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OpenShiftのリリースノートを整理してみた

loftkun
January 27, 2023

 OpenShiftのリリースノートを整理してみた

2023/01/27(金) OpenShift.Run 2023
https://openshift.connpass.com/event/234302/

loftkun

January 27, 2023
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  1. OpenShift.Run 2023 2 0 2 3 / 0 1 /

    2 7 @ l o f t k u n OpenShiftの リリースノートを 整理してみた
  2. $ whoami loftkun - IT Specialist at IBM ( ex

    Yahoo! ) - RHEL / OSS ( OpenShift, GitLab, etc ) - Side Job (2021) : IT lecturer at Kyushu University Lab - Python ( Anaconda ) - Staff of VS Code Conference Japan 2021, 2022 - 2023 - Presentation at - IBM Cloud Festa Online 2022 Summer - VS Code Conference Japan 2021 - OpenShift.Run Winter 2020 - CloudNative Days Kansai 2019 Meetup - ふくばねてす (登壇皆勤) - 独学Piano、観る&指す将、蒸留酒
  3. リリースサイクルへの追従 2021/07/27 4.8 GAリリース 2021/10/18 4.9 GAリリース 2022/03/10 4.10 GAリリース

    2022/08/10 4.11 GAリリース 2023/01/17 4.12 GAリリース サポート終了になる前に次のバージョンについて把握したい
  4. 章構成の変化 章タイトル 4.6 4.7 4.8 4.9 4.10 4.11 4.12 本リリースについて

    1.1. 1.1. 1.1. 1.1. 1.1. 1.1. 1.1. 多様性を受け入れるオープンソースの強化 1.2. 1.2. OpenShift ContainerPlatform のレイヤー化された 依存関係にあるコンポーネントのサポートと互換性 1.3. 1.2. 1.2. 1.2. 1.2. 新機能および改良された機能 1.2. 1.3. 1.4. 1.3. 1.3. 1.3. 1.3. 主な技術上の変更点 1.3. 1.4. 1.5. 1.4. 1.4. 1.4. 1.4. 非推奨および削除された機能 1.4. 1.5. 1.6. 1.5. 1.5. 1.5. 1.5. バグ修正 1.5. 1.6. 1.7. 1.6. 1.6. 1.6. 1.6. テクノロジープレビューの機能 1.6. 1.7. 1.8. 1.7. 1.7. 1.7. 1.7. 既知の問題 1.7. 1.8. 1.9. 1.8. 1.8. 1.8. 1.8. エラータの非同期更新 1.8. 1.9. 1.10. 1.9. 1.9. 1.9. 1.9. • 最近( OCP4.9以降)は、 1.1. ~ 1.9. の 9章構成で推移 • 今後も変化する可能性はありそう
  5. “エラータの非同期更新” 追加情報として、以下のような情報が 不定期に追記されます ( 月数件くらい ) ・バグ修正 ・既知の問題 ・機能、特長 ・削除された機能

    そのため、常に最新のリリースノートを参照 するのがおすすめです。 なお、この章以外でも、 記載内容の 変更/追記/挿入/削除 は不定期に発生します。
  6. まとめ • リリースノートの内容は不定期に更新されるぞ – 常に最新版を参照するのがおすすすめです • 特に、”エラータの非同期更新”の章はどんどん追記されていくぞ • その他の章も、変更・追記・挿入・削除は 不定期に発生するぞ

    – 特に挿入が行われると、章番号もずれていく – 章番号でポイントしたり管理するのはおすすめできません 不定期に更新されていくリリースノートを、 どのように整理しているかご紹介していきます!
  7. ドキュメント カードに分解 カードにラベル付け Gitでバージョン管理 → → 実際は複数のラベルが付きます ドキュメントを分解しカードとする、 カードにラベリングし、Gitで管理 ⚫

    章ごとに適切な分解粒度を定め、その粒度で分解してカード化 ⚫ カードにラベル付け( バージョン、章の種類、コンポーネント名 ) ⚫ カード群をGitでバージョン管理
  8. ドキュメント カードに分解 カードにラベル付け Gitでバージョン管理 ラベルで絞り込み ドキュメント間横断検索が実現 → → → 実際は複数のラベルが付きます

    ドキュメントを分解しカードとする、 カードにラベリングし、Gitで管理 ⚫ 章ごとに適切な分解粒度を定め、その粒度で分解してカード化 ⚫ カードにラベル付け( バージョン、章の種類、コンポーネント名 ) ⚫ カード群をGitでバージョン管理 ⚫ カード群をキーワードで検索したりラベルで絞り込んで閲覧できるようにする ( GitHub の Issueを利用 )
  9. 付与するラベル リリースノートの章 ラベル名 ( section-* ) 本リリースについて about 多様性を受け入れるオープンソースの強化 inclusive

    OpenShift ContainerPlatform のレイヤー化された 依存関係にあるコンポーネントのサポートと互換性 dependant 新機能および改良された機能 feature 主な技術上の変更点 change 非推奨および削除された機能 冒頭文 deprecated-removed 非推奨の機能 deprecated 削除された機能 removed バグ修正 bug テクノロジープレビューの機能 tp 既知の問題 known エラータの非同期更新 errata 以下なども付与 ⚫ バージョン ⚫ 新機能及び改良された機能のコンポーネント名
  10. OpenShiftのリリースノートを 整理してみた • リリースノートは リリースサイクルへの追従、構築・アップデートの準備に活用できる • 課題もある – 不定期に更新される –

    ブラウザでの閲覧性 • 整理してみた – ドキュメントを意味のある単位( = “カード” ) に分解し、分類・絞り込み用のラベルを付与した – リリースノートの不定期の更新をGitで履歴管理するようにした – 複数ドキュメントをカード化し、ドキュメント間の横断検索を可能とした ドキュメントの整理や把握に役立ちましたら幸いです!