Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
DDDモデリング勉強会 #9
Search
株式会社Jurabi
October 01, 2024
Programming
0
13
DDDモデリング勉強会 #9
DDDモデリング勉強会#9 の発表資料
ドメインイベント、アグリゲーションルート、結果整合性に焦点を当てて、モデルを作成するハンズオン です。
株式会社Jurabi
October 01, 2024
Tweet
Share
More Decks by 株式会社Jurabi
See All by 株式会社Jurabi
DDDモデリング勉強会 #6
jurabi
0
19
DDDモデリング勉強会 #7
jurabi
0
8
Deep Learning勉強会 逆伝播の仕組み
jurabi
0
14
RDBの世界をぬりかえていくモデルグラフDB〜truncus graphによるモデルファースト開発〜
jurabi
0
270
Other Decks in Programming
See All in Programming
2025.01.17_Sansan × DMM.swift
riofujimon
2
670
SpringBoot3.4の構造化ログ #kanjava
irof
2
780
ファインディの テックブログ爆誕までの軌跡
starfish719
1
790
“あなた” の開発を支援する AI エージェント Bedrock Engineer / introducing-bedrock-engineer
gawa
10
1.4k
CloudNativePGがCNCF Sandboxプロジェクトになったぞ! 〜CloudNativePGの仕組みの紹介〜
nnaka2992
0
190
ASP. NET CoreにおけるWebAPIの最新情報
tomokusaba
0
220
ecspresso, ecschedule, lambroll を PipeCDプラグインとして動かしてみた (プロトタイプ) / Running ecspresso, ecschedule, and lambroll as PipeCD Plugins (prototype)
tkikuc
2
2.3k
Simple組み合わせ村から大都会Railsにやってきた俺は / Coming to Rails from the Simple
moznion
3
3.7k
ゼロからの、レトロゲームエンジンの作り方
tokujiros
3
1.2k
[Fin-JAWS 第38回 ~re:Invent 2024 金融re:Cap~]FaultInjectionServiceアップデート@pre:Invent2024
shintaro_fukatsu
0
360
カンファレンス動画鑑賞会のススメ / Osaka.swift #1
hironytic
0
200
Оптимизируем производительность блока Казначейство
lamodatech
0
990
Featured
See All Featured
Typedesign – Prime Four
hannesfritz
40
2.5k
Designing for Performance
lara
604
68k
Responsive Adventures: Dirty Tricks From The Dark Corners of Front-End
smashingmag
251
21k
The Art of Programming - Codeland 2020
erikaheidi
53
13k
Navigating Team Friction
lara
183
15k
How STYLIGHT went responsive
nonsquared
96
5.3k
Distributed Sagas: A Protocol for Coordinating Microservices
caitiem20
330
21k
Side Projects
sachag
452
42k
Java REST API Framework Comparison - PWX 2021
mraible
28
8.4k
Writing Fast Ruby
sferik
628
61k
The Invisible Side of Design
smashingmag
299
50k
CoffeeScript is Beautiful & I Never Want to Write Plain JavaScript Again
sstephenson
160
15k
Transcript
DDDモデリング勉強会 第9回 2016/9/2 (金) 19:00 – 20:30
アジェンダ • ドメインイベント、アグリゲーションルート、結果整合性 • モデリングのお題 • モデリング • 総括 2
ドメインイベント、アグリゲーションルート、結果整合性 1トランザクションのシステムの例 受注から在庫確認、注文確定、在庫引当など、全部1トランザク ションで整合性を保って処理 3 <Root> 販売管理 在庫管理 同一トランザクションで 処理する範囲
ドメインイベント、アグリゲーションルート、結果整合性 システムが分散する例 • ドメインイベントでアグリゲーションルート間の連携をとる • 完全な一貫性を実現することは困難 4 <Root> 販売管理 <Root>
在庫管理 別々のトランザクションで処理 複数のアグリゲーションルート
ドメインイベント、アグリゲーションルート、結果整合性 ドメインイベントとは • ドメインエキスパートが気に掛ける何かの出来事 • ドメイン内で発生する何かの出来事 • 「・・・・するときに、」 • 「もしそうなったら、・・・」
• 「・・・の場合は、通知してほしい」 • 「・・・が発生した場合、・・」 • 「もし、こうなったら、・・・・」 5
ドメインイベント、アグリゲーションルート、結果整合性 ドメインイベントの特徴 • ドメイン全体にまたがる概念 • 単一の境界づけられたコンテキストで閉じない • 発生した出来事 既に発生した出来事を表す(不変) (例)
実行コマンド BacklogItem#commitTo(Sprint s) 発生イベント BacklogItemCommitted コミットされた(成功した)ことを示している 6
ドメインイベント、アグリゲーションルート、結果整合性 一貫性がなくても業務は成り立つ • 販売管理側の在庫数は、いわゆるキャッシュ • それぞれの在庫数は常に一致しているわけではない • 受注(1個) 販売管理:29個 在庫管理:30個
• 受注(2個) 販売管理:27個 在庫管理:30個 • 在庫引当(3個) 販売管理:27個 在庫管理:27個 • 在庫数更新 販売管理:27個 在庫管理:27個 7 <Root> 販売管理 <Root> 在庫管理 在庫数:30個 在庫数:30個
モデリングのお題 ハンバーガーの注文を管理するシステム • 全店舗、倉庫を一括管理するアーキテクチャ 8
モデリングのお題 9
モデリングのお題 10
モデリングのお題 チェーンの成長にともない問題発生! 11 店舗、倉庫が増加 注文、在庫の引き当てが大量に発生 レコードのロックにより、 一定数以上の注文を受け付けられなくなった
モデリングのお題 課題 12 ドメインイベント、結果整合性を使って、問題が解決可 能となるようにドメインモデルを修正してください 業務要件、制限 • 商品の製造中に材料の在庫切れ等が発生した場合は、製造 途中の商品は廃棄してよいこととします •
物流にかかる時間、コストは0とし、発注をまとめる必要 はありません
13 総括