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オープンバンキングが可能にする『個』客起点のマーケティング

 オープンバンキングが可能にする『個』客起点のマーケティング

2021年10月28日に開催したフィンテックエンジニア養成勉強会#18のトーク「オープンバンキングが可能にする『個』客起点のマーケティング」(iBankマーケティング 永吉 健一さん)の発表スライド。
https://fintech-engineer.connpass.com/event/227270/

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  1. 2 登壇者プロフィール ◼ 1995年、㈱福岡銀行入行。 ◼ 経営企画部門に長く在籍し、地域金融機関の 経営統合に向けた検討から、2007年のふくおか フィナンシャルグループ設立、その後のPMI (Post Merger

    Integration)業務に注力。 ◼ 2014年より既存の銀行、サービスに捉われない 「全く新しいマネーサービス」として、金融サービス プラットフォーム『iBank』の構築に向けたプロジェ クトをリード。2016年4月 企業内ベンチャーとし てiBankマーケティング㈱を1万円で起業。 ◼ その後、ゼロベースで設計するデジタルバンク 『みんなの銀行』の立上げをリードし、現在に至る。 ◼ 自分ではできないサッカー好き。 永吉 健一 な が よ し け ん い ち iBankマーケティング 株式会社 取締役Founder 株式会社 ふくおかフィナンシャルグループ ビジネス開発部部長 (兼務) 株式会社 みんなの銀行 代表取締役 副頭取 ゼロバンク・デザインファクトリー 株式会社 取締役 DIAGONAL RUN TOKYO/FUKUOKA チェアマン 事業構想大学院大学 客員教授 本日はココの 役割メインで
  2. 3 ▪ 会社概要(2021.10月現在) 会 社 名 iBankマーケティング 株式会社 (㈱ふくおかフィナンシャルグループ 連結子会社)

    住 所 福岡市中央区西中洲6番27号 (十八親和銀行福岡ビル 9-10F) 設 立 日 2016(平成28)年4月1日 資 本 金 • 2,466百万円(資本準備金含む) 株 主 • ㈱FFGベンチャービジネスパートナーズ • ㈱沖縄銀行、㈱十六銀行、㈱南都銀行、 ㈱広島銀行、㈱佐賀銀行、㈱八十二銀行、㈱ ジェーシービー、富士通㈱、SOMPOひまわり生命㈱、 ㈱電通九州 役職員数 • 役員:5名 • 従業員:99名 FFGの『出島』カンパニー iBankマーケティング㈱ の概要
  3. 5 従来の金融商品・サービス 現行のFinTech 新しいマネーサービス 銀行 スタート アップ ネオバンク アンバンドリング リバンドリング

    ◼ 2016年 7月、iBankの中核プロダクトとして、金融機能と非金融機能を融合させた新サービス、スマホ専用アプリ 『Wallet+(ウォレットプラス)』 をリリース。 ◼ リリースから 5年で 170万 ダウンロードを突破! おかげさまで 170 万 DL達成! つかう みつかる みえる はじめる and more かなえる 今すぐ かなえる ふやす and more ネオバンクとしての『iBank』 夢までの距離が見えるマネーアプリ 『Wallet+』
  4. 6 金融と非金融をつなぐ新しい金融サービスのカタチ 収支管理 残高 確認 ホーム 画面 情報コンテンツ mymo ポイントサービス

    myCoin クーポン配信 地域総合商社 エンニチ カードローン 資産運用 目的預金 ✓ 口座明細 ✓ カード明細 (デビット&クレカ) ✓ ちょこっと預金 ✓ バーチャル口座 もらう ✓ 銀行サービス ✓ キャンペーン ✓ P2P送付 つかう ✓ キャッシュバック ✓ ポイント交換 ✓ ポイント投資 ✓ miniクーポン ✓ myクーポン ✓ CLO機能搭載 ✓ クラウド ファンディング ✓ ECモール ✓ ブランディング サポート ✓ ふるさと納税 ✓ 他社連携 ランチャー機能 (その他) ✓ ダイレクトバンキング ✓ QR決済 など 参画銀行の 各種金融サービス 非金融サービス Marketing 金融サービス FinTech 余剰資金の 貯蓄・運用 Wallet+のサービス鳥瞰図 収支結果 レコメンド (キャッシュレス)決済 ✓ In App プロビジョニング ネオバンクとしての『iBank』
  5. 7

  6. 8 銀行(金融)以外の サービスも搭載 ローカルエコシステム (データ利活用) Concept Ⅱ 地域連携モデル オープンバンキング (API利活用)

    Concept Ⅲ ネオバンクとしての『iBank』 iBankが掲げる3つのサービスコンセプト スマホから 身近な マネーサービスを Concept Ⅰ FinTech (アジャイル実装)
  7. 9 ✓ 残高照会 ✓ お財布 ✓ 目的預金 ✓ クーポン ✓

    コンテンツ ✓ 13か月明細 表示 ✓ デビット明細 表示 ✓ ポイントサービ ス追加 ✓ カードローン 機能 ✓ ランチャー機能 ◆ 熊本・親和 銀行導入 ✓ デザイン刷新 ✓ 分析高度化 ツール導入 ✓ THEO機能 ✓ カードローン 申込 ◆ 沖縄銀行 導入 ✓ 複数口座 登録 ✓ クレカ明細 表示 ✓ ライフプラン コーチ連携 ✓ ポイント機能 刷新 ✓ 交換先追加 ◆ 広島銀行 導入 ✓ 地域総合 商社エンニチ ✓ ユーザ間 ポイント交換 ◆ 山梨中央、 南都、十六 銀行導入 ✓ リファラル機能 ◆ 佐賀銀行 導入 ✓ プロビジョニング ✓ スマート コントラクト ✓ AIチャットボット ✓ 無通帳化 ✓ カードローン 複数表示 ✓ 銀行データ 蓄積施策 and more 2016.6 2016.10 2017.7 2017.9 2018.3 2018.10 2019.3 2019.9 2020.6 2020.12 2021~ ◼ Wallet+リリース後も、既存サービスの機能改善・高度化は勿論のこと、新サービスの開発、導入をスピード感をもって実施。 ◼ 金融・非金融、自社開発・他社サービスの導入を問わず、iBankの世界観をベースに利用ユーザーや銀行への価値提供に資するかという 観点で、優れたUI・UXを追求したミニマルな金融体験を提供。 Concept Ⅰ:FinTech(アジャイル実装) UI・UXを追求した金融体験をリバンドルしたFinTechのプラットフォーム
  8. 10 個人顧客 (iBankユーザー) 取引先 (パートナー企業) 銀 行 収支管理・ 目的預金 情報コンテンツ

    ・クーポン ・デビット クーポン・ 決済・広告 運用・与信 ・決済 財務・信用 情報 個人顧客 法人顧客 消費 PR 銀 行 これまでの銀行と顧客との関係 iBankによる顧客との関係深化 ①収支・ 預金目的情報 ②金融レコメンド ⑤与信管理・ 成長支援 ⑥個人消費 情報 ③商材レコメンド・資金 ④送客・資金 ⑦趣味・ 嗜好情報 分 断 運用・与信 ・決済 属性・預貸 情報 ◼ iBankでは、銀行のフロントエンドサービスという位置付けで、「銀行と個人」、「銀行と法人」、そして「個人と法人」の間をつなぐ役割を果たす ことで、銀行の強みである金融情報に加え、銀行サービス単体では得ることができなかった非金融情報を組み合わせた、より深く「顧客を知る」 ためのデータマーケティングのプラットフォームを構築。 Concept Ⅱ:ローカルエコシステム(データ利活用) iBankが構築するマーケティング & エコシステムプラットフォーム
  9. 11 足元の関連事例 事例1 ✓ 2019年7月からサービス開始した情報銀行サービス。 → 電通G出資のマイデータ・インテリジェンス社が運営 ✓ MEYアプリを通じてユーザーが許諾したパーソナルデータを企業(第三 者)へ提供し、見返りとして企業からポイント、クーポン、割引などのサービ

    スが提供される仕組み ✓ 2021年6月時点で登録者数20万人超となっていたが、足元でサービス 見直し検討にあたり、サービスの終了を発表 マイデータ・バンク「MEY」がサービス終了を発表 事例2 ✓ 金融庁認可をもとに「銀行業高度化等会社」として設立する計画 ✓ 三井住友銀行のスマホアプリに、電通や銀行の取引先企業の広告 を表示 ✓ 年齢や性別などの銀行の顧客属性に基づいた広告が配信可能 三井住友FGと電通Gで広告事業会社を新設 銀行法改正の動向 ✓ 2021年5月、改正銀行法が成立。銀行等が保有するノウハウや人材、技術などを 活用したデジタル化や地方創生など持続可能な社会の構築への貢献が掲げられ、 業務範囲規制を見直し。 ✓ 銀行本体の業務として新たに「データ分析・マーケティング・広告」が追加。また銀行 業高度化等会社においても業務範囲が拡大 銀行本体 子会社・兄弟会社 自行アプリやITシステムの販売 データ分析・マーケティング・広告 登録型人材派遣 幅広いコンサル・マッチング ※金融庁公表資料より一部抜粋 1.業務範囲規制の見直し 2.出資規制の見直し フィンテック 地域商社 自行アプリや ITシステムの販売 データ分析・マーケティング・広告 登録型人材派遣 ATM保守点検 障害者雇用促進法に係る特例子会社 地域と連携した成年後見 主な 項目 ◼ 2021年5月に改正銀行法が成立。業務範囲規制の緩和に伴う広告業解禁に向けた動きは活発とまではいかないものの、三井住友FGと 電通による新会社設立など、具体的な取組みを始める銀行も出てきている。 × ➡ で取組んできたビジネスモデルそのもの Concept Ⅱ:ローカルエコシステム(データ利活用) 【参考】 マーケティング/広告ビジネスにおける規制緩和の動向
  10. 12 Concept Ⅱ:ローカルエコシステム(データ利活用) 地場企業(銀行の法人取引先)のデジタルシフトをサポート 広告目的 ✓ キャンペーン周知及びサイトへの集客 広告施策 ✓ ターゲティングメール

    A. 目的預金 「自動車」 セット者 B. 目的預金 「自動車」 未セット者 かつ 20代~30代 広告効果 目的預金者のサイト遷移率 5倍 A:メール開封率 31% うちサイト遷移率 5% B:メール開封率 26% うちサイト遷移率 1% 顧客プロファイル チャネル メール インフィード ネイティブアド その他 ✓ 紙媒体に依存した広告からの脱却 ✓ Web広告を社内担当者が運用してい たが、成果上がらず、リソースにも限界 ✓ LP(特設ページ)制作 ✓ Googleへの広告出稿 ✓ バナー制作 事例 2 ハウスメーカー B社  新聞広告、チラシからデジタル広告 へシフト  Google広告出稿により、見込客へ のリーチが増加し、資料請求や来場 予約が増加 1 2 来場顧客の増加 デジタル広告シフト 事例 1 カーディーラー A社 ◼ 銀行の法人取引先向けのデジタルマーケティングソリューションの活用事例 【 ターゲティングメール 】 ◼ 希少性の高い「目的預金データ」(非金融情報)によるターゲティングの結果、通常の5倍のサイト遷移率を達成! 顧客属性 (行動背景) ストック フロー 金 融 情 報 位置情報 性別/年齢 収入/支出 位置情報/ 活動エリア 興味/関心 (潜在欲求) 情報収集/ 消費 (顕在行動) 預金目的/ 達成時期 コンテンツ/ 純広告/クーポン 閲覧情報 クレカ/デビット 消費業種・店舗 その他 その他 項 目 区 分 興味関心ベクトル ライフステージ 保有資産 借入状況/履歴 年収 非 金 融 金 融
  11. 13 Concept Ⅲ:オープンバンキング(API利活用) 地域をつなぐローカルエコシステムの拡張・連繋 ◼ 全国の地域金融機関が共同で事業参画可能となるオープンバンキング仕様(API接続による連繋)のアーキテクチャーを採用。 ◼ 地域金融機関を各エリアにおけるハブとして、ローカルエコシステムの更なる拡張・連繁による新しい価値提供を目指す。 ② 銀行選択

    ③ 口座登録 ① アプリダウンロード iBankシステム iBankコア モバイル情報 コンテンツ管理 スマホアプリ ユーザーが ・利用銀行 ・利用地域 を選択 銀行 システム接続 オープンバンキング/マルチバンク化(複数銀行対応)のイメージ ◦◦銀行 1 4 5 7 2016年 7月 2019年 4月 2019年 12月 2018年 3月 日本縦断型のローカルエコシステムの拡張を目指して サービス連携行の“輪”が拡大中! 2017年 10月 8 6 3 2 2019年 12月 2019年 10月 9 2020年 1月 10 2022年 夏 2022年 予定 11
  12. 14 Concept Ⅲ:オープンバンキング(API利活用) APIの利活用によるサービス連携のカタチ(地域金融機関にとってのBaaSモデル) ◼ 新しい金融体験設計を実現するには、いわゆる共通API(参照系/更新系)の領域ではなく、個別・独自APIを如何に戦略的に利活用 するかがポイント。(他行/他社との差別化) 参照系 共通 更新系

    個別 ◆ 顧客照会 ◆ 口座一覧照会 ◆ 普通預金口座一覧照会 ◆ 口座情報照会 ◆ 入出金明細照会 ◆ デビット入出金明細照会 ◆ 入出金明細照会 ◆ (前月収支結果集計用) 収支管理 ★ 資金振替 ★ 総合振込(予約) ◆ 総合振込(結果照会) 目的預金 ローン振替 ポイント交換 ◆ 融資一覧照会 ◆ 融資情報照会 ◆ カトレアカードローン照会 ★ カードローン借入 ★ カードローン随時返済 ★ 利用口座登録 ◆ シード取得 ★ カードローン新規申込 カードローン (新規・借入・返済) ★ 目的別預金口座開設 ★ 目的別預金解約(予約) 目的預金 新規開設&解約 ★ 行内振込 資産運用 (THEO追加投資) ★xxx (更新系API) ◆xxx (参照系API)
  13. 16 銀行 銀行 と iBank : 『金融データ』 と 『非金融データ』 (ユーザー)

    連携 (顧客) iBank 位置情報 記事閲覧 目的預金 資産情報 決済情報 借入情報 【非金融データ】 ✓ アプリに登録したユーザーのログイン情報や記事閲 覧(趣味/嗜好)などのアプリ内情報のこと 【金融データ】 ✓ 顧客の資産情報・決済情報などの銀行が保有す る情報のこと (紐付け可能) ◼ オープンバンキングを通じて、iBankが地域金融機関と共創するマーケティングは、『金融データ』と『非金融データ』が融合したアプローチ。 ₋ 『金融データ』は、銀行が保有する顧客の資産情報・決済情報に加えて、ローンの申込書に記載した情報なども含む ₋ iBankでは、金融データの活用に加えて、アプリサービスを通じて取得できる『非金融データ』を融合した取組みに強み 非金融 データ 金融データ例 入出金 情報 資産情報 残高情報 決済情報 借入情報 申込情報 • 総預り資産 • 流動性預金残高 • 定期性預金残高 • 入金/出金回数・日数 • 入金/出金金額 • 収支差額 • 月末残高 • 月中平均残高 • 月中最大/最小残高 • クレジット名称 • クレジット引落日 • クレジット引落金額 • 職業・業種・年収 • 配偶者有無、扶養家族数、同居 家族有無、子ども人数 • 保有ローン商品 • 借入金額、残高 取引情報 • 各種口座の有無 • 公共料金引落の有無 • IBなどのサービス利用状況 金融 データ オープンバンキングが可能にする『個』客起点のマーケティング 『金融データ』と『非金融データ』の融合
  14. 17 ◼ 『個』 客単位でのマーケティングを可能にするため、金融・非金融データを整理し、属性から潜在的なものまで幅広くカバーする顧客プロファイル を作成。様々な情報を組合わせることでユーザーひとり一人の 「顔」 を見える化。 20代 男性 顧客プロファイルのイメージ

    属性 情報 位置 情報 閲覧 履歴 銀行 データ iBank データ 各種データを 加工・集約 データの加工・集約 独身、子どもなし 総預り資産:100万円 借入:50万円 年収:450万円 保険料:4,500円 クーポン閲覧:なし 収入20万円、支出18万円 マーケティング活用 … 資産 情報 決済 情報 借入 情報 … 各種データを 加工・集約 「家族旅行」 類似度:高 非金融 金融 顧客属性 (行動背景) ストック フロー 金 融 情 報 位置情報 性別/年齢 収入/支出 位置情報/ 活動エリア 興味/関心 (潜在欲求) 情報収集/ 消費 (顕在行動) 預金目的/ 達成時期 コンテンツ/ 純広告/クーポン 閲覧情報 クレカ/デビット 消費業種・店舗 その他 その他 項目 区分 興味関心ベクトル ライフステージ 保有資産 借入状況/履歴 年収 項目例 非 金 融 金 融 勤務地:福岡市博多区 居住地:福岡市中央区 結婚:目標200万、貯蓄額0円 旅行:目標10万、貯蓄額2万 記事閲覧頻度:3回/月 閲覧カテゴリ:グルメ、旅行 動画配信サービス ファストファッション メールマーケティング 銀行商品訴求 アプリ利用活性化 オープンバンキングが可能にする『個』客起点のマーケティング 顧客プロファイルの構築
  15. 18 オープンバンキングが可能にする『個』客起点のマーケティング ターゲティングモデルの選定 ◼ 顧客プロファイルの項目を使用したターゲティングでは、従来型の仮説ベース(①)だけでなく、モデルによるセグメント構築(②)やスコアリング によるターゲティング(③)などを状況に応じて使い分け、マーケティングの高度化を推進。 ターゲティング 項目 顧客プロファイル 顧客属性

    (行動背景) ストック フロー 金 融 情 報 位置情報 興味/関心 (潜在欲求) 情報収集/ 消費 (顕在行動) その他 区分 非 金 融 金 融 仮説ベース (ペルソナ設定) セグメント 構築 スコアリング モデル 学 習 過去データ 決定木モデル 抽 出 • AAA • AAA • AAA セグメント構築 学 習 過去データ スコアリングモデル 予 測 スコアに基づく対象抽出 0.92 0.78 0.41 対象 ターゲット 分 析 抽 出 • 男性30~50代 • 年収500万円以上 • 福岡市内在住 1 2 3 仮説設計 仮説検証 セグメント条件設定 • BBB • BBB • BBB • CCC • CCC • CCC • DDD • DDD • DDD 性別/年齢 収入/支出 位置情報/ 活動エリア 預金目的/ 達成時期 コンテンツ/ 純広告/クーポン 閲覧情報 クレカ/デビット 消費業種・店舗 その他 興味関心ベクトル ライフステージ 保有資産 借入状況/履歴 年収 項目の組合せ が複雑
  16. 19 事例 1 【アプリ内】 iBankが構築したローンモデルをA銀行とB銀行にて活用 【アプリ外】 C銀行のテレマ対象先モデルの構築 (右図) カードローン申込のモデル構築/活用 事例

    2 投資信託の申込見込先の抽出 事例 3 銀行のお客様の声の分析 記事閲覧 外部 興味関心 Wallet+ 銀行 ライフステージ 性別/年齢 性格 顧客プロファイル ⇨ D銀行と顧客プロファイルを活用して資産形成層を抽出 ⇨ D銀行が収集しているお客様の声データを分析し、マネジメント向けの レポーティングに活用 モデル構築 DM・電話セールス 顧客 申込 コールセンター リスト 作成 活用・セールス 銀行データ 共有 C銀行 iBank C銀行 抽 出 還 元 ◼ 施策概要 : テレマ対象リストの作成(リスト枯渇問題への取組) 分 析 銀行スコアのみ適用 銀 行 ス コ ア 高 DM対象先:•万人 低 iBankスコア 高 銀行/iBankスコア併用 銀 行 ス コ ア 高 低 iBankスコア 高 DM対象先:•万人 ◼ 結果 : 新しい対象先を創出し、全体申込率も向上 10%超 改善 申込率 オープンバンキングが可能にする『個』客起点のマーケティング 『個』客マーケティングの取組み事例
  17. 20 更なるコミュニケーションの高度化へ向けて ⚫ ユーザーが自ら情報を選択するプル型のコミュニ ケーション手段の創出 ⚫ インサイトに基づきユーザー単位にて表示 ⚫ アプリ行動ログや銀行保有データに基づいた、 よりパーソナライズ化された訴求

    ⚫ スピード感のある施策の実施 ⚫ 実施工数にかかる個人負担の軽減 スピード感のあるPDCA ハイパーパーソナライズ プル型チャネルの活用 As-Is ⚫ コミュニケーション手段がプッシュ型中心 ⚫ メール・ポップアップ・OSプッシュ通知など、 事業者タイミングでの発信・アプローチ ⚫ セグメント単位でのコミュニケーション ⚫ 一部のユーザーには、不必要な情報が配信 ⚫ 効果検証後、ロジック作成から自動化まで長 期化しがち 施策の工数増大 セグメントベースのコミュニケーション プッシュ型中心 ◼ iBank社単独での取組みはもちろん、連携金融機関と協業しながら様々なPDCAを高速で実施中。 ◼ 一方で、現状のアプローチだけでは、①セグメントベースのコミュニケーション、 ②プッシュ型中心、③施策の長期化といった点で課題も多い。 ⇨ 現在、『ハイパーパーソナライズ』、『プル型チャネルの利用』と併せて、『スピード感のあるPDCA』が可能になる体制構築を推進中。 ✔ To-Be オープンバンキングが可能にする『個』客起点のマーケティング
  18. 21 ユーザー行動分析 アプリ滞在時間分析 「平日・休日」および「時間」を組み合わせて、コミュニケーションの最適化を模索。 7-10時 14-18時 0-6時 11-13時 19-23時 平日のみ

    平日中心 休日中心 その他 休日のみ 平日・休日 時間 利用パターン 仕事の お昼休み 休日の おうち時間 お財布画面 コンテンツ閲覧 目的預金 アプリ起動 アプリ離脱 1セッション (秒数計測) ログデータからセッ ション時間を計測 するロジックを作成 1~10秒 11~40秒 41~80秒 81秒~ 利用パターン 「アプリ起動から離脱まで」を捉え、ミュニケーションの最適化を模索。 カードローン取引クラスター分析 目的預金ラベル活用 クラスター2 借入のみ取引(W+) クラスター1 返済のみ取引 クラスター3 借入のみ取引(ATM) クラスター4 借入・返済取引(ATM) クラスター5 借入・返済の取引(W+) 取引回数/金額が多い クラスター6 借入・返済の取引(W+) 取引回数/金額が少ない 「K-means法」を活用し、クラスタリング。各クラスターに対するインサイトを発掘。 目的預金ラベル キーワード抽出 インサイト施策 新車購入金 彼女へのプレゼント マークX 自分へのご褒美 新車購入金 彼女へのプレゼント マークX 自分へのご褒美 △ ◦ 自動車 ローン POP UP 共通 POP UP 全ての目的預金ラベルの中から、銀行商品と親和性が高いキーワードを抽出。 カードローン取引 取引経験あり Wallet+ ATM 銀行 送客 【インサイト】 (iBankにおけるインサイトの定義) 新たな行動に踏み出すような「気づき」や「考え方」 ◼ 新たなインサイトの切り口の発見を目的として、利用パターン判定やクラスター分析を実施。 ◼ ユーザーに近い利用パターンや関心事を捉えたインサイトを通して、将来的な精度向上=勝ちパターンを確立。 オープンバンキングが可能にする『個』客起点のマーケティング 更なるコミュニケーションの高度化へ向けて インサイトの導出
  19. 22 現状分析・課題 ラベル 引越 • 家電/設備 • ローン • リフォーム

    • 購入 • 車種 • ディーラー/保険 【仮説】 設定カテゴリに合わせたマーケティングではなく、ラベル に基づく適切なコミュニケーション施策が必要 ラベル ラベルのベクトル化による 「クラスター分析」 ➡ 同カテゴリ内でも目的の異なる設定が存在 データ蓄積による目的預金の多様化 リフォーム 車検 保険 • 学費 • プレゼント • 子どもの備え 作成されたクラスター 自動車 住まい 住まい 自動車 教育 施策結果 住まい 自動車 教育 (•千人) (•千人) (•千人) 住宅購入 (住宅ローン) 引っ越し (カードローン) 車両購入 (マイカーローン) 車検 (マイカーローン) 貯蓄 (積立投信) ローン (教育ローン) ラベル (訴求商品) 反応率 19% 訴求内容 商品案内 シミュレーション 21% 商品案内 簡単に借りられる 14% 14% 商品案内 好きな車を変える 20% 20% 商品案内 車検でも借りられる 22% 19% 商品案内 毎月貯める 22% 27% 商品案内 子どもをサポート 25% 26% 【考察】 ⚫ インサイト訴求の反応率が高い項目については、 申込も増加しているため、オートメーション化を 実施 ⚫ 反応率が低位な項目については訴求内容の見 直しを検討し、反応率の向上を目指す 施策アプローチ インサイト訴求 商品案内 A B ラベルに基づくニーズ把握と訴求商品 ABテストによる効果測定 ラベル ニーズ 推奨商品 新築 戸建て 一人暮らし 同棲 住宅 購入 引っ越し 住宅 ローン カード ローン 銀行への送客・獲得 Point 銀行HP 住まい A B Wallet+ ユーザー 訴求 インサイト 訴求 獲得 更なるコミュニケーションの高度化へ向けて インサイトを活用した取組み事例 ◼ 目的預金ラベルを分析することで顧客ニーズを推定し、ニーズに適した銀行商品の訴求による銀行送客の施策を実施。 ◼ 施策の結果、一定の効果が得られたことから、今後のニーズ推定やクリエイティブの最適化、MAツールへの実装などに展開。 オープンバンキングが可能にする『個』客起点のマーケティング
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