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2024年度げんさい未来塾プログラム案内

Maki
January 09, 2024

 2024年度げんさい未来塾プログラム案内

清流の国ぎふ 防災・減災センターにおける防災人材育成プログラム「げんさい未来塾」のプログラム説明資料です.

Maki

January 09, 2024
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Transcript

  1. 清流の国ぎふ 防災・減災センター プログラム関係教員・コーディネーター 2 岩井慶次 恵那市防災研究会会長 地域防災ネット中部会長 栗田暢之 特定非営利活動法人 レスキューストックヤード代表理事

    伊藤三枝子 清流の国ぎふ 女性防災士会会長 野尻智周 特定非営利活動法人 ぎふNPOセンター事務局長 小山真紀 岐阜大学流域圏科学研究センター准教授 公務員コース プログラムオーガナイザー 一般コーススーパーバイザー
  2. 清流の国ぎふ 防災・減災センター げんさい未来塾の特徴 • げんさい未来塾に向いているのはこんな人 • 自分が大事にしたい防災課題が明確な人に適しています • 防災活動の仲間を作りたいという人に適しています •

    自ら進んで学べる人に適しています • げんさい未来塾で大事にしていること • 頑張る人を応援する(あくまでも主体は塾生) • やりたい気持ちをできるだけ実現できるようサポートする(具体化に向け ては,一緒に議論して実現できる形を探る) • 学び,ネットワークづくり,活動の場を提供する • センター外のイベントなどの情報も提供する(名古屋大学減災連携研究セ ンターのイベントや,JVOADなどが係わっているイベント,その他各種イ ベントなど) 3
  3. 清流の国ぎふ 防災・減災センター 防災減災センターの場づくり • 「やってみる」場づくり • 県の防災関連事業でのOJTや講師(到達レベルに応じて) • 未来塾卒塾生によるげんさい楽座の企画運営 •

    センター主催講座でのげんさい未来塾生のおまけ講座 • センター関連教員,コーディネーター登壇講座でのOJT • げんさい未来塾生同士の主体的なコラボレーション事業 • など • 「まねっこしあう」場づくり • げんさい楽座のYouTube配信 • 防災活動大賞 • 応募された活動事例集もダウンロードできる • など • 「つながる・協働する」場づくり • げんさい未来塾中間合宿 • 地域で活動するげんさい未来塾生(希望者のみ)の活動リストを市町村や関係団体に配布,ホーム ページからもダウンロードできるようにしている • 防災活動大賞 • Facebookのメッセンジャーグループ • など 5
  4. 清流の国ぎふ 防災・減災センター ゴールとスキル設定 • ゴール • 地域で実際に活動できる知識・技能を持った人材を育成し,実際に活動 できるようにする • スキル設定

    10 レベル1 レベル2 レベル3 良きフォロワー マニュアルがあれば動ける 自分で考えて動ける スキル 防災知識をもち, 主体的に行動できる 防災減災活動の 基本的なスキルを持っている 防災減災活動の応用的な スキルを持っている 人材育成 防災知識を他者に伝 える事ができる 防災減災活動を 行う人を育てることができる 人材育成のためのプログ ラムの開発ができる ネットワーク 顔の見える関係を構 築できる 関連する組織と組織, 人と人をつなぐことができる 関連する組織や人と協働 して活動する事ができる 企画・立案・実践 条件(シナリオ)を与え られればできる 条件(シナリオ)を 与えられなくてもできる 平時から災害時までを通 した防災減災対策の 企画・立案・実践ができる
  5. 清流の国ぎふ 防災・減災センター プログラム概要 • 地域防災・減災について主体的に担うことのできる人材を,実際の地域防 災・減災の現場における実践を通じて育成する,社会人向け通年プログラム • 受入人数は年間3~10名 • カリキュラム

    • 実践計画:自分が取り組みたい防災の問題について,手段と目的を整合させながら主体 的に取り組む • OJT:OJTを通じて,防災知識・価値観のアップデート,人材育成・講座運営手法などを 学び,顔の見える関係を構築する • 目的別研修:コミュニケーション・プレゼンテーション・ファシリテーション研修などを通じ て,啓発活動に必要なスキルを身につける • 中間合宿・最終報告会 • やってみる場と環境づくり • トライアルの場の提供(センター事業でのおまけ講座など) • 心理的安全性の確保(萎縮しないで場数を踏める環境づくり) • 繋がりづくり(ネットワーキング) • 各所への人材紹介 • 福祉事業所の避難確保計画支援,外国人防災リーダー育成支援などでの活躍の場提供 (事前の伴走支援あり) 11
  6. 清流の国ぎふ 防災・減災センター 対象と入塾審査・卒塾状況 • 対象者 • 防災リーダー育成講座修了者あるいは同等の講座の修了者を対象(一通 り,防災に関する基本的なことを学んだことがある人を対象とする) • 入塾審査

    • 各自が持っている防災に関する課題あるいは清流の国ぎふ 防災・減災セ ンターが提案する防災課題について,実践計画を作成し,応募.実践計画 の審査を経て入塾が認められる • 卒塾審査 • 規定の基準への到達度を評価し,到達していれば卒塾が認められる • これまでの卒塾状況 • それぞれの防災課題について,スーパーバイザー(教員3名,コーディネー ター5名)がマンツーマンに近い形で指導助言を行う.2016年度は9名, 2017年度は4名,2018年度は9名,2019年度は9名が卒塾,2020 年度は4名が卒塾,2021年度は9名が卒塾,2022年度は5名が卒塾 (うち2名は公務員コース),2023年度は8名が在塾(うち3名は公務員 コース) 12
  7. 清流の国ぎふ 防災・減災センター 塾生の実践計画のテーマ例 • 災害時にも平時にも使えるフェーズフリーの福祉避難所 • 学校内の避難訓練を探究する • 自助9割の意識を広げ、共助へ向かえる仕組づくり •

    自宅や職場,地域における被害の回避や低減を目的に,事前の取組(自助,事前の共助)の企画立案ならびに実践 • 避難所における必要とされる防災用品 • 高齢者の防災と避難 • 大災害発災直後の緊急対応研修プログラムの作成 • 災害時の食と備え「ローリングストック」と「パッククッキング」 • 大八地区の防災意識向上 • 子育て世代の女性視点を通じた避難所運営 • 自宅や職場,地域における被害の回避や低減を目的に,事前の取組(自助,事前の共助)の企画立案ならびに実践 • 災害時の食を考える • 家庭で出来る防災対策 • 福祉施設および地域における防災・減災 • 聴覚障害者の防災・避難所支援マニュアルを作る • 行政に頼らない避難所運営 13
  8. 清流の国ぎふ 防災・減災センター OJTで身につけられること • 知識・スキル • 研修に参加することで知識のアップデートができる.講師補助を行う事で, 関連するスキルを身につけることができる • 人材育成

    • 研修を通じて,研修の進行や話し方などを学ぶ事ができる.講師補助を 通じて,自らが講師になっていくためのスキルを身につけることができ る • ネットワーク • 受付や進行補助を行う事で,参加者(今後地域活動を行っていく人)や主 催者(地域の行政,学校,自治会など)と顔の見える関係づくりができる • 企画立案実践 • 運営を手伝うことで,自分が運営する時にどんな準備が必要か,どのよ うに動けばよいかなどを学ぶことができる 14
  9. 清流の国ぎふ 防災・減災センター げんさい未来塾塾生のバックグラウンド(例) • 自治会の自主防災会 • 自治会以外の防災会(防災研究会,防災士の会など) • 小学校教諭,中学校教諭,高等学校教諭 •

    行政職員 • ペット関係業種の方 • 乳幼児とその親御さん向けの業種の方 • 高齢者福祉施設などにお勤めの方 • 消防職員OB • 民間企業などに勤務されている方 • 旅館経営者 • など 18
  10. 清流の国ぎふ 防災・減災センター げんさい未来塾修了後のフォローアップ • 塾生の居住(あるいは勤務する)市町村へ,防災活動を担当できる人 材として活用いただくよう依頼(ただし,実際に依頼があるかどうか は市町村による) • 市町村で開催される防災タウンミーティングにおいて,運営・講師と しての登壇を推進

    • センターにおける講座・研修において,講師としての参加機会を提供 (本人の到達スキルによる) • スキルアップにつながるような,関係する研修やイベントなどの情報 提供 • センター主催の研修や講座や,スーパーバイザーが関わる講義,研修, 講座などにおいて,引き続きOJTとして参加機会を提供 • センターへの講座や研修講師の依頼があった場合,本人の居住地や スキルがマッチする場合に,推薦する • 塾生同士の交流の場の提供 19
  11. 清流の国ぎふ 防災・減災センター げんさい未来塾の効果 • 防災リーダー育成講座のお昼休みやげんさい楽座の開催前の時 間などに,それぞれが自分が行っている講座をやってみたり,企 画を行うなど,活動の場の一環となっている • 塾生それぞれのテーマが異なっているため,それぞれの活動 フィールドに別の塾生を講師として呼びあうなど,相互に活動の

    場を提供できるようになってきている • 活動の場が増える事で,スキルも上がり,塾生ネットワーク以外か らも講師依頼が来るようになって来ている • 平成30年7月豪雨の時も,被災地の塾生から他の塾生に情報提 供があったり,塾生ネットワークで支援活動を行うなどの活動が 見られた • 自治会の自主防災会あるいは自治会以外の防災会のメンバーの 場合は,行政との連携が進んでいる • 研修・講座・イベントなどを主催できる塾生も増えている 20
  12. 清流の国ぎふ 防災・減災センター げんさい未来塾公務員コース • 防災に関する課題を抱える公務員が,それぞれの防災関係業務に ついて,プログラムオーガナイザーおよび関係する専門家や実務 者の助言を受けながら取り組む事で,当該防災実務の遂行と,取 り組みを通じが各自のスキルの向上,人的ネットワークの構築を 目指す •

    全国で防災課題に取り組む職員や,被災地での対応経験のある 職員などとの交流を通じた,人的ネットワーク構築の場の提供も 予定しています. • それぞれの取り組み業務について,プログラムオーガナイザーを 通じて相談を受け,内容に応じた協力者(関係教員,センターコー ディネーター,災害対応経験のある他機関の人材など)との繋ぎ, 調整を行い,よりよい形で業務を遂行出来るよう支援する. 22
  13. 清流の国ぎふ 防災・減災センター げんさい未来塾公務員コースカリキュラム • ご自身の防災関係業務を通じた実践型学習 • プログラムオーガナイザーを通じて適切な方の助言・協力を受けながら遂 行する • 研修

    • 必要に応じて研修等を受講し,普段の業務では学ぶ機会が少ない防災知 識,災害対応知識のアップデート,県内及び全国の公務員とのネットワー ク構築を図ります.以下のプログラムについて実施予定/準備中です • 内閣府の地方公共団体職員向け研修をはじめとした関連研修(調整中) • team防災ジャパン(https://bosaijapan.jp/)など各種オンライン勉 強会 • オンライン市役所(https://www.online-shiyakusho.jp/)防災対 策課公開ミーティング • よんなな防災会(https://47bosaikai.com/)主催勉強会 • 地域防災学会実務者企画委員会オンライン勉強会 • 被災地対応経験のある職員との意見交換 など 23
  14. 清流の国ぎふ 防災・減災センター げんさい未来塾公務員コースカリキュラム • OJT型活動 • プログラムオーガナイザーおよびセンター関係教員・コーディネーターが 関わる事業にOJTとして参加する事ができます(先行する行政・団体の 防災関連事業や取り組み,地域住民向け防災講座・ワークショップ・取り 組みなど).

    • 中間合宿 • 取り組みの進捗確認と塾生同士(公務員コース以外のげんさい未来塾塾 生を含む),プログラムオーガナイザー,センター関係教員およびコーディ ネーターとの交流の場として中間発表を行います(10月ごろ).※業務内 容的に情報を公開できない場合は,発表は関係者のみで行います. • 最終報告会 • 1年間の取り組みの成果について,最終報告会において報告を行います (3月を予定). ※業務内容的に情報を公開できない場合は,発表は関係 者のみで行います. 24