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2021年12月期 決算説明資料

Chatwork
April 22, 2022

2021年12月期 決算説明資料

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April 22, 2022
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  1. Chatworkが実現したい世界 7 かわる、はじまる Chatwork ブランドムービー コミュニケーションが活性化すると会話がはずむように、 ビジネスの現場を活性化させていくことで、 仕事をもっとワクワク、心がはずむものに変えていきたい。 ユーザーの働き方を誰よりも深く理解し、 いつでも、どんな場所でも、やりたいことに集中できる

    働き方の提供を通して、ビジネスを活性化させる存在へ。 https://youtu.be/3NHp8caltK0 1人ひとりの成功をテクノロジーの力で導き、ビジネスを活性化させる存在になりたいとい う想いをブランドムービーで表現しています。ぜひ、ご覧ください。
  2. コロナ禍やDX推進の流れを受け テレワークが急激に普及*3 未だ低水準に止まる ビジネスチャット国内普及率*2 8 ビジネスチャットの市場環境 • 潜在市場規模が大きく普及率がまだまだ低い、成長余地が極めて大きな高成長マーケット • 個人の携帯メールがチャットへと切り替わったように、ビジネスメールがビジネスチャットへと不可逆に変化が進む

    • 近年の社会情勢を受けたテレワーク急増に伴い普及が加速。今後3年でユーザーがマジョリティ層へ広がる見通し *1 実現可能な最大の市場規模(Total Addressable Market)。外部統計資料や公表資料、当社保有のデータを元に当社が想定する市場を推察した市場規模であり、客観的な市場規模を示すものではありません。具体的な算出方法はP43を参照 *2 当社依頼による第三者機関調べ、2021年10月調査、n=30,000 *3 内閣府「第2回 新型コロナウイルス感染症の影響下における生活意識・行動の変化に関する調査」より 全業種に展開可能な 潜在市場規模(TAM*1) 東京23区 全国 テレワーク率の変化 国内労働人口 6,724万人 Chatwork 料金単価 6,455億円 ビジネスチャット ツールを利用して いる 2019年12月 2020年12月 単位:%
  3. 高い定着率 継続的なプロダクト価値の向上による ARPUの上昇 9 ビジネスチャット「Chatwork」の強み • 社外と接続しやすいオープンプラットフォーム型の特徴により、紹介経由でユーザー数が複利の構造で増加 • 継続的な機能追加によるプロダクト価値の向上により、長期にわたりARPU*1が上昇し続けている •

    過去履歴やビジネス上の関係性が構築されるため、他ツールへの乗り換えコストが高く、解約率*2が非常に低い 複利で増加するユーザー数 2012年1月 2021年12月 サービス開始からの 登録ID数推移 476.1万 2015年1月 2021年12月 ARPU推移 528.1円 2017年1月 2021年12月 解約率推移 0.3% *1 Chatwork利用料の課金IDあたりの平均単価(Average Revenue Per User) *2 登録ID数に対しての解約率。2021年1月から12月末までの12か月平均値 単位:円 単位:万 単位:%
  4. ビジネスチャットに留まらない高いプラットフォーム価値 10 • 全業種・全職種の従業員が業務時間中ずっと使い続けるため、他SaaSと比較して圧倒的なユーザー接点を持つ • この高いプラットフォーム性を活かし、周辺サービス*1の販売を展開。2021年度は前年比+39.9%と大幅成長 • チャットという強力なタッチポイントを有しているため、顧客課題に対して効果的なアプローチ、サービス提供が可能 周辺サービスの売上 単位:百万円

    ユーザーへのダイレクトなタッチポイント Chatwork Chatwork DX相談窓口の ラインナップを継続して 大幅拡充 ユーザー ユーザー ユーザー DXアドバイザリー サービス 34.3万社超 *1 プラットフォーム事業のうち、M&Aにより取得した事業を除く、送客、広告、アライアンスによるサービスを指す。事業セグメントに関する詳細はP75を参照
  5. 中小企業No.1からビジネス版スーパーアプリへ 11 • 2024年までにシェアを拡大し、中小企業No.1ビジネスチャットのポジションを確立する • 2025年以降で、中小企業市場における圧倒的なシェアを背景に、 あらゆるビジネスの起点となるビジネス版スーパーアプリとしてプラットフォーム化していく • 2021〜2024年の中期をシェア獲得における最重要フェーズと捉え、投資スピードを最大限に加速 前年を超える売上成長率の実現

    継続した売上成長のための体制整備 長期:2025年〜 投資スピードを最大限に加速し Chatworkセグメント CAGR40% 2024年シェア40% / 全社売上高100億円 中小企業No.1 ビジネスチャット 中小企業のあらゆるビジネスの起点となるプラットフォーム ビジネス版スーパーアプリ 中期:2024年 初年度:2021年 ユーザー獲得数の成長ペースを大きく引き上げる 周辺サービスを拡充させ、事業成長の柱に 当期:2022年
  6. 12 KPIハイライト *1 Chatworkアカウント事業並びにクラウドストレージ事業のAnnual Recurring Revenue(年間経常収支)、2021年12月末時点のMRRの12ヶ月分。 *2 Net Revenue Retention

    Rate。2020年12月末における課金顧客から生じる2021年のストック収入 ÷ 2020年のストック収入 *3 登録ID数に対しての解約率。2021年1月から2021年12月末までの12か月平均値 *4 Chatworkアカウント事業における、Chatwork利用料の課金IDあたりの平均単価(Average Revenue Per User) *5 1日あたりのサービス利用者数(Daily Active User) 476.1万 4Q末時点 登録ID数 54.9万 4Q末時点 課金ID数 34.3万 4Q末時点 導入社数 37.8億円 4Q末時点 ARR*1 122% 2021年末時点 NRR*2 0.3% 4Q末時点 解約率*3 528.1円 4Q末時点 ARPU*4 97.8万 4Q中の最大値 DAU*5 (課金IDのみ:1.9%)
  7. 14 目的 • 中小企業No.1ビジネスチャットのポジションの早期確立に向けた取り組みとして、 「Product-Led Growth 戦略」、「Horizontal x Vertical 戦略」、「DX

    ソリューション戦略」の加速 • 株式流動性の向上及び海外機関投資家層のさらなる拡充 • Product-Led Growthを加速させるための広告宣伝費(835百万円*1) • 組織強化のための人件費及び人材採用費(835百万円*1) • ビジネス版スーパーアプリの実現に向けたM&A及び資本提携(300百万円*1) *1 募集株式数1,850,000株及び2021年11月30日の株式会社東京証券取引所における当社株価の終値(1,239円)を基準として算出した見込額である差引手取金概算額1,969百万円の内訳 *2 案件公表後、即日又は数日程度の短期間でブックビルディングを実施し、募集条件を決定する手法 資金使途 トピック①公募増資により資金調達を実施 • 2021年12月、海外募集による公募増資を実施し、約20億円を調達 • 中期経営計画の実現性を高めるための広告宣伝費、人材採用費並びにビジネス版スーパーアプリの実現に向けたM&Aお よび資本提携に用いる想定
  8. 17 • セールス・マーケティング・カスタマーサクセスおよび事業開発などの機能を管掌するビジネス本部において、2021年 度で組織を大幅に体制強化。人員数の倍増に加え、優秀な経営人材の採用に成功 • 従来より強みであったプロダクト組織に加え両輪となるビジネス組織が強化されたことにより、PLG戦略をはじめとする 3つの戦略を推進するための組織体制が整う トピック④ビジネス本部の大幅な体制強化を実現 ユニット長略歴 大森

    勇輝(現CMO) 元 UTグループ株式会社 執行役員 齊藤 慎也 元 株式会社ZUU 執行役員 2021年1月 ビジネス本部 67名 グローバル戦略部 2022年1月 ビジネス本部 129名 福田升二(現CSO) 元 エス・エム・エス 執行役員 達山 裕一 元 株式会社ベーシック 執行役員 セールス・マーケティング ユニット セールス・マーケティング カスタマーエクスペリエンス ユニット カスタマーサクセス グローバル戦略部 PLG推進部 マーケティング ユニット セールス・マーケティング カスタマーエクスペリエンス ユニット カスタマーサクセス ビジネスデベロップメント ユニット 新規事業開発 クロスファンクション ユニット 顧客コミュニケーション戦略
  9. 20 *1 Product-Led Growth とは、米国で注目されているSaaSの成長戦略。プロダクトを通して顧客獲得をおこなう。PLGの代表例にZoom、Shopify等があり、非PLG企業と比べ顕著に高い成長率を実現。 総利用ユーザー数が多く、 口コミで広がるサービスであることが必要で、当社サービスではPLGによる成長戦略を実践。詳細はP48を参照 • 新規ユーザーの拡大を目的に6月よりTV CMを開始、地方都市の検証を踏まえて首都圏へ拡

    大、想定を超える認知率向上を実現 • 大型カンファレンスを複数開催するなど、マーケティングを拡大・積極化 • フリーユーザーの獲得促進、カスタマーサクセスの強化を主軸とした大幅組織再編を実施 Product-Led Growth*1 戦略 Horizontal x Vertical 戦略 • 4月に開始した「Chatwork DX相談窓口」の提案サービスは1年で19サービスにまで拡大 • 7月、クラウドストレージ事業取得によるサービス拡張を実施した他、様々なSaaSプロダクト と連携し、送客で定常的な収益を得るビジネスフローを確立 • Chatworkスーパーアプリファンドを立ち上げ、資本面からスーパーアプリ構想を推進 DXソリューション 戦略 3 2 1 2021年度における中期経営計画の進捗 • 中期経営計画における3つの戦略は今年度、それぞれが極めて順調に進捗 • 顧客折衝の現場において業界理解を獲得し、組織横断で展開するプロジェクトは順調に進捗 • 特定業界において、マーケティング、セールス等の業界特化の施策を推進中。該当業界におけ るライセンス獲得効率の向上を目指す
  10. 21 2021年度 2022年度 2023年度 2024年度 併存する2つのモデルの統合と整備 Product-Led Growth 戦略 Horizontal

    x Vertical 戦略 DX ソリューション 戦略 マーケティング施策の拡大 プロダクトマーケティング施策の拡大 中小企業に対する認知・ブランディング施策の拡大 Vertical領域の選定とその検証 検証済み領域のマーケティング・CS展開 プロダクトの機能強化と特定領域サービスとの連携 多様な業界・業種に対応したDXソリューションの提供 新規サービスの立ち上げと拡大(自社開発・M&A・アライアンス等) DXアドバイザリーサービスの検証 プロダクトの機能拡張と新規プロダクトの提供 中小企業に対する総合DXソリューションの提供 中期戦略ロードマップを更新 • 中期経営計画内のロードマップをもとに戦略推進を行っており、2021年度はいずれの戦略も極めて順調に進捗 • さらに戦略推進を加速するため、一部をさらに前倒しで推進するロードマップへ更新 前倒し 前倒し
  11. 業績ハイライト 23 • 通期連結売上高は3,372百万円(前年同期比 +39.1%) • Chatworkセグメントの通期売上高は3,153百万円(前年同期比 +47.9%) • 通期売上総利益は2,378百万円(前年同期比

    +34.6%) • 通期営業利益は-688百万円 • 料金価格の改定とクラウドストレージ事業の連結化により、全社売上高、Chatworkセグメント売上高と もに前期比で大幅に伸長 • クラウドストレージ事業はシナジー効果含め順調に進捗し、通期売上高は182百万円、通期営業利益 は-24百万円 • 中期経営計画に記載の通り先行投資として、採用が順調に進んでいることや、広告・マーケティング活動 の加速により、営業利益以下の各段階利益はマイナス • フリープランの制限強化により有料化が急速に進み、課金ID数は54.9万IDと前年同期比+19.8%で大幅に 成長し、ARPUは価格改定の影響により前年同期比+28.9%と増加
  12. 業績サマリー(通期) 24 • 最重要経営指標であるChatworkセグメント売上高は前期比+47.9%と大きく伸長し、業績予想を達成 • 営業利益以下は引き続き先行投資としての人件費・広告宣伝費の増加により、マイナス 単位:百万円 2020年12月期 (実績) 2021年12月期

    (業績予想) 2021年12月期 (実績) 前期比 業績予想比 売上高 2,424 3,368 3,372 +39.1% +0.1% Chatworkセグメント売上高 2,132 3,147 3,153 +47.9% +0.2% 売上総利益 1,767 2,357 2,378 +34.6% +0.9% 売上総利益率 72.9% 70.0% 70.5% -2.4pt +0.5pt 営業利益 327 -761 -688 - - 営業利益率 13.5% - - - - 経常利益 324 -764 -705 - - 純利益 208 -762 -696 - -
  13. 業績サマリー(四半期) 25 • 料金価格の改定と取得した事業の連結化により、Chatworkセグメント売上高は前年同期比+71.9%と大きく伸長 • 営業利益以下は引き続き先行投資としての人件費・広告宣伝費の増加により、当四半期ではマイナス 単位:百万円 Q4 '20 (前年同期)

    Q3 '21 (前四半期) Q4 '21 (当四半期) 前年同期比 前四半期比 売上高 649 891 1,056 +62.7% +18.5% Chatworkセグメント売上高 588 844 1,010 +71.9% +19.7% 売上総利益 479 596 747 +56.0% +25.5% 売上総利益率 73.8% 66.8% 70.8% -3.0pt +3.9pt 営業利益 39 -221 -347 - - 営業利益率 6.0% - - - - 経常利益 36 -223 -363 - - 純利益 -78 -220 -354 - -
  14. 登録ID数 単位:万 DAU数*1 +20.5% 単位:万 27 +14.9% *1 1日あたりのサービス利用者数(Daily Active

    User) 登録ID数・DAU数推移 • 登録ID数は476.1万IDと前年同期比+20.5%と増加ペースが再加速 • DAU数は97.8万と前年同期比で+14.9%と順調に増加
  15. Chatworkの課金ID数 単位:万 ChatworkのARPU*2 +19.8% 単位:円 28 +28.9% *1 2021年7月、旧プランを廃止し、料金プランを一本化。2021年10月にはKDDI版旧プランを廃止し、新プランへ移行。詳細はAppendixに記載 *2

    Chatwork利用料の課金IDあたりの平均単価(Average Revenue Per User) 課金ID数・ARPU推移 • 7月に実施したフリープランの制限強化により有料化が大幅に進み、課金ID数は54.9万、前年同期比+19.8%と加速 • 価格改定や旧プラン廃止*1により、ARPUは528.1円と500円を越え前年同期比+28.9%と大幅に向上
  16. 34 2022年12月期 業績予想 2022年12月期 業績予想 • Chatworkセグメントの売上高成長を、引き続き最重要の経営目標とする • 中期経営計画として2021-2024年でCAGR40%以上の売上成長を実現する •

    2022年12月期の業績予想は、Chatworkセグメントの売上高成長を前期比40%以上、全社売上高を同35%以上 の成長を目指す Chatworkセグメント売上高 前期比 40 %以上 + 全社売上高 前期比 35 %以上 +
  17. 35 • SaaSにおける新規顧客獲得コスト(セールス・マー ケティング費用)は、次年度以降にも続く月額課金の 売上を獲得するためのコストであり、将来への投資と 考えられる • 中期経営計画で示したように、今が投資の最重要 フェーズであることから、認知広告などの広告宣伝費 を大きく増やし、中長期的な成長を確かなものとする

    • 但し認知広告を含めたマーケティング費用について は、各種KPIやLTV/CACにて適切に投資対効果を管理 していく 利益及び投資に関する考え方 *上記図表は、当社の利益及び投資に関する考え方の説明を目的に作成したものであり、当四半期以降の売上及び利益について予測を開示するものではありません Chatworkセグメント CAGR40%以上 売上成長を第一に 投資を最大限に加速 投資継続するも 売上成長に伴い利益も増加 営業利益 Chatworkセグメント売上 事業成長と利益イメージ
  18. 事業概要 37 *1 Chatworkセグメント以外の事業として、ESET社提供のセキュリティ対策ソフトウェア「ESET」の代理販売事業を展開。安定的な収益貢献となっている *2 Nielsen NetView 及びNielsen Mobile NetView

    2021年4月度調べ月次利用者(MAU:Monthly Active User)調査 *3 2021年12月末時点 • 国内最大級のビジネスチャット「Chatwork」を中心に、複数の周辺サービスを展開*1 • ビジネスチャットのパイオニアであり国内利用者数No.1*2、導入社数は34.3万社*3を突破 • 電話やメールから効率的なチャットへ、ビジネスコミュニケーションの変化を加速させプラットフォーム化を目指す
  19. 41 目的に応じて グループチャット(会議室)を作成 • グループチャット内で必要なメ ンバーと複数人と同時にやり取 りができ、情報共有がスムーズ にできる • 複数のプロジェクトなど、同時

    に相談でき会議の効率化につな がる • 顧客や取引先とも密なコミュニ ケーションが取れるので、心理 的な距離が近づく 組織・業務 プロジェクト 顧客・取引先 ビジネスが加速するクラウド会議室
  20. 42 * 従来提供していたパーソナルプランの新規お申し込みは2021年1月末日に終了。ビジネスプランの最低利用人数を5人以上から1人に変更し、個人でもビジネスプランの利用を可能とした。 すでにパーソナルプランを利用しているユーザーはそのまま継続利用が可能 フリー 無料で試したい企業・個人向け ビジネス 業務で利用したい企業・個人向け エンタープライズ 管理機能を強化したい企業向け

    1ユーザー/月 ¥0 1ユーザー/月(年間契約) ¥500 月額契約の場合は¥600/月 1ユーザー/月(年間契約) ¥800 月額契約の場合は¥960/月 コンタクト無制限 コンタクト無制限 コンタクト無制限 累計7グループチャット グループチャット無制限 グループチャット無制限 1 対 1での ビデオ通話 / 音声通話 複数人での ビデオ通話 / 音声通話 複数人での ビデオ通話 / 音声通話 2段階認証 2段階認証 2段階認証 5GBストレージ 10GBストレージ / 1ユーザー 10GBストレージ / 1ユーザー ー ユーザー管理機能 ユーザー管理機能 ー ー セキュリティ管理機能 プラン・料金
  21. 43 *1 当社依頼による第三者機関調べ、2021年10月調査、n=30,000 *2 実現可能な最大の市場規模(Total Addressable Market)。外部統計資料や公表資料、当社保有のデータを元に当社が想定する市場を推察した市場規模であり、客観的な市場規模を示すものではありません *3 総務省統計局「労働力調査」より。2019年平均の就業者数 *4

    エンタープライズプラン単価800円/ユーザーの12ヶ月分 ビジネスチャットツールの利用状況 ビジネスチャットの潜在市場規模(TAM)*2 6,455 億円 国内労働人口 6,724万人*3 Chatwork 料金単価*4 ビジネスチャットをとりまく環境 • 新型コロナウイルスの影響で、テレワーク需要は大きく拡大しビジネスチャットの普及は急速に進みつつある • ビジネスチャットの国内普及率は15.6%*1。 半年前の調査(14.2%)から普及率が順調に伸びており、マーケットの拡大が継続していることがわかる
  22. 44 • ITを専門としないビジネス職をメイン ターゲットとして、機能やインター フェイスを設計 • 複雑なカスタマイズが不要で誰もが簡 単に利用可能 誰もが簡単に使える オープンプラットフォーム

    フリーミアム • 社内外をひとつのアカウントでシーム レスにやりとり可能なオープンプラッ トフォーム型を採用 • 取引先やお客様との間で利用する事例 が多数 • 無料で期限がなく使い続けられ、活用 が進むことで有料となる"フリーミア ム"モデルでサービス提供 • 無料のプランがあることで、取引先や お客様にも気軽に勧められる 当社サービスの特徴
  23. 45 • ITに詳しい人が社内に少ない • ITにかけられる予算がない • 取引先や顧問先と同じツールを使いたい 中小企業マーケット 簡単に使える フリーミアム

    オープンプラットフォーム 有料ユーザーのうち、ユーザー数ベースで 300人以下の契約が90.1%を占める*1 ※中小企業が大半であり、個社依存が少なく安定 Chatworkの企業規模別 有料ユーザー割合 中小企業マーケットにフィット *1 2021年12月末時点
  24. 46 企業規模 大 企業規模 小 ITスキル 低 ITスキル 高 B社

    ターゲット層 A社 • 主要な競合は2社あるが、各社 の中心となるターゲット層は異 なっている • ビジネスチャットの市場浸透率 が低いため、各社がそれぞれの 領域で新規に市場開拓を進めて いる状況 業界におけるポジショニング
  25. 48 Product-Led Growth • プロダクトを通じて価値を伝えることで ユーザー数と売上を拡大 • プロダクト/カスタマーサクセスの改善が重要 戦 略

    • 口コミにより広がり、高レバレッジで成長 • ユーザーのプロダクト活用度が上がると、ARPUが あがっていく構造 特 徴 Sales-Led Growth • セールスやマーケティング活動を通して売上を拡大 • セールス/マーケティングの改善が重要 • セールスの人員数に依存し、労働集約的 • セールスにより、都度アップセル、クロスセルを おこなってっていく必要がある 「Product-Led Growth」 によるサービス成長を実践 • Product-Led Growth (以降PLG) とは米国で注目されているSaaSの成長戦略で、プロダクトを通して顧客獲得をおこな う。旧来型のセールスが牽引する成長戦略を Sales-Led Growth と呼び区別している • PLGの代表例にZoom、Shopify等があり、非PLG企業と比べ顕著に高い成長率を実現。総利用ユーザー数が多く、 口コミで広がるサービスであることが必要で、当社サービスではPLGによる成長戦略を実践
  26. 49 売上推移 フリーミアムモデルによる 自然増の売上 カスタマーサクセス施策で 売上を押し上げ プロダクトによる自然成長を、カスタマーサクセス施策により加速 • サービス開始当初より、無料で使えるプランを広く利用してもらい、活用が進むと機能制限があり有料化する フリーミアムモデルを採用

    • 2015年以降、初期利用のサポート(オンボーディング)や、活用促進(カスタマーサクセス)を実施することにより、 自然に増え続けるフリーミアムの売上成長を押し上げることに成功 (=Product-Led Growth戦略)
  27. 中小企業No.1からビジネス版スーパーアプリへ 52 • 2024年までにシェアを拡大し、中小企業No.1ビジネスチャットのポジションを確立する • 2025年以降で、中小企業市場における圧倒的なシェアを背景に、 あらゆるビジネスの起点となるビジネス版スーパーアプリとしてプラットフォーム化していく • 2021〜2024年の中期をシェア獲得における最重要フェーズと捉え、投資スピードを最大限に加速 前年を超える売上成長率の実現

    継続した売上成長のための体制整備 長期:2025年〜 投資スピードを最大限に加速し Chatworkセグメント CAGR40% 2024年シェア40% / 全社売上高100億円 中小企業No.1 ビジネスチャット 中小企業のあらゆるビジネスの起点となるプラットフォーム ビジネス版スーパーアプリ 中期:2024年 初年度:2021年 ユーザー獲得数の成長ペースを大きく引き上げる 周辺サービスを拡充させ、事業成長の柱に 当期:2022年
  28. 53 *1 当社依頼による第三者機関調べ、2021年10月調査、n=30,000 *2 ジェフリー・ムーアが提唱する「キャズム理論」において、ハイテク業界の新商品・新技術が市場に浸透していく際に、初期市場からメインストリーム市場への移行を阻害する深い溝のこと ビジネスチャットツールの利用状況 メインストリーム市場(顧客中心) 人口 新型コロナウイルスの影響で 急速にフェーズが変化

    転換点 初期市場(製品中心) 2.5% 13.5% 34.0% 34.0% 16.0% イノベーター アーリー アダプター アーリー マジョリティ レイト マジョリティ ラガード キ ャ ズ ム 深 く 大 き な 溝 ( ( 2021〜24年を最重要フェーズとする背景 • DXの大きなトレンドがあるなか、昨年からの新型コロナウイルスの影響でテレワークが一気に普及。 ニューノーマルとも呼ばれる働き方の根本的な変化が発生 • 現在ビジネスチャットの普及率は15.6%*1ほどで、今まさに、普及の壁であるキャズム*2を超えつつある • ビジネスチャットは他ツールへの乗り換えコストが高く、顧客の最初のビジネスチャットとして選ばれることが 今後のシェア獲得に非常に重要
  29. 54 *1 Chatworkセグメントとは、本業であるアカウント事業並びにプラットフォーム事業を指し、セキュリティ事業は除外する。セグメントに関する詳細はP75を参照 *2 現在のシェア並びに算出方法についてはAppendixを参照 *3 TAMのうち注力顧客セグメントの需要を示している指標(Serviceable Available Market)。算出方法についてはAppendixを参照 *4

    総務省「ICTによるインクルージョンの実現に関する調査研究」における米英の利用率から推定 *5 総務省「労働力調査」、中小企業庁「中小企業白書」から当社推計 Chatworkセグメント 売上計画 CAGR40% 以上 中小企業向けビジネスチャット市場(SAM*3) 2024年度目標マーケットシェア 2024年度 Chatwork シェア 40% 2,313万人 2,313万人 ビジネスチャット利用中 ビジネスチャット未利用 ビジネスチャット普及率*4 50% 他社利用中 4,626万人 中小企業就業者*5 中期経営計画 • 主力のChatworkセグメント*1において、2021-2024年でCAGR40%以上の売上成長を実現する • 2024年度に全社売上100億円、中小企業向けビジネスチャット市場で40%のシェア*2を獲得しNo.1となる • 2024年度の全社売上目標100億円のうち、4分の1程度を自社サービスの立ち上げやM&Aによる事業買収を含む新規事業 によるものと現時点では想定
  30. 中期経営計画における戦略 55 • 2024年で中小企業No.1ビジネスチャットとなるため、中心となる3つの戦略を推進する *1 Product-Led Growth とは、米国で注目されているSaaSの成長戦略。プロダクトを通して顧客獲得をおこなう。PLGの代表例にZoom、Shopify等があり、非PLG企業と比べ顕著に高い成長率を実現。 総利用ユーザー数が多く、 口コミで広がるサービスであることが必要で、当社サービスではPLGによる成長戦略を実践。詳細はP49を参照

    • プロダクト自身が事業成長を加速する、高効率なProduct-Led Growth戦略を推進 • 強みである紹介でのユーザー増を加速させ、強力なカスタマーサクセス体制を構築 Product-Led Growth*1 戦略 • 業界理解を深化させ、顧客課題をともに解決するコミュニケーションプロセスを構築 • 業界を問わないコミュニケーション機能に、業界特化の課題解決を組み合わせる Horizontal x Vertical 戦略 • チャットをプラットフォームとしたDXソリューション事業を展開 • スーパーアプリ構想に向けた周辺事業の拡張により、提供価値の最大化を進める DXソリューション 戦略 3 2 1
  31. 57 Product-Led Growthとは • Product-Led Growth (以降PLG) とは米国で注目されているSaaSの成長戦略で、プロダクトを通して顧客獲得をおこな う。旧来型のセールスが牽引する成長戦略を Sales-Led

    Growth と呼び区別している • PLGの代表例にZoom、Shopify等があり、非PLG企業と比べ顕著に高い成長率を実現。総利用ユーザー数が多く、 口コミで広がるサービスであることが必要で、当社サービスではPLGによる成長戦略にフィット Product-Led Growth • プロダクトを通じて価値を伝えることで ユーザー数と売上を拡大 • プロダクト/カスタマーサクセスの改善が重要 戦 略 • 口コミにより広がり、高レバレッジで成長 • ユーザーのプロダクト活用度が上がると、ARPUが あがっていく構造 特 徴 Sales-Led Growth • セールスやマーケティング活動を通して売上を拡大 • セールス/マーケティングの改善が重要 • セールスの人員数に依存し、労働集約的 • セールスにより、都度アップセル、クロスセルを おこなってっていく必要がある
  32. 58 フリーユーザー獲得 フリーミアム モデル フリーユーザー獲得 自然流入/紹介 アクティブ化 プロダクトマネージャー 有料化 プロダクトマネージャー

    セールス モデル 資料請求/問い合わせ マーケティング 商談化 インサイドセールス 受注 フィールドセールス ライセンス追加 カスタマーサクセス Product-Led Growth モデル 初期活用支援 インサイドセールス 有料化 フィールドセールス マーケティング/自然流入/紹介 アクティブ化 プロダクトマネージャー ライセンス追加 カスタマーサクセス PLG戦略 = 2つの成長エンジンを1つに • オンラインで自然増するフリーミアムモデルと、直接販売のセールスモデルを1つに統合する • フリーでまず利用してもらい、セールスがすでに利用しているユーザーの有料化を進めていく
  33. 59 フリーミアムモデルによる 自然増の売上 セールス/マーケティングによる 直接販売での売上 フリーミアムモデルに広告宣伝費を 投資することにより売上を押し上げ 効率的なカスタマーサクセスにより 売上を押し上げ フリーミアムモデル

    (自然増) セールスモデル (人が関与) 現在 2024年 モデル別売上 PLG戦略での成長イメージ • 自然流入と紹介が中心だったフリーユーザーに対し、広告宣伝費を投資して大きくユーザー数の拡大を狙う • セールスのプロセスをカスタマーサクセスへと転換。ユーザーの利用状況に応じた高度なデータ分析をおこない、 システムによる自動化を含めた効率的なカスタマーサクセスをおこなう • フリーを含めたユーザー数拡大を進めることにより、スーパーアプリ構想のプラットフォーム価値向上を実現 *上記図表は、PLG戦略についての説明を目的に作成したものであり、当四半期以降の売上について予測を開示するものではありません
  34. 61 Horizontal SaaS • 業界に関係なく、ある業務において、 どんな企業でも利用可能なSaaS • 汎用性が高いが、特定の課題解決のためには 工夫やカスタマイズが必要 戦

    略 • ビジネスチャット • 会計 • CRM 特 徴 Vertical SaaS • 特定の業界用に特化し、業界固有の課題解決が 可能なSaaS • 汎用性はないが、特化した領域では工夫や カスタマイズなしに課題解決可能 • 工務店向け施工管理 • 歯科医院向け予約管理 • 介護事業者向け経営支援 Horizontal SaaS と Vertical SaaS • SaaSには業界に関係なく利用できるHorizontal SaaSと、特定の業界に特化したVertical SaaSの2つが存在 • 汎用的に利用できるHorizontal SaaSが広く普及しつつあるが、業界固有の課題解決には工夫やカスタマイズなど 高いリテラシーが必要で、Vertical SaaSのようなカスタマイズ不要の業界特化型SaaSが登場してきている • Chatworkは代表的なHorizontal SaaSのひとつとなっている
  35. 62 介 護 業 界 34.0% 34.0% 建 設 業

    界 製 造 業 界 小 売 業 界 物 流 業 界 ビジネスチャット機能 (Horizontal) 課題解決(Vertical) メインストリーム市場(顧客中心) 人口 転換点 初期市場(製品中心) 2.5% 13.5% 16.0% イノベーター アーリー アダプター アーリー マジョリティ レイト マジョリティ ラガード キ ャ ズ ム 深 く 大 き な 溝 ( ( マジョリティ市場 (全体の3分の2を占める) Horizontal x Vertical戦略とは • 今後、市場はキャズムを超え、顧客自身が現場での実用性を重視する「マジョリティ市場」へと進む • ビジネスチャットという業界を問わない(Horizontal)なプロダクトを土台に、専門チームにより業界理解を深化させ、 顧客課題をともに解決する(Vertical)コミュニケーションプロセスを構築 • Horizontal SaaSの広さと、Vertical SaaSの深さを併せ持つサービス展開を志向
  36. 63 Vertical アプローチ Horizontal アプローチ ファウン デーション (初期の研究開発) STEP 1

    STEP 2 マーケティング 研究開発 セールス 研究開発 カスタマー サクセス研究開発 プロダクト 強化 STEP 4 STEP 3 クロス ファンクション (横断展開) マーケティング セールス カスタマー サクセス オペレーションの全体像 • 国内に地盤を持つベンダーである強みを活かし、専門チームにより業界理解を進めていく。業界ごとの業務プロセスや課 題を研究し、ビジネスチャットの活用方法を型化していく • 型化された知見をマーケティング/セールス/カスタマーサクセスプロセスへと展開することで、圧倒的に実用性が高い提 案が可能に。プロダクトの機能強化にも取り入れ、業界特化型SaaSとの連携も強化
  37. 65 DXアドバイザリー サービス 決済 請求管理 / 契約管理 受発注管理 会計 採用

    勤怠管理 / 労務管理 ソリューションを提供 顧客課題 * 赤字は2021年2月10日時点でサービス提供済み エンゲージメント 人事評価 ストレージ 電話代行 (Chatwork 電話代行) 資金調達 (Chatwork 早期入金) (Chatwork 先払い) 助成金 (Chatwork 助成金診断) クラウドソーシング Chatwork ✕ 周辺サービス 顧客課題 顧客課題 顧客課題 顧客課題 DXソリューション戦略とは • ビジネスチャットのシェア拡大を進めるとともに、並行してDXソリューションビジネスを展開 • 多様なサービスと提携し、ビジネスチャットをかけ合わせた独自の新規サービスを拡充 • カスタマーサクセス部門によるChatwork DX相談窓口サービスを介して、顧客課題へのソリューションを 周辺サービスと組み合わせて提供する
  38. 67 30万社超の顧客基盤 チャット DXアドバイザリーサービス 提携サービス Chatwork 電話代行 Chatwork 早期入金 (例)

    SaaS代理販売 Zoom RECEPTIONIST (受付管理) (例) 新プロダクト クラウドストレージ (セキュアSAMBA) M&A/自社開発 (例) メール 電話 顧客の状況に合わせた最適なDXサービスの選定 DXアドバイザリーサービスを展開 • カスタマーサクセス部門によるDXアドバイザリーサービスを立ち上げ、チャットでのタッチポイントという強力な コミュニケーションチャネルを活用し、効率的なアプローチ、サービス提供をおこなう • 提携サービス以外にも、Zoomなど連携しやすいSaaS代理販売、M&Aや自社開発で立ち上げる新プロダクトなども 幅広く取り扱っていく
  39. 69 • スーパーアプリ = プラットフォーム化し、あらゆるビジネスの起点になるアプリ • ビジネスチャットは、他SaaSと比較して圧倒的に滞在時間が長く、プラットフォーム価値が高い • Chatworkはオープンプラットフォームとして、様々なサービスやユーザー同士の連携が容易 Chatworkはビジネス版スーパーアプリへ

    * 赤字は2022年2月10日時点での提供サービス HR(ヒト) ファイナンス(カネ) CRM/SFA ドキュメント管理 Web会議 カレンダー タスク管理 プロジェクト管理 エンゲージメント 人事評価 採用 クラウド ソーシング 勤怠管理 労務管理 資金調達 (Chatwork 早期入金) (Chatwork 先払い) 助成金 (Chatwork 助成金診断) 決済 請求管理 契約管理 受発注管理 会計 コラボレーション(情報) 電話代行 (Chatwork 電話代行) ストレージ 長期ビジョン
  40. 70 戦略 対応する主要KPI Product-Led Growth 戦略 Horizontal x Vertical 戦略

    DXソリューション 戦略 3 2 1 ユーザー数 (無料+有料ユーザー) アクティブ指標 (DAU/MAU、活用度) ARPU (アカウント課金、周辺事業) スーパーアプリ 3つの戦略を遂行することで、ビジネス版スーパーアプリを目指す • 有料ユーザー数 x ARPU という今までの主要KPIを、ユーザー数 x アクティブ指標 x ARPU へと転換 • ユーザー数の拡大と、ユーザーのアクティブ度を向上させることでプラットフォーム価値を向上させ、 そのプラットフォームへ新サービスを含めた価値提供を進めARPU向上をはかっていく
  41. 71 *1 実現可能な最大の市場規模(Total Addressable Market)。外部統計資料や公表資料、当社保有のデータを元に当社が想定する市場を推察した市場規模であり、客観的な市場規模を示すものではありません *2 IDC Japan「国内SMB IT市場予測」より。2018年度国内SMB IT市場

    *3 国内労働人口[総務省統計局「労働力調査」より。2019年平均の就業者数]×エンタープライズプラン単価800円×ユーザーの12ヶ月分 0.6兆円 4.1兆円 プラットフォーム化による ターゲット市場の拡大 国内中小企業のIT支出*2 ビジネスチャットの潜在市場規模*3 ビジネス版スーパーアプリを含めた潜在市場規模(TAM*1) • スーパーアプリへと成長することで、対象となる市場がビジネスチャットのみの市場から、 国内の中小企業のIT支出全体へと拡大し、その規模は4.1兆円に上る
  42. 72 2021年度 2022年度 2023年度 2024年度 併存する2つのモデルの統合と整備 Product-Led Growth 戦略 Horizontal

    x Vertical 戦略 DX ソリューション 戦略 マーケティング施策の拡大 プロダクトマーケティング施策の拡大 中小企業に対する認知・ブランディング施策の拡大 Vertical領域の選定とその検証 検証済み領域のマーケティング・CS展開 プロダクトの機能強化と特定領域サービスとの連携 多様な業界・業種に対応したDXソリューションの提供 新規サービスの立ち上げと拡大(自社開発・M&A・アライアンス等) DXアドバイザリーサービスの検証 プロダクトの機能拡張と新規プロダクトの提供 中小企業に対する総合DXソリューションの提供 中期戦略ロードマップ
  43. 73 コーポレート ミッション 人生の大半を過ごすことになる「働く」という時間において、ただ生活の糧を得るためだけではなく、 1人でも多くの人がより楽しく、自由な創造性を存分に発揮できる社会を実現する *1 持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals: SDGs)。詳細については以下参照(https://www

    unic.or.jp/activities/economic social development/sustainable development/sustainable development goals/) すべての人のための持続的、包摂的かつ持続可能な経済成長、 生産的な完全雇用およびディーセント・ワーク(働きがいのある 人間らしい仕事)を推進する 働くをもっと楽しく、創造的に 解決したい 社会課題 • 多すぎる会議や電話による割り込みなど、非効率なコミュニケーションによる生産性の低下 • ビジネス移動や紙の資料配布によって発生する時間のロスや環境負荷 当社の取り組み • ビジネスコミュニケーションを効率化し、付加価値創造につながる仕事に集中できる環境をつくりだす • 時間と場所の制約を減らし、移動時間を削減するとともに、働き方の多様化に貢献 当社が貢献する「SDGs*1」目標/ターゲット 陸上生態系の保護、回復および持続可能な利用の推進、森林の持続 可能な管理、砂漠化への対処、土地劣化の阻止および逆転、ならびに 生物多様性損失の阻止を図る 当社ミッションと社会課題への取り組み
  44. 事業セグメントの詳細 75 • 2021年第3四半期より、7月に取得したクラウドストレージ事業が連結対象となり、事業セグメントを下記のように整理 • クラウドストレージ事業はChatworkセグメント内のプラットフォーム事業に算入 • 最重要の経営指標はChatworkセグメントの売上成長であり、2021-2024年でCAGR40%以上の売上成長を実現する *1 現時点ではクラウドストレージ事業を指す

    Chatwork事業 アカウント事業 プラットフォーム事業 広告事業 セキュリティ事業 Chatworkセグメント アカウント事業 プラットフォーム事業 セキュリティセグメント • ビジネスチャット「Chatwork」 (直販、代理店、KDDI OEM提供版など) • 広告、送客、アライアンスを含む 周辺サービス • M&Aにより取得した事業*1 「ESET」代理販売事業 最重要経営指標
  45. 76 • 現在の価格より20%廉価な旧プランを廃止し、2021年7月以降の更新日から新プランへと移行 • KDDI社OEM版で月額191円にて提供していた旧プランを廃止し、2021年10月から月額800円の新プランへ変更 • 長期にわたり旧価格にて提供している顧客に対し、価格の適正化としてご理解をお願いした 旧プランを廃止し、新料金体系へ移行 • 2021年7月、フリープランの利用制限を累計14個から7個に変更し、課金ポイントの変更を実施

    • 料金体系の見直しを継続的におこなうことで、顧客単価の向上をはかる フリープランのグループチャット利用制限を変更 2011年4月 サービス開始 2016年4月 価格改定 2020年2月 価格改定 2020年4月 旧プラン廃止 2021年2月 プラン統合 • フリープランのグループチャット利用 制限を累計14個から7個に変更 グループチャット制限変更 • 料金プランを一本化 旧プラン廃止 2021年7月 • 新価格を適用 KDDI版旧プラン廃止 2021年10月 旧プラン変更並びに無料プランの制限変更を実施
  46. 77 ビジネスプラン・エンタープライズプラン KDDI社OEM提供版 現在の料金 * 表示価格はすべて税抜き エンタープライズ 1ユーザーあたり ビジネス 1ユーザーあたり

    月間契約 ¥ /月 500 年間契約 ¥ /月 5,000 約¥417/月 月間契約 ¥ /月 800 改定日以降の料金 エンタープライズ 1ユーザーあたり ビジネス 1ユーザーあたり 月間契約 ¥ /月 600 年間契約 ¥ /年 6,000 ¥500/月 月間契約 ¥ /月 960 年間契約 ¥ /年 9,600 ¥800/月 New! 旧プラン 新プラン (2012年6月〜2016年3月) 販売価格 (2021年10月〜) 販売価格 基本料(契約ごと) ¥ /月 4,743 ID利用料(IDごと) ¥ /月 191 基本料(契約ごと) 無料 ID利用料(IDごと) ¥ /月 800 New! 料金体系を変更 • 現在の価格より20%廉価な旧プランを廃止し、2021年7月以降の更新日から新プランへと移行 • KDDI社OEM版で月額191円にて提供していた旧プランを廃止し、2021年10月から月額800円の新プランへ統合 • 長期にわたり廉価な旧価格にて提供している顧客に対し、価格の適正化としてご理解をお願いした
  47. 78 サービス成長の好循環サイクルを、収益を投資することでさらに加速可能 1 2 3 機能強化 サービス価値 認知拡大 収益 ユーザー数

    活用度 紹介数 ユーザー数が多いことがサービス価値につながる (ネットワーク効果) サービス価値に伴い活用度が上がることで、社外 ユーザーの紹介や社内での利用ユーザー数が増え、 ユーザー数が増加する 活用度が上がると収益が増加する事業モデルとなっ ており、その収益を認知拡大と機能強化へと再投資 することで、サイクルがさらに加速 1 2 3 好循環が加速するサービス構造
  48. 79 *1 年間経常収支。毎年決まって発生する1年間の収益、売上(Annual Recurring Revenue) *2 顧客生涯価値。顧客がサービスを使ううえで、生涯合計でどのくらいの金額を使うかの指標(Life Time Value) ARR*1

    (定期売上) 売上原価 一般管理費 セールス・マー ケティング費用 利益 売上 コスト 成長コスト 営業利益 利益(販促除) 成長コスト 控除前利益 • SaaSにおける新規顧客獲得コスト(セールス・マーケティング費用)は、 将来の売上を獲得するためのコストであり、将来への投資と考えられる • 市場・競合環境に応じて機動的に将来への投資をおこなっていく 2年目以降 ARR (LTV*2) 当期 将来 コスト構造 − 投資の考え方
  49. 80 *1 2021年1月まで提供していた個人向けのプランとなります。機能・詳細につきましてはお問い合わせください • 毎年6月30日現在、および12月31日現在の当社株主名簿に2回(6ヶ月)以上連続して 当社株式の1単元(100株)以上の保有が記載されている株主さまが対象となります 対象となる株主さま • 当社有償提供のパーソナルプラン*1を、1株主番号に対して1ID贈呈いたします •

    当社株式を保有いただいている期間において、月額の料金を無償とさせていただきます ご優待の内容 より多くの皆様に当社のサービスをご利用頂くことにより、 当社への理解を更に深めるとともに末長く会社の成長を 応援していただけますと幸いです。 株主優待制度のご案内
  50. 81 日本国内のTMT業界の企業を対象にした 過去3決算期の収益に基づく成長率のランキング、 「デロイト トーマツ グループ 2021年 日本テクノロジー Fast 50」に

    86.2%の成長率で3年連続ランクイン デロイト トーマツ グループ 2021年日本テクノロジー Fast 50 9,000社を超える選考対象から特に優れた 「グレートカンパニー」6社を選出。 当社は業界を牽引した功績と比類のない業績成長を 称える「業績アップ賞」を受賞 一般財団法人船井財団主催 グレートカンパニーアワード2020 業績アップ賞 高い業績成長により国内有力ランキングやアワードに選出
  51. 注記事項 P54 SAMの推計について 1. 総務省「労働力調査」より就業者数を参照。2024年までは多少前後するものの、大きな変動はないものとして、最新の数値を2024年まで使用 2. 就業者のうち、中小企業従事者数を算出するため、中小企業庁が発表している「中小企業就業者割合」を参照し、68.8%を1.に乗ずる 3. 2.のうち、2024年にはおよそ50%がビジネスチャットを利用していると想定し(市場浸透率)、50%を乗じた数値を2024年のSAM(中小企 業従事者かつビジネスチャット利用者数)とする

    P54 2024年中小企業におけるシェア目標40%の算出方法について 1. Chatworkセグメント全体の目標とするライセンス数(無料含む)に、当社にて算出した「Chatwork利用者における中小企業ユーザー割合 (87.0%)」を乗じ、2024年におけるChatworkユーザーの中小企業就業者数(ライセンス数)を算出する 2. 2024年のSAMの値と1.で算出したライセンス数を用いてシェア目標とした 3. 2020年のシェアの計算方法は、以下a, bを前提にa/bにて算出 a. 現在のChatworkライセンス数(無料含む)に、当社にて算出した「Chatwork利用者における中小企業ユーザー割合(87.0%)」を乗 じ、2020年におけるChatworkユーザーの中小企業就業者数(ライセンス数)を算出する b. 2020年のSAMの推計方法は、2024年と同様に、市場浸透率(非アクティブユーザー含む)のみ28.8%へ変更して算出。(市場浸透率 は2020年のビジネスチャット普及率調査結果である14.2%(アクティブユーザーのみ)に非アクティブユーザーを加えて算出) c. 2020年の市場浸透率はP40の「ビジネスチャットツールの利用状況」の調査結果を元に算出 d. 以上を元に2020年の当社シェアを25.7%と算出
  52. 83 大学在学中にEC studio(現Chatwork株式会社) を2000年に創業。以来、技術を統括する CTOとして多数のサービス開発に携わり、2011年3月にクラウド型ビジネスチャット 「Chatwork」を企画しリリース。エンジニアとして開発を主導しながら、事業責任者とし て会社の主力事業へと育て上げる。2018年6月、同社の代表取締役CEOに就任。第45回 「経済界大賞」にて「ベンチャー経営者賞」を受賞。 代表取締役CEO 山本

    正喜 • コアプロダクト「Chatwork」初期における企画・開発・事業責任者を担当 • 創業期からの取締役として、技術開発・事業運営・コーポレート業務を幅広く管掌 • 技術に強いCEOとして、技術トレンドを深く読み込んだ意思決定が可能 CEOとしての強み 経営メンバー 代表取締役
  53. 84 SI・制作会社勤務を経て、ITサービス提供事業会社でサービスと組織マネージメントに従 事。2008年にChatworkに入社後、常務取締役に就任。2016年にCMO(Chief Marketing Officer)としてビジネス部門の統括に就いた後、2019年3月、取締役副社長COOに就任。 マーケティング、セールス、事業開発などの部門を統括する最高執行責任者としてビジネス 本部を管掌。 取締役副社長COO 山口 勝幸

    早稲田大学卒。戦略系コンサルのローランドベルガーやデル等を経て、2008年リクルート に入社、新規事業開発やM&Aに従事。2012年にIndeed買収を担当、その後PMIのためアメ リカに駐在、2015年からはTreatwell買収後のPMI担当としてイギリスに駐在。帰国後 2017年11月よりCFOとしてChatworkに入社。2019年3月取締役CFOに就任。 取締役CFO 井上 直樹 経営メンバー 取締役
  54. 85 京都大学文学部卒業。2001年日本放送協会入局、放送記者として、司法、自治体、ス ポーツなどを取材。2007年シナジーマーケティングに入社、IPO業務に携わり、その後 管理本部長としてコーポレート業務全般を統括、バックオフィスからM&Aまで幅広い 分野に従事。2017年より、Chatworkに入社し、2020年7月より執行役員CHRO兼ピー プル&ブランド本部長に就任。 執行役員CHRO兼ピープル&ブランド本部長 西尾 知一 明治大学経営学部を卒業後、電通国際情報サービスに入社、大手企業の基幹会計システ

    ム導入の経験を積む。その後リクルートに入社、新規事業の業務に従事し、組織マネジ メント・サービス企画・BPRなどに携わり、2016年1月にChatworkに開発本部長とし て入社。2020年7月に執行役員CTO兼プロダクト本部長に就任。 執行役員CTO兼プロダクト本部長 春日 重俊 2004年伊藤忠商事に入社。インターネット関連の新規事業開発・投資業務に携わる。 2013年にエス・エム・エスに入社。介護事業者向け経営支援サービス「カイポケ」や 介護職向け求人・転職情報サービス「カイゴジョブ」などを中心とする介護領域全体を 統括する。2018年に同社執行役員に就任。2020年4月より、Chatworkに入社し、 2020年7月に執行役員CSO兼ビジネス本部長に就任。 執行役員CSO兼ビジネス本部長 福田 升二 経営メンバー 執行役員
  55. 86 ネット総合金融グループの金融持株会社SBIホール ディングスを経て、2006年に住友信託銀行とSBIグ ループの出資による(現)住信SBIネット銀行の立ち 上げに参画。2008年よりGMO VenturePartnersに 参画し、2012年に取締役及びパートナー就任。 2021年3月よりChatwork社外取締役に就任。 社外取締役 宮坂

    友大 日本長期信用銀行、世界銀行等で金融業務に従事し た後、CFOとしてJストリームの東証マザーズ上場、 セキュアード・キャピタル・ジャパンの東証1部へ の指定替えを指揮。 その後も豊富な知識と経験を活 かして、様々な業界のスタートアップ企業の経理財 務、法務総務、人事、IR等の管理部門を指導。2017 年11月Chatworkの常勤監査役に就任。 社外常勤監査役 菅井 毅 2001年AZX Professionals Group創設パートナー CFO就任 。2007年クックパッド(東証一部)取締 役就任以降、2013年Fringe81(現Unipos株式会 社、東証マザーズ)監査役就任(現任)、2014年ラ クスル(東証一部)監査役就任、2015年カオナビ (東証マザーズ)監査役就任(現任)等、これまで 数多くの上場企業の取締役、監査役を歴任。2016年 1月にChatworkの社外非常勤監査役に就任。 社外非常勤監査役 山田 啓之 1991年大阪証券取引所に入社。2003年同所執行役 員に就任し、大証ヘラクレス市場の立ち上げ責任者 となる。東証・大証の統合後、2013年6月東京証券 取引所執行役員に就任、上場推進部門などを担当す る。2018年4月よりPUBLIC GATE LLCを設立し、上 場を目指す経営者のメンタリングをおこなう。2019 年3月にChatworkの社外非常勤監査役に就任。 社外非常勤監査役 村田 雅幸 社外取締役・監査役