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チームをチームにするEM

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December 08, 2025

 チームをチームにするEM

人は集合するだけではうまく働けない。
メンバー同士のやりたいことや方向を揃えて、全員が成長できる環境、それが良いチームだと考えます。
私はマンガメディアチームでアプリケーションエンジニアとして長く働き、チームの初期から関わってきました。
エンジニアとしてチームにいた人間がEMになると、信頼関係や文脈を活かして強いチームを作ることができると考えます。
今日はチーム内EMの仕事を紹介します。

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December 08, 2025
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Transcript

  1. 学生時代〜今まで • 学生時代 ◦ ペアプロが遊び ◦ 研修所を借りて開発合宿 • 新卒入社 ◦

    ブログチーム ◦ インターンメンター ◦ アルバイトメンター ◦ 他人へのおせっかい ◦ 面倒見のいい人と言われてきた 4 インターン生におにぎりを持っていく様子(2012)
  2. 技術への関心から、人への関心へ • 技術が好き ◦ プログラミングが好き。行き詰まったら散歩して悟りを得て帰って来る • 技術を使う人に関心が出てくる ◦ 人間が揉めるとプロダクトが完成しない、リリースできない ◦

    技術的な問題は解消できるが、人間関係の問題はなかなか解消しない • 複数人での技術の使い方、向き合い方を揃えるための活動 ◦ 認識を揃えるための図、誰が書いても同じになるようなフレームワーク 7
  3. 環境への関心 • シニアエンジニア(2017〜)やテックリード(2019〜2020)のロール ◦ 社員のメンターとして振る舞う ◦ 遠方メンバーと会話するため月1で出張 • チーム内エンジニア全員のメンターを担当 ◦

    あちこちで話していると、誰がどんなことで困っているか把握できていく • 共通の困りごと ◦ ふりかえり会・KPT会のTRYなどを使ってボトムアップに環境改善 8
  4. 全員が全員を助け合う環境 • 開発、リリースといった短期的な成果だけではなく、長期的な成果を生み出す環境を重視 ◦ メンバー間が助け合い、成長できる環境 • 1on1で目標達成へのアクションを話し合う • 1on1on1でお互いの目標を見せ合い、助け合う ◦

    「この人はこんな目標だから、この人の支援のために私はこうします」 ◦ 「この人の成長のためにタスクのアサインを入れ替えよう」 • 締め切りも助け合い ◦ タスクを配りあうなどして、マイルストーンは守る ▪ 急にタスクを引き取れる関係づくり 12
  5. 成長を軸にしたアサイン • 「誰に任せたら一番伸びるか」で仕事を決める ◦ 期日・品質と成長機会の両立 • 文脈と信頼があるから実現できる ◦ メンバーのこれまでの経験や、新しく直面する部分が分かる ◦

    過去のプロジェクトとの関連がわかる ▪ 技術的に、まったく新しい?似た構成のプロジェクトがあった? ▪ 前のプロジェクトの進行ではどこで苦労した? • 経験のあるメンバーには、アドバイス係として活躍してもらう • 簡単に達成できる仕事では、来たときよりも美しくなるよう応援 15
  6. 移譲を成長機会として活用 • 村制度:2〜3名のエンジニア+企画で村を構成、村長が設計・技術判断 ◦ スプリント計画も、まずは村内で ◦ 見通しを持って開発し、村内助け合いができるようになった • デリゲーションポーカー:決定権の擦り合わせ ◦

    以前は忙しい時期は即断即決で、「こうしたらいいんじゃない?」を伝えていた ◦ 「助言する」から「尋ねる」に、移譲レベルを上げる ◦ A/B案ではなく「イチオシ案を持ってくる」練習 17