROJECT_ROOT/lib/core/release_toggle.dart に記載 API version $PROJECT_ROOT/lib/core/bank_constants.dart に記載
23 BEFORE Release Toggle $PROJECT_ROOT/lib/core/release_toggle.dart に記載 API version $PROJECT_ROOT/lib/core/bank_constants.dart に記載
24 BEFORE Release Toggle $PROJECT_ROOT/lib/core/release_toggle.dart に記載 API version $PROJECT_ROOT/lib/core/bank_constants.dart に記載
25 BEFORE 仮ブランチ を作成して temp/build_for_test_20250313 release_toggle.dart bank_constants.dart を編集してcommit&push
26 BEFORE に 丸投げするはずだったのに
AFTER スクリプト作ってみた 3 27
AFTER 28
29 Enterを押したあとはこうなります AFTER
30 Enterを押したあとはこうなります AFTER
31 AFTER パラメーターの JSONの中に 先ほどscriptで 指定した内容が 格納されています
DETAILS 解説 4 32
DETAILS 33 大まかな 仕組みについて
34 DETAILS • ビルドをトリガーするエンドポイント が Bitrise API に ある •
スクリプトで質問形式で設定値を収集し、パラメーター のJSON に追加する • Bitrise側のworkflowはできる限り共通化 し、環境ごとの 差分をパラメーターのみで吸収 できるようにする
DETAILS 35 JSONパラメータの内容
36 どのworkflowでビルド するかを指定できます • Develop • Simulator • Store 私は銀行ごとに
この3つに分けています DETAILS
37 workflow実行中に Bitrise上で参照できる 環境変数になります DETAILS
38 workflow実行中に Bitrise上で参照できる 環境変数になります DETAILS ちなみに これをtrueにすると valueとして他の環境変数を指定・展開できる
DETAILS 39 workflowの整理
40 DETAILS Abank dev
41 DETAILS Abank dev2
42 DETAILS 差分は環境切り替え時の 引数のみだった Abank stg
43 DETAILS サーバーの数だけあった 開発用workflowを Abank_develop に1本化
44 DETAILS Abank_develop 環境の切り替えはここで行う
45 DETAILS Abank_develop 環境の切り替えはここで行う 差分になっていた環境切り替え処理
46 DETAILS Abank_develop
47 DETAILS Abank_develop JSONで渡す環境変数 (そのまま使える)
48 DETAILS 余談 BANK _TARGETもJSONの環境変数にすれば全てを共通化できますが、 この画面で銀行名がわからないのは不便なのであえて分けました workflow名に銀行名を入れたかった
49 DETAILS ストア申請用workflow iOS用: 銀行のデベアカTEAM ID Android用: アップロード鍵情報を指定
50 DETAILS ストア申請用workflow iOS用: 銀行のデベアカTEAM ID Android用: アップロード鍵情報を指定
51 DETAILS ストア申請用workflow iOS用: 銀行のデベアカTEAM ID Android用: アップロード鍵情報を指定
52 DETAILS 鍵情報は全て BitriseのSecretsに 記載しています 記載後に鍵をかければ、 記載する本人ですら内容を 確認できないのでおすすめ! ストア申請用workflow
DETAILS 53 今まで仮ブランチに コミットしていた設定値は? Release ToggleとかAPI versionとか
54 大丈夫です ちゃんと環境変数として 受け取っているので Bitrise上で使えます DETAILS
55 DETAILS 環境を切り替えるタイミングで 環境変数の値をもとに Dartファイルを書き換える スクリプトも実行するようにしてあります
DETAILS 56 これがBitrise上で実行されます Bitrise環境のローカルでdartファイルを編集しているだけです トリガーする時に渡した そのまま使える環境変数!
DETAILS 57 スクリプトの中身:地道にsedコマンドで.dartファイルを書き換えています
DETAILS 58 私はこのへんのコマンドをよくわかっていませんが ChatGPTがいい感じに書いてくれます
DETAILS 59 なんならスクリプトの書き方も全然わかっていませんが ChatGPTがいい感じに書いてくれます
DETAILS 60 でも、 スクリプトをかわいくしたのは 私です!
DETAILS 61 でも、 スクリプトをかわいくしたのは 私です!
DETAILS 62 そして、開発者は 質問に答えるだけで 仮ブランチも作ることなく 簡単にアプリが ビルドできるようになりました👏
DETAILS 63 Workflowの共通化により bitrise.ymlのコード量も 1580 414 lines lines メンテ!シヤスイ! 🦜
64 ✏ SUMMARY • Bitrise APIを使えば、パラメーターつきでビルドをトリ ガーできる • スクリプトを使えば、パラメーターの生成もトリガーのリ クエスト送信も容易
• トリガーする時に渡す環境変数+スクリプトを使って、 Bitrise上で一時的にコードを編集したものをビルドするこ とも可能
65 🚫 NO MORE OREORE • 俺しかメンテできない「オレオレスクリプト」にならない ように細心の注意を払いましょう • スクリプトには、手厚すぎるくらいにコメントをつけてい
いと思います • とにかくわかりやすくしておきたい
66 🚫 NO MORE OREORE • 俺しかメンテできない「オレオレスクリプト」にならない ように細心の注意を払いましょう • スクリプトには、手厚すぎるくらいにコメントをつけてい
いと思います • とにかくわかりやすくしておきたい
DETAILS 67 関連トピック: ソースコードの中で使うけど リポジトリには含めたくない機密情報を ローカル環境 / CI環境でどう扱うか... というような検討も最近したので 興味のある方は話しかけてくれると嬉しいです!
快適なビルドライフをお過ごしください 68
Thank you for listening 69