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AWS re:Invent 2023 ストレージ EFSレプリケーションのフェイルバック機能...
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Atsushi Satou
December 28, 2023
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AWS re:Invent 2023 ストレージ EFSレプリケーションのフェイルバック機能を試してみた
AWS re:Invent 2023 ストレージ
EFSレプリケーションのフェイルバック機能を試してみた
Atsushi Satou
December 28, 2023
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Transcript
AWS re:Invent 2023 ストレージ EFSレプリケーションのフェイルバック機能を試してみた 佐藤 淳 JAWS-UG横浜 #65 AWS
re:Invent 2023 Recap Storage https://jawsug-yokohama.connpass.com/event/299300/
自己紹介 名前: 佐藤 淳 ( Atsushi Sato ) 会社: アイレット株式会社
クラウドインテグレーション 所属 Qiita: https://qiita.com/atw0_0w 好きなAWSサービス: Systems Manager, Lambda, Cloudformation, CDK (主に自動化やIaC周り) 2023 Japan AWS All Certifications Engineers
今日話す内容 EFSレプリケーションのフェイルバック機能が発表されたのでそれについて 検証してみました。
- EFSレプリケーションのフェイルバック機能が追加。 - レプリケーション先の向きを変えることでセカンダリーのファイルシステムで増加した内容をフェイルバッ クすることが可能に。 EFS レプリケーション フェイルバック機能 https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2023/11/amazon-efs-replication-failback/
ユースケースとしては、DRの切り戻しで利用が想定できる。 DRの戦略としてはPilot Lightになる。 (レプリケーション設定の削除が必要。削除までには数分かかる。) EFS レプリケーション フェイルバック機能 ユースケース https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/disaster-recovery-dr-architecture-on-aws-part-1-strategies-for-recovery-in-the-cloud/
以前はどうだったのか? 新機能 – Amazon Elastic File System (EFS) のレプリケーション (2022/01/28)
> 以前の読み取り専用レプリカは、リカバリプロセスの一部として使用でき る、書き込み可能なファイルシステムになりました。フェイルバックを実行す るには、元の場所にレプリカを作成し、レプリケーションが完了するのを待っ てから、レプリケーションを削除します。 (記憶があやふやで申し訳ないですが、、、) - アップデート前のフェイルバック手順。 - レプリカ用のファイルシステムを Primaryリージョンで新規作成 。 - 新規マウントターゲットを作成。 - (アクセスポイント作成。 ) - 複数のサービス(EC2、ECS、Lambda、etc..)で ファイルシステム/アクセスポイントIDの変更。
フェイルバック機能により、DRにおけるRTO(Recovery Time Objective)向上。 → 既存のファイルシステムに増分をレプリケーションが可能。 → マウントターゲットやアクセスポイントの作成が不要。 → /etc/fstab等の変更が不要。 メリット
アップデート後
EFS DR切り替えフロー - 以下は、正常時の状態。 - 前提知識として、レプリケーション設定をすると、 Secondaryのファイルシステムは Read Onlyになる。
DR切り替え - Secondary を書き込み可能にするためには、レプリケーション設定を削除することで、書き込むことがで きるようになる。 - レプリケーションが削除されるまで数分かかる。
DR切り替え - 以下のようにレプリケーションの削除をクリックし、確認と入力した後、レプリケーションを削除をクリック するだけで、フェイルオーバーが可能になる。 - レプリケーションが削除された後、 Secondaryが書き込み可能になる。
DR切り戻し(EFS レプリケーションフェイルバック) - EFSレプリケーションのフェイルバック - Secondary → Primary へレプリケーション設定を新規作成。 -
Primaryが読み込み専用になる。
DR切り戻し(EFS レプリケーションフェイルバック) - 既存のSecondary → Primary のファイルシステムにレプリケート - 上書き保護が有効になっているとレプリケーション設定できないため、上書き保護を無効化した後にレプ リケーション設定をする。
DR切り戻し(EFS レプリケーションフェイルバック) - レプリケーションの状態を「最終同期」から確認。 - DRの切り替えと同じくレプリケーションを削除し、 Primaryを書き込む。 - Primary →
Secondaryのレプリケーションを作成して最初の状態に。
メトリクス - CloudWatchメトリクス「TimeSinceLastSync」を確認し、前回正常に同期が完了してからの経過時間を 確認できる。 - メトリクスが観測されなくなった (同期はない)タイミングを見計らって切り戻しなどを検討。
まとめ
EFSレプリケーションのフェイルバック機能が実装されたことで、切り戻しの手順が容易になった。 今回のre:Inventを振り返ると、生成系 AIを筆頭に機械学習やデータ分析などを筆頭にしたアップデートが多 かった印象。ストレージも機械学習やデータ分析を想定したアップデートが多かった。 しかし、今回発表した内容のように、既存の作業フローが変更になるような嬉しいアップデートもちょくちょくある ので、生成AI関連とともにこまめにチェックしていきたい。 まとめ
ご清聴ありがとうございました