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IBM Cloud 101 - #3 IaaS / クラシック・インフラストラクチャを知る

6onoda
June 23, 2022

IBM Cloud 101 - #3 IaaS / クラシック・インフラストラクチャを知る

https://ibm-developer.connpass.com/event/249270/

2022/06/22 開催「IBM Tech/Developer Dojo-IBM Cloud 101 - #3 IaaS / クラシック・インフラストラクチャを知る」での資料です。

6onoda

June 23, 2022
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Transcript

  1. 2 ©︎ 2022 IBM Corporation 本日のアジェンダ ➢ 今回は、IBM Cloud の「クラシック・インフラストラクチャ」

    をテーマとして取り上げます。 ➢ 「クラシック・インフラストラクチャ」 は IBM Cloud IaaS 基盤 のとなった Softlayer社の IaaS 環境を発展させ たものです。 ➢ この講義では「クラシック・インフラストラクチャ」 の基本を学びます。 タイムテーブル 内容 14:00-14:05 オープニング 14:05-14:10 クラシック・インフラストラクチャとVPCの位置づけ 14:10-14:20 クラシック・インフラストラクチャのサーバー 14:20-14:35 クラシック・インフラストラクチャの関連サービス 14:35-14:50 クラシック・インフラストラクチャの操作 14:50-14:55 QA 14:55-15:00 まとめ&クロージング 本日のアジェンダ ※進捗状況により予定より早く終了する場合があります
  2. 3 ©︎ 2022 IBM Corporation IBM Cloud とは 企業の“Journey to

    Cloud”を支えるのがIBM Cloudです。VMWare vSphere や Power AIXのよ うな現行システムのクラウド移行からクラウドネイティブによるDX実現までサポートします。 モノリスに 実装された レガシーアプリ レガシーアプリ をIBM Cloudへ そのまま移行 コンテナにより リファクタ リングされた レガシーアプリ Cloud Hosted VMware VM / PowerVMを パブリッククラウドにLift & Shiftし、迅速な速度と スケール・メリットを実現 Containerized アプリを再設計せずに、ステートレス なアプリをコンテナ化。ステートフル なアプリはそのままに。 既存アプリのクラウド・サービス連携 とCI/CDの確立による アジャイル・ク ラウド運用の実現 Cloud Native お客様のペースに合わせてアプリ を再構築するか、マイクロサービ ス、コンテナ、DevOpsツールを活 用して、まったく新しいアプリを クラウドで構築 レガシーアプリ からIBM Cloud サービスを利用 Cloud Enabled VMをパブリッククラウド サービスに拡張すること により、VMをLift & Transform IBM Cloud Microservices Analytics IBM Watson Object Storage Machine Learning IBM Kubernetes Service IBM Cloud 190+ サービス Microservices RedHat OpenShift Kubernetes Service オンプレミス IBM Cloud Kubernetes Service RedHat OpenShift Kubernetes Service
  3. 4 ©︎ 2022 IBM Corporation IBM Cloud 101 シリーズについて ➢

    IBM Cloud の初学者の方向けです ➢ 基本的な知識や便利な使い方の習熟が目的です ➢ 実際の操作のデモも交えた講義形式の講座です ➢ IBM Cloud を利用するうえで「まず押さえておいた方が良い」トピックを取り上げます シリーズ テーマ 時期 第1回 コンソール / CLI 開催済み 第2回 IAM 開催済み 第3回 IaaS / クラシック・インフラストラクチャ 6月22日 第4回 IaaS / VPC 7月20日 第5回 IaaS / ネットワーク 8月中旬 第6回 IBM Cloud の管理機能 9月上旬 IBM Cloud 101 シリーズ ※表の内容は予定であり、今後変更となる可能性があります IBM Cloud のより詳しい知識を習得するには、『柔らか層本』をご活用ください。 今回
  4. 5 ©︎ 2022 IBM Corporation 本日の講師紹介 5 ©︎ 2022 IBM

    Corporation 写真 ▪氏名:小野田 安宏 / Yasuhiro Onoda ▪所属: 日本アイ・ビー・エム株式会社 テクノロジー事業本部 カスタマー サクセス マネージャ アーキテクト ( IBM Cloud ) ➢ IBM Cloud CSM のご紹介 • IBM Cloud の CSM は、お客様のビジネスに IBM Cloud がより 貢献できるよう技術面でご支援させていただくことで、ビジネスの成 功に向けた取り組みをお手伝いさせていただくことが役割です。 • 日々 IBM Cloud をお使いいただく中での効率化や新しいチャレン ジに対するご支援を通じて、お客様に IBM Cloud の魅力を実感 いただけるよう活動してまいります。 ➢ 略歴 • IBM SmartCloud (10円クラウド) サポート(2011) • モニタリング/死活監視 • Softlayer 日本語サポートの立ち上げに参加 • 2014/12-2015/05 • 2020 年より Qiita で PowerVS IBM i の情報を発信 @6onoda https://ibm.biz/BdfKAe • IBMユーザー研究会 サポーター IBM Community Japan - ナレッジモール研究 B-06 : PowerVirtualServer(IBMi)を効果的に活用する • 2021/10 より Public Cloud CSM IBM Cloud をご利用いた だいているお客様のチャレンジをご支援
  5. ふたつの「技術よりな人が最初に読むIBM Cloud柔らか層本」 「技術よりな人が最初に読む IBM Cloud 柔らか層本」ですが、現行の v3 版 は 2022/04/01

    でファイナルになりました。 今後は v4 のみが更新されます。 柔らか層は、長らくIBM Cloudの利用者に参照され続けていましたが、VPCなど の新技術が広まっていく中、v3までの構成では、包括的な説明が難しくなってき ました。そこで、v4ではIBM Cloud全体の見通しをよくする為に章立てを変更 し、記述を加筆することにしました。 一方で、変更・加筆作業に時間を要しているため、完成までに時間を要していま す。絶えず変化するIBM Cloudの新技術を、更新作業が全部完了するまで学 ぶことができないのは問題と考え、一旦ベータという形で公開することになりまし た。資料は下記リンクから常に最新版をダウンロードするようにお願いいたします。 v3は今後変更予定はありません。新情報はv4にのみ追記していく予定です。 • v3: https://ibm.box.com/v/ibmcloud-yawaraka • v4(beta): https://ibm.box.com/v/ibmcloud-yawaraka-beta 7 ©︎ 2022 IBM Corporation
  6. 8 © 2021 IBM Corporation 目次 1. はじめに 1. 本書の目的

    2. 対象読者 3. 本書の構成 2. IBM Cloud とは 1. IBM Cloud とは 2. IBM Cloud のインフラとは 3. IBM Cloud の提供サービス 4. IBM Cloud の事例 3. コンピューティング 1. 物理サーバー 2. 仮想サーバー 3. よく利用される関連サービス サスペンド・ビリング プレイスメント・グループ 暗号化されたVSIイメージの利用 オートスケール、IPMI、保険 OSリロード、プロビジョニング・スクリプト 4. VMWare on IBM Cloud 5. SAP on IBM Cloud 6. IBM Power Systems Virtual Server 4. ストレージ 1. ストレージ概要 2. LocalSSDストレージ(仮想サーバー) 3. SANストレージ(仮想サーバー) 4. 内蔵 HDD・SSD (物理サーバー) 5. VMware vSAN (Software Defined Storage) 6. IBM Cloud Block / File Storage 7. IBM Cloud Object Storage(ICOS) 8. データ移行 5. ネットワーク 1. ネットワーク概要 2. ロードバランサー 3. 専用線接続サービス IPsec, DirectLink 4. よく利用される関連サービス CDN、Bandwidth、DNS、NTP、コロケーション 6. VPC 1. VPC(Virtual Private Cloud)とは 2. VPCの構成要素 3. その他 7. クラウド・ネイティブ 1. IBM Cloud Kubernetes Service 2. Cloud Foundry Application Runtime 3. IBM Cloud Functions (Serverless) 4. 主なデータストア・サービス IBM Cloud Databases、Cloudant Db2 on Cloud、Db2 Warehouse on Cloud 5. Satellite 6. Code Engine 8. セキュリティ管理 1. セキュリティの管理概要 2. 責任分界点 3. データセンター・セキュリティ 4. ネットワーク・セキュリティ 5. サーバー・セキュリティ 6. データ・セキュリティ 7. IBM Cloudコンソールでのセキュリティ設定 9. 監視・キャパシティ管理 1. IBM Cloudにおける監視 2. サーバーの監視 3. IPMIによる監視 4. RAID監視 5. ログ管理 6. キャパシティ管理 7. 監視システムの構成 8. 監視・ログ管理の新サービス 10. バックアップ 1. バックアップ全体管理イメージ 2. バックアップ方式 3. バックアップサービス 11. アカウント管理 1. アカウント管理の全体イメージ 2. ユーザー管理 3. アクセス管理 4. 複数アカウントの管理 5. マスターアカウントの変更方法 6. その他のパスワード管理 7. タグの管理 12. 課金 1. IBM Cloudのアカウントの種類 2. 課金管理とは 3. 課金の仕組み(クレジットカード課金) 4. 課金の仕組み(請求書課金) 5. 消費の仕組み(サブスクリプション) 6. 注文のキャンセル 7. 課金管理のTips 13. SLA・サポート 1. サービス・レベル・アグリーメント(SLA) 2. IBM Cloud におけるメンテナンス 3. IBM Cloud におけるライフサイクルポリシー 4. 障害時の対応フローと役割分担 5. IBM Cloud におけるサポート 6. Caseの起票・確認方法 7. カスタマー・インシデント・レポート (CIR) 8. 早期解決のためのCaseのコツ集 第3.1版
  7. 9 © 2022 IBM Corporation 目次 1. はじめに 1. 本書の目的

    2. 対象読者 3. 本書の構成 2. IBM Cloud とは 1. IBM Cloud とは 2. IBM Cloud のインフラとは 3. IBM Cloudの事例 4. 参考情報リスト 3. Virtual Private Cloud(VPC) 1. Virtual Private Cloud(VPC)概要 2. コンピュート(VPC) 3. ストレージ(VPC) 4. ネットワーク(VPC) 5. セキュリティ(VPC) 6. その他(VPC) 4. Classic Infrastructure 1. Classic Infrastructure概要 2. コンピュート(Classic) 3. ストレージ(Classic) 4. ネットワーク(Classic) 5. セキュリティ(Classic) 6. その他(Classic) 5. Power Systems Virtual Server 1. Power Systems Virtual Server概要 2. コンピュート(PowerVS) 3. ストレージ(PowerVS) 4. ネットワーク(PowerVS) 5. その他(PowerVS) 6. Hyper Protect Service/LinuxONE 1. LinuxONE for VPC概要 7. VMware on IBM Cloud 1. VMware on IBM Cloud 概要 2. 構成オプション(VMware on IBM Cloud) 3. ユースケース(VMware on IBM Cloud) 4. 事例(VMware on IBM Cloud) 8. SAP on IBM Cloud 1. SAP認定IBM Cloudのラインナップ 2. SAP認定Bare Metal 3. SAP認定VMware on IBM Cloud 4. SAP認定Gen2 5. SAP認定Power Systems Virtual Server 6. RISE with SAP on IBM Cloud 9. オブジェクトストレージサービス 1. IBM Cloud Object Storage(ICOS)概要 2. IBM Cloud Object Storage(ICOS)詳細 3. データ移行 10. クラウド・ネイティブ アプリケーションサービス 1. IBM Cloud Kubernetes Service 2. Code Engine 3. Cloud Foundry Application Runtime 4. IBM Cloud Functions (Serverless) 5. DevOps 11. クラウド・ネイティブ データベースサービス 1. IBM Cloud Databases 2. Cloudant 3. Db2 on Cloud 4. Db2 Warehouse on Cloud 12. 分散クラウド 1. Satellite 13. 外部連携・接続サービス 1. Direct Link 2. Transit Gateway 3. VPN 4. IBM Cloud Service Endpoints(CSE) 5. ドメイン取得サービス・権威DNSサービス 6. DNS Services 7. Cloud Internet Services 8. SendGrid 9. コロケーションサービス 14. セキュリティ管理 2. 15. 監視・キャパシティ管理 1. IBM Cloud Log Analysis 2. IBM Cloud Monitoring 3. IBM Cloud Activity Tracker 16. アカウント管理 1. アカウント管理の全体イメージ 2. ユーザー管理 3. アクセス管理 4. 複数アカウントの管理 5. マスターアカウントの変更方法 6. その他のパスワード管理 7. タグの管理 17. 課金 1. IBM Cloudのアカウントの種類 2. 課金管理とは 3. 課金の仕組み(クレジットカード課金) 4. 課金の仕組み(請求書課金) 5. 消費の仕組み(サブスクリプション) 6. 注文のキャンセル 7. 課金管理のTips 18. SLA・サポート 1. サービス・レベル・アグリーメント(SLA) 2. IBM Cloud におけるメンテナンス 3. IBM Cloud におけるライフサイクルポリシー 4. 障害時の対応フローと役割分担 5. IBM Cloud におけるサポート 6. Caseの起票・確認方法 7. カスタマー・インシデント・レポート (CIR) 8. 早期解決のためのCaseのコツ集 要修正 要修正 第 4-beta版
  8. 10 © 2022 IBM Corporation 2-2.IBM Cloud のインフラとは IBM Cloud

    のインフラは、2013年にIBMに買収された SoftLayer Technologies Inc.のサービス(2005年創業)が基盤と なっています。IBMによる買収後から現在に至るまで、IBMクラウドのインフラも支える IaaS として多くの企業様にご利用 いただいています。 2016年に PaaSやSaaSのクラウドサービスと統合し、Bluemixに名称が統一されました。そののち、Watsonが加わり、 2017年11月にIBM Cloudとしてブランド統合されました。 IBM Cloudの歴史 2005 2010 2015 2020 IaaS専門クラウド SoftLayer (2013-2016 ) IBM Cloudとしての Bluemix (2016-2017 ) IBM Cloud 通称10円クラウド SCE (SmartCloud Enterprise, 2011-2014 ) 開発者向けPaaS BlueMix (2011-2014 ) お客様のためのクラウド IBM Cloud (2017- ) IaaS専門クラウド SoftLayer (2005-2016 ) SoftLayer買収に伴う SCEのEOS、および SoftLayerへの統合 IaaSとPaaSの 提供プラットフォーム の統合 開発者向けクラウドAI Watson (2013- ) Jeopardyに挑戦 Watson (2009-2011 ) AIとCloudの統合 AIやAnalyticsの機能を Cloudへ。そしてCloud からも利用しやすく。 ObjectStorage Cleversafe (2004-2015 ) ラインナップとし て追加 IBMとしてのクラウド Non IBMとしてのクラウド
  9. 機能比較抜粋 カテゴリー クラシック VPC サービス カタログにあるすべてのサービス 仮想サーバー、一部のDCでベアメタル アークテク チャー 単一の

    10.x.x.x であるPrivate NW Public NWへの直接接続 SDNとzoneによるアーキテクチャー ロケーション 構成体 DCとPOD、VLAN スパンニングの考慮 リージョン・モデルによる仮想化 課金 時間、月、請求処理中断、予約(1・3年) 安価な一時利用VSIあり 時間、請求処理中断、継続使用割引 プロファイル GPU プロファイルも含めて、すべてのプロ ファイル より大きな RAM および vCPU オプションを伴 う、平衡型プロファイル、コンピュート・プロ ファイル、メモリー・プロファイル IP アドレス IPv6 アドレスのサポート IPv4 アドレスのみ ストレージ ストレージ・サービス、ブロック・スト レージ (iSCSI) およびファイル・ストレージ (NFS ベース) 1 次ブート・ディスクとしてのブロック・スト レージ (基本的なライフサイクル管理あり)、お よび 2 次データ・ボリューム アクセス制御 クラシック専用管理 IAM とリソース・グループの統合 API 既存の SoftLayer API (SLAPI) 開発者向けの REST ベースの新しい API 12 ©︎ 2022 IBM Corporation https://cloud.ibm.com/docs/cloud-infrastructure?topic=cloud-infrastructure-compare-infrastructure
  10. 19 ©︎ 2022 IBM Corporation 次回の IBM Cloud 101 は?

    IaaS 次回は7月20に開催予定です。下記より申し込みをお願いいたします https://ibm-developer.connpass.com/event/251992/