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パッチワークでAIアシスタントを作ろう

kosmosebi
March 29, 2025
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 パッチワークでAIアシスタントを作ろう

kosmosebi

March 29, 2025
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  1. Self Introduction { "name": "Keiji KAMEBUCHI", "corporation": "pnop Inc.", "web":

    "https://azure.moe/", "X": "@kosmosebi", "awards": [ "Microsoft MVP for Azure", "Microsoft Regional Director“ ], "location": "Osaka, Japan", "YouTube": "https://www.youtube.com/@kosmosebi” } Senior Fellow @kosmosebi
  2. AITuberKit 実例 • Blogを書く • Blogを Claude.ai に渡して台本(発話用のテキスト)と表示用の スライドを作ってもらう •

    台本をスライド単位に分割 • AITuberKitで再生 • そのままYouTubeへ https://www.youtube.com/live/DBW_eMNQpPA
  3. ChatdollKit / AIAvatarKit • https://github.com/uezo/ChatdollKit • https://github.com/uezo/aiavatarkit • 対話 •

    外部連携してあれこれ • Apache License 2.0 • これでええやん (完2)
  4. LLM/SLM部分 • OpenAI, Azure OpenAI, Google Gemini, Groq, Cohere, Claude,

    Mistral, Perplexity, Lama, DeepSeek R1, Phi-*, Nemotoron, Sarashina, PLaMo, rinna, … • API利用(オンライン) • 要ネットワーク • API利用料 • ガードレールやコンテンツフィルターあり • お手軽 • オフライン • 自由 • おおむねタダ (なおGPU代…) • 微調整したり蒸留したりしなかったり • 最近だとReasoningできるのもある
  5. TTS/STT (話す・聞く) • Whisper, Azure AI services (TTS/STT), Google TTS,

    Koemotion, にじボイス, VOICEVOX, Style-Bert-VITS2, … • オンライン • お手軽, レイテンシー, API利用料 • GPT-4oのRealtime APIみたいにLLMと音声が一緒になって低遅延を実現してる ケースもある (下手したらローカルより速い) • 音声 → STT → LLM → TTS → 音声 を 音声 → LLM → 音声 にできる • オフライン • GPU/CPU…, 低レイテンシー (スペックによる) • OS標準機能もあり • 好みの音声にできるかどうかとか、仕組み的に低レイテンシーでないと ダメかどうかとか
  6. ビジュアル • AITuberKit, ChatdollKit, Warudo, VTube Studio, … • VRM

    (3D), Live2D, etc. • 画像だけでも表情差分があってちょっと動いたらだいたいかわいい • 思考させてるのと連動したり、プリセットにない動きをさせたいが…
  7. 連携部分 • アシスタントのキモ • Semantic Kernel, LangChain, Langflow, guidance, Dify,

    Durable Functions … • 細かい機能は Model Context Protocol (MCP)に対応するとよ さそう? • 自分専用なら余計なレイヤーを挟む必要はないけどMCPサーバーが 増えればエコシステムに乗っかれる • アシスタントができることの幅につながる • LLMだけでは実現できない個性(特技)
  8. 要件定義 • 何がしたいのか • いわゆる AITuber ? • オレオレ Copilot

    ? • 今回のコンセプト • Teamsのミーティングで相槌うったり適当に (聴講者目線で)質問したりしてくれるアシスタント • 一人でしゃべってても寂しくならない • ライブ配信の相方的な
  9. デモの要素集め • 音声Inputがメイン • → GPT-4o-mini realtime (音声 → text)

    • 低遅延がいい • → GPT-4o-mini realtime • できあいの合成音声ではない独自の音声にしたい • → Style-Bert-VITS2 • VRM (3D)で動いてほしい • → ChatdollKit + ChatdollKit AITuber Controller • Teams会議に参加してほしい • → Azure Communication Services • VB-CABLE Virtual Audio Device https://vb-audio.com/Cable/
  10. デモ構成 Azure Communication Services Teams会議 Bot用PC ACS Client OBS (仮想カメラ)

    Azure OpenAI service (GPT-4o-realtime) ChatdollKit (Avatar表示) VB A Output VB B Input 会話用クライアント VB B Output (Mic) ChatdollKit-AITuber-Controller 会話内容など Style-Bert-VITS2 (TTS) 発声 発声やモーション指示 STT、会話内容の生成
  11. デモの課題 • とりあえず大した手間もなく実現はできる • おもった回答にならない?(ありがち) • プロンプト次第か? (モデルやTTSの精度も) • 即答したい回答と熟考したい回答の併用

    • 今回はTTS部分が思ったより重いかもしれない • 自然な全二重通信なやりとりって難しい • LLMのRealtimeではあいづちなど会話の区切りぐらいで良いのでは • 映像の認識 • 1フレーム抜き出してLLMに解釈させるとかはそんなに手間じゃない • どのフレームをいつ抜くとか、会話の流れとか
  12. まとめ • それっぽいのはすぐできちゃう • 便利さとか、魂はいるかとか、かわいいとかは別問題だが • 各々ライセンスは気を付けて • 費用にも気を付けて •

    個々の要素が奥深いので沼 • Model Context Protocol (MCP) が楽しそう • MoEやSLMをガチャガチャするのも楽しそう • Looking Glass Go + ミニPCで アシスタント化