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20230930 - OSC Fall - Motivate your contribution
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技術書同人誌博覧会
September 29, 2023
Technology
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20230930 - OSC Fall - Motivate your contribution
https://event.ospn.jp/osc2023-online-fall/session/1177878
技術書同人誌博覧会
September 29, 2023
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Transcript
MOTIVATE YOUR CONTRIBUTIONS
/ 47 うまくできているわけではなく、 私自身があらゆる失敗を繰り返しながら 主にコミュニティ代表という立場で 学んできたことをお話します。 2
/ 47 誰かに貢献すること、何かを継続すること、 それはめんどくさいことの連続です。 でもきっとコミュニティ活動を通じて、 あなたの日々が豊かになります。 勇気をもって立ち向かってほしい、 歩みはじめてほしい、歩み続けてほしい、 今日はそんな想いを込めました。 ariaki
3
/ 47 4 About Me
/ 47 5 前回の技書博、 OSC名古屋と併催しました!
モチベが上がる瞬間は限られる はじめに知ってほしいこと
/ 47 あなたはITカンファレンスの実行委員長です 今日は待ちにまった開催当日!無事大成功しました! モチベーションぶち上がったぜ! でも次また準備するのに1年かかる… 想像してください 7
/ 47 • 🔼 上がる瞬間(嬉しい瞬間) ◦ イベント日、リリース日(いわゆるハレの日) ◦ 感謝される、褒められる、認知される、など •
🔽 下がる瞬間 ◦ 日常、何もないとモチベは下がる(いわゆるケの日) ◦ ちょっとしたネガティブイベントで大きく下がる • モチベを上げる活動&下げない活動をおこなう必要がある 自分のモチベーションがいつ上下するかを知る 8
/ 47 • 実績や頑張りを認知されなければ何も起こらない ◦ きちんとアピールしない人が多い ◦ 慎ましさを美徳にすると栄養不足で力尽きる ◦ 他者だけ感謝されると感じたら”妬み”の原因になる
• 人は「感謝したい」と思う人のところに集まる ◦ 「感謝され上手」になる必要がある ◦ 誰かに「感謝される」=「感謝させる」こと 感謝されることを得意にする 9
/ 47 • 思いや成し遂げたことを大げさなくらいわかりやすく伝える ◦ やりすぎなければ疎まれたりしない ◦ 普段から小出しにアピールを続ける ◦ 人は頑張っている姿を応援したくなる
• やってることを認知されることからはじめる ◦ =認知してもらうための活動 感謝させる仕組みをつくる 10
/ 47 • 自分を見てくれる人=自分の近くにいる人 • 自分に近づける=自分のファンを作る • 感謝を巻き込む力に変える ◦ 応援してくれる人
◦ 協力してくれる人 ◦ 教えてくれる人 ◦ 一緒にやり遂げてくれる人 巻き込む力に変える 11
/ 47 • 活動内容を感動的なストーリーにしたてる ◦ どんな思いで活動を始めた・続けているのか? ◦ 何を解決したいと思っているのか? ◦ 今後どうしていきたいのか?
◦ 自分を表す、印象に残るフレーズを作る ◦ 活動を継続させるため、ピエロにもパンダにもなる • 定期的に考え、思いを言語化してまとめる ◦ 誰もが最初に質問してくる 活動のストーリーを作っておく 12
/ 47 • まず自己肯定する ◦ リスクを背負って戦い続けている ◦ 自腹をきっているシチュエーションもある ◦ 誰でもできることではない
◦ どんな辛いときでも自分だけは自分を認められる 3回言おう、自分はすばらしいことをしている 13
/ 47 あなたが歩く道すがら募金活動をする人たちがいます 勇気をだして、なけなしの1000円札を投入! おっと誰も気づかないか?お礼もなく無視されました そんなとき、あなたはどう感じますか? 想像してください 14
/ 47 • 人は良いことをしたら感謝を「当然」だと期待する ◦ 予想した「当然の範囲」を超えることはめったにない ◦ 感謝に気づくアンテナを張らないと気づけない • 人は良いことをしても感謝が少ないと「裏切られた」と感じる
◦ 「良いことをしてるから◦◦だろう」と期待しすぎない ◦ でも心の底から期待しないことは難しい ◦ 期待を拠り所にしすぎると大きくモチベが下がる原因に 自身が「感謝を期待している」ことを知る 15
/ 47 • 感謝や評価を期待しすぎないようにする • 誰かを賞賛したり感謝を伝える人は少ない ◦ ポジティブな声は小さく、ネガティブな声は大きくなる ◦ 最近誰かを褒めたり感謝を伝えた記憶ないのでは?
• 評価を「減点方式」でつける人がおおい ◦ 絶対に100点を取れない環境にいる事を認識する ◦ 「期待を込めてマイナス」をつける人もいる 期待とうまく付き合う 16
モチベが落ちたらどうなるか 〜 の事例 〜 誰もが一度は経験するはず
/ 47 • 開催3回目にしてコロナ禍が直撃 ◦ 来場者数800名→200名まで減少 ◦ 緊急事態宣言で計3回の開催中止 ◦ 運営資金を集めづらい(次ページ参照)
◦ やりたいことがやれない • オフライン開催を継続しつづけてきた ◦ くわしくはこちらの発表資料を参照 予測不能な原因でどん底に落ちる 18
/ 47 • 中止するとすべて水の泡になる ◦ 中止に伴う作業は労力だけで何の価値も生み出さない ◦ 中止しても固定費はかかるため赤字が続く • 協賛を打ち出しづらい
◦ コロナ禍に協賛を求めてもよいか(心理的ハードル) ◦ 協賛企業の期待を満たせない ◦ 協賛企業の資金状況もよくない コロナ禍で虚無感に絶望する 19
/ 47 「協賛してください」と言えない個人的感情 VS それでも言わないと継続できない運営状況 20
/ 47 • もともと協賛で”儲けを出したくない”という方針 • 軌道に乗る前にコロナ禍になり内部留保もない • スタッフが減り、負担が増え、時間が限られる • 当然協賛企業が離れていく
• 協賛企業への不義理の申し訳なさで恥じるような状況も • モチベもお金もどん底になりネガティブループ 運営にまったく自信をもてない 21
/ 47 それでも 続けたい 22 続けるための言い訳を無限に繰り返す…
/ 47 「自分からはじめたことだから」 「誰かのためになることだから」 「文化が続いてほしいから」 23
/ 47 • 辛い状況になって止めるのは当然 ◦ 逃げ出すことは恥じゃないし、逃げ出せないことはない ◦ 撤退基準をあらかじめ決めておくと気持ちが楽になる ◦ 進むも戻るも判断を迷うことがいちばんのストレス
• もっとも重要なのは”自分自身”の生活 ◦ 体や精神の健康を害さない・家族に迷惑をかけない ◦ 時間・金銭などで負担になりすぎない ◦ あなたの拠り所になる価値は?それをどうしたら守れる? 最終決断は自分次第だと知る 24
/ 47 • 自分の活動に価値を感じてくれる人が絶対にいる • 困ったら発信すればいい ◦ 失敗談にだって耳を傾ける人はいる ◦ 相談するだけでいい考えが浮かぶかも
◦ 事態が好転するきっかけになるかも • どこからでもやり直せるし挑戦し直していい • もし批判されてもその人の声が大きいだけ 孤独を抱え込まない 25
熱量の違いに焼かれない 複数人で関わるとき
/ 47 • できることから順番に消化されている ◦ 得意なこと、やりたいこと、やりやすいこと ◦ 残るものが絶対に発生する • 残るものに押しつぶされる瞬間がくる
◦ 誰もやりたがらないことばかりやってない? ◦ 最近自分しか手を動かしてない? ◦ これの進捗ってどうなってるんだろう? 貢献は「行動」の積み重ね 27
/ 47 「協力関係」を理解する • 全員が自分ごとにするのは難しい ◦ 「全員で作り上げていく」を理想にしすぎない ◦ 「手伝っている」と思う人が大多数 •
割り切らなければならないこともある ◦ メンバー全員にとってその活動が最優先ではない ◦ 何か得意なことひとつから協力関係を築く ◦ 相互に長く続けていけるように努力する 28
/ 47 • 全部自分がやっていると錯覚する ◦ どうしても作業が集中しがち ◦ 「意見を出すより手を動かして」と思うと危険サイン ◦ 「意見を出すならそれやってよ」はかなり危険サイン
• 全部自分でやらなきゃと錯覚する ◦ 自分以上に品質にこだわれる人はいない ◦ 全部チェックする?だめ出しする?やり直す? • どこかで妥協しないと破綻する リーダーは抱え込みがち 29
/ 47 • 「どんな成果を出しているか」を相互に仲間に伝えていく • 妥協しやすいところから委譲範囲を広げる • 妥協できないところがどこかをしっかり考える • 委譲できる環境を作っていく
• 具体的な指示を出せる状況を作っていく • 誰がいつ抜けてもいい心構えと状況を作っておく 「想い」を委譲していく 30
/ 47 思い悩んだとき、 「マネジメントの修行だと思う」 31
/ 47 • 人がやめる理由は無限にある ◦ ライフステージが変化した ◦ 他にやりたいことがある、時間が作れない ◦ 作業が難しくてできない、期限を超えて報告しづらい
◦ 人間関係が気まずい ◦ モチベーションが途切れた • 逆に人はなかなか増えづらい 組織は移り変わる 32
/ 47 • 責任感が自分を辛くする瞬間がある ◦ 自分だけは逃げちゃだめだ ◦ 何かあったら責任をとらなきゃ ◦ 誰もやらないから自分が全部やらなきゃ
◦ 協賛金をもらってるから最後までやらなきゃ ◦ 誰かに迷惑がかかるから最後までやらなきゃ • 周囲との温度差が増えると自身の熱量で焼ける • マイルストーンに最低限必要なことを定めよう 「自分だけ普遍」に陥らない 33
/ 47 • 金銭報酬がない活動でも感情報酬は存在する ◦ ワクワクできる、幸せを感じられる、達成感がある ◦ 活動によって得られる感情が報酬になる • 個人ごとに異なる感情報酬の期待値を知ることが大切
◦ 活動によってどんな成果を得たいのかを知る ◦ 可能な限り対話の機会や探る手段をつくる ◦ 達成、親和、権力、回避(マクレランドの欲求理論) 感情報酬を理解する 34
/ 47 • 世の中は2つの事象にわかれる ◦ 自分ではどうしようもできないこと ◦ 自分でどうにかしなくてはならないこと • 自分でやるべきことだけに力を注げる状態にする
◦ 自分が注力すべきことを考え優先順位をつける ◦ 自分でやりきれないことは”どうしようもないこと” • 最悪逃げ出せないことなんてない マインドセットを変える 35
貢献を継続するために チップ&ノウハウ
/ 47 • 小さな成功体験の積み重ねが自信につながる ◦ たとえばドキュメント修正でも貢献の実績になる ◦ 小さい単位で挑戦すると高い壁に心を折られない ◦ 少しずつ大きなことに挑戦できるようになる
• やってみないと得意かどうかわからない ◦ すべては未知な体験だからまずはやってみる 成功体験を作ろう 37
/ 47 • 大事なのは「どう成功するか」ではなく「どう貢献するか」 • 成功と思えるようなロールモデルはだいたいキラキラ事例 ◦ 大きなインパクトを与える貢献ばかりが重要ではない ◦ 成功の定義を大きく持ちすぎないようにしよう
• 貢献の考え方は人それぞれ ◦ 多くの人に小さな価値を届けるのか ◦ 誰かひとりに大きな価値を届けるのか 大きな成功を価値基準にしないでおこう 38
/ 47 • 経験のないことに失敗を恐れない ◦ やらない→とりあえず挑戦してみる ◦ 挑戦できる環境=失敗を恐れなくていい状態にする ◦ 何があっても支えてもらえると思わせる状況を作る
• 継続するとあらゆる予測不可能な事態が起こりえる ◦ すべてにあらかじめ対応できない ◦ 柔軟に適応しようと構えておくといい 挑戦を楽しいと思おう 39
/ 47 • 品質の谷 ◦ 品質がある点より低い→応援したい ◦ 品質がある点より高い→アラが気になる • 形ができていくほど批判しやすくなる
◦ 「ここが足りない」「自分ならこうする」 ◦ 「こうしておけばよかったのに」 ◦ 逆に形がみえない間はなにも言われない • 周囲の声に振り回されない、完璧なんて存在しない 完璧を目指さないようにしよう 40
/ 47 • 自分にとって過剰な力はかけ続けられない ◦ 継続=持久走、力の配分を考えよう ◦ 人や金が減ればその分できることが減る ◦ 人や金が増えてもリニアにはスケールしない
• 自然と最低限やるべきことに落ち着いていく ◦ 極力省コストでできることを考える ◦ 自分たちにとって大切にしたい部分を優先する 消費カロリーを抑えよう 41
/ 47 • 人は頼られると嬉しい ◦ どんなつながりでも頼ってみよう ◦ 悩む=真剣に向き合っているということ • 発信しつづけよう
◦ 発信していれば人と話す機会が増える ◦ 話す機会が増えれば相談できる相手が増える ◦ 相談できれば解決に近づく 人を頼ろう 42
/ 47 • どんなに正しいことを続けても失敗を経験する ◦ 人間は誰だって絶対に間違える ◦ 苦手でやりきれないこともある ◦ 些細なことが大きな問題に繋がることもある
• むしろ間違えなければ成功できない • 間違いを犯した自分を許容しよう 間違いを許容しよう 43
/ 47 • 人は”できなかったこと”に後悔する ◦ あのときにこれをやっていれば… ◦ あのときにこれに気づいていれば… ◦ あのときにこれをやる余裕があれば…
• 無理せずできることから始めよう ◦ 絶対に「やりたいこと>やれること」になる ◦ 「検討する」「諦める」「後悔するなら次回やる」 できることから始めよう 44
/ 47 • 認知は時間とともにずれる 📝 時間があまった時用のネタ帳 45
/ 47 • 感謝されるための認知向上活動をしよう • 感謝に期待しすぎないように注意しよう • 妥協できない範囲と優先順位を決めておこう • 自分ではどうしようもないことに心を痛めないようにしよう
• 諦めたり間違った自分を責めないようにしよう • 孤独にならないように自己開示して周囲を頼ろう • こだわりを残しつつ完璧を目指さないようにしよう • ずっと走り続けるためにカロリー消費を抑えよう 📝 まとめ 46
/ 47 マネジメントのプロじゃない、 イベント専業でもない、 どちらかといえばコミュ能力が低い エンジニアたちが作り上げています! ぜひ暖かい目で見守ってください 47
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