Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
カウシェで Four Keys の改善を試みた理由
Search
ike
April 25, 2025
Programming
260
1
Share
カウシェで Four Keys の改善を試みた理由
ike
April 25, 2025
More Decks by ike
See All by ike
人ありき → AIありき、に変化させていったレコメンド体験
ike002jp
0
66
「コードの90%をAIが生成」 どう実現したか?開発はよくなったか? 〜プロヒス アフターイベント編〜
ike002jp
0
39
LLMでソフトウェアエンジニアリングを改善 / 「コードの90%をAIが生成」どう実現したか?開発はよくなったか?
ike002jp
2
710
2ヶ月で生産性2倍、お買い物アプリ「カウシェ」4チーム同時改善の取り組み
ike002jp
2
230
Other Decks in Programming
See All in Programming
ソフトウェア設計の結合バランス #phperkaigi
kajitack
0
130
Liberating Ruby's Parser from Lexer Hacks
ydah
2
1.3k
AIベース静的検査器の偽陽性率を抑える工夫3選
orgachem
PRO
3
310
LM Linkで(非力な!)ノートPCでローカルLLM
seosoft
0
500
〜バイブコーディングを超えて〜 チームで実験し続けたAI駆動開発
tigertora7571
0
110
アーキテクチャモダナイゼーションとは何か
nwiizo
19
5.2k
Claude Codeをカスタムして自分だけのClaude Codeを作ろう
terisuke
0
140
CursorとClaudeCodeとCodexとOpenCodeを実際に比較してみた
terisuke
1
470
Coding at the Speed of Thought: The New Era of Symfony Docker
dunglas
0
5k
Lightning-Fast Method Calls with Ruby 4.1 ZJIT / RubyKaigi 2026
k0kubun
3
410
tRPCの概要と少しだけパフォーマンス
misoton665
2
210
PHP で mp3 プレイヤーを実装しよう
m3m0r7
PRO
0
280
Featured
See All Featured
Measuring Dark Social's Impact On Conversion and Attribution
stephenakadiri
1
190
Docker and Python
trallard
47
3.8k
GitHub's CSS Performance
jonrohan
1032
470k
Leveraging Curiosity to Care for An Aging Population
cassininazir
1
220
How to optimise 3,500 product descriptions for ecommerce in one day using ChatGPT
katarinadahlin
PRO
1
3.5k
Thoughts on Productivity
jonyablonski
76
5.1k
The Success of Rails: Ensuring Growth for the Next 100 Years
eileencodes
47
8k
Dominate Local Search Results - an insider guide to GBP, reviews, and Local SEO
greggifford
PRO
0
140
世界の人気アプリ100個を分析して見えたペイウォール設計の心得
akihiro_kokubo
PRO
69
39k
svc-hook: hooking system calls on ARM64 by binary rewriting
retrage
2
210
A designer walks into a library…
pauljervisheath
211
24k
Git: the NoSQL Database
bkeepers
PRO
432
67k
Transcript
カウシェで Four Keysの改善を試みた理由
池松恭平 / ike @ike002jp 2021/05〜 カウシェ ・バックエンドエンジニア ➝ EM / PdM
➝ CTO 2014/04〜 DeNA ・バックエンドエンジニア / EM
タイトル 「ソーシャルEC」 × 「発⾒型EC」 創業5年を迎え、誰もが⽇常的に使うECとなるべく挑戦中
はじめに • Four KeysをFindy Team+で可視化する ➝ 定量改善のサイクルを回す • この活動を開始‧推進するにあたって、いくつか疑問があった 10.5件/⽇
21.5件/⽇ 4チーム(Backend8名、Mobile5名)で25年1⽉から2ヶ⽉間で⼤きく改善した様⼦
何かというと • Four Keysって本当に上げる意味があるのだろうか? ※ DORAチームが専⾨的に研究したものがベースになっているものの • 「どうやるか」もあるが「なぜやるか」に対するいくつかの疑問
内容 何が疑問だったか どう整理したか (と、整理していく中で参考になった情報)
何が疑問だったか (1) • SPACEとか他にも多数あるが、Four Keysでいいんだっけ? • ユーザー価値を速く、多く届けるのが重要、 少⼈数で事業KPIをどれだけ上げられるか?それを追い求めればよいのでは?
何が疑問だったか (2) • ハックできそう • 数値が適切に改善された、って、どうやれば⾔えるんだろう (ハックとの境界ってどこだ)
何が疑問だったか (3) • 改善に対する費⽤対効果ってどうなる? • 時間投下するからには、事業に紐づくリターンが何かあるはずだが、何になるんだ? (時間削減? 開発者体験向上による組織エンゲージ向上? 外部発信効果?etc)
何が疑問だったか (1) と整理 • 疑問:Four Keys、SPACE、事業KPI? • 整理:"⽣産性"の定義認識と、そのうえで、どのレベルに優先的にフォーカスするか ◦ レベル1は、技術系職種こそが最も中⼼的に責任を果たせる
◦ かつ積極的に果たすべきで、それがあったうえでCPO領域要素が強いレベル3がある ◦ レベル1は、レベル3に取り組むためにも技術組織として必要条件 参考記事:開発⽣産性について議論する前に知っておきたいこと(こちらから上記図は引⽤)
何が疑問だったか (2) と整理 • 疑問:ハック? それとも適切な数値改善? • 整理:指標と、その指標のバックグランドとなっているモデルに基づいた改善アクションを設定できるか ◦ ⼀般論として、ハックできない数値なんてない(売上だってNorth
Startだってハックできる) ◦ Four Keysは「DevOps能⼒ ➝ Four Keys ➝ 組織パフォーマンス」なモデル(どのDevOps能⼒改善するかが重要) ▪ 参考記事:『LeanとDevOpsの科学』をきちんと解読する 〜Four Keys だけじゃ絶対もったいない(以下の図はこちらから引⽤) ▪ 参考図書:LeanとDevOpsの科学
何が疑問だったか (3) • 疑問:費⽤対効果をどう算出? 削減コスト? 組織エンゲージ? 対外PR? • 整理:「時間削減インパクト 」と「価値の⽣み出し構造における位置付け」の2観点
◦ 時間削減は「⼀⼈あたりDeploy数がX%改善 ➝ そのうちのY%は時間削減寄与ありと仮定」などで試算 ◦ 価値の⽣み出し構造 ▪ カウシェ構造は右図 • 参考:CTOの頭の中:技術を財務で表現する (右図はこちらから引⽤) ▪ 施策ヒット率 × 流量 • 流量 ≒ 施策数, 実験回数(図だとG/P) • 流量はFour Keysそのもの
まとめ • Four Keysの改善を試みた理由について紹介 ◦ 会社ごとの違いがあり、位置付けも様々と思うが、カウシェにおける例を紹介 ◦ やる意味はあるだろう、と考えていたが、正直、疑問もあったのが最初 ◦ ⾃分の中で位置付けが整理されたことで、推進はしやすくなった
◦ 推進⽅法は以下を参照 ▪ 2ヶ⽉で⽣産性2倍、お買い物アプリ「カウシェ」4チーム同時改善の取り組み • 採⽤中 ◦ Backend, iOS, Android, ML, PdM, Designer, …