Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Sign up for free
Menu
Search
Features
All features
Private URLs
Password Protection
Custom URLS
Scheduled publishing
Remove Branding
Restrict embedding
Deck Collections
Notes
Features
All features
Private URLs
Password Protection
Custom URLS
Scheduled publishing
Remove Branding
Restrict embedding
Deck Collections
Notes
Explore
Featured decks
Featured speakers
Programming
Technology
Storyboards
Explore
Featured decks
Featured speakers
Programming
Technology
Storyboards
Pricing
Search
Sign in
Sign up for free
循環的複雑度80超えの現行システムに Laravel × オニオンアーキテクチャ で立ち向かっ...
Search
Sponsored
·
SiteGround - Reliable hosting with speed, security, and support you can count on.
→
最新技術のエンジニア勉強会!シューマイ! ~Tech Lead Engineer~
July 08, 2020
Programming
2.4k
1
Share
Embed
Copy iframe code
Copy JS code
Copy link
Start on current slide
循環的複雑度80超えの現行システムに Laravel × オニオンアーキテクチャ で立ち向かった話(栗原 史明 氏*株式会社うるる)
最新技術のエンジニア勉強会!シューマイ! ~Tech Lead Engineer~
July 08, 2020
More Decks by 最新技術のエンジニア勉強会!シューマイ! ~Tech Lead Engineer~
See All by 最新技術のエンジニア勉強会!シューマイ! ~Tech Lead Engineer~
Rails_and_spice
shuuumai
2
450
_何となく_世界からオファーが来る_エンジニアのなり方LT.pdf
shuuumai
1
510
シェアリングサービスのトランザクションを支えるGo
shuuumai
0
260
シューマイ_Tech_Lead_Engineerから最新技術を学べ_Rails編_登壇資料.pdf
shuuumai
0
490
シューマツワーカー サービス資料
shuuumai
0
630
POL流レバレッジの効いたエンジニア組織を作る
shuuumai
1
490
REACT_NATIVE_EXPOで行うアプリの簡単最速運用_渡邊様_登壇資料_.pdf
shuuumai
0
340
Other Decks in Programming
See All in Programming
Vue.jsで作る空間解析アプリとCapacitorプラグインのData Bridge
hal_spidernight
1
130
S3 TablesのIcebergデータに、AIエージェントからアクセスしてみた / 20261016developersio2026joetsu-accessing-iceberg-in-s3tables-via-agent
kasacchiful
PRO
0
230
コーディング自動化の次へ。人の介入をゼロにするファクトリーとサポートAIによる実践
timakin
5
4.8k
FactoryBotをやめればRSpecは速くなるのか?
yuta_onishi_97
0
1.2k
Coding with AI: How to trust the storyteller (AWS Community Day Adria, Ljubljana 2026)
slobodan
0
130
[Dev Group Paris Octobre 26] Agentforce, SIforce, Claudeforce, Slackbot… on s'y retrouve ?
nabondance
0
120
パスワード再設定メールのURLについて知っておこう
uyuki234
0
200
AmebaブログはKMPから卒業します
kmars0605
0
300
見えないものを探る要求要件定義に必要な基本的思考 / invisible-requirement-thinking
minodriven
16
8.9k
AIで開発が速くなった先で、開発チームは何を目指すか
shihochan
1
1.9k
ActionController meets Protocol Buffers
sorah
1
750
あなたの await、OS まで届いてる? strace で覗く JavaScript の非同期
hasutosasaki
1
1.6k
Featured
See All Featured
The MySQL Ecosystem @ GitHub 2015
samlambert
251
13k
DevOps and Value Stream Thinking: Enabling flow, efficiency and business value
helenjbeal
2
420
ラッコキーワード サービス紹介資料
rakko
5
5.5M
Public Speaking Without Barfing On Your Shoes - THAT 2023
reverentgeek
1
650
コードの90%をAIが書く世界で何が待っているのか / What awaits us in a world where 90% of the code is written by AI
rkaga
63
47k
Speed Design
sergeychernyshev
33
2.2k
エンジニアに許された特別な時間の終わり
watany
109
250k
SEO Brein meetup: CTRL+C is not how to scale international SEO
lindahogenes
2
2.9k
Design of three-dimensional binary manipulators for pick-and-place task avoiding obstacles (IECON2024)
konakalab
0
630
The SEO identity crisis: Don't let AI make you average
varn
0
620
Java REST API Framework Comparison - PWX 2021
mraible
34
9.8k
Chasing Engaging Ingredients in Design
codingconduct
0
380
Transcript
循環的複雑度 30 超えのシステムに Laravel × Onion Architecture で 立ち向かっ(た)ている話 2020/07/08
【シューマイ】Tech Lead Engineerから最新技術を学べ!Laravel編 株式会社うるる NJSS事業部 プロダクト開発課 栗原 史明
Agenda • はじめに • 自己紹介 • Onion Architecture って何? •
Laravel x Onion Architecture • 具体例 • 実際やってみてどうだったか • まとめ
はじめに
• 今回お話すること ◦ オニオンアーキテクチャの重要となる部分の解説 ◦ Laravelで実装する場合の簡単な具体例 ◦ 実際に導入してみて改善・実感できたことと課題のお話 • 話さないこと
◦ Laravelの基本的機能の解説 ◦ オニオンアーキテクチャを使った詳細な実装のお話 ◦ オニオンアーキテクチャの詳細な解説 ◦ DDD(ドメイン駆動開発)の詳細なお話 はじめに
自己紹介 誰ですかあなた
自己紹介 • 栗原 史明 • 株式会社うるる ◦ NJSS事業部 プロダクト開発課 •
Laravel / Lumen • Docker / AWS / terraform / CDK • 認定スクラムマスター • あつ森で永遠と川を掘ってる
株式会社うるる では一緒に働く仲間を募集中! • 「人のチカラで世界を便利に」 ◦ 人のチカラ(クラウドワーカー)を活用したサービスを展開する会社です • サーバーサイドエンジニア募集中!(2020/07/07現在) ◦ 興味がありましたら是非お声掛けください!
◦ うるるの歩みと未来 ◦ うるるのエンジニア紹介
Onion Architecture って何? フレームワークではない、設計のお話
Onion Architecture 引用: https://buildersbox.corp-sansan.com/entry/2019/07/10/110000
このあたりの本も参考に
Q. オニオンアーキテクチャが 実現したいことってなんですか?
A. 「重要なもの」を「些細なもの」に 依存させない 引用: https://www.slideshare.net/ShoheiOkada/laravel-shuumai?next_slideshow=1
岡田正平さんのスライドが とても綺麗にまとまってます 参考: https://www.slideshare.net/ShoheiOkada/laravel-shuumai?next_slideshow=1
Onion Architecture が実現したいこと • 重要なもの ◦ ビジネスロジック ▪ システム/プロダクトが目的とする処理を行うところ ▪
例:売上計算のルール、日付の依存関係のルール など ◦ • 些細なもの ◦ フレームワーク、DB、テスト、インフラ、UI、ORM etc ◦ ※あくまでも「クリーンアーキテクチャ」の考え方で判断した場合
Onion Architecture が実現したいこと • 重要なもの ◦ ビジネスロジック ▪ システム/プロダクトが目的とする処理を行うところ ▪
例:売上計算のルール、日付の依存関係のルール など ◦ 変更が発生しにくい • 些細なもの ◦ フレームワーク、DB、テスト、インフラ、UI、ORM etc ◦ 簡単に変更できるもの/すべきもの ※あくまでも「クリーンアーキテクチャ」の考え方で判断した場合
Laravel x Onion Architecture では、なぜ我々は [ Laravel ] を選択したのか
プロジェクト発足時に抱えてた思い (エンジニア目線) • メンテナンス性を上げたい ◦ Fat Controller / Fat Model
で読みづらい ▪ メンテの度に4000行超えClass読むのしんどい ◦ テストが存在しない、というか循環的複雑度30超え当たり前 のメソッドにテスト書くなんて無理 • フレームワークであまり悩みたくない ◦ フレームワークは開発を補佐するものであり、設計を考える ことに時間を使いたかった
なぜ、我々はLaravelを選択したのか • フレームワークの自由度が高く Onion Architecture の ディレクトリ構成を表現しやすい • Onion Architecture
に必須なDIをデフォルトでサポート • トラブルシューティングがしやすい
Laravel x Onion Architecture • フレームワークの自由度が高く Onion Architecture の ディレクトリ構成を表現しやすい
◦ 基本的なMVCモデルではないディレクトリの切り方でも、 Laravelなら対応できる ▪ 自分たちの特性に合わせたディレクトリ構成を組みやすい ◦ やっぱり何かと便利なEloquent ◦ 足りない機能をComposerで補う動きもやりやすい
Laravel x Onion Architecture • Onion Architecture に必須なDIをデフォルトでサポート ◦ Interface
から実体Classを呼ぶための機能 ◦ Providerに対して app->bind() で設定することができる
Laravel x Onion Architecture • トラブルシューティングがしやすい ◦ 公式DocやQiitaなど日本語のドキュメントが豊富 ◦ Laravel起因のエラーは大体誰かが経験している
▪ ggrな状況になっても割とどうにかなる ◦ 挑戦的なアーキテクチャの導入は最初は迷いやすいので、フ レームワーク起因のトラブルが対処しやすいのは迷うポイン トを減らす観点で大きなメリット
For Example 簡単な例からイメージを
具体例 • こういう要件があったとする ◦ ユーザ情報を保存するAPIを作りたい ◦ 保存する内容は 名前 / ニックネーム
/ メアド ◦ ユーザ識別詞としてメアドをsha256でハッシュ化する ※「こんな要件本当に存在するのか?」 という質問については一例なので気にしたら負けです。
具体例
具体例 データベースを変更したら死ぬ ぴえん
要件の実現は出来ている 【が】 「重要なもの」が 「些細なもの」の変更で 処理が壊れてしまう
Laravel でどうやって実現するか • ビジネスロジックの実装 ◦ app配下にビジネスロジックを配置するディレクトリを作成 し、そこに集約する • 永続化層を抽象化 ◦
特定のインフラに依存するものは抽象化する ◦ 抽象化したクラスをProviderで紐付ける
ビジネスロジックの実装 • アプリ固有の機能/ルールをClass化しDomain層に表現 ◦ Laravelではディレクトリを自由に切りやすい 「メアドでsha256する」という ビジネスロジックが Domain層に表現される
永続化層の抽象化 • Interfaceを定義し、実体Classを実装 ◦ EloquentやMySQLなどの処理はここに記述する
永続化層の抽象化 • Interfaceと実体Classを紐付ける LaravelではDIを標準サポート
永続化層の抽象化 • Interfaceで型宣言を しているが、実際の処 理では実体クラスが渡 される
A. 「重要なもの」が「些細なもの」に 依存しない形にすることができた! ビジネスロジック DB / フレームワーク / ORM 等
実際やってみてどうだったか Laravel を通じて変化に強いコードへ
プロジェクト発足時に抱えてた思い (エンジニア目線) • メンテナンス性を上げたい ◦ Fat Controller / Fat Model
で読みづらい ▪ メンテの度に4000行超えClass読むのしんどい ◦ テストが存在しない、というか循環的複雑度30超え当たり前 のメソッドにテスト書くなんて無理 • フレームワークであまり悩みたくない ◦ フレームワークは開発を補佐するものであり、設計を考える ことに時間を使いたかった
改善・実感できたこと • 可読性向上! ◦ まだ途中ではありますが、現時点でClass循環的複雑度の平均 値は 5 まで下がりました ◦ データベースの構造に依存していたビジネスロジックを分割
することができた ◦ これにより関心ごとがClassごとに表現され、可読性が向上
改善・実感できたこと • テストが書けるようになりバグ抑制に繋がった ◦ 責務を考えてクラスを分割しているのでその責務に特化した テストを書くことができるようになった ◦ DIが使えるためFeatureTestの際にMockを作ってException ケースを検証することも容易 ◦
機能改修/拡張をする際も実装済テストがあることでデグレ検 知ができる安心感
改善・実感できたこと • トラブルシューティングがしやすい ◦ 当初狙っていた「ドキュメントの充実」に起因したトラブル シューティングのしやすさは享受出来た ◦ オニオンアーキテクチャの設計に悩んでも、Laravelの使い方 に悩むことは少なかった
プロジェクト発足時に抱えてた思い (エンジニア目線) • メンテナンス性を上げたい ◦ Fat Controller / Fat Model
で読みづらい ▪ メンテの度に4000行超えClass読むのしんどい ◦ テストが存在しない、というか循環的複雑度30超え当たり前 のメソッドにテスト書くなんて無理 • フレームワークであまり悩みたくない ◦ フレームワークは開発を補佐するものであり、設計を考える ことに時間を使いたかった Onion Architecture の導入で改善!! Laravel の導入で実現!!
• とにかく設計に悩んだ。悩んでる。(※現在進行形) ◦ 慣れてないうちはどこの層に書けば良いのか悩んだ ◦ 慣れてくると今度はどこまで責務分割させるか悩んだ、今も 悩んでる ▪ 完璧に拘り過ぎるとClassの分割が多すぎてしんどい ▪
単純な実装の場合は却って複雑さを招く場合も ▪ 私のチームでもインフラ依存の完全な分割はやりきれてないですし、敢えて割り 切っている部分もあります とはいえ課題もあります
• Fat Repository予備軍はある ◦ データの依存関係が複雑なRepositoryの実装でmethod数が多 くなり、600行超えのものも ◦ 今のところ、メンテナンスにはさほど影響を与えていないの で放置してるが悪化する前に責務を上手く切り分けて薄くし たい
とはいえ課題もあります
まとめ Laravel を通じて変化に強いコードへ
Q. オニオンアーキテクチャが 実現したいことってなんですか?
A. 「重要なもの」を「些細なもの」に 依存させない 引用: https://www.slideshare.net/ShoheiOkada/laravel-shuumai?next_slideshow=1
Onion Architecture が実現したいこと • 重要なもの ◦ ビジネスロジック ▪ システム/プロダクトが目的とする処理を行うところ ▪
例:売上計算のルール、日付の依存関係のルール など ◦ 変更が発生しにくい • 些細なもの ◦ フレームワーク、DB、テスト、インフラ、UI、ORM etc ◦ 簡単に変更できるもの/すべきもの ※あくまでも「クリーンアーキテクチャ」の考え方で判断した場合
なぜ、我々はLaravelを選択したのか • フレームワークの自由度が高く Onion Architecture の ディレクトリ構成を表現しやすい • Onion Architecture
に必須なDIをデフォルトでサポート • トラブルシューティングがしやすい
Laravel でどうやって実現するか • ビジネスロジックの実装 ◦ app配下にビジネスロジックを配置するディレクトリを作成 し、そこに集約する • 永続化層を抽象化 ◦
特定のインフラに依存するものは抽象化する ◦ 抽象化したクラスをProviderで紐付ける
プロジェクト発足時に抱えてた思い (エンジニア目線) • メンテナンス性を上げたい ◦ Fat Controller / Fat Model
で読みづらい ▪ メンテの度に4000行超えClass読むのしんどい ◦ テストが存在しない、というか循環的複雑度30超え当たり前 のメソッドにテスト書くなんて無理 • フレームワークであまり悩みたくない ◦ フレームワークは開発を補佐するものであり、設計を考える ことに時間を使いたかった Onion Architecture の導入で改善!! Laravel の導入で実現!!
Q. オニオンアーキテクチャって 本当に効果あるの?
A. ビジネスロジックが複雑な プロダクトほど刺さると思います 逆にそんなに複雑じゃないよ、 という方が導入するとクラス管理が多くなるので しんどさの方が勝ってしまうかも
補足 • PHP7.4 が使えるなら PHP7.4 以上を推奨 ◦ プロパティ変数に型定義ができるので、型推論によりClassで 表現できる内容がより強化される •
本日会話した内容は Lumen でも(ほぼ)そのまま実現可能 ◦ 「Laravel側はAPIのみ」等の条件が揃えば Lumen でも実現可 能。速度要件があるなら一考の余地アリ ◦ ただし、Laravel 拡張が使えないパターンがあるので、不安で あれば Laravel を選んでおくと間違いはない