Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
NestJS と Hasura で実現する Production GraphQL
Search
kimujun
September 29, 2022
Programming
0
340
NestJS と Hasura で実現する Production GraphQL
NestJS meetup Online #1 by @kimujun
kimujun
September 29, 2022
Tweet
Share
More Decks by kimujun
See All by kimujun
飲食店データの分析事例とそれを支えるデータ基盤
kimujun
0
300
小規模に始めるデータメッシュとデータガバナンスの実践
kimujun
4
840
Hasura の Subscription と向き合う
kimujun
0
1.1k
Other Decks in Programming
See All in Programming
Go の GC の不得意な部分を克服したい
taiyow
3
790
MCP with Cloudflare Workers
yusukebe
2
220
アクターシステムに頼らずEvent Sourcingする方法について
j5ik2o
4
280
Security_for_introducing_eBPF
kentatada
0
110
DevFest Tokyo 2025 - Flutter のアプリアーキテクチャ現在地点
wasabeef
5
910
Fibonacci Function Gallery - Part 1
philipschwarz
PRO
0
220
快速入門可觀測性
blueswen
0
370
nekko cloudにおけるProxmox VE利用事例
irumaru
3
430
fs2-io を試してたらバグを見つけて直した話
chencmd
0
240
PHPで作るWebSocketサーバー ~リアクティブなアプリケーションを知るために~ / WebSocket Server in PHP - To know reactive applications
seike460
PRO
2
430
テストコード書いてみませんか?
onopon
2
120
数十万行のプロジェクトを Scala 2から3に完全移行した
xuwei_k
0
270
Featured
See All Featured
Improving Core Web Vitals using Speculation Rules API
sergeychernyshev
0
98
We Have a Design System, Now What?
morganepeng
51
7.3k
I Don’t Have Time: Getting Over the Fear to Launch Your Podcast
jcasabona
29
2k
Thoughts on Productivity
jonyablonski
67
4.4k
Rails Girls Zürich Keynote
gr2m
94
13k
Agile that works and the tools we love
rasmusluckow
328
21k
How to Create Impact in a Changing Tech Landscape [PerfNow 2023]
tammyeverts
48
2.2k
A better future with KSS
kneath
238
17k
The Pragmatic Product Professional
lauravandoore
32
6.3k
Easily Structure & Communicate Ideas using Wireframe
afnizarnur
191
16k
Unsuck your backbone
ammeep
669
57k
The Power of CSS Pseudo Elements
geoffreycrofte
73
5.4k
Transcript
NestJS と Hasura で実現する Production GraphQL NestJS meetup Online #1
きむじゅん @kimujun (Twitter: @1130_kimu) • 株式会社 dinii ソフトウェアエンジニア (新卒入社) •
TypeScript/React/Hasura が好き • 趣味は食🍜、麻雀🀄などなど
• モバイルオーダーと POS レジを中心に飲食のインフラを作るスタートアップ ◦ ID の力で飲食業界の CRM を進化させようとしています •
TypeScript/React/React Native に特化したスタックで開発 ◦ 詳しくはこちらの記事で! • エンジニア全員がフルスタックエンジニア ダイニーとは
NestJS と Hasura で約 2 年間本番運用を行っている弊社が どのような工夫をしているのかお話しします
Topics 1. NestJS による GraphQL サーバー 2. Hasura と Remote
Schema 3. Remote Schema として接続する 4. まとめ
Topics 1. NestJS による GraphQL サーバー 2. Hasura と Remote
Schema 3. Remote Schema として接続する 4. まとめ
GraphQLModule • Apollo GraphQL サーバーの実装をラップしている • Main module で読み込むと GraphQL
サーバーになってくれる • introspection: true にすると /graphql で introspection ができる ◦ 単に introspection: true とするとセキュリティ上のリスク があります ◦ 認証のためのプラグイン を挟むことで回避できます
Code First と Schema First • Code First と Schema
First ◦ Code First → TypeScript の型定義からスキーマを生成 ◦ Schema First → SDL を書きリゾルバーを定義 ▪ フロント・バックでスキーマを事前に決めておけるメリット ◦ メルカリ Shops さんの記事に詳しいです • フルスタックな開発では Schema First のメリットが薄い ◦ 後述の通り Hasura と併用するに当たっても Code First の方が都合良い ◦ NestJS の Code First の書きやすさもメリット → ダイニーでは Code First を採用しています
Topics 1. NestJS による GraphQL サーバー 2. Hasura と Remote
Schema 3. Remote Schema として接続する 4. まとめ
Hasura とは • DB に直接接続し GraphQL エンドポイントを提供するミドルウェア ◦ スキーマからリゾルバーを自動で定義するので SDL
を用意する必要がない • マイグレーションの機能も持つ ◦ コンソールからテーブルを編集するとマイグレーションファイルを生成する ◦ ↑が便利 & メタデータの管理も楽なので基本は Hasura に任せたい • マイグレーションを任せると ORM との併用がちょっと大変 ◦ 後で説明します https://hasura.io/
Remote Schema • 指定した Hasura 外部の GraphQL Schema を取り込み、マージする機能 ◦
複雑なビジネスロジックをクライアントに持たせたくない場合 ◦ 重いクエリを Hasura に任せたくない場合 • マージは introspection で返ってきたスキーマを元に行う
Topics 1. NestJS による GraphQL サーバー 2. Hasura と Remote
Schema 3. Remote Schema として接続する 4. まとめ
NestJS サーバーを Hasura に接続 • NestJS による GraphQL サーバーを Remote
Schema に登録できる ◦ introspection の機能を持つため • Query も Mutation も難しい or パフォーマンスが必要なものは NestJS に投げるという使い分けができる ◦ Query → 集計など ◦ Mutation → 注文や会計など ダイニーのエンジニアリング 3カ条
開発の流れ 店舗作成を目的とした Mutation を 実装するフロー
課題 • TypeORM のスキーマ情報 (entity ファイル) と実際の DB の構成が乖離する ◦
TypeORM のマイグレーション機能を使わないため ◦ entity ファイルを手動で更新するので間違える ダイニーの対策 • CI で差分のチェックをする 1. Hasura によるマイグレーションを行う 2. TypeORM の migration:generate を行う 3. 差分が出なれけば Success, 出れば Fail とする
実際の CI の様子 Hasura 経由で shop テーブルに foo カラムを追加した場合。 entity
ファイルの更新をしていないためエラーが出て CI が落ちている
Topics 1. NestJS による GraphQL サーバー 2. Hasura と Remote
Schema 3. Remote Schema として接続する 4. まとめ
まとめ • NestJS と Hasura の組み合わせで本番運用しているよ ◦ Code First のやり方で
GraphQL サーバーを簡単に作れる NestJS の強み • スキーマの整合性には注意が必要 • NestJS 最高!