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非開発組織のDX推進 ―― AI時代こそ「要件定義」が勝負

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非開発組織のDX推進 ―― AI時代こそ「要件定義」が勝負

リンクアンドモチベーション登壇資料(2026/9/28)
非開発組織のDX推進 ―― AI時代こそ「要件定義」が勝負
#リンモチ #リンクアンドモチベーション #AI #AIX #DX

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Transcript

  1. 自己紹介 石田 静馬 株式会社リンクアンドモチベーション プロダクトデザイン室 DX推進ユニット 居住地:愛知県 趣味:ボクシング、動物園 経歴等: ・2018年入社。契約基盤システムのPdM、SalesCloud管理者を経験。

    ・現在はグループ全体のDX企画・推進と、顧客向けのDX推進リーダーを育成する 研修(DXL)の設計/納品を担当。 ・非エンジニア ・AI以前から社内システム導入をやってきた=先に失敗している側 ・うちの環境:Google Workspace+Claude © Link and Motivation Group 2
  2. 会社紹介 創業年⽉⽇|2000年4⽉7⽇ 上場市場 |東京証券取引所 プライム市場 従業員数 |約1,600名 (グループ全体) 売上 |415億

    (グループ全体) ※2025年12⽉期 事業内容 |組織改善クラウドの開発・提供 © Link and Motivation Group 3
  3. 失敗① なぜ? ―― 課題設定を間違えた 思っていた 本当は ⼊⼒されていない ヨミが分からない ヨミの基準が 統⼀されていない

    ヨミが分からない ⼊⼒できない 必須化は、⼊⼒できないものを無理に埋めさせただけ。 必要だったのは「決裁者と会えたらB、稟議が出たらA」という基準。 どういう状況を実現したいのか、なぜ今できていないのか ―― 要望の背景を、作る前に確認する © Link and Motivation Group 10
  4. 失敗① なぜ? ―― 課題設定を間違えた 思っていた ⼊⼒されていない ヨミが分からない AIだともっと起きる ヨミの基準が ヨミが分からない

    ⼊⼒できない 本当は それっぽいデータで埋まり、 統⼀されていない それっぽいデータ分析が始まり、誤った施策を打つ 必須化は、⼊⼒できないものを無理に埋めさせただけ。 必要だったのは「決裁者と会えたらB、稟議が出たらA」という基準と、毎週確認する場。 AI時代はなおさら作る前に背景を確認する どういう状況を実現したいのか、なぜ今できていないのか ―― 要望の背景を、作る前に確認する © Link and Motivation Group 11
  5. 失敗② なぜ? ―― "増やす"を決めなかった 時間を"空ける"⼈ (DX推進部) "増やすもの"を 決める⼈がいない 時間を"使う"⼈ (現場)

    個⼈が⾃分で浮かせた時間は⾃分で使い⽅を決めるから消えない。 プロジェクト化して部署導⼊などをすると消える。 "減らす"だけでなく、"増やす"を決める 使い⽅を⼀緒に決め、変化を⼀緒に確かめる。"増やす"は品質や余裕でもいい © Link and Motivation Group 15
  6. 失敗② なぜ? ―― "増やす"を決めなかった 時間を"空ける"⼈ (DX推進部) "増やすもの"を 時間を"使う"⼈ AIで簡単に配れるようになった分、 決める⼈がいない

    (現場) 意味のない削減が量産されやすい 個⼈が⾃分で浮かせた時間は⾃分で使い⽅を決めるから消えない。 必ず工数削減の先を決める プロジェクト化して部署導⼊などをすると消える。 "減らす"だけでなく、"増やす"を決める 使い⽅を⼀緒に決め、変化を⼀緒に確かめる。"増やす"は品質や余裕でもいい © Link and Motivation Group 16
  7. 変わらないこと、変わったこと 変わらないこと 課題と、期待する変化を決める 変わったこと × 誰の‧何が変わるか なぜ今できていないか 何を増やすか 作る⼤変さが消え、 「決めずに作る‧配る」ことがしやすい

    基準がなくても、それっぽく埋まる 「基準は?」「何が増えた?」と 問われる場⾯が来ない だから、AI時代こそ「作る前に決めること」の価値が上がった © Link and Motivation Group 17
  8. 要望を課題に翻訳するために、現場の要望に返す3つの質問 それができると、 誰の‧何が 変わりますか? 今それが できていないのは、 なぜですか? できた後、 何を増やしたい ですか?

    「誰の‧ どの業務を‧ どう変えるか」 症状ではなく原因へ (失敗①の処⽅箋) "減らす"の先の"増やす" (失敗②の処⽅箋) 要望は"解決策の案"。3つの質問で、"解決したい課題"に翻訳する © Link and Motivation Group 19
  9. いま、チャレンジ中の進め方 "要件定義の道具"としてプロトを活⽤ "紙"で決める "試作"で決める ヒアリング → 要件定義書 → 作る ⼀瞬で作る

    → 触って要件を決める → 捨てる → 作る AIの速さを、"作る"ためではなく"決める"ために使う © Link and Motivation Group 21
  10. 実例|「MTG時間の半減」→「勝てる準備」 Step 1 3つの質問だけして、 ⼀瞬で作って、⾒せる Step 2 触りながら、 再度3つの質問 Step

    3 捨てて、決めてから 本番を作る 「MTGを半分にして、 アポを増やしたい」 メンバーとの壁打ちを AIで再現する試作 「上司と壁打ちしている感覚」 次アポの設計にまで使い始めた → 本当に欲しいものが⾒えた 試作はいったん捨てた 「勝てる準備」を軸に 要件を決め直してから 本番版を作った 触ってもらったから、「本当に欲しかったもの」が決まった © Link and Motivation Group 22
  11. 実例|触ってみたら、3つの質問の答えが変わった 紙で決めていた答え(ヒアリング) 現物を触った後の答え 誰の‧何が 変わる? 上司の 打ち合わせ時間が減る メンバー⾃⾝が 「刺さる提案」を準備できる なぜ今

    できていない? 提案準備の 「型」がない 上司の「ここがポイント」という ⾒⽴てが渡っていない 何を増やす? MTG時間を半減し、 空いた時間でアポを増やす 勝てる準備の質を上げ、 提案とアポの質を増やす 早くなったのは"決まるまで"ではなく"間違いに気づくまで" ── 課題も、増やしたいものも、紙とは違っていた 失敗①も②も同じ構図。違いは、配ってから気づいたか、触りながら気づいたか © Link and Motivation Group 23