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AIツール推進PJで学んだオーナーシップとリーダーシップ
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hiizkk
February 26, 2026
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AIツール推進PJで学んだオーナーシップとリーダーシップ
2026/02/26 多摩.dev #1 登壇資料
1年間AIツールの推進PJリーダーをやってきて、成果を出すのにオーナーシップやリーダーシップって大事だなと思ったことについて発表しました。
hiizkk
February 26, 2026
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Transcript
AIツール推進 PJで学んだ オーナーシップとリーダーシップ 前例のないPJをリードして気づいたこと 2026.02.26 多摩.dev #1 いいずか
今日話すこと 前例のない・答えのない PJで、 自分がやるべきことをどう定義して、どう動いたか。 オーナーシップ・リーダーシップは大事だったということを話します。 本発表はプロジェクトリーダーとしての私個人の視点・意見であり、所属会社の公式見解を代表するものではありません。 CTO/開発部長および PJメンバーの多大なる貢献により結果を出せた プロジェクトだと考えております。
このPJで自分が置かれた状況 部署横断で 12名 プロダクト(チーム)・インフラ・サポート ・SIの部署横断で1〜2名ずつ抜擢。 各自PJに割ける時間は2割 合併直後+生成AIツール台頭 ・部署横断でなにかやって連携を深めた い ・生成AIツールを業務に取り入れたい
など背景があり、プロジェクト発足 業務への適用が難しい目標 「工数10%削減」 当時、達成状況をどう示すか、どんな数 値が出せるかなど、誰も答えを持ってい なかった 👉 前例がなく不確定要素の多い状況。自分で決めていくしかなかった。
このPJでの自分のアクション 2025年4月〜2026年2月 Phase 1 2025年4〜5月 仕込み期 AI推進PJへの参加打診・承諾 CTO・開発部長へ目標の意図を確認 キックオフ前にアジェンダ作成 →
当日、議論 の中心に → そのままリーダー就任・役割を振 る 法務・情シスと審査フロー設計。 1ツール1ヶ月 の壁 → 5営業日ルールへ 開発フローをステップ分解して削減率を試算、 予算策定・目標再定義 Phase 2 2025年6〜9月 実行期 各種ツールの審査・導入 SNS等で情報収集し、自ら使いたいツールを 提案、気づいたら 9割自分発のツールだった Findy Team+ 導入を3人体制で組織に浸透さ せるプロジェクトとして立ち上げる 導入手順、MCP・Agent・Skillなどの機能面や 各ツールを使ってみた事例などを社内ドキュメ ント等で公開 チーム内外から AIへの様々な意見・感情と向 き合いながらPJを前進 Phase 3 2026年2月 締め アンケート作成・実施(活用状況・意識変化・不 安などを調査) Findy Team+で前期・今期のアウトプット量・ リードタイム分析 上記2つを元に数値に落とし込んだ成果報告 来期に向けての整備 +AIネイティブ開発チーム のメンバーに抜擢
自分がとったアクションを 4つにカテゴライズ 目標・タスクを自分で定 義する 誰よりも早くやる 軸をブラさない 周囲を巻き込む
やったことを整理する① 目標・タスクを自分で定義する 自分で情報を取りに行く 説明会前にCTO・開発部長へ目標の意図を確認。「工数 10%削減」は 役員向け説明用の数字だとわかった 目標の再定義 開発部長と協議し「工数10%削減」→「リリースサイクル短縮・アウト プット量増加」へ再定義 計測可能な数値化
予算策定:開発フローをステップ分解して削減率を試算 導入効果:Findy Team+導入でアウトプット量を可視化 軸をブラさない 様々な意見・感情が飛んできた 「全部AIに任せよう」「AIより俺が早い」など、チーム内外から AIへの多 様な反応 PJのゴールを判断軸に AIへの感情ではなく、成果への貢献を判断軸にした。周囲の空気に 引っ張られない AIツールは使う、でもアウトプットへの責任は持つ AIツール活用だけを目的とせず、アウトプットの速度・量・質をみる時 間を意図的に増やした
やったことを整理する② 誰よりも早くやる 段取りを前もって用意する PJキックオフの前、事前にアジェンダを作ってきたことで議論の中心 に。役割をその場で振り分けた ツール設定・やってみた事例を即公開 設定方法をSlack・社内ドキュメントで共有することによって、ツール活 用促進を狙った 積極的なツール提案 SNSで見つけたツールをすぐ試し、提案し続けた。「使えるかどうかは
使ってから判断」結果として 9割のツールが自分発に 周囲を巻き込む メンバーに役割を振る ツール担当、サブリーダー、ファシリテーターなど、役割を振ることで当 事者意識をもってもらう 関係者との合意をとりにいく ツールの審査フロー設計。法務・情シスと会話し 1ツール1ヶ月→5営 業日ルールへの合意いただく。 AI推進PJの派生PJを立ち上げる Findy Team+導入のためメンバー 1名をアサインし、開発部長含む 3 人体制でPJ化して推進
PJリーダーやってみて気づいたこと 自分が実践していたのは「オーナーシップ」と「リーダーシップ」 オーナーシップ 降りてきた目標を鵜呑みにしない。自分で情報を取りに行き、軸を持って再定義する。数値がなければ自分 で作る。 👉課題を「自分事」として捉え、 主体的に行動 し、最後まで責任を持ってやり遂げる姿勢 「誰かがやるだろう」ではなく、「俺がやる」と決めて 結果に責任を持つ
こと リーダーシップ 誰よりも先に動き、役割を振り、他部署を粘り強く巻き込む。好奇心に従って動き続けることが周囲を引っ張 る推進力になる。 👉チームや関係者を巻き込み、共通のゴールに向けて方向性を示し、 周囲を動かしていく力。 「自分だけでやる」ではなく、「 みんなを巻き込んで 」ゴールまでリードする事
この2つはオーナーシップ 目標・タスクを自分で定義する 自分で情報を取りに行く 説明会前にCTO・開発部長へ目標の意図を確認。「工数 10%削減」は 役員向け説明用の数字だとわかった 目標の再定義 開発部長と協議し「工数10%削減」→「リリースサイクル短縮・アウト プット量増加」へ再定義 計測可能な数値化
予算策定:開発フローをステップ分解して削減率を試算 導入効果:Findy Team+導入でアウトプット量を可視化 軸をブラさない 様々な意見・感情が飛んできた 「全部AIに任せよう」「AIより俺が早い」など、チーム内外から AIへの多 様な反応 PJのゴールを判断軸に AIへの感情ではなく、成果への貢献を判断軸にした。周囲の空気に 引っ張られない AIツールは使う、でもアウトプットへの責任は持つ AIツール活用だけを目的とせず、アウトプットの速度・量・質をみる時 間を意図的に増やした
こっちはリーダーシップ 誰よりも早くやる 段取りを前もって用意する PJキックオフの前、事前にアジェンダを作ってきたことで議論の中心 に。役割をその場で振り分けた ツール設定・やってみた事例を即公開 設定方法をSlack・社内ドキュメントで共有することによって、ツール活 用促進を狙った 積極的なツール提案 SNSで見つけたツールをすぐ試し、提案し続けた。「使えるかどうかは
使ってから判断」結果として 9割のツールが自分発に 周囲を巻き込む メンバーに役割を振る ツール担当、サブリーダー、ファシリテーターなど、役割を振ることで当 事者意識をもってもらう 関係者との合意をとりにいく ツールの審査フロー設計。法務・情シスと会話し 1ツール1ヶ月→5営 業日ルールへの合意いただく。 AI推進PJの派生PJを立ち上げる Findy Team+導入のためメンバー 1名をアサインし、開発部長含む 3 人体制でPJ化して推進
結果どうだったか 成果 / 反省点 成果 主戦力ツールの変化 Copilot中心 → Cursor・Claude Code・Figma
Makeなど多彩なツー ルへ移行 活用業務の広がり コーディングのAI活用割合増加。問い合わせ対応・調査・設計などに も拡大 アウトプット量増加 Findy Team+でPR数・マージ済みPR数・レビュー数を計測。前期比 で増加を確認 反省点・課題 レビュー時間が増加 AIによるアウトプット量増加に伴い、レビューの負荷が上がった 部署横断の施策は作れなかった 部署跨いだ施策はほぼできず、ツールを一緒に使ってみるくらいの関 係しか持てなかった 他チームの状況把握が不十分 他チームのコンテキストを把握するアクションをとれていなかった
まとめ 不確実・前例のないPJをリードして気づいたこと オーナーシップ • 目標を鵜呑みにせず、 • 軸を持って再定義する。数値がなければ作る • 説明責任は自身が持つ •
自分で情報を取りに行く リーダーシップ • 誰よりも先に動き、行動で示す • 役割を振り、当事者意識を生む • 関係者を早めに巻き込み、合意形成する 不確実性が高いPJほど、オーナーシップ × リーダーシップ が問われる