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なぜ使われないのか?──定量×定性で見極める本当のボトルネック

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December 03, 2025

 なぜ使われないのか?──定量×定性で見極める本当のボトルネック

pmconf 2025
https://2025.pmconf.jp/event-tokyo/session-15
での登壇資料です

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December 03, 2025
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  1. ©KAKEHASHI inc. 株式会社カケハシ Musubi AI在庫管理 プロダクトマネージャー 梶村直人 自己紹介 2 東京大学では自然言語処理の研究

    新卒の三井物産では海外大手 IT企業との 合弁会社設立やその営業企画を担当。 カケハシには2022年に入社。 趣味で開発やKaggleを行うなど、 Techと事業の両方が好きで PdMは天職
  2. ©KAKEHASHI inc. 解像度を上げるための「定量×定性」アプローチ N1を増やすことで、ユーザーのみ知る情報や店舗属性ごとの運用・課題が判明 19 店舗属性A 新規開店の店舗 店舗属性B 小規模な店舗 在庫金額を絞る傾向

    店舗属性C ・・・ 事前のピッキング運用 患者から聞いた情報 ・・・ 最適な運用でも 残る課題 ユーザーの種類 ユーザーのみ知る情報 運用・課題 リスクを減らす 最適な運用 PMFを狙うユーザーの種類に対して、 最適な運用でも残る課題からロードマップを定めることができる
  3. ©KAKEHASHI inc. 分析を阻む障害 22 顧客情報や分析基盤の整備が必要と認識しているが、 その整備コストのROIを正当化できない ヒアリング可能なユーザー 一覧の整備が必要 ヒアリングの設定が手間 ユーザーのログを取得していない

    データが整備されておらず 分析に時間がかかる 取得するログの決定・設定や 分析方法の習得が必要 queryの自動生成には スキーマの整備等が必要 N1分析をするコストが高く、他の業務が忙しい中で時間が取れない
  4. ©KAKEHASHI inc. まとめ 26 「任せて使う」ことの 心理的・実利的ハードル ・任せるとはユーザーが リスクを受け入れること ・アイデンティティ喪失にも 繋がるほどハードルは高い

    ・個別ユーザーへの最適化 が必須 解像度を上げるための 「定量×定性」アプローチ ・徹底的にN1の定性・定量 を調べて仮説を立てる ・ヒアリングではファクトを 収集する ・顧客属性ごとの課題特定 からロードマップに繋げる 技法以上に大切な 「分析基盤と組織の関心」 ・N1分析がしやすい環境に 投資するべき ・環境だけでなくN1への 関心が高い組織を目指す