Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
技術ブランディングやっていきの会社が考えるフェーズ別戦略 / tech-branding-ya...
Search
Yoshiki Iida
November 22, 2019
Technology
2
5.3k
技術ブランディングやっていきの会社が考えるフェーズ別戦略 / tech-branding-yatteiki-strategy
2019/11/22
第4回 転職透明化らぼ-技術ブランディング編
https://rtlabo.connpass.com/event/152001/
Yoshiki Iida
November 22, 2019
Tweet
Share
More Decks by Yoshiki Iida
See All by Yoshiki Iida
自律的なスケーリング手法FASTにおけるVPoEとしてのアカウンタビリティ / dev-productivity-con-2025
yoshikiiida
0
320
エンジニアリングマネージャー視点での、自律的なスケーリングを実現するFASTという選択肢 / RSGT2025
yoshikiiida
5
8.7k
ログラスが面白いと思う理由をマネージャーがエモく語ってみる / 20240829 vs LT
yoshikiiida
1
910
質とスピードを両立するログラスのホールチームQA / 20240827 QASaaS_findy
yoshikiiida
2
730
エンジニア組織30人の壁を超えるための 評価システムとマネジメントのスケール / Scaling evaluation system and management
yoshikiiida
12
3.8k
スクラムの成熟と壁 〜スケーリングの議論から見えたもの〜 / Maturity and barriers in Scrum
yoshikiiida
4
2k
スタートアップにおける組織設計とスクラムの長期戦略 / Scrum Fest Kanazawa 2024
yoshikiiida
17
6.4k
ログラスの選考プロセスにおけるアトラクト戦略 / Attraction strategy in Loglass interview process
yoshikiiida
7
3.7k
QA経験のないエンジニアリング マネージャーがQAのカジュアル面談に出て 苦労していること・気づいたこと / scrum fest niigata 2024
yoshikiiida
2
5.5k
Other Decks in Technology
See All in Technology
AWS テクニカルサポートとエンドカスタマーの中間地点から見えるより良いサポートの活用方法
kazzpapa3
2
600
Oracle Cloud Infrastructure:2025年6月度サービス・アップデート
oracle4engineer
PRO
2
310
How Community Opened Global Doors
hiroramos4
PRO
1
130
モバイル界のMCPを考える
naoto33
0
350
変化する開発、進化する体系時代に適応するソフトウェアエンジニアの知識と考え方(JaSST'25 Kansai)
mizunori
1
260
登壇ネタの見つけ方 / How to find talk topics
pinkumohikan
5
590
「良さそう」と「とても良い」の間には 「良さそうだがホンマか」がたくさんある / 2025.07.01 LLM品質Night
smiyawaki0820
1
430
OPENLOGI Company Profile for engineer
hr01
1
33k
CI/CD/IaC 久々に0から環境を作ったらこうなりました
kaz29
1
200
CursorによるPMO業務の代替 / Automating PMO Tasks with Cursor
motoyoshi_kakaku
2
780
OpenHands🤲にContributeしてみた
kotauchisunsun
1
500
Witchcraft for Memory
pocke
1
660
Featured
See All Featured
The World Runs on Bad Software
bkeepers
PRO
69
11k
個人開発の失敗を避けるイケてる考え方 / tips for indie hackers
panda_program
107
19k
Building a Modern Day E-commerce SEO Strategy
aleyda
42
7.4k
What's in a price? How to price your products and services
michaelherold
246
12k
YesSQL, Process and Tooling at Scale
rocio
173
14k
RailsConf 2023
tenderlove
30
1.1k
Performance Is Good for Brains [We Love Speed 2024]
tammyeverts
10
940
Responsive Adventures: Dirty Tricks From The Dark Corners of Front-End
smashingmag
252
21k
Design and Strategy: How to Deal with People Who Don’t "Get" Design
morganepeng
130
19k
Creating an realtime collaboration tool: Agile Flush - .NET Oxford
marcduiker
30
2.1k
The Invisible Side of Design
smashingmag
300
51k
Fashionably flexible responsive web design (full day workshop)
malarkey
407
66k
Transcript
技術ブランディング やっていきの会社が考える フェーズ別戦略 2019/11/22 第4回 転職透明化らぼ-技術ブランディング編 Yoshiki Iida
whoami ◎ 飯田意己(@ysk_118) ◎ 株式会社クラウドワークス ◎ 執行役員 兼 エンジニアリングDiv GM
◦ マネジメントとかプロダクト戦略とか色々 ◎ 一般社団法人アジャイルチームを 支える会 理事 ◦ アジャイルチームを増やす支援 2
アジャイルチームを支える会 3 https://agileteam.doorkeeper.jp/
1. 技術ブランディングの 位置付け 4
なぜやるのか/なぜやりたいのか ◎ 採用のため ◎ 持続的開発/イノベーションのため ◦ 事例→ブランディング→採用、の正の循環 ◎ 株主へのアピールにも ◦
事業成長に開発力は不可欠 5
鶏卵問題 ◎ ゼロから始めるときは悩ましい ◎ つよい人を採用するべきか?今の組織をつよくしていくか? ◎ プロダクトの成長に合わせて技術的な課題のハードルも上がって いく ◎ 技術戦略と組織戦略は常にセット
◎ 技術ネタが少なければ事業や組織の話しから始めるのもあり 6
2. How to 技術ブランディング 7
手法 ◎ エンジニアブログによる発信 ◦ 技術ネタ ◦ 内部での取り組み ◎ 登壇 ◎
コミュニティへの還元 ◦ 金銭的還元 ◦ 技術的還元 ◎ OSS ◦ プロダクトから作られるOSS 8
フェーズ別アクション ◎ 技術ブランディングやっていきフェーズ ◦ エンジニアブログによる発信 ◦ コミュニティへの金銭的還元 ◎ 技術ブランディングちょっとできたフェーズ ◦
中の人による登壇 ◦ コミュニティへの技術的還元 ◎ 技術ブランディングできてるフェーズ ◦ これら全部を継続的にやりながら中の人がコミュニティを牽引 する状態 ◦ 事業活動の中からOSSが生まれる状態 9
エンジニアブログ ◎ ただ書くだけだと個人的な記録になってしまう ◎ ブランディングも実現したいなら他の人に読んでもらうという前提 で文章を書く必要がある ◎ エンジニア同士でレビュー ◦ 知識ゼロの人が読んでわかる内容か?
◦ 間違った解釈が入っていないか? ◦ 完結な表現になっているか? 「〜だと思います。」→「です。」 ◎ 言語化はトレーニングなのでコストはかかるけどブランディング以 外のメリットもたくさんある 10
11 ↑レビュー依頼 ↓フィードバック
登壇の後押し ◎ 知見が溜まっていくとブログは書けるが登壇となるとハードルが 高い ◎ ブログからはじめていいかんじにそそのかしていく ◦ 「あの施策の話記事にしたらどう?知見だと思うな〜〜」 ◦ 「こんな勉強会あるしこの前の話LTしてみたら?」
◦ 「そろそろ体系的に語れそうだし大きいやつで話してみた ら?」 ◎ 自ら率先して外に出ていく 12
コミュニティとの関わり ◎ 登壇などができるとコミュニティとの距離感が近くなる ◎ 他者に有用な知見を発表できるというのはブランディング力が高 い ◎ スポンサーなどの金銭的還元もいいが、登壇やOSSなど技術的 な還元のほうが価値がある 13
3. 継続していくために 14
継続性が重要 ◎ 技術ブランディングは属人化しやすい ◦ 一人だけが頑張ってアウトプットしていてもその人がいなく なったら止まってしまう ◦ 師弟関係みたいなの作れるとよさそう ◎ スポンサーなどは長期で見る
◦ 短期的にリターンが得られるものではない ◦ むしろ社内の盛り上げくらいでみておいたほうがいい ◦ 長く続けるとそのうち採用につながるかも?くらい ◦ 現場が本気で取り組みたいと思っている技術領域のイベント にスポンサーする 15
リスク ◎ ブランドのアンコントローラブル性 ◦ 受け取る側の解釈に寄るところが大きい ◦ 例)めっちゃ◯◯に強い会社!っていうイメージだったのに 入ったらそうでもなかった、など ◎ 面接時の期待値調整
◦ 課題点もしっかり伝える ◦ ブランディングの時点で採用まで考慮してコントローラブルに しないと無駄なコストが発生する ◎ ブランディングすべきいいポイントが見えてない ◦ 会社の中の当たり前は会社によって全然違う ◦ 当たり前すぎて誰もアピールしないのはもったいない 16
4. 転職するとき 17
転職の際にどうみる? ◎ 外からのイメージと実態のギャップを探る ◦ 「御社は◯◯に強いイメージでした」 → すぐ具体的なエピソードが出てくる / 出てこない ◎
どんな会社でも絶対課題はあるので、課題が聞けないとミスマッ チする可能性がある ◎ 誰がどういう意思を持って進めているのか?が聞けると戦略が見 えてくるかも 18
5. まとめ 19
まとめ ◎ 技術ブランディングはコストもかかるし大変だけど、事業・組織・技 術それぞれの戦略とセットでやっていくとよい ◎ ゼロからで技術ネタストックが少ない場合は組織とかプロセスの 話から始めてもいい ◎ コミュニティと育っていく ◎
持続性をどう作るかが重要 20