2024/10/26(土)
第50回 全日本教育工学研究協議会全国大会 東京都港区大会 研究発表(2-B-3)
<学びの作品化>を促す学習環境デザインの検討―表現方法の多様さが保障された授業に着目して―
宮島 衣瑛(学習院大学大学院・NPO法人みんなのコード)
中村 亮太(東京学芸大学附属竹早小学校)
本研究は, 教科等で学習した内容をプログラミングによって作品にする活動を通して, 作品へのこだわりが学習内容へのこだわりへと回帰するきっかけとなり,学習内容それ自体を自ら深掘り学びを広げていくことができるようになる<学びの作品化>を志向する授業において,作品化を促す要因としての学習環境デザインの工夫を明らかにすることを目的とする。小学校 5 年生の国語科「言語について考える」の単元で学習した内容について番組というフォーマットに則って表現する授業実践を分析した結果,プログラミングや動画づくり,マンガづくりなどの多様な表現方法が保障されている環境が,子どもの活動へのこだわりを深めていることが示唆された。