私の考えるCTOの役割は、技術を通じて会社を成長させることです。成長フェーズでは、リードエンジニアとしての役割が重要であり、採用やPMの仕事も増えてきます。初期フェーズでは少人数のエンジニアチームを率い、プロダクト開発環境の整備、技術選定、開発フローの設計を行い、最小限のプロダクトを開発しました。
現在のフェーズでは、チームとプロダクトのスコープが拡大し、不動産建築のDXプラットフォームの開発に注力していますが、開発リソースの不足や技術負債の返済が課題です。その中でカルチャーの醸成に力を入れ、共感する人材を集めています。
カルチャーはチームの基盤であり、カルチャーマッチしないメンバーの採用はコミュニケーションの問題やマネジメントコストの増加、離職リスクを招きます。PICKではカルチャーマッチを採用基準にし、評価制度に取り入れています。バリューを体現するメンバーを表彰し、カルチャーを醸成しています。
CTOとして、組織の成長を促し、カルチャーに即した行動を行うメンバーが成果を出すことが重要です。私は価値提供の質を落とさずに組織を成長させる責任を感じています。