Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
2015-09-17_gotanda.pm6
Search
SUZUKI Masashi
September 17, 2015
Technology
0
3.6k
2015-09-17_gotanda.pm6
Gotanda.pm#6 LT
監視の7原則という半分ネタなトーク
SUZUKI Masashi
September 17, 2015
Tweet
Share
More Decks by SUZUKI Masashi
See All by SUZUKI Masashi
2025-09-25 SRETT #13 ConftestによるTerraformのPolicy as Codeを試してみる
masasuzu
0
150
2025-09-19 クラウドにおけるシークレット管理
masasuzu
0
94
2025-08-05 Google Cloud Next Tokyo 2025 Cloud RunとCloud SQLの接続方式と事例
masasuzu
0
27
2025-06-20 PrivateLinkがNLBなしで作れるようになり便利になった
masasuzu
2
430
2025-01-31 吉祥寺.pm 37 初めての海外カンファレンス
masasuzu
0
540
2025-01-24-SRETT11-OpenTofuについてそろそろ調べてみるか
masasuzu
0
1.6k
2024-03-29 SRETT9 Cloud SQLの可用性について
masasuzu
0
510
2023-12-18 SRETT8 Terraform使いがPulumiに入門する
masasuzu
0
2.5k
2023-12-01 吉祥寺.pm ベストプラクティスと組織とIaC
masasuzu
1
1.7k
Other Decks in Technology
See All in Technology
新規事業におけるGORM+SQLx併用アーキテクチャ
hacomono
PRO
0
250
JAZUG 15周年記念 × JAT「AI Agent開発者必見:"今"のOracle技術で拡張するAzure × OCIの共存アーキテクチャ」
shisyu_gaku
1
160
エンタメとAIのための3Dパラレルワールド構築(GPU UNITE 2025 特別講演)
pfn
PRO
0
310
Wasmのエコシステムを使った ツール作成方法
askua
0
160
小学4年生夏休みの自由研究「ぼくと Copilot エージェント」
taichinakamura
0
700
Adminaで実現するISMS/SOC2運用の効率化 〜 アカウント管理編 〜
shonansurvivors
4
450
OAuthからOIDCへ ― 認可の仕組みが認証に拡張されるまで
yamatai1212
0
100
[Codex Meetup Japan #1] Codex-Powered Mobile Apps Development
korodroid
2
720
Data Hubグループ 紹介資料
sansan33
PRO
0
2.2k
E2Eテスト設計_自動化のリアル___Playwrightでの実践とMCPの試み__AIによるテスト観点作成_.pdf
findy_eventslides
2
620
研究開発部メンバーの働き⽅ / Sansan R&D Profile
sansan33
PRO
3
20k
Performance Insights 廃止から Database Insights 利用へ/transition-from-performance-insights-to-database-insights
emiki
0
270
Featured
See All Featured
How to Ace a Technical Interview
jacobian
280
24k
YesSQL, Process and Tooling at Scale
rocio
173
14k
Learning to Love Humans: Emotional Interface Design
aarron
274
41k
The Power of CSS Pseudo Elements
geoffreycrofte
79
6k
Building a Scalable Design System with Sketch
lauravandoore
463
33k
Bootstrapping a Software Product
garrettdimon
PRO
307
110k
Designing Dashboards & Data Visualisations in Web Apps
destraynor
231
53k
Practical Tips for Bootstrapping Information Extraction Pipelines
honnibal
PRO
23
1.5k
The Straight Up "How To Draw Better" Workshop
denniskardys
238
140k
Docker and Python
trallard
46
3.6k
Optimising Largest Contentful Paint
csswizardry
37
3.5k
The Psychology of Web Performance [Beyond Tellerrand 2023]
tammyeverts
49
3.1k
Transcript
監視の7原則 2015/09/17 Gotanda.pm #6 すずきまさし@masasuz 1
おまえだれよ • すずきまさし/@masasuz • 五反田の中小Webサービス会社 • 運用/開発基盤整備 • Perl/zsh/MySQL/Nginx/Ubuntu/Debian/ i☆Ris
一昨日、3x歳になりました 3
ところで 4
ソフトウェアテストの7原則 5
ソフトウェアテストの7原則 • JSTQBのシラバスにも示されてるテスト で共通に使える一般的なガイドライン • JSTQB • 日本のソフトウェアテスト技術者認定 資格の運営団体 •
http://jstqb.jp/
ソフトウェアテストの7原則 • テストは欠陥があることしか示せない • 全数テストは不可能 • 初期テスト • 欠陥の偏在 •
殺虫剤のパラドックス • テストは条件次第 • バグゼロの落とし穴
テスト? 8
テストと監視 • テスト • サービスが本番に投入される前に妥当 に動作することを確認すること • 監視 • サービスが本番に投入された後に妥当
に動作していることを確認すること
テストと監視は似ている ので テストの7原則を監視にも 当てはめて通じるところが あるのではないか というネタです 10
監視は障碍があること しか示せない 11
監視は障碍がある(になりそう) ことしか示せない • 監視によって障碍があるということは示 せますが、障碍が全く起きてないという ことは示せません • 当たり前ですが、アラートが上がってな い==障碍が起きてない とは限らないで
す
全てを監視するのは不可能 13
全てを監視することは不可能 • 物理的に不可能です • サービスの性質に合わせて、重要なもの を取捨選択する必要があります
初期監視 15
初期監視 • サービスの初期から必要なものを仕込み ます。 • テストのコンテキストだと設計の段階か らテストの設計も考えておくというのが あります(Wモデル)
障碍の偏在 17
障碍の偏在 • サービスの障害箇所は均一ではなくある 一定の部分に集中していることが多いで す。 • 傾向を分析することで障碍になりやすい 箇所を把握出来ます
殺虫剤のパラドックス 19
殺虫剤のパラドックス • 同種の監視ばかり増やしても新たな障碍 の種は検出できない • テストの文脈だと同じテストをし続ける とバグを検出出来なくなってしまうこと を指す。
監視は条件次第 21
監視は条件次第 • サービスの要件次第 • 重要なものは何か、ᮢ値も要件次第。 • 24時間365日? • ダウンタイムは許容される? •
レスポンスはどれくらいまで許容され る?
障碍ゼロの落とし穴 23
障碍ゼロの落とし穴 • 完璧なシステムが構築できたとしても、 ユーザの要求を満たせていないシステム であっては役に立たない • 要求とサービスレベルにあった監視を構 築する
ちょっと無理矢理なところも ありましたが、 意外とあてはまるのではない でしょうか。 25
監視の7原則 • 監視は欠陥があることしか示せない • 全てを監視することは不可能 • 初期監視 • 障碍の偏在 •
殺虫剤のパラドックス • 監視は条件次第 • 障碍ゼロの落とし穴
おわる 27