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20151206_AWS+Security
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tsb
December 06, 2015
Technology
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20151206_AWS+Security
「JAWS-UG京王線 第4回 攻めと守りのセキュリティ&監視」にて発表した資料です
tsb
December 06, 2015
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Transcript
AWS + セキュリティ Kazuki Tsubo 2015/12/6 JAWS-UG京王線 第4回 攻めと守りのセキュリティ&監視
Who - Name - 坪 和樹 @TSB_KZK - facebook: https://www.facebook.com/kazuki.tsub -
History - 某新聞社でウェブエンジニア - 某社でサポートエンジニア - 好き・得意 - 好き: API Gateway - 得意: ElastiCache
プライベート - OWASP Japanプロモーションチーム - MINI Hardening 主催 - http://minihardening.connpass.com/event/
- シェル芸とか
諸注意 - 本資料は公開情報から個人的に作成した資料です。所属会 社の意見や見解を示すものではありません。 - 前提として、ウェブアプリケーションのセキュリティに関するセッ ション資料となります。
Agenda 1. OWASP について 2. AWS WAF 3. ホワイトペーパー 4.
vs DDoS 5. 経験を積む
OWASP のちのち繋がるので少し宣伝させてください・・・
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ぜひ OWASP TOP 10 で検索を
ウェブアプリケーションに 必要な対策
攻撃手法は様々 - SQL Injection - XSS - CSRF - マルウェア
- バックドア - 標的型攻撃 etc...
対策 - 多層防御 - 入口対策 - WAF - 検知・監視 -
Inspector - ウィルス対策ソフト - 出口対策 - NetworkACL - FireEye / i-Filter / etc... ※思いつくままに挙げただけです
AWS WAF
AWS WAF の機能 - SQL injection - OWASP TOP10 でトップの
“Injection” に対応 - リクエスト内の特定の文字列を検知 - ツールからのリクエスト - bot - 脆弱性診断ツール(ZAP / burp / Nessus / etc...) - IPアドレス指定 - ブラックリスト / ホワイトリスト
判定のロジック - 詳しくはドキュメントを。 http://docs.aws.amazon. com/ja_jp/waf/latest/developerguide/web-acl.html
アクセスログ - CloudFront のアクセスログで配信される - WAF で拒否された場合は 403 となる。 -
ただ、WAF で拒否されたこと自体は明示的には出力されない ・ログの例 document: http://docs.aws.amazon. com/ja_jp/AmazonCloudFront/latest/DeveloperGuide/AccessLogs.html#BasicDistributionFileFormat <timestamp> <edge> <bytes> <IP> GET dxxxxxxxxxxxxx.cloudfront.net / 403 - <UserAgent> - - Error <ReqID> dxxxxxxxxxxxx.cloudfront.net http 85 0.002 - - - Error
CloudFront に +1 - IPアドレス指定は有用 - これまで地理的な制限には対応していた - コンテンツの地理的ディストリビューションの制限 -
https://docs.aws.amazon. com/ja_jp/AmazonCloudFront/latest/DeveloperGuide/georestricti ons.html - 特定の企業のみに配信 - 攻撃してきたホストを遮断
ただし... - CloudFront から参照するオリジンはパブリックなもの - 直接アクセスされる可能性は低いもの、油断は禁物 - これまで通り、アプリケーションの適切な実装が大切 - プライベートなコンテンツはこれまで通り
OAI で配信 - OAI: オリジンアクセスアイデンティティ - Amazon S3 からプライベートなオブジェクトを取得して配信する
今後 - ルールの定期的なメンテナンスが必要 - いわゆるシグネチャを蓄積する必要がある - ログからルールへのフィードバックで精度を上げる - 受けた攻撃をルールに書く -
ログがきれいになるので、攻撃を精査する - 見つけた不審なログを調査(上に戻る) - サードパーティの製品と組み合わせて使う?
幕間
ホワイトペーパー - Introduction to AWS Security - https://d0.awsstatic.com/whitepapers/Security/Intro_to_AWS_Security.pdf - AWS
リスクおよびコンプライアンス - http://media.amazonwebservices.com/jp/wp/AWS_Risk_and_Compliance_Whitepaper.pdf - 規模のセキュリティ: AWS ロギング - https://d0.awsstatic. com/whitepapers/compliance/AWS_Security_at_Scale_Logging_in_AWS_Whitepaper.pdf - AWS セキュリティのベストプラクティス - https://d0.awsstatic.com/International/ja_JP/Whitepapers/AWS_Security_Best_Practices.pdf - AWS の使用に際してのセキュリティ監査チェックリスト - https://d0.awsstatic.com/whitepapers/compliance/AWS_Auditing_Security_Checklist.pdf
責任共有モデル
最近のセキュリティ 注:あくまで主観です。専門家ではないので悪しからず・・・
ゼロデイ - 0 day - いわゆる未発見の脆弱性 - 売買されたりもする - 最初に発見したのが攻撃側だと、存在を秘匿され攻撃に利用される
- Hackingほげほげ とか - 発見した場合は然るべき場所に連絡し、修正を待ってから公開する - 最近は公開から攻撃開始までの期間が短いため、適宜確認しましょう - ゼロデイを利用した攻撃はほとんど防げない - stuxnet とか
言いたいこと
AWS は便利だけど まだまだ 考えるべきことは多い Lambda使ったサーバレス構成は攻撃への耐性が高いと言えそうな気がする
攻撃者が有利 - 完全な防御は存在しない - 高度な攻撃は防げない - EC2 に入られたり - 端末からアクセスキーを盗まれたり
- つまり、アクセスキーをどこかに保存することは避けるべし - 必要十分なだけの権限にしておく - 監視・検知できる仕組み
ロギング重要 ★CloudTrail ★アクセスログ (CloudFront / S3 / ELB / API
Gateway / Lambda) VPC FLow Logs Config CloudWatch Logs
ログ取って安心しない! - 定期的なログの確認 - 視覚化 - セキュリティ専門家のチェック - WAFルールへのフィードバック -
クローラからの探索リクエストの検知 - アウトバウンドの通信検知(C&C / 情報送信) - 情報収集 - 事例 - トレンド
情報収集 - AWS - AWS に関するセキュリティ情報 - AWS Security Bulletins
- https://aws.amazon.com/jp/security/security-bulletins/ - Amazon Linux AMI Security Center - https://alas.aws.amazon.com/ - Security Blog - http://blogs.aws.amazon.com/security/
情報収集 - Security - 公機関のウェブサイト( IPA / NISC / NPA
/ JPCERT ) - ScanNetSecurity - http://scan.netsecurity.ne.jp/ - セキュリティホール memo - https://www.st.ryukoku.ac.jp/~kjm/security/memo/
やられた時は... - AWS の対策チームに連絡 - https://aws.amazon.com/forms/report-abuse - JPCERT の強力を仰ぐ -
https://www.jpcert.or.jp/form/ - 警察への通報
vs DDoS
リフレクターの探索も増加傾向 - portmap - 111/UDP - RIPv1 - 520/UDP 出典:
警視庁 平成27年10期レポート https://www.npa.go.jp/cyberpolice/detect/pdf/20151111.pdf
AWS の DDoS ベストプラクティス - DDoSに対するAWSのベストプラクティスhttp://media. amazonwebservices.com/jp/DDoS%20White% 20Paper_Revised.pdf - 英語の原文https://d0.awsstatic.
com/whitepapers/DDoS_White_Paper_June2015.pdf
一例として CloudFront を抜粋 Amazon CloudFront は、複数のPoP を使用することで、複数の場所のトラフィックを分散させて、 インフラストラクチャと一部のアプリケーションレイヤーDDoS 攻撃の両方から保護する能力 を備えています。
これらのそれぞれの場所に、AWS はキャパシティーと冗長性のために複数のインターネッ ト接続を持ち、これによりAmazon CloudFront は正規のエンドユーザーにコンテンツを提供しな がら、攻撃のトラフィックを分離することができます。 Amazon CloudFront には、無効なリクエストを削除しながら、有効なTCP 接続とHTTP リクエストの みが行われるようにするフィルタリング機能もあります。 これにより、オリジンから無効なトラフィック(UDP フラッド、SYN フラッド、およびスローリード でよく使用されます)を処理する負荷が取り除かれます。
ベストプラクティス - CloudFront - Route53 - ELB
経験を積む
Hardening Project - WASForum が取り組むセキュリティイベント - 「守る」技術を持つエンジニアを発掘・顕彰する技術競技 - これまで 2012/4:
Hardening Zero 2012/9: Hardening One 2013/7: Hardening One Remix 2014/6: Hardening 10 APAC 2014/11: Hardening 10 Evolution 2015/6: Hardening 10 MarketPlace 2015/11: Hardening 10 ValueChain
Hardening Project について - 競技概要 - 競技は8時間、1チーム6-10名(チームは初顔合わせ) - 無防備なサーバ群をひたすら守りつつ、ECサイトの売り上げを競う -
各チーム 20台前後の仮想サーバ(Linux/Windows混在) - ウェブサイトが5-8サイト程度 - ECサイト、お問い合わせフォーム、会社ホームページ、新卒採用サイト - 運営が事前に脆弱な環境を構築 - リアルタイムに状況が変化 - 負荷によるサービス停止や、運営からの容赦ない攻撃 - 社長からの指令/顧客からの問い合わせ
凝縮した MINI Hardening Project - Hardening Project と同様、実際のビジネスに近い環境でイ ンシデントレスポンスを体験できます。 -
Hardening Project - 8時間競技 - 振り返り含め2日間 - 主に沖縄で開催 - MINI Hardening Project - 3時間競技 - 土曜日だけで終わる - 東京や大阪で開催しています。是非ご参加ください!
参考 - 川口洋のセキュリティ・プライベート・アイズ(53):Hardening Projectから派生した「MINI Hardening Project」に行ってみ た http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1503/31/news008.html
ご清聴 ありがとうございました