Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
k1LoW/deckのすすめ
Search
AnaTofuZ
August 31, 2025
Technology
0
180
k1LoW/deckのすすめ
https://kainokuni.connpass.com/event/354581/
AnaTofuZ
August 31, 2025
Tweet
Share
More Decks by AnaTofuZ
See All by AnaTofuZ
Perl1.0 Deep Drive 0.01
anatofuz
0
140
Rubyの国のPerlMonger
anatofuz
3
930
Pythonで爆速でHello, World!する
anatofuz
0
80
思いつきで推しの誕生日記念コンテンツを2日で作る技術
anatofuz
0
120
AWSで雰囲気でつくる! VRChatの写真変換ピタゴラスイッチ
anatofuz
0
330
令和最新版 Perlコーディングガイド
anatofuz
5
7.1k
rakulangで実装する! RubyVM
anatofuz
6
3.7k
沖縄の大学で育った学生がエンジニアになるまで
anatofuz
2
6.1k
OpenAPI Generator Perl Clientでも型チューニングしたい!!
anatofuz
0
390
Other Decks in Technology
See All in Technology
AI時代だからこそ考える、僕らが本当につくりたいスクラムチーム / A Scrum Team we really want to create in this AI era
takaking22
7
4k
PLaMoの事後学習を支える技術 / PFN LLMセミナー
pfn
PRO
9
4k
『OCI で学ぶクラウドネイティブ 実践 × 理論ガイド』 書籍概要
oracle4engineer
PRO
3
170
いまさら聞けない ABテスト入門
skmr2348
1
230
防災デジタル分野での官民共創の取り組み (2)DIT/CCとD-CERTについて
ditccsugii
0
120
後進育成のしくじり〜任せるスキルとリーダーシップの両立〜
matsu0228
7
3.2k
Simplifying Cloud Native app testing across environments with Dapr and Microcks
salaboy
0
120
リーダーになったら未来を語れるようになろう/Speak the Future
sanogemaru
0
360
カンファレンスに託児サポートがあるということ / Having Childcare Support at Conferences
nobu09
1
500
三菱電機・ソニーグループ共同の「Agile Japan企業内サテライト」_2025
sony
0
130
Goに育てられ開発者向けセキュリティ事業を立ち上げた僕が今向き合う、AI × セキュリティの最前線 / Go Conference 2025
flatt_security
0
370
AIAgentの限界を超え、 現場を動かすWorkflowAgentの設計と実践
miyatakoji
1
160
Featured
See All Featured
Building Adaptive Systems
keathley
43
2.8k
Navigating Team Friction
lara
189
15k
Save Time (by Creating Custom Rails Generators)
garrettdimon
PRO
32
1.6k
Measuring & Analyzing Core Web Vitals
bluesmoon
9
620
Code Review Best Practice
trishagee
72
19k
Making Projects Easy
brettharned
119
6.4k
How to Ace a Technical Interview
jacobian
280
24k
4 Signs Your Business is Dying
shpigford
185
22k
The Myth of the Modular Monolith - Day 2 Keynote - Rails World 2024
eileencodes
26
3.1k
Into the Great Unknown - MozCon
thekraken
40
2.1k
Side Projects
sachag
455
43k
Connecting the Dots Between Site Speed, User Experience & Your Business [WebExpo 2025]
tammyeverts
9
590
Transcript
2025/08/31 出張版!甲斐国もくもく会 in 北杜市 八雲アナグラ (@AnaTofuZ) 1 k1LoW/deckのすすめ
2 • 八雲アナグラ(@AnaTofuZ) • 株式会社コードタクトでRailsエンジニアをしています • 南アルプス市出身 ◦ 沖縄と京都にもいました •
甲府でリモートワーク • Kofu.rb ◦ Ruby • Houtou.pm ◦ Perlやってた人が来がちな技術全般 my $self = shift;
3
4 大月にきてくれ !!!
5 • 発表するといえばスライド ◦ スライドを作成せずにwebページをスクロール派閥もいる • 有史以来さまざまなツールが開発されてきた スライド作り
6 さまざまな事情でよく使われるプレゼンツール • 組織内の共有がしやすい ◦ 登壇前に事前レビュー ◦ 共有Driveに事前提出 • Webアプリなので緊急時に別の端末から使える
• デザインテンプレートを会社でつくって使ったり • GUIアプリケーションなので見た目の調整が楽 Google Slide
7 • Webアプリケーションなのでブラウザで編集する必要がある ◦ AIに書かせるとかがし辛い • コード貼るのがとても面倒 • typoや文法ミスのチェッカーがやや弱い •
一応バージョン管理はあるにはあるが使いやすいかといわれると... • テキストはエディタで書いたほうが早い ◦ markdownで書きたい つらみ
8 • markdownをもとにhtml/PDF/パワポスライドを生成してくれるくん • デザインやレイアウトの調整がやや面倒 ◦ HTML/CSSを自力で書く必要がある ◦ 作者の方曰くデザインではなく内容に集中させる矯正ギプス •
生成物の共有をGitHubでやるときにやや面倒 marp
9 • モダンな組版システム ◦ 現代的なLaTeX • Touyingパッケージを使うとスライドが作成できる • 組版なので任意の感じに画像を配置するとかがちょっと大変かも •
生成物の共有をGitHubでやるときにやや面倒 Typst
10 やんごとなき事情でGoogleSlideの方を使わざるを得ないときがある... • 画像を使うので配置もこだわりたい • ある程度見た目を自由に扱いたい • 社内デザインを使いたい とはいえ
11 k1LoW/deckはいいぞ!! そんなときに
12 • golangで書かれたCLIツール ◦ 日本製 ◦ 初回リリースが今年の3月 • markdownでGoogleスライドを書ける ◦
ページのCRUDができる • 見た目はほぼ関与しない • めちゃくちゃ開発が活発 ◦ songmuさん/k1LoWさんの勢いがすごい k1LoW/deckとは
13 markdownでスライドを書くということ
14 文章を書いたり 1. 箇条書きをね 2. 使ったり こういう風にタイトルを書いて
15 • 高速 • 見た目をいじらない • テキストで書ける よいところ
16 • APIの呼び出し方が工夫されている • スライドを全部再生成するのではなく部分的に更新するアプローチ • watchモードもあるが都度作成してもあんまり苦にならない ◦ とはいえ画像が増えるとちょっと遅くなるのでそこが注意 かなり高速
17 • 箇条書きなどのmarkdownの文法以外のレイアウト機能がない ◦ 画像の配置とかテキストで指定するのわりと大変 • 見た目はGoogleスライドなので直接編集したほうが早い ◦ 見た目を編集しててうっかり文章を消す、も元がテキストなので無い ◦
Googleスライドのテーマ機能を使えば十分見栄えがいい • 会社やイベントのテンプレート的なテーマを使う場合も対応できる 見た目をいじらないよさ
18 • <!-- {"freeze": true} -->をセクションに書いておけば以降更新 されない • 画像の微調整とかやったスライドが更新されて無になるのを防げる freeze機能がある
19 • テキストで書けるので任意のエディタやツールと組み合わせられる ◦ スライドをえいっとAIで自動生成したり、改善したり ◦ typoの検出やコピペでパパッと作れる • コードブロックを元にいろいろ変換できる ◦
Siliconを使ってコードブロックを画像に ◦ mermaidjsを使って図もテキストで作ったり markdown変換ならではのよさ
20 deckからコードブロック
21 deckからコードブロック
22 deckからmermaidjs
23 deckからmermaidjs
24 • 2週くらい前まではif文で分岐を書く必要があった 画像生成まわり
25 • 2週くらい前まではif文で分岐を書く必要があった ◦ つい2週間前songmuさんがlaminateコマンドを作成 ◦ 設定ファイルだけ書いておけば条件書かなくてもよくなった 画像生成まわり
26 • brew install deck • go install github.com/k1LoW/deck/cmd/deck@latest インストール
27 • GoogleCloudでOAuthが使えるデスクトップアプリとして登録 ◦ GoogleDrive ◦ Google Slidesへの権限を付与 • credentials.jsonを保存
セットアップ
28 • テンプレートまでブラウザでつくる • $deck lsでスライドのIDを把握 • markdownの最初にYAMLの形式でメタデータとして書く 使い方
29 • ---でページを区切れる • スライドを書いたらdeck apply slide.mdで反映 ◦ 変更を検知してリアルタイムで更新する--watchモードもある ◦
私はわりとコマンドで反映させるのが好きなのでapplyを売ってる • テーマは全体、ページごと、あるいは条件式で設定することができる あとはスライドを書く
30 • なんか実行するとエラーする場合がある • だいたい再実行すると直る ありがちなエラー
31 • k1LoW/deckはいいぞ • markdownでGoogleスライドを作るの結構早くできるのでお勧めです まとめ