Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
思いつきで推しの誕生日記念コンテンツを2日で作る技術
Search
AnaTofuZ
April 27, 2025
Technology
0
130
思いつきで推しの誕生日記念コンテンツを2日で作る技術
2025/04/27の甲斐国もくもく会x山梨WordPressMeetup〜春のLT大会〜
https://kainokuni.connpass.com/event/345088/
でのLTです
AnaTofuZ
April 27, 2025
Tweet
Share
More Decks by AnaTofuZ
See All by AnaTofuZ
k1LoW/deckのすすめ
anatofuz
0
210
Perl1.0 Deep Drive 0.01
anatofuz
0
150
Rubyの国のPerlMonger
anatofuz
3
1k
Pythonで爆速でHello, World!する
anatofuz
0
81
AWSで雰囲気でつくる! VRChatの写真変換ピタゴラスイッチ
anatofuz
0
340
令和最新版 Perlコーディングガイド
anatofuz
5
7.2k
rakulangで実装する! RubyVM
anatofuz
6
3.8k
沖縄の大学で育った学生がエンジニアになるまで
anatofuz
2
6.2k
OpenAPI Generator Perl Clientでも型チューニングしたい!!
anatofuz
0
410
Other Decks in Technology
See All in Technology
日本のソブリンAIを支えるエヌビディアの生成AIエコシステム
acceleratedmu3n
0
110
JAWS UG AI/ML #32 Amazon BedrockモデルのライフサイクルとEOL対応/How Amazon Bedrock Model Lifecycle Works
quiver
1
590
re:Invent 2025の見どころと便利アイテムをご紹介 / Highlights and Useful Items for re:Invent 2025
yuj1osm
0
560
組織全員で向き合うAI Readyなデータ利活用
gappy50
5
2k
オブザーバビリティが育むシステム理解と好奇心
maruloop
3
1.9k
新米エンジニアをTech Leadに任命する ー 成長を支える挑戦的な人と組織のマネジメント
naopr
1
340
パフォーマンスチューニングのために普段からできること/Performance Tuning: Daily Practices
fujiwara3
2
180
abema-trace-sampling-observability-cost-optimization
tetsuya28
0
420
OTEPsで知るOpenTelemetryの未来 / Observability Conference Tokyo 2025
arthur1
0
410
境界線が消える世界におけるQAエンジニアのキャリアの可能性を考える / Considering the Career Possibilities for QA Engineers
mii3king
2
110
20251029_Cursor Meetup Tokyo #02_MK_「あなたのAI、私のシェル」 - プロンプトインジェクションによるエージェントのハイジャック
mk0721
PRO
6
2.3k
How Fast Is Fast Enough? [PerfNow 2025]
tammyeverts
2
210
Featured
See All Featured
The Art of Delivering Value - GDevCon NA Keynote
reverentgeek
16
1.7k
Cheating the UX When There Is Nothing More to Optimize - PixelPioneers
stephaniewalter
285
14k
The Art of Programming - Codeland 2020
erikaheidi
56
14k
Building Better People: How to give real-time feedback that sticks.
wjessup
370
20k
Music & Morning Musume
bryan
46
6.9k
GraphQLとの向き合い方2022年版
quramy
49
14k
Put a Button on it: Removing Barriers to Going Fast.
kastner
60
4.1k
Learning to Love Humans: Emotional Interface Design
aarron
274
41k
Designing for Performance
lara
610
69k
VelocityConf: Rendering Performance Case Studies
addyosmani
333
24k
Practical Tips for Bootstrapping Information Extraction Pipelines
honnibal
PRO
23
1.5k
Mobile First: as difficult as doing things right
swwweet
225
10k
Transcript
思いつきで推しの 誕生日記念コンテンツを 2日で作る技術 八雲アナグラ(@AnaTofuZ) 2025/04/27 甲斐国もくもく会 x 山梨WordPress Meetup 〜春のLT大会〜
• 八雲アナグラ(@AnaTofuZ) • 株式会社コードタクトでバックエンドエンジニア ◦ Rubyメインで趣味でPerl • 今年の1月から甲府からフルリモート勤務 ◦ 山梨出身ですが10年ぶりに帰ってきました
自己紹介
技術なんでも OKイベント Houtou.pmやります!!きてくれ!!
推し
None
• ほうとうももじる • 山梨ご当地VTuber • 今日からおいしい学校で コラボベント中 宝灯桃汁
None
誕生日 4月12日
2日前に 思い出す
突然の 開発機運
4月10日にgit init
https://anatofuz.net/momojiruslot202504/ ※音がでます!!
• 宝灯桃汁を揃えるスロットマシーン • スタートと同時に動画が再生 • 4つ停止すると結果をツイートできる ◦ 作られた名前がツイッター上で画像と して表示される 宝灯桃汁スロットマシーン
None
• うまい • やすい • はやい 技術選定
• うまい ◦ 見た目がそこそこ良い ◦ ちゃんとコンテンツとして楽しめる • やすい ◦ 金がかからない
• はやい ◦ 今回は2日でリリースまで持っていきたい ▪ 自分がシュッと実装できるものを選択 技術選定
• Next.js(React)を使ってブラウザで動作させる ◦ 素早く作るとしたら非常に手慣れている技術で... • ホスティングはGitHubPagesを使う ◦ HTMLさえあれば無料で配信可能 ◦ GitHubActionsと組み合わせるとデプロイの手間もない
• Next.jsはSSG(予めHTMLを生成するモード)を採用 ◦ サーバーを動かすと金がかかる ◦ Next.jsだといっぱいページを作るみたいなのがはやい 基本戦略
• スロットマシーン本体 ◦ 多分JavaScriptで十分表現できる • リザルトのページと画像 ◦ GitHubPagesでホストするので予め作成する必要がある ◦ 予め画像を生成して、それぞれの結果を予めog:imageに設定した
ページを作れば実現できる ◦ スロットマシーンの結果を予め作成するには...? 今回作るページ
自分で作るスロットマシーンなので有限状態 宝 灯 桃 汁
漢字URLだとバレるので一文字ずつ idを付与 宝 灯 桃 汁 a1B3c u2Vwx o2Pqr d2CeF
ハイフンでつなげるとスロットの URLにできる 宝 灯 桃 汁 a1B3c u2Vwx o2Pqr d2CeF
- - -
• スロットの盤面の全パターン的に今回は1470通り ◦ 手でつくるのはつらい.... • Next.jsだとURL上の動的に変わる部分を予めパターン指定すると自動 的にHTMLを作ってくれる機能がある ◦ 盤面パターンからURLの変換を全部作る関数を元に生成可能 スロットリザルト画面
export async function generateStaticParams() { return combinations.map( (combo) => ({ id: generateURLFromJoinReel(combo) })); }
• vercel/satoriを使うとJSXを元にSVGが生成できる • さらにそのSVGをNode.jsでpngに変換 • 生成する画像のパターンも同様に作れるので... ◦ ビルド時にこれを事前に行うといい感じに生成できる • 結果ツイートするURLのページのog:imageを生成した画像を指定してお
くことでツイート時に画像がでるようになる 画像生成方法
こんな感じのコードが const generateOgpImage = async (title: string) => { const
font = fs.readFileSync("public/font/yuji_syuku.ttf"); const svg = await satori( <div> <div> <p> 山梨ご当地VTuber </p> <p style={{ fontSize: 200, fontWeight: 700 }}>{title}</p> </div> </div>, ); return await sharp(Buffer.from(svg)).png().toBuffer(); };
None
None
• あとは楽をしたいところ(CSSの設定とか)をChatGPTくんと一緒につくって いくと2日でも完成する • 1ページくらいのそこまで込み入ってないページであるなら70点 くらいのコードをまぁまぁ生成してくれる ◦ 今回だとスロットが揃ったときの挙動がおかしいとか • 自分がある程度書ける技術スタックでスタートダッシュを決めてもらうのに
はとてもよかった ここまで決まったら
None
• 思いつきでもAIを使いつつ慣れたWeb技術だとそれっぽい推しのコンテン ツが作れた • 無料でコンテンツするときはSSG系の技術がわりと便利 まとめ