Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

エンドユーザー視点で見る SansanのMeraki活用と内製自動化

エンドユーザー視点で見る SansanのMeraki活用と内製自動化

■ イベント
Best Engineer Awards 2026 by Cisco Japan 表彰式

■登壇概要
タイトル:エンドユーザー視点で見るSansanのMeraki活用と内製自動化
登壇者:コーポレートシステム部 正⽊和俊

■ 技術本部 採用情報
https://media.sansan-engineering.com

Avatar for SansanTech

SansanTech PRO

August 05, 2026

More Decks by SansanTech

Other Decks in Technology

Transcript

  1. 正⽊ 和俊 技術統括本部 コーポレートシステム部 IT Service Managementグループ 写真が⼊ります ・コーポレートエンジニアとして、社内ネットワーク・デバイ ス・セキュリティを担当

    ・Cisco Meraki を中⼼としたオフィスネットワーク基盤を構 築・運⽤ ・Meraki API を活⽤した運⽤の⾃動化・可視化に取り組んでい ます
  2. 会社概要 Sansan株式会社 設⽴ 資本⾦ 2007年6⽉11⽇ 73億50百万円(2026年2⽉28⽇時点) 主な提供サービス Sansan Bill One

    Contract One 上場証券取引所 代表者 東京証券取引所 プライム市場 寺⽥親弘 事業 働き⽅を変えるAXサービスの企画・開発・販売 拠点 本社 関⻄⽀店 福岡⽀店 中部⽀店 サテライト オフィス Sansan神⼭ラボ Sansan Innovation Lab Sansan⻑岡ラボ Eight Sansan Data Intelligence 「Sansan」に込めた想い “San”(〜さん)は、英語の“Mr.”や“Ms.”にあたる グループ会社 © Sansan, Inc. Sansan Global Pte. Ltd. (シンガポール) Sansan Global Development Center, Inc. (フィリピン) Sansan Global (Thailand) Co., Ltd.(タイ) ナインアウト株式会社 株式会社⾔語理解研究所 Eightキャリア株式会社 「⼈」を象徴する⾔葉です。 Sansanは、⼈と⼈、そして出会いを表します。 “世界を変える出会い”を⽣み出したい。 ⾚いラインには、そんな想いがこめられています。
  3. サービス Sansan株式会社の働き⽅を変えるAXサービス ⽣産性を向上させ、企業のAI活⽤を最⼤化するデータベースとしても貢献できる 「働き⽅を変えるAXサービス」を提供します。 法⼈向け 個⼈向け 名刺管理から、収益を最⼤化する AI契約データベースが、利益を守る 経理DXから、全社の働き⽅を変える ビジネスデータベース

    取引管理サービス 経理DXサービス 名刺アプリ 営業 契約 請求 名刺管理 データクオリティマネジメント 各サービスの活⽤で変わる働き⽅ 必要な情報を すぐに⾒つけられる © Sansan, Inc. 情報の管理がしやすく すぐに共有できる 情報を分析・活⽤しやすく データに基づいた判断ができる
  4. 組織体制 4つの主軸プロダクトごとにフロント&プロダクト機能を集約 Sansan事業部 Bill One事業部 Contract One Unit マーケティング、 マーケティング、

    マーケティング、 インサイドセールス、営業、 インサイドセールス、営業、 インサイドセールス、営業、 カスタマーサクセス カスタマーサクセス カスタマーサクセス ブランディング ブランディング など ブランディング など など コーポレート システム部は 技術本部配下 ©Sansan, Inc. Eight事業部 マーケティング、営業 技術本部 エンジニア、研究開発(R&D)、 システム管理、CSIRT コーポレート本部 総務・法務、財務・経理など 人事本部 採用、労務、育成、制度設計・運用など その他の部門 PR、ブランディング、ビジネス開発、グローバルビジネス推進 など など など
  5. 社内ITサービス 業務支援/管理ツール フロントビジネス コーポレート コード管理 ホワイトボード / デザイン パスワード管理 業務支援

    / RPA GitHub Miro / Figma / Adobe Creative Cloud 1Password kintone / Coopel 営業DX 営業支援 BI / ダッシュボード Sansan Salesforce / Gainsight / Zendesk / MiiTel / amptalk Looker 人事 / 勤怠システム 購買WF / 精算管理 / 契約管理 財務 / 経理 / 会計 採用管理 規定管理 Workday Contract One / CloudSign / ServiceNow / Bill One 勘定奉行クラウド Talentio KiteRa グループウェア ビジネスチャット ストレージ ナレッジ Google Workspace / Microsoft 365 Slack Box Notion コミュニケーション/OA環境 インフラ ©Sansan, Inc. タスク・チケット管理 電話 / FAX / 会議 受付 / ドアセキュリティ Jira / Asana / ServiceNow MOVFAX / Zoom WorkstyleOS / LENEL S2 Workhub / ExSG Public Cloud Service Network Idp / IDaas MDM AWS / Azure Cisco Meraki / Catalyst Okta Jamf Pro / Microsoft Intune ※プロダクト/一部セキュリティ製品は対象外
  6. なぜ、受賞できたのか 01 02 03 従業員体験の向上 価値検証と提供の速さ 社内に閉じない発信 Merakiを使うにとどまらず、活用や CSMとのPoCから本番運用まで素 得られた知見を社内に閉じず、

    内製/自動化により、日々のネット ワーク運用体験そのものを改善。 早く両立。 Sansan Tech BlogやCisco公式ブロ グで公開。 有効活用・スピード・発信。この3つを両立できたことが、今回の評価につながったと考えています。 ©Sansan, Inc.
  7. Sansan Tech Blogで公開中 SANSAN TECH BLOG 2026.04.14 オフィスネットワークへの向き合い方:SansanのNW診断・改善アプローチ 2026.01.21 ネットワーク運用、まだ手動ですか?Meraki

    API×AIで定義する次世代の運用スタイル 2025.10.08 6GHz SSID導入への挑戦:高密度オフィスWi-Fiの混雑をどう解消したか 2025.06.02 本社移転に伴うネットワークの再設計と内製構築の舞台裏 各記事は Sansan ブログ Cisco などで出てきます ©Sansan, Inc.
  8. Meraki活⽤の実際 使用しているもの 活用例 社内ネットワーク機器 Merakiダッシュボードの利活用 Meraki MX / MS /

    MR 日々の運用・トラブルシュートの起点に Catalyst(Meraki OS) Meraki APIを用いた内製ツール VPNクライアント 可視化・AI連携ツールを自社開発 Cisco Secure Client Terraformを用いたコード管理 SIEM 管理者運用をコードで宣言的に管理 Splunk ©Sansan, Inc.
  9. Meraki活⽤の実際 課題把握から改善まで、日々の運用をこの4ステップで回す 01 02 03 04 よくある課題 診断指標 見るツール 改善アクション

    「つながってるのに遅い」 RSSI・SNR Merakiダッシュボード RFプロファイル調整 「特定エリアだけ遅い」 チャネル干渉 API × Notion AP増設・再配置 「突然切れる」 DFSイベント Ekahauサーベイ 6GHz帯への誘導 感覚ではなく、指標とツールで判断する運用へ。 ©Sansan, Inc.
  10. 内製の強み① Terraformによる管理者運⽤のIaC化 Cisco 公式ブログでも紹介された、Meraki 管理者運用の IaC 化事例 Before ─ 手動運用

    After ─ IaCで宣言的に 手動による複数Orgへの個別登録 コードで定義し、Gitでバージョン管理 2FA設定状況の追跡に注意が必要 2FA・APIキーの利用状況を自動収集+可視化 APIキー利用の可視性が乏しい 高リスクな管理者アカウントを検知 監査証跡の準備に多くの工数 変更履歴がそのまま監査証跡に Cisco CSMチームとのPoCを起点に、Sansan独自の本番ソリューションへ発展 監査性・再現性・変更頻度を基準に、管理者運用から着手。今後は別設定にも挑戦。 ©Sansan, Inc.
  11. 内製の強み② Meraki API × Notion による可視化基盤 「なんとなく良くなった」から「数値で証明できる」へ 01 02 03

    04 Meraki API Notion DB 閾値監視 Slack通知 各フロアの5GHz / 6GHzチャ ネル使用率を定期取得 時系列データとして自動蓄積 設定した閾値の超過を検知 アラートを自動投稿 AP増設やレイアウト変更の判断に、明確なエビデンスを 6GHz帯の挙動変化を、ユーザー申告より先に検知した実例も。 ©Sansan, Inc.
  12. 内製の強み③ 公式AI Assistantの先へ 公式の制約を超えて、必要な機能だけを自分たちで実装 7月末に公式MCPの Beta版がリリース 公式 AI Assistant 自作

    Meraki MCP サーバー ダッシュボード上で自然言語の質問に回答 OpenAPI仕様 × FastMCPでツールを自動生成 仕様確認の一次窓口として活用 必要な約50エンドポイントのみを許可 他のMCPと組み合わせられない GETのみの読み取り専用でセキュリティを担保 都度ダッシュボードへのログインが必要 Claude Desktop / Cursorから自然言語で操作 アーキテクチャ AIアシスタント(Claude / Cursor) → MCP Protocol → Meraki MCP Server → Meraki API ©Sansan, Inc.
  13. 内製の強み④ Slack Bot化と導⼊効果 Amazon Bedrock AgentCore による常時利用可能な窓口へ Slackメンション → Amazon

    Bedrock AgentCore → Meraki MCP Server → Meraki API 作業後の正常性確認 83% 作業手順書のメンテナンス 75% 削減 1回60分 → 1回10分 1回2時間 → 1回30分 Slack上で「確認だけ」が完結する 依頼と結果が同じスレッドに残り、判断材料を文脈ごと追える。 ©Sansan, Inc. 削減
  14. 今後の取り組み 01 02 03 Wi-Fi 7への対応検討 SASEの導入 自動化・AIの拡大 MLO(マルチリンク動作)など新機 オフィス・リモートを問わず、統一

    MCPサーバー連携を拡大し、運用全 能を評価。Catalystスイッチ・ されたセキュリティポリシーを適用 体の効率化を推進。AI駆動型の自動 CW9174等を導入済みで、Wi-Fi 7の できる構成を検証。 化で運用スタイルを進化させ続ける。 導入を検討中。 Merakiと共に、運用のシンプル化をさらに前へ ©Sansan, Inc.