Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
Flutterアプリを生成AIで生成する勘所
Search
Ryoichi Izumita
September 20, 2024
Programming
0
1.3k
Flutterアプリを生成AIで生成する勘所
Ryoichi Izumita
September 20, 2024
Tweet
Share
More Decks by Ryoichi Izumita
See All by Ryoichi Izumita
モバイル開発における共通性・可変性分析入門
rizumita
0
83
FlutterアプリのテストでBuilderパターンを活用しよう
rizumita
0
680
SwiftUIの大地を駆け巡るための仕組みを作る
rizumita
0
270
VIPERアーキテクチャ
rizumita
1
810
FRPを使いはじめて3年が過ぎました。
rizumita
4
1.4k
とあるプログラマのリモートワーク
rizumita
0
370
JavaScript for Automation
rizumita
1
270
Other Decks in Programming
See All in Programming
ユーザーも開発者も悩ませない TV アプリ開発 ~Compose の内部実装から学ぶフォーカス制御~
taked137
0
180
Rancher と Terraform
fufuhu
2
550
プロパティベーステストによるUIテスト: LLMによるプロパティ定義生成でエッジケースを捉える
tetta_pdnt
0
1.7k
250830 IaCの選定~AWS SAMのLambdaをECSに乗り換えたときの備忘録~
east_takumi
0
390
「待たせ上手」なスケルトンスクリーン、 そのUXの裏側
teamlab
PRO
0
530
Kiroで始めるAI-DLC
kaonash
2
590
The Past, Present, and Future of Enterprise Java with ASF in the Middle
ivargrimstad
0
120
How Android Uses Data Structures Behind The Scenes
l2hyunwoo
0
460
さようなら Date。 ようこそTemporal! 3年間先行利用して得られた知見の共有
8beeeaaat
3
1.5k
Namespace and Its Future
tagomoris
6
700
AWS発のAIエディタKiroを使ってみた
iriikeita
1
190
デザイナーが Androidエンジニアに 挑戦してみた
874wokiite
0
470
Featured
See All Featured
Keith and Marios Guide to Fast Websites
keithpitt
411
22k
Design and Strategy: How to Deal with People Who Don’t "Get" Design
morganepeng
131
19k
Let's Do A Bunch of Simple Stuff to Make Websites Faster
chriscoyier
507
140k
BBQ
matthewcrist
89
9.8k
Docker and Python
trallard
45
3.6k
Creating an realtime collaboration tool: Agile Flush - .NET Oxford
marcduiker
31
2.2k
Agile that works and the tools we love
rasmusluckow
330
21k
CSS Pre-Processors: Stylus, Less & Sass
bermonpainter
358
30k
[Rails World 2023 - Day 1 Closing Keynote] - The Magic of Rails
eileencodes
36
2.5k
Intergalactic Javascript Robots from Outer Space
tanoku
272
27k
The Straight Up "How To Draw Better" Workshop
denniskardys
236
140k
Optimising Largest Contentful Paint
csswizardry
37
3.4k
Transcript
Flutterアプリを生成AIで生成する勘所 1
自己紹介 りず 和泉田 領一 合同会社CAPH TECH 代表社員 Flutter技術顧問・テックリード ゆめみの方から来ました(Flutterテックリード) 生成AIを活用した開発の研究
2
前提条件 使用するAIモデル CursorでClaude 3.5 Sonnetが基本 o1-preview, o1-miniも活用できる Claude 3.5 Sonnetの話
3
Flutter生成特有のルール 1. 命名規則 enumの命名 大文字とアンダースコアで命名されることが多いため、ルールで 命名を規定する。 4
2. 状態管理とアーキテクチャ Riverpodの利用 何も指定しなければ古い記述形式になるため、Generatorを使用 する場合はルールに記述する。 アーキテクチャパターンの指定 クリーンアーキテクチャとMVVMを利用してくる。 Riverpodでのアーキテクチャパターンの指示は必須。 5
3. ウィジェットの管理 デフォルト生成とカスタム分割 Widgetはデフォルトで分割せずに生成される。 カスタムWidgetに分割するには明示的な指示が必要。 カスタムWidgetの分割ルール 「Widgetは単一責任の原則を遵守する」 。 ローカル状態の管理 Flutter
Hooksを使わずにsetStateを利用するコードでも生成なら 面倒は少ない。 わざわざFlutter Hooksを覚える必要が無い。 6
4. パッケージの利用 パッケージ導入の検討 面倒を回避するためにパッケージを導入する場合、生成AIで肩代 わりできるか検討。 簡易な状態管理パッケージの検討 Riverpodが複雑なため、より簡単なパッケージを検討。 私はsignalsを利用している。 7
4. パッケージの利用(続き) ルーティング Navigator 2.0を利用して、状態の変化により遷移を引き起こす実 装を生成できる。 がんばってgo_routerを利用するよりNavigator 2.0のコードを生 成する方が楽に感じている。 8
生成一般 1. 導入時の活用方法 Cursorを既存プロジェクトで利用を始める場合 Copilot+を利用する ドキュメンテーションコメントを生成する テストを生成する リファクタリング Widgetを分割する 設計の問題点を相談する
9
2. コーディングルール 基本的なコーディングルールの遵守 基本ルールはAIが守るため、特別な指示は不要。 命名規則はenumくらい。 10
3. コメントとアサーションの活用 ドキュメンテーションコメントやコードコメントの記述 生成されたコードを理解する時間が必要。 コメントを記述するように指示することで、コードの理解が容易 になる。 記述内容を指示することで、ドキュメンテーションコメントを充 実させる。 アサーションの活用 アサーションを活用することで、コードの信頼性を高める。
事前条件・事後条件・不変条件 11
4. 設計とコストの注意点 設計とAIモデルの選択 o1-preview, o1-miniで設計、Claude 3.5 Sonnetでコード生成。 o1-previewは使用量に応じて料金がかかり高価。 o1-previewが生成するFlutterコードは情報が古い。 12
5. ドキュメント管理 アーキテクチャパターンの記述方法 ルールではなく、ドキュメントファイルに記述。 ComposerのProjectでそのファイルを必ず読み込むよう指定。 13
まとめ AIを活用したFlutterアプリ開発のためのルールとベストプラクティ ス 効率的な開発と高品質なコードの生成を目指す 14
Q&A ご質問はありますか? 15