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開発者とQAで協業するテックタッチの取り組み

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April 23, 2025

 開発者とQAで協業するテックタッチの取り組み

Cybozu / Techtouch / PayPay - QA Night #2
https://qa-night.connpass.com/event/339974/

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April 23, 2025
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  1. 2 © Techtouch, Inc. 自己紹介 QA部 マネージャー:首藤 義景 2 新卒で第三者検証会社に入社し、主にSaaSプロダクトの検証に参画。

    QAエンジニア、マネージャー、品質コンサルタントとして活動。DXを実 現する理念と会社のValueに惹かれて2021/10に1人目QAとして テックタッチに参画。 現在は横断的QA活動やE2Eテスト自動化の推進、生成系AIを用いた 業務効率化について模索している。 過去記事 • テストプロセスが自走するチーム体制をめざして QA が取り組ん でいること • 持続可能なQA活動のために • Qase導入によるテスト管理の効率化と課題解決 過去登壇 • QA Night #1 リグレッションテスト期間の短縮を目指して shutty @techcouth shutty@cobalt_catal
  2. 6 © Techtouch, Inc. 会社概要 設立 2018年3月1日 住所 〒105-7105 東京都港区東新橋1-5-2

    汐留シティセンター5階 ワークスタイリング内 社員数 138名(2025年1月時点)※正社員のみ 累計資金調達額 24億円 投資家情報 一部抜粋 DNX Ventures アーキタイプベンチャーズ株式会社 DBJキャピタル株式会社 三菱UFJキャピタル株式会社 SMBCベンチャーキャピタル株式会社 みずほキャピタル株式会社 電通ベンチャーズ ほか 認証 受賞歴 2020年 週刊東洋経済「すごいベンチャー100」選出 Forbes JAPAN 「CLOUD 20 Rising Stars」選出 FUJITSU ACCELERATOR 第8期ピッチコンテスト 優秀賞 2022年 日本DX大賞支援機関部門 ファイナリスト選出 グッドデザイン賞 受賞 総務省後援 ASPIC IoT・AI・クラウドアワード 基幹業務系ASP・SaaS部門 準グラン プリ 受賞 2023年 SAP AWARD OF EXCELLENCE2023 Partner Innovationアワード 受賞 経済産業省「J-Startup」選出 ITreview 「ITreview Grid Award」3部門にて「Leaders」受賞 東京都ベンチャー技術大賞 特別賞受賞 2024年 「ITreview Grid Award 2024 Fall」最高位である「Leader」を2部門・7期連続受 賞
  3. 9 © Techtouch, Inc. 「テックタッチ」が解決す 課題 システムの管理者の課題と利用者の課題、双方を同時に解決できます。 9 マニュアル・ 教育コスト削減

    マニュアルを作っても 見ても えない 問い合わせ削減 システムに関す 問い合わせ対応が大変 管理者の課題 操作・入力ミス防止 入力ミスで 申請が差し戻さ 利用者の課題 システムの使い方が わか ない 正しい操作を案内
  4. 10 © Techtouch, Inc. 「テックタッチ」とは ※1 ※2 WEBシステム画面上で操作に合わせてナビゲーションを表示するデジタルアダプションプラットフォーム(DAP)※1 です。 ※1新たに利用するビジネス・アプリケーションやWebシステムなどの利用の定着を支援する製品・サービスのこと

    ※2:3部門で最高位の「Leader」を受賞 オンボーディング・デジタルアダプション部門 / カスタマーサクセスツール部門 / マニュアル作成・編集部 • ブラウザ拡張をインストールもしくはスニペット埋め込みで実装可能。改修不要で、低コスト/短期間で導入可能 • マニュアルと違い、操作・入力時にリアルタイムに操作ガイドを表示 • コンテンツはプログラミング不要で誰でも簡単に作成可能
  5. 11 © Techtouch, Inc. 「テックタッチ」の機能 操作に合わせて必要な情報を表示 ツールチップ ガイド 分析 ステップに沿って操作を案内

    システム活用を可視化し さらなる有効活用へ 画面クリックや定型文入力処理等の 業務を効率化 オートフロー 導入したシステムの価値を最大化します クリックを促す
  6. 12 © Techtouch, Inc. サービスの活躍の場を様々な業界、企業に拡大しています 導入した業務システムや、自社で開発した webアプリケーションにテックタッチを導入 し、社内システムの使い勝手を改善できます。 システム利用者の「わからない」を画面上で解 決できるため、マニュアルを見なおす時間や、

    入力不備、問い合わせ件数、差し戻し件数が 削減できます。 企業の社内システム 顧客向けクラウドシステム 公共セクターの各種システム 開発したシステムの操作案内としてテックタッ チを導入すれば、チュートリアルの仕組みを実 装する必要がありません。問い合わせ削減や 解約防止、UI/UX向上に繋げ ます。 情報量が多く複雑な行政システムや自治体 ホームページを、直感的に使え うにしま す。
  7. 13 © Techtouch, Inc. 「テックタッチ」ができ こと 操作 ガイド 作成 問い合わせが多く

    分か にくいシステム 誰もが使え システムへ! 利用者の体感を最重視したリアルタイムの操作ガイドで、 システムの使い方が分からないを払拭。 操作ガイドはプログラミング不要で、システムの画面上 でかんたんに作成可能。 入力チェックや条件分岐にも対応。 システム利用者 ガイド作成者 システム改修不要 システム画面上でかんたんにでき 操 作 ガ イ ド の 作 成 も 表 示 も
  8. 15 © Techtouch, Inc. 開発組織の職能体系 開発組織の職能体系は大きく2つに分かれています。 「Technology」はビジョンやロードマップを描き、「Engineering」はプロダクトを作り、ビジョンを実現 する役割があります。 Prod(開発組織) Engineering

    SRE FE BE DA QA Design CSE ※FE:Frontend Engineer、BE:Backend Engineer、QA:Quality Assurance、DA:Data Engineer/Data Analyst、SRE:Site Reliability Engineer、PdM:ProductManager、 PO:Product Owner、CSE:Customer Success Engineer DAP Lab PdM Technology
  9. 16 © Techtouch, Inc. テックタッチは、 開発者がドライブでき プロセス ロードマップ 検討 プラン

    ニング プラン ニング2 プロダクト ロードマップ PRD ロードマップ外の タスク (例:障害対応) FE1 バックログ BE バックログ プラン ニング2 プラン ニング2 FE1スプリント バックログ BEスプリント バックログ FE2 バックログ PO TL PO PL FE1 LD FE2 LD BE LD PO FE2スプリント バックログ ロードマップ検討に テックリードが参画 PRD作成にプロジェク トリーダーというエンジ ニアロールも参加 チームごとのバックロ グをチームリーダーと いうエンジニアロール が優先順位付けを行う 今後は不具合対応など もチームリーダーがトリ アージす 予定 PO=プロダクトオーナー、TL=テックリード、PL=プロジェクトリーダー、FE LD=フロントエンドエンジニア リーダー、BE LD=バックエンドエンジニアリーダー、QA=クオリティアシュアランス、D=デザイナー プロダクト バックログ FE2 LD BE LD PO FE1 LD QA D
  10. 18 © Techtouch, Inc. バリュー Co‐Developers テックタッチのプロダクトは、社員と顧客の思いが重なり合流した先にあるもの 挑み続け  援護があ か

    自らが中心となり困難なゴールに挑もう、まわりのメンバーは可能性を信じサポートしよう いつでもごきげん チームとして最高のアウトプットが出せるように、お互いに尊敬・尊重しあい、いつでもごきげんでいよう
  11. 22 © Techtouch, Inc. 02. 品質文化醸成 品質文化醸成とは? 22 • 誰を味方につけ

    かを知 • 共感を生み出して連携と相互理解を深め • エビデンスを用いて品質ナラティブを補強す • 社内の品質推進者を増やす Cummings-John, R., Peer, O., & 河原田 政典 (2023). LEADING QUALITY. P29, 第3章 品質文化醸成 https://www.kadokawa.co.jp/product/302309001510/
  12. 23 © Techtouch, Inc. 02. 品質文化醸成 品質文化醸成とは? 23 • 誰を味方につけ

    かを知 • 共感を生み出して連携と相互理解を深め • エビデンスを用いて品質ナラティブを補強す • 社内の品質推進者を増やす Cummings-John, R., Peer, O., & 河原田 政典 (2023). LEADING QUALITY. P29, 第3章 品質文化醸成 https://www.kadokawa.co.jp/product/302309001510/
  13. 24 © Techtouch, Inc. 02. 品質文化醸成 品質文化醸成とは? 24 • 誰を味方につけ

    かを知 • 共感を生み出して連携と相互理解を深め • エビデンスを用いて品質ナラティブを補強す • 社内の品質推進者を増やす Cummings-John, R., Peer, O., & 河原田 政典 (2023). LEADING QUALITY. P29, 第3章 品質文化醸成 https://www.kadokawa.co.jp/product/302309001510/
  14. 25 © Techtouch, Inc. 02. 品質文化醸成 Co‐Developers テックタッチのプロダクトは、社員と顧客の思いが重なり合流した先にあるもの 挑み続け  援護があ

    か 自らが中心となり困難なゴールに挑もう、まわりのメンバーは可能性を信じサポートしよう いつでもごきげん チームとして最高のアウトプットが出せるように、お互いに尊敬・尊重しあい、いつでもごきげんでいよう 誰を味方につけるかを知る
  15. 26 © Techtouch, Inc. 02. 品質文化醸成 Co‐Developers テックタッチのプロダクトは、社員と顧客の思いが重なり合流した先にあるもの 挑み続け  援護があ

    か 自らが中心となり困難なゴールに挑もう、まわりのメンバーは可能性を信じサポートしよう いつでもごきげん チームとして最高のアウトプットが出せるように、お互いに尊敬・尊重しあい、いつでもごきげんでいよう 誰を味方につけるかを知る 最初か みんな味方だった!
  16. 27 © Techtouch, Inc. 02. 品質文化醸成 誰を味方につけるかを知る 27 • QA

    参画前か 味方は多かった ◦ 共同創業者が CTO ◦ 顧客が利用しているシステムの上で動作 ◦ スーパーエンタープライズ向けの SaaS 製品を提供 SaaSの真骨頂「プロダクトの継続的な改善」をエンプラ市場で回す為にやってきた事 (https://note.com/techtouch_hibino/n/nfe58f2925d1d) 高い品質のプロダクトをリリースす 共通認識
  17. 28 © Techtouch, Inc. 02. 品質文化醸成 誰を味方につけるかを知る 28 • QA

    参画後も味方につけ 取 組み ◦ 新入社員向けオンボーディングで QA 活動の紹介 ▪ 全てのメンバーが参加 ▪ より詳細に紹介する Deep Dive ◦ リグレッションテスト体験会 SaaSの真骨頂「プロダクトの継続的な改善」をエンプラ市場で回す為にやってきた事 (https://note.com/techtouch_hibino/n/nfe58f2925d1d) 十分に検証してプロダクトをリリースす 共通認識
  18. 29 © Techtouch, Inc. 02. 品質文化醸成 品質文化醸成とは? 29 • 誰を味方につけ

    かを知 • 共感を生み出して連携と相互理解を深め • エビデンスを用いて品質ナラティブを補強す • 社内の品質推進者を増やす Cummings-John, R., Peer, O., & 河原田 政典 (2023). LEADING QUALITY. P29, 第3章 品質文化醸成 https://www.kadokawa.co.jp/product/302309001510/
  19. 30 © Techtouch, Inc. 02. 品質文化醸成 共感を生み出して連携と相互理解を深める 30 十分に検証してプロダクトをリリースす 共通認識だけど...

    QAがテストをして いるから大丈夫... 事前に十分に検証し てほしい リリースまでの検証 が重厚で長いなぁ... 一緒にテストしまし う 自動テストを 増やしたい
  20. 31 © Techtouch, Inc. 02. 品質文化醸成 共感を生み出して連携と相互理解を深める 31 CT/IT と

    E2E で重複したテストがあ ※重複0の実現は困難だが、 E2E で CT レベルの確認が多くありE2Eテストの実行時間が長かった PRD QA dev 設計 実装 CT/IT テスト 分析 テスト 設計 テスト 実装 E2E 手動 E2E 自動 CT: Component Testing IT: Integration Testing
  21. 32 © Techtouch, Inc. 02. 品質文化醸成 共感を生み出して連携と相互理解を深める 32 PRD QA

    dev 設計 実装 CT/IT テスト 分析 テスト 設計 テスト 実装 E2E 手動 E2E 自動 お互いのテストの解像度が上が 相互理解が深ま テスト リスト 実装/テスト実行前にテストする内容を共有 どのテストレベルで実装できるか/自動化可能かを相談 E2E 自動 CT: Component Testing IT: Integration Testing
  22. 34 © Techtouch, Inc. 02. 品質文化醸成 34 QA 出典: 開発者とQAの越境で自動テストが増え

    開発プロセスを実現す https://www.docswell.com/s/92thunder/Z82W8P-2024-12-12-190807#p1 共感を生み出して連携と相互理解を深める
  23. 35 © Techtouch, Inc. 02. 品質文化醸成 (参考)マニュアルテストと自動テストを繋ぐテスト管理ツール:Qase 35 出典: 開発プロセスに開発者主体のテストを組み込む

    - 自動テスト で手動テストを減 すには? https://www.docswell.com/s/92thunder/K22LPR-20 24-07-30-183111 出典: 最高効率でテストす ためにQaseを選んだ理由 https://tech.techtouch.jp/entry/reason-for-choosin g-qase
  24. 37 © Techtouch, Inc. 03. まとめ 37 • QA 参画前か

    品質の重要性は組織に根付いていた ◦ 会社のカルチャー/創業者の想い ◦ プロダクトの特性 ◦ オンボーディングで想いを紡ぎ続ける • 開発者と協業する方法としてテストリストを活用した共通認識 を持つことで相互理解を深めている
  25. 38 © Techtouch, Inc. We Are Hiring 38 プロダクトチームJD •

    Head of QA (候補) • SET • QAエンジニア https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000219.000048939.html YOUTRUST