Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
BFCacheを活用して無限スクロールのUX を改善した話
Search
Ryuya Yanagi
March 25, 2026
Technology
170
0
Share
Embed
Copy iframe code
Copy JS code
Copy link
Start on current slide
BFCacheを活用して無限スクロールのUX を改善した話
Ryuya Yanagi
March 25, 2026
More Decks by Ryuya Yanagi
See All by Ryuya Yanagi
最近の推しリンター、Oxlintをご紹介
apple_yagi
0
420
forwardRef を禁止したくて Biome に PR を出した話
apple_yagi
0
160
PR_TIMESにおけるFastlyの導入と運用について.pptx.pdf
apple_yagi
1
60
PR TIMESにおけるNext.jsとcacheの付き合い方
apple_yagi
4
3.1k
開発速度を上げつつ品質を保つためのフロントエンド開発
apple_yagi
1
990
Other Decks in Technology
See All in Technology
2026TECHFRESH畢業分享會 - AI 時代的人生存檔點
line_developers_tw
PRO
0
1.2k
SONiC Scale-Up Working Group から探る Scale-UpやUltraEthernet機能の実装方法
ebiken
PRO
2
370
10年間のブログ発信を振り返って見えたWebアプリケーションエンジニアとしての軌跡
stefafafan
0
110
When Platform Engineering Meets GenAI
sucitw
0
110
Chainlitで作るお手軽チャットUI
ynt0485
0
270
プロダクト開発から業務改善コンサルまで。事業全体へ「染み出す」ことで広がるエンジニアの可能性
ham0215
0
140
作って終わりにしない タイミーのセマンティックレイヤー育成の現在地
chanyou0311
4
2.4k
LayerXにおけるセキュリティ管理の現在地と次の一手
tosho
0
230
FinOps × AIエージェントで実現する コストインシデントの自動調査
oasis1994liveforever
0
150
フィジカル版Github Onshapeの紹介
shiba_8ro
0
280
マルチアカウント環境での コーディングエージェントを使った障害調査が大変なので AIエージェントにReadOnly権限を付与してみた / ReadOnly AI Agents for Multi-Account AWS Incident Response
yamaguchitk333
2
110
Agent Skills設計で柔軟性と硬さのバランスが難しい話
nassy20
0
140
Featured
See All Featured
The Myth of the Modular Monolith - Day 2 Keynote - Rails World 2024
eileencodes
28
3.5k
Measuring Dark Social's Impact On Conversion and Attribution
stephenakadiri
2
220
A Soul's Torment
seathinner
6
2.9k
So, you think you're a good person
axbom
PRO
2
2.1k
Money Talks: Using Revenue to Get Sh*t Done
nikkihalliwell
0
250
Visual Storytelling: How to be a Superhuman Communicator
reverentgeek
2
560
No one is an island. Learnings from fostering a developers community.
thoeni
21
3.8k
Building an army of robots
kneath
306
46k
Crafting Experiences
bethany
1
180
Responsive Adventures: Dirty Tricks From The Dark Corners of Front-End
smashingmag
254
22k
Navigating the moral maze — ethical principles for Al-driven product design
skipperchong
2
390
Practical Tips for Bootstrapping Information Extraction Pipelines
honnibal
25
2k
Transcript
BFCacheを活用して無限スクロールのUX を改善した話 エンジニアとデザイナーで考えるUI/UX LT会@FE Yatai やなぎ @apple_yagi
やなぎ PR TIMES フロントエンドエンジニア X: @apple_yagi 好きな UI ライブラリは Base
UI です
無限スクロールを実装したことある人
https://gigazine.net/news/20260217-eu-kill-infinite-scrolling/ 余談
https://prtimes.jp/main/action.php?run=html&page=searchkey&search_word=fusic 私が実装した無限スクロールUI
元々 jQuery で実装されていたページを Next.js(Pages Router)にリプレイス 検索結果のリンクは next/link を使っていない ソフトナビゲーション(SPA遷移)ではなくハードナビゲーション ↑ここ大事
私が実装した無限スクロールUI
実装はできたが問題が。 。
ブラウザバックすると読み込んでいたデータが消える
ブラウザバックすると読み込んでいたデータが消える
スクロール位置や読み込んだデータをページ遷移前に sessionStorage とかに保存 してブラウザバック時に復元する? URL にスクロール位置をクエリパラメータ(例:?page=5)に保存しておいてブ ラウザバック時にそのページのデータをfetchする? 実装が複雑になるな どうやって改善するか
色々調べているととある記事を発見
None
これか?!
バックフォワード キャッシュ(bfcache)では、ユーザーがページから移動したと きにページを破棄するのではなく、破棄を延期して JS の実行を一時停止します。 ユーザーがすぐに戻った場合は、ページを再び表示し、JS の実行を再開します。 これにより、ユーザーはほぼ瞬時にページを移動できます。 https://web.dev/articles/bfcache?hl=ja BFCache
とは
ブラウザバック時に JS の実行を再開することができる 読み込んだデータを保持できる(React の useState の状態も復元できる) スクロール位置も保持することができる BFCache を有効にすることで
unload イベントは使用しない Cache-Control: no-store を使用しない ページ遷移する前に IndexedDB 接続や fetch/XMLHttpRequest、WebSocket など
を切断する next dev でサーバーを立ち上げた場合、WebSocket が使用されているので BFCache は効かない。開発環境でも next start で立ち上げて確認する必要 がある https://web.dev/articles/bfcache?hl=ja#optimize ※ ブラウザの種類やインストールしている拡張ツールによって挙動が変わるので確 実に BFCache を有効にするのはむずかしい BFCache を有効にするためには
検証ツール → アプリケーションタブ → バックフォワードキャッシュ BFCache が有効になっているか確認する(Chrome)
Cache-Control に no-store が設定されてるな
リプレイス前の Cache-Control ヘッダーを参考にしていたが経緯が不明 Cache-Control: private, no-cache, no-store, max-age=0, must- revalidate
になっていたので絶対にキャッシュしたくないんだろうなという 意思は感じる 社内で検討した結果、外しても問題なさそうだったので no-store を削除 そもそも Cache-Control: no-store が必要か
Cache-Control: no-store ブラウザやCDNなどのキャッシュサーバーに、レスポンスの保存を一切許可しな い Cache-Control: no-cache ブラウザやCDNがレスポンスをキャッシュすることは許可するが、再利用する前 に必ずサーバーへそのキャッシュが有効か問い合わせ(検証)を行う no-cache と言いつつキャッシュを許可するので注意
補足:no-store と no-cache の違い
再度 BFCache が有効になっているか確認すると
None
https://prtimes.jp/main/action.php?run=html&page=searchkey&search_word=fusic 実際にスクロール位置が保持されるか確認
トップページ のスマホビュー 弊社で BFCache を有効活用している他事例
無限スクロール、ブラウザバック時にデータ消える問題を BFCache を利用して 解決した BFCache を有効にすることでブラウザバック時に JS の実行を再開することが できる BFCache
を有効するためには unload イベントや、 Cache-Control: no-store を 使用しない ※ 今回はハードナビゲーションのページ遷移時の BFCache の有効化について説明し ました。ソフトナビゲーション(SPA遷移)の場合は BFCache を有効にしてもうま くいきません。 まとめ