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シビックテック: ICTを使って地域課題を自分たちで解決する

シビックテック: ICTを使って地域課題を自分たちで解決する

REMOTE CAMPUS (リモートキャンパス)
https://peraichi.com/landing_pages/view/remotecampus

日時: 2020/06/02 (火) 8:00-9:30
タイトル:「シビックテック: ICTを使って地域課題を自分たちで解決する」
YouTube: https://www.youtube.com/watch?v=3sSSyZXVgXE

Hiroshi Omata

June 02, 2020
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Transcript

  1. Who am I 小俣 博司 / OMATA, Hiroshi デベロッパー +

    α 人間都市情報学。情報技術と社会基盤学(土木工学)を融合 させた分野で、例えば地理空間情報や人々の移動など,都市 に関する様々な情報を収集・分析し,人々の生活改善や地域 課題解決に活かすための研究活動を行っている。 オープンデータ、オープンガバメント、シビックテックの普 及活動をしている。 日本の自治体で初めて「オープンデータ」に取り組んだ福井 県鯖江市の取組に当初より携わり、2014年9月から翌3月ま で、Code for Japanのフェローとして福島県浪江町役場に 勤務し町民向けタブレットアプリ開発に関わった。 Twitter: @homata Facebook: op.homata
  2. EDIT your City (君の街を編集せよ) 12 地域にある文化財や観光名所などの情報を自分たちの手で手軽に 発信する。 ⚫ Wikipedia Town/

    Wikimedia commons ✓地域の百科事典 ✓誰でも編集できるフリー百科事典 ⚫ OpenStreetMap ✓地域の地図 ✓自由な地図をみんなの手に ⚫ LocalWiki ✓地域の情報 ✓世界中のローカルな知識をオープンにする収集
  3. オープンデータのはじまり • オープンデータの概念は新しいものではないが、2003年にEU が発表したPSI指令(Public Sector Information Directive 2003/98/EC)が始まりとも言われている • 2004年にRufus

    Pollock(ルーファス・ポロック)によって英国 のケンブリッジにおいて、オープンデータを推進する世界的 NPOのOpen Knowledge Internationalが創立された • 2013年のイギリス北アイルランドのロック・アーンにて開催さ れたG8サミットにおいてオープンデータ憲章が国際公約として 合意されたのが大きなキッカケでもある
  4. オープンデータ • 透明性・信頼性向上 • 政府:民主主義の質を高める • Open by Default:原則オープン •

    国民参加・官民協働 • 行政:自分たちで社会を作る • Government as a Platform:大きな社会 • 経済活性化・効率化 • 経済:価値を生み社会を豊かにする • Oil of the 21st Century:社会的な資源 • 経済活性化だけでない。 • 教育や官民のコミュニケーション、社会課題解決など影響は広範。 • アプリ開発は手段の一つ。紙に印刷することも立派な利活用。 • 情報や文書の問題でもある。IT(情報技術)分野だけの問題ではない。 オープンデータ (=開放資料) 誰もが、いかなる目的でも、 自由に使用・編集・共有 で きるデータ https://www.slideshare.net/MasahikoShoji/ss-86709521 個人情報等は、個人が特定 できないように加工する
  5. オープンデータと個人情報 • 個人データ保護規則の厳格化 • データのオープン化を進め再利用する際は、常に個人情報の取り扱い が課題となる • GDPR (EU一般データ保護規則) •

    General Data Protection Regulationの略 • EUにおける個人情報保護の枠組みで、個人データ(personal data) の処理と移転に関するルールを定めた規則。2018年5月25日に施行 • 個人データを収集、処理をする事業者に対して、多くの義務が課され る • 守らないと、前年度の全世界売上高の4%もしくは2000万ユーロ(1 ユーロ125円とすると25億円)のどちらか高い方が制裁金
  6. ⚫ 利用許諾とライセンス ⚫ 利用する為の許諾やルールがある ⚫ 著作物(著作権)と工業所有権 ⚫ データや写真などの著作物(著作権)や工業所有権には知的財産権がある ⚫ 特許権、実用新案権、意匠権、商標権

    ⚫ 肖像権と商標 ⚫ 人物の肖像権や商標(ロゴマーク)などの諸権利がある ⚫ 測量法 (地図) ⚫ 地図には著作権法でOKでも測量法で再配布が禁止されているものがある ⚫ 個人情報 ⚫ 個人情報保護法に抵触するものは使えない ⚫ ファクトチェック (事実検証行為) ⚫ メディアやインターネットで報じられてる情報の真偽の確認 データを安心して利用するには
  7. Society 5.0(ソサエティー5.0) 53 日本が提唱する未来社会のコンセプト 狩猟社会(Society 1.0) 農耕社会(Society 2.0) 工業社会(Society 3.0)

    情報社会(Society 4.0) 人類がこれまで歩んできた社会に次ぐ社会 Society = 社会、地域社会