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EM候補者向け転職会議説明資料

Livesense Inc.
April 12, 2024
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 EM候補者向け転職会議説明資料

Livesense Inc.

April 12, 2024
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  1. 転職市場の課題 6割が転職後に「後悔・失敗した」 と感じている 現職に不満・不安を抱え 2人に1人が転職先で活躍できるか? 不安を感じながらも 転職活動を通じて 改めて不安を感じつつ ・年齢は平気か ・希望する転職先はある

    のか? ・面接で話せるか不安だ 7割が転職サイトや エージェントで活動し 仕事内容の情報不足を 感じながら 出典 総務 省 増加 傾向が 続く転 職者の 状況 ~ 2019 年の 転職者 数は過 去最多 ~ https ://www.stat.go.j p/data/roudou/topics/topi1230.html ビジ ネスパ ーソン2,000人の 転職意 識調査 https ://doda.j p/guide/ishiki / プレ シャス パート ナーズ 「転職 活動に 関する 調査」 https ://monoist.atmarkit.c o.jp/mn/artic les/1711/13/news026.htm l 1万人 が回答 !「転 職のき っかけ 」実態 調査https ://corp.en-japan.c om/newsrelease/2019/16884.html enミド ルの転 職「第4回 アン ケート 集計結 果」https ://mi d-tens hoku.com/enquete/report-4/ 転職 活動者 に聞く 転職 中に企 業に求 めるこ とは? https ://www.rec rui tc areer.co.jp/news/20180123.pdf 59.7%が 転職後 「後悔 ・失敗 した」 と回答 、「給 与が思 ったよ り低か った」 が理由 最多―識学 調べ https ://hrzine.jp/artic le/detai l/4264 転職市場の課題 ・給与不満 ・やりがい不満 ・将来性不安
  2. • リブセンスは事業部制の組織構造をとっており、約半分のエンジニアはそれぞれの事業部に、もう半分 のエンジニアは事業部を横断して専門的領域のミッションを遂行しています ◦ インフラやデータ分析基盤、情報システムなどは技術部という横断部署のエンジニアが開発運用 しております • 会社全体としては雇用形態問わず60名程度のエンジニアが所属しています ◦ うち正社員は40名程度

    • プロダクトに対してだけではなく、自分たちの組織や制度に対しても自ら提案し改善していく文化があ ります ◦ 勉強会やランチミーティング、あるいは個人の日報のような草の根的な活動や全社横断の雑談チ ャットから発展して制度が成立することもあります。 ◦ また、『Engineering Park』という誰でも議論に参加可能な開かれた場も定期的に開催されていま す。 ◦ 会社全体のエンジニア組織についてはこちらのページもご覧ください 全社的な開発組織体制
  3. • 事業部の目標に沿って企画メンバーとプロジェクトを組み、エンジニアは各プロジェクトに属 して開発しています • 2024年7月現在はエンジニア9名の組織で、主要PJが3つ、各PJにエンジニアが4~2名所属 • スクラムやアジャイルの手法を採り入れて開発しています ◦ プロダクトオーナー、スクラムマスター、開発者という構成 •

    また、上記以外にもエンジニアが自発的にプロジェクトを立ち上げています ◦ サイトのパフォーマンスチューニング ◦ Stripeを利用した定期課金の導入 ◦ GraphQLの導入 ◦ 口コミ投稿フォームの改善による口コミ投稿数の改善 ◦ ChatGPT APIを利用した口コミの要約機能の開発 事業部内の開発組織体制
  4. • 2024年3月時点で、転職会議のEMは次のような業務を行なっています ◦ 定常業務 ▪ メンバーの目標設定、評価 ▪ 定期的1on1 ▪ 各部署との調整

    ▪ 事業部と部内の開発組織の目標の接続 ▪ 採用・採用広報 ▪ 開発(EMの必須業務ではない) ▪ 企画(本来EMの業務ではなく、現EMが別ロールを兼任しているため) ▪ スクラムマスター(本来はアンチパターンなので別メンバーに移譲したい) EMのミッション・業務内容
  5. • 2024年3月時点で、転職会議のEMは次のような業務を行なっています ◦ 突発的業務 ▪ 部内開発組織の課題分析、改善案の考案と推進 • 課題の有無や内容によって是々非々で行動 ▪ 事業部の組織全体の改善案の考案と推進

    • 課題の有無や内容によって是々非々で行動 ▪ 全社的なエンジニア組織づくりへの一部貢献 ▪ その他突発的なトラブルへの対処 EMのミッション・業務内容
  6. • 事業部全体の目標と各部署の目標の再整理 ◦ 各部署全員が目標を達成しても事業部全体として目標が達成できる状態になっていない ◦ それぞれの部署が同じ前提、情報のもとで事業部の戦略や優先して検証すべき仮説を議論・意思 統一できていない • EM採用を含め、開発組織の規模を拡大できる体制作り ◦

    上記を整理するとおそらくやりたいことに対してエンジニア組織の規模が足りないが、これ以上 1人EM体制で組織拡大をするのは難しいと考えている ◦ EM採用を進めつつ、人数を増やしても生産性が落ちないスケールする組織体制を作る必要がある • 開発組織として大事にしたい考え方の統一 ◦ 優秀なエンジニアがより入社したくなり、定着していくためにどのような考えを大事にしたいか 言語化しきれていない ◦ 言語化した上で好ましい文化に進めるためのアクションや、文化を強化するために必要な人材の 採用を進めたい 組織課題
  7. 開発組織文化 • 隔週でエンジニア横断会というMTGを行い、議題を持ち寄って話している ◦ プロジェクトを進めながらだと対応しづらい技術的負債を解消するタスクなどをそこで拾 ったりしている • 事業部の目標達成のための施策開発のほかに、半年に一回中長期的に取り組むべき技術的課題 を定めて推進する技術ロードマップを策定している •

    PdMの提案した施策や技術ロードマップ以外にも自ら目標を設定して何らかの課題分析、改善 を行うことを大事にしています • (人によっては)SlackのtimesチャンネルやSlackのハドルミーティングを活用してコミュニケー ションをとっている • 隔週で他部署のEMとの雑談・相談の場や、プライベートなEMの相談チャンネルがあり組織やそ れぞれのマネジメントスタイルについて積極的に相談、議論が可能です(時には愚痴もありま す。人間だもの)
  8. 開発フロー • スクラムの流れに則り、カンバンに載せたスプリントバックログをベースに機能開発していま す ◦ ただし、すべてのスクラムのイベントやプラクティスを踏襲しているわけではないです • PJやタスクによってはモブプロやペアプロを活用しています • ブランチ運用はgithub-flowを採用しています

    • コードレビューはGitHubの各リポジトリのコードオーナーとPJメンバーによって実施 • CIでレビューとテストが通ったらPRをmasterにマージ → CIでimageを自動生成 → ステージング環 境に自動でデプロイ → 動作確認 → 自動で作られる本番リリース用PRをマージして本番リリース という流れ • 17:00以降と休前日以外は積極的にリリースしており、1日に10回ほどデプロイすることもあり ます • リリース後は数値のモニタリングも行い、結果を元に改善を行います
  9. 技術スタック • フロントエンド:ReactとTypeScript、 バックエンド:Railsがメインです ◦ バッチには一部Goなどを使用しています • サービスは全てコンテナ化し、AWS EKSにて運用しています •

    プロダクトの状態に合わせ、チームが自律的に技術選定しています • 観点は色々ありますが、代表的なものだと以下になります ◦ 課題にフィットしているか ◦ 使いたいと思う人が多くメンテしていけそうか ◦ ライブラリなどが十分にあるか ◦ 社内外に知見があるか
  10. 技術課題 • マイクロサービスアーキテクチャを導入したものの、現状の人数規模に見合わず、開発・調査コストや 新規エンジニアのキャッチアップコスト増に繋がっている ◦ リポジトリの乱立などにより、一つの共通処理の修正やライブラリのバージョンアップが複数の リポジトリにまたがってしまう ◦ 一つの機能を実現するために複数のリポジトリが関わっており、処理の流れを追うのに時間がか かる

    • 一部フロントエンドのライブラリや実装のレガシー化 ◦ 特にマイページ周り • GraphQLやgRPCなど、新しいAPI通信方式へのトライ ◦ 現在は口コミサイト側のデータ取得をGraphQLに移行中 • 他社とのデータ連携で頻繁に開発が発生する部分の効率化・品質改善 • ブランチごとにプレビュー環境を柔軟に構築する仕組みづくり • 自ら課題を定義し、オーナーシップを持って解決していけるエンジニアを求めています
  11. 社員紹介 落合 隆行 経歴 新卒でSIerに入社し、通販事業者向けの業務/ECパッケージの導入・保守運用開発を経験。その後広告配信サ ービスを提供するベンチャー企業で管理画面の開発や広告配信ロジックの改善など行い、会社が拡大してい くフェーズや上場などを経験しました。2020年7月にリブセンスに転職し、企業ページの機能開発やメルマガ 配信システムの企画開発、求人レコメンドシステムの企画開発などに携わっている。2022年7月からマネージ ャーとして業務。 入社したきっかけ

    個人としては自ら分析・企画を行った機能を開発してサービスを改善していくことにモチベーションを感じ ていましたが、会社からはマネージメントやメンバーの教育などの役割を求められることが増えてきてやり たいこととのギャップを感じていました。リブセンスにはプロダクトエンジニアという企画も開発の両面で アウトプットを出すことを求められるロールがあり、Livesense Analyticsという計測、分析基盤も整っている ことから自分のスキルを活かせると思ったため入社しました。 業務内容 開発業務全般(フロント、バックエンド、インフラなど広く浅く) 統計とか機械学習が絡む部分の開発やレクチャー 転職会議の好きなところ みんなHRTを持ったコミュニケーションをしてくれて、怖い人がいないです笑 一方で、おかしいと思うことはおかしいと意見を表明できる心理的安全性が高いチームだなと思います
  12. 社員紹介 池田 尭弘 経歴 2018年新卒として入社以来ずっと転職会議の開発を行っています。 入社したきっかけ 学生時代の逆求人イベントで存在を知り、ビジョンに惹かれてそのまま長期インター ンを経験させていただいて新卒として入社しました。 業務内容 主にアプリケーションを書いており、Rails,

    React, TypeScriptを触ることが多いです。求 人検索をReactで書き直したり、古い求人取り込みの仕組みをRubyに置き換えたりして いました。直近ではNext.jsやNestJS + GraphQL(apollo)の検証を行ったりしています。EKS にArgoRollouts導入を試みたりなどインフラ領域も少しだけ触っています。 転職会議の好きなところ 技術的な挑戦がやりやすいところ、負債改善にPMの方々の理解があるところ 尊敬できる同僚がいるところ