Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
“共通化”で失敗したモデリング実例 / Modeling examples of failur...
Search
株式会社ビットキー / Bitkey Inc.
August 13, 2024
Technology
3
240
“共通化”で失敗したモデリング実例 / Modeling examples of failures due to "commonization
登壇者名:佐藤 拓人
壇したイベントタイトル:モデリングの実践と苦悩
登壇したイベントのURL:
https://sansan.connpass.com/event/324542/
株式会社ビットキー / Bitkey Inc.
August 13, 2024
Tweet
Share
More Decks by 株式会社ビットキー / Bitkey Inc.
See All by 株式会社ビットキー / Bitkey Inc.
大量の Cloud (Run) Functions からなるサービスのこれまでとこれから/The past and future of the service with lots of Cloud (Run) functions
bitkey
0
12
スキルだけでは満たせない、 “組織全体に”なじむオンボーディング/Onboarding that fits “throughout the organization” and cannot be satisfied by skills alone
bitkey
0
230
golangci-lint との つきあいかた/How to use golangci-lint
bitkey
0
88
複数ブランドを支える認証認可基盤における、 パスキー認証実装の課題と解決策/Challenges and Solutions for Passkey Authentication Implementation in AuthN and AuthZ Infrastructure Supporting Multiple Brands
bitkey
2
310
「遠くに行くならみんなで行け!」 チームみんなで進む為にやってきたこと/If you're going to go far, go together!” What we have done to advance together as a team
bitkey
2
110
え、 dep ってもう使わないの!? Go に帰ってきた人のキャッチアップ/What, you don't use dep anymore! Catching up with those returning to the Go language
bitkey
2
72
信頼されるためにやったこと、 やらなかったこと。/What we did to be trusted, What we did not do.
bitkey
0
2.9k
多領域インシデントマネジメントへの挑戦:ハードウェアとソフトウェアの融合が生む課題/Challenge to multidisciplinary incident management: Issues created by the fusion of hardware and software
bitkey
3
200
GORM v1 → v2に移行したときの変更点/Changes when moving from GORM v1 to v2
bitkey
1
130
Other Decks in Technology
See All in Technology
いまから始めるAWS CDK 〜モダンなインフラ構築入門〜/iac-night-cdk-introduction
tomoki10
3
430
【Forkwell】「正しく」失敗できるチームを作る──現場のリーダーのための恐怖と不安を乗り越える技術 - FL#83 / A team that can fail correctly by forkwell
i35_267
2
180
入門 PEAK Threat Hunting @SECCON
odorusatoshi
0
190
エンジニアのキャリアパスと、 その中で自分が大切にしていること
noteinc
4
3.2k
開発者体験を定量的に把握する手法と活用事例
ham0215
0
160
AIエージェント開発のノウハウと課題
pharma_x_tech
10
5.8k
AI-Driven-Development-20250310
yuhattor
3
330
MLflowはどのようにLLMOpsの課題を解決するのか
taka_aki
0
170
"TEAM"を導入したら最高のエンジニア"Team"を実現できた / Deploying "TEAM" and Building the Best Engineering "Team"
yuj1osm
1
250
開発組織を進化させる!AWSで実践するチームトポロジー
iwamot
2
640
VPoEの引き継ぎでやったこと、わかったこと
saitoryc
1
280
RaspberryPi CM4(CM5も)面白いぞ!
nonnoise
1
280
Featured
See All Featured
Practical Orchestrator
shlominoach
186
10k
Fireside Chat
paigeccino
36
3.2k
Save Time (by Creating Custom Rails Generators)
garrettdimon
PRO
29
1.1k
Practical Tips for Bootstrapping Information Extraction Pipelines
honnibal
PRO
13
1k
Six Lessons from altMBA
skipperchong
27
3.6k
jQuery: Nuts, Bolts and Bling
dougneiner
63
7.7k
The Myth of the Modular Monolith - Day 2 Keynote - Rails World 2024
eileencodes
21
2.5k
Performance Is Good for Brains [We Love Speed 2024]
tammyeverts
7
660
RailsConf & Balkan Ruby 2019: The Past, Present, and Future of Rails at GitHub
eileencodes
134
33k
Music & Morning Musume
bryan
46
6.4k
How to Ace a Technical Interview
jacobian
276
23k
Site-Speed That Sticks
csswizardry
4
420
Transcript
Copyright © 2023 Bitkey Inc. All right reserved. “共通化”で失敗したモデリング実例 株式会社ビットキー 佐藤
拓人 2024/08/07
2 Copyright © 2023 Bitkey Inc. All right reserved. 自己紹介
佐藤 拓人 Sato Takuto 2015.04 2019.05 2020.01 大学(建築学専攻)卒業後、 株式会社ワークスアプリケーションズに入社 会計システムのソフトウェア開発を担当 特に財務会計の仕訳関連 ビットキーへ参画 ECサイトの開発 / 保守、社内システムの開発 TaKuTyの開発 今のHome事業の前身となるResidenceチームに配属 bitlockを扱う管理画面やバックエンド、appの開発に 従事 Now Homeプロダクトの開発責任者 複雑な事象を読み解いて構造化し、抽象化 / 汎用化で きるように設計し、低コストで多くの価値をだせる開 発をすることを好む
3 Copyright © 2023 Bitkey Inc. All right reserved. 自己紹介
佐藤 拓人 Sato Takuto
4 Copyright © 2023 Bitkey Inc. All right reserved. 自己紹介
佐藤 拓人 Sato Takuto
5 Copyright © 2023 Bitkey Inc. All right reserved. Outline
1. はじめに 2. プロダクトの状況 3. 概念的な抽象化 4. 実装への落とし込み 5. 落とし穴
6 Copyright © 2023 Bitkey Inc. All right reserved. 1.
はじめに
7 Copyright © 2023 Bitkey Inc. All right reserved. ▪
モデリングとは? - 現実を模倣して単純化したもの - 単純化のために、情報を取捨選択して削ぎ落とす ▪ 目的・メリット - 単純化するため、実装しやすくなる - 単純化するため、変更しやすくなる - 単純化した結果共通項が明確になり共通化しやすくなる ▪ 例:地図 1. はじめに モデリングとは?
8 Copyright © 2023 Bitkey Inc. All right reserved. ▪
モデリングとは? - 現実を模倣して単純化したもの - 単純化のために、情報を取捨選択して削ぎ落とす ▪ 目的・メリット - 単純化するため、実装しやすくなる - 単純化するため、変更しやすくなる - 単純化した結果共通項が明確になり共通化しやすくなる ▪ 例 1. はじめに モデリングとは? 目的を見誤ってしまった 失敗談について話します
9 Copyright © 2023 Bitkey Inc. All right reserved. 2.
プロダクトの状況
Connect Everything テクノロジーの⼒であらゆるものを 安全で 便利で 気持ちよく「つなげる」 Bitkey Recruiting Book ©
Bitkey inc All rights reserved. Our Mission
私たちは⼀⽇の中で⼀体、 いくつかのアプリや認証を使い分けているのだろう? 週末を楽しむ ⾃宅 移動 ジム オフィスで働く ⼊退室 社員証 交通
IC 専⽤ アプリ ⾞の鍵 家の鍵 予約 番号 QR コード What we do
ビットキーが⽬指すのは、煩わしい⼿続きから解放された体験 「分断」をコネクトしていくことで、毎⽇の体験を彩っていきます 週末を楽しむ ⾃宅 移動 ジム オフィスで働く ⼊退室 社員証 交通
IC 専⽤ アプリ ⾞の鍵 家の鍵 予約 番号 QR コード What we do
デジタル間の体験の分断 インターネットの登場やアプリ開発が⼿軽になったことで、⽣活の利便性は 向上しました。⼀⽅で、デジタルサービスが増えるほどに、沢⼭のスマホア プリやWebサービス、SaaSツールなどを使い分ける⼿間も発⽣。毎回のアカ ウント登録、個⼈情報の⼊⼒、各アプリへの情報の⼆重登録などの⼿間か ら、やがて存在を忘れ、使わなくなるサービスもあるはずです。私達はここ に「デジタル間の体験の分断」課題があると捉えています。 リアルとデジタル間の体験の分断 デジタルで⽣活の利便性が向上する⼀⽅で、⽇常⽣活にはデジタルだけで完 結しない場⾯も多数あります。例えば、私達は24時間いつでも、ECサイトで
買い物したり、宿泊予約が可能になりました。しかし、荷物の受け取りは未 だに対⾯することが⼀般的です。このように、デジタルは便利なのに、リア ル体験ではシームレスさが途切れてしまいます。私達はここに「リアルとデ ジタル間の体験の分断」課題があると捉えています。 私たちが解決するのは 体験の「分断」です。
デジタル間の体験の分断 インターネットの登場やアプリ開発が⼿軽になったことで、⽣活の利便性は 向上しました。⼀⽅で、デジタルサービスが増えるほどに、沢⼭のスマホア プリやWebサービス、SaaSツールなどを使い分ける⼿間も発⽣。毎回のアカ ウント登録、個⼈情報の⼊⼒、各アプリへの情報の⼆重登録などの⼿間か ら、やがて存在を忘れ、使わなくなるサービスもあるはずです。私達はここ に「デジタル間の体験の分断」課題があると捉えています。 リアルとデジタル間の体験の分断 デジタルで⽣活の利便性が向上する⼀⽅で、⽇常⽣活にはデジタルだけで完 結しない場⾯も多数あります。例えば、私達は24時間いつでも、ECサイトで
買い物したり、宿泊予約が可能になりました。しかし、荷物の受け取りは未 だに対⾯することが⼀般的です。このように、デジタルは便利なのに、リア ル体験ではシームレスさが途切れてしまいます。私達はここに「リアルとデ ジタル間の体験の分断」課題があると捉えています。 私たちが解決するのは 体験の「分断」です。 でも リソースは少ない...
デジタル間の体験の分断 インターネットの登場やアプリ開発が⼿軽になったことで、⽣活の利便性は 向上しました。⼀⽅で、デジタルサービスが増えるほどに、沢⼭のスマホア プリやWebサービス、SaaSツールなどを使い分ける⼿間も発⽣。毎回のアカ ウント登録、個⼈情報の⼊⼒、各アプリへの情報の⼆重登録などの⼿間か ら、やがて存在を忘れ、使わなくなるサービスもあるはずです。私達はここ に「デジタル間の体験の分断」課題があると捉えています。 リアルとデジタル間の体験の分断 デジタルで⽣活の利便性が向上する⼀⽅で、⽇常⽣活にはデジタルだけで完 結しない場⾯も多数あります。例えば、私達は24時間いつでも、ECサイトで
買い物したり、宿泊予約が可能になりました。しかし、荷物の受け取りは未 だに対⾯することが⼀般的です。このように、デジタルは便利なのに、リア ル体験ではシームレスさが途切れてしまいます。私達はここに「リアルとデ ジタル間の体験の分断」課題があると捉えています。 私たちが解決するのは 体験の「分断」です。 汎用的な機能を組み合わせ 多くのソリューションを提供
デジタル間の体験の分断 インターネットの登場やアプリ開発が⼿軽になったことで、⽣活の利便性は 向上しました。⼀⽅で、デジタルサービスが増えるほどに、沢⼭のスマホア プリやWebサービス、SaaSツールなどを使い分ける⼿間も発⽣。毎回のアカ ウント登録、個⼈情報の⼊⼒、各アプリへの情報の⼆重登録などの⼿間か ら、やがて存在を忘れ、使わなくなるサービスもあるはずです。私達はここ に「デジタル間の体験の分断」課題があると捉えています。 リアルとデジタル間の体験の分断 デジタルで⽣活の利便性が向上する⼀⽅で、⽇常⽣活にはデジタルだけで完 結しない場⾯も多数あります。例えば、私達は24時間いつでも、ECサイトで
買い物したり、宿泊予約が可能になりました。しかし、荷物の受け取りは未 だに対⾯することが⼀般的です。このように、デジタルは便利なのに、リア ル体験ではシームレスさが途切れてしまいます。私達はここに「リアルとデ ジタル間の体験の分断」課題があると捉えています。 私たちが解決するのは 体験の「分断」です。 「汎用化」「共通化」を重視
17 Copyright © 2023 Bitkey Inc. All right reserved. 2.
プロダクトの状況 なにをしたか? 解錠できる オートロックの設定ができる 解錠施錠ログを見ることができる
18 Copyright © 2023 Bitkey Inc. All right reserved. 2.
プロダクトの状況 なにをしたか?
19 Copyright © 2023 Bitkey Inc. All right reserved. 2.
プロダクトの状況 なにをしたか?
20 Copyright © 2023 Bitkey Inc. All right reserved. 2.
プロダクトの状況 なにをしたか?
21 Copyright © 2023 Bitkey Inc. All right reserved. 2.
プロダクトの状況 なにをしたか?
22 Copyright © 2023 Bitkey Inc. All right reserved. 2.
プロダクトの状況 なにをしたか?
23 Copyright © 2023 Bitkey Inc. All right reserved. 2.
プロダクトの状況 どのように実現したか bitlock MINI bitreader+ bitlink homehub Entrance 電子錠A ・・・
24 Copyright © 2023 Bitkey Inc. All right reserved. 2.
プロダクトの状況 どのように実現したか bitlock MINI bitreader+ bitlink homehub Entrance 電子錠A 社員 入居者 入居者家族 設置業者 仲介業者 ・・・ ・・・ アプリ解錠 手ぶら解錠 パスコード NFCカード 顔認証 ・・・
25 Copyright © 2023 Bitkey Inc. All right reserved. 2.
プロダクトの状況 どのように実現したか bitlock MINI bitreader+ bitlink homehub Entrance 電子錠A 社員 入居者 入居者家族 設置業者 仲介業者 ・・・ ・・・ アプリ解錠 手ぶら解錠 パスコード NFCカード 顔認証 ・・・
26 Copyright © 2023 Bitkey Inc. All right reserved. 2.
プロダクトの状況 どのように実現したか bitlock MINI bitreader+ bitlink homehub Entrance 電子錠A 社員 入居者 入居者家族 設置業者 仲介業者 ・・・ ・・・ アプリ解錠 手ぶら解錠 パスコード NFCカード 顔認証 ・・・ 入居契約 ユースケース 内見予約 ユースケース 従業員権限付与 ユースケース 原状回復工事 ユースケース ・・・
27 Copyright © 2023 Bitkey Inc. All right reserved. 2.
プロダクトの状況 どのように実現したか bitlock MINI bitreader+ bitlink homehub Entrance 電子錠A 社員 入居者 入居者家族 設置業者 仲介業者 ・・・ ・・・ アプリ解錠 手ぶら解錠 パスコード NFCカード 顔認証 ・・・ 入居契約 ユースケース 内見予約 ユースケース 従業員権限付与 ユースケース 原状回復工事 ユースケース ・・・ 解錠するヒト、デバイス、解錠方法 …の組み合わせで制御が必要 ユースケースに制御が集中して 実装が大変...
28 Copyright © 2023 Bitkey Inc. All right reserved. 3.
概念的な抽象化
29 Copyright © 2023 Bitkey Inc. All right reserved. 3.
概念的な抽象化 アクセスコントロール 入居契約 ユースケース 内見予約 ユースケース 従業員権限付与 ユースケース 原状回復工事 ユースケース ・・・ アクセス コントロール ヒト 空間 デバイス 「誰がいつどこに何で解錠できるか」と いう観点で抽象化し、統一的に管理
30 Copyright © 2023 Bitkey Inc. All right reserved. 3.
概念的な抽象化 アクセスコントロール 入居契約 ユースケース 内見予約 ユースケース 従業員権限付与 ユースケース 原状回復工事 ユースケース ・・・ アクセス コントロール ヒト 空間 デバイス 〇〇さんに△△にアクセス できるようにして欲しい ▢▢を使ってにアクセスして!
31 Copyright © 2023 Bitkey Inc. All right reserved. 3.
概念的な抽象化 アクセスコントロール 入居契約 ユースケース 内見予約 ユースケース 従業員権限付与 ユースケース 原状回復工事 ユースケース ・・・ アクセス コントロール ヒト 空間 デバイス △△にアクセス できるのが誰か教えて 〇〇さんと〇〇さんだよ
32 Copyright © 2023 Bitkey Inc. All right reserved. 3.
概念的な抽象化 アクセスコントロール 入居契約 ユースケース 内見予約 ユースケース 従業員権限付与 ユースケース 原状回復工事 ユースケース ・・・ アクセス コントロール ヒト 空間 デバイス 解錠に関する制御を管理しやすいように 抽象化したモデルを用意する
33 Copyright © 2023 Bitkey Inc. All right reserved. 3.
概念的な抽象化 アクセスコントロール 入居契約 ユースケース 内見予約 ユースケース 従業員権限付与 ユースケース 原状回復工事 ユースケース ・・・ アクセス コントロール ヒト 空間 デバイス いろんなデバイスを 統一的に管理するために機能役割を整理 - LockDevice:解錠にまつわる機能、実際にドアを解錠すことができる - AuthDevice:認証にまつわる機能、 NFCカードや顔、パスコードで解錠できるか のチェックをし、解錠可能であれば解錠デバイスに解錠コマンドを投げる - LinkDevice:デバイスをネットワークとつなげ、コマンドを実行する - StrageDevice:ロッカーなどものを格納する機能をもつデバイス
34 Copyright © 2023 Bitkey Inc. All right reserved. ▪
「アクセスコントロール」という概念の創出 - 「誰がいつどこに何で解錠できるか」という観点で抽象化し、統一的に管理する - 「ヒト」「空間」「モノ(デバイス)」「解錠手段」ごとにモデルを統一 ▪ 「モノ(デバイス)」のモデル整理 - 「誰がいつどこに何で解錠できるか」という観点で抽象化し、機能役割を定義 - LockDevice:解錠にまつわる機能を持つデバイス、実際にドアを解錠すことができる - AuthDevice:認証にまつわる機能を持つデバイス、 NFCカードや顔、パスコードで解錠できるかの チェックをし、解錠可能であれば解錠デバイスに解錠コマンドを投げる - LinkDevice:デバイスをネットワークとつなげ、デバイスに対してコマンドを実行する - StrageDevice:ロッカーなどものを格納する機能をもつデバイス 3. 概念的な抽象化 アクセスコントロール
35 Copyright © 2023 Bitkey Inc. All right reserved. 4.
実装への反映
36 Copyright © 2023 Bitkey Inc. All right reserved. 4.
実装への反映 アクセスコントロール 入居契約 ユースケース 内見予約 ユースケース 従業員権限付与 ユースケース 原状回復工事 ユースケース ・・・ アクセス コントロール ヒト 空間 デバイス 汎用的な粒度のモデルで実装 EntityやDBなど
37 Copyright © 2023 Bitkey Inc. All right reserved. 5.
落とし穴
38 Copyright © 2023 Bitkey Inc. All right reserved. 5.
落とし穴 アクセスコントロール 入居契約 ユースケース 内見予約 ユースケース 従業員権限付与 ユースケース 原状回復工事ユー スケース ・・・ アクセス コントロール ヒト 空間 デバイス 設置 ユースケース 設定変更 ユースケース 設置や設定など「解錠」以外の ユースケースもある
39 Copyright © 2023 Bitkey Inc. All right reserved. 5.
落とし穴 アクセスコントロール 入居契約 ユースケース 内見予約 ユースケース 従業員権限付与 ユースケース 原状回復工事ユー スケース ・・・ アクセス コントロール ヒト 空間 デバイス 設置 ユースケース 設定変更 ユースケース 設置や設定などのユースケースでも 同じモデルを使っていた
40 Copyright © 2023 Bitkey Inc. All right reserved. 5.
落とし穴 アクセスコントロール 入居契約 ユースケース 内見予約 ユースケース 従業員権限付与 ユースケース 原状回復工事ユー スケース ・・・ アクセス コントロール ヒト 空間 デバイス 設置 ユースケース 設定変更 ユースケース 設置や設定などのユースケースでも 同じモデルを使っていた いろんなデバイスの固有値が まとめられて使いづらい...
41 Copyright © 2023 Bitkey Inc. All right reserved. 5.
落とし穴 アクセスコントロール 入居契約 ユースケース 内見予約 ユースケース 従業員権限付与 ユースケース 原状回復工事ユー スケース ・・・ アクセス コントロール ヒト 空間 デバイス 設置 ユースケース 設定変更 ユースケース 設置や設定などのユースケースでも 同じモデルを使っていた いろんなデバイスの固有値が まとめられて使いづらい ... あれ?扱いづらいな... なんでだろう...?
42 Copyright © 2023 Bitkey Inc. All right reserved. ▪
モデルの目的でない役割をもたせた - もともと「解錠」をベースに整理したモデルであった - 「解錠」以外のユースケースがあるのに同じモデルを使いまわしてしまっていた - 「解錠」と関係ないデバイスごとの設定値などを含めてしまい扱いづらくなった ▪ ビジネスフェーズの変遷 - 初期は「解錠」以外は広く浅い機能が多くデバイスの種類も今ほど多くなかったので、同じモデルを使い まわしても問題となりづらかった - 徐々に作り込む機能が増え取り扱うデバイスの種類も増え、「解錠」以外のユースケースで実装が煩雑 なるようになった - 初期はリリースの速度の重要性が高かったので、同じモデルを利用する選択を間違っていなかったので はと考えています - 一方でビジネスフェーズの変遷に伴い戦い方を変更できなかった点は改善すべきと考えてます 5. 落とし穴 問題
43 Copyright © 2023 Bitkey Inc. All right reserved. ▪
モデルの目的でない役割をもたせた - もともと「解錠」をベースに整理したモデルであった - 「解錠」以外のユースケースがあるのに同じモデルを使いまわしてしまっていた - 「解錠」と関係ないデバイスごとの設定値などを含めてしまい扱いづらくなった ▪ ビジネスフェーズの変遷 - 初期は「解錠」以外は広く浅い機能が多くデバイスの種類も今ほど多くなかったので、同じモデルを使い まわしても問題となりづらかった - 徐々に作り込む機能が増え取り扱うデバイスの種類も増え、「解錠」以外のユースケースで実装が煩雑 なるようになった - 初期はリリースの速度の重要性が高かったので、同じモデルを利用する選択を間違っていなかったので はと考えています - 一方でビジネスフェーズの変遷に伴い戦い方を変更できなかった点は改善すべきと考えてます 5. 落とし穴 問題 目的が異なるものを安易に混ぜない ビジネスの変遷に伴って戦略を変えるべき
44 Copyright © 2023 Bitkey Inc. All right reserved. 5.
落とし穴 入居契約 ユースケース 内見予約 ユースケース 従業員権限付与 ユースケース 原状回復工事ユー スケース ・・・ アクセス コントロール ヒト 空間 解錠用 デバイス 設置 ユースケース 設定変更 ユースケース 設置や設定用として デバイスごとにモデルをわけて管理する 解錠コンテキスト 設定コンテキスト bitlock 電気錠A ・・・
45 Copyright © 2023 Bitkey Inc. All right reserved. ▪
目的を整理する - 「解錠」に関するユースケースは変数が多く散乱しまうので「統一」的に対応したい - 「設定」「設置」に関しては、デバイスごとの固有値に対して「個別」に対応したい ▪ 目的が同じものを無理に統一しない - 同じデバイスであっても、「解錠」「設定」とでは求められる機能が異なる - モデルやデータベースを分けるや IFを別にするなどの対応ができてよかった ▪ 定期的に見直す - ビジネスの状況が変われば戦い方も変わるので、良かったものが適切でなくなることもある - 経験を積むことで今までなかった観点が選られることもある ※ もともとデバイスの中で「解錠」「設定」とで大きくモデルを分ける構想などなかった ... 5. 落とし穴 まとめ
46 End of File Copyright © 2023 Bitkey Inc. All
right reserved.